●失伝した職能(ジョブ)、その行方
二藤・樹は、
創世濁流撃破作戦の中で、ある資料を見つけます。
そこには、ケルベロス誕生以前、約50年前に地球が滅亡するまで、地球に生きる者達の中にも僅かながらグラビティを使う者達がいたことが記されていました。
ケルベロス程の戦闘力も、デウスエクスを殺す能力も無いながら、代償を払い弱いグラビティだけは使えた定命の者達。そうした『失伝した職能(以下『失伝ジョブ』)』の存在は、現代に至るまで人類が命脈と文明を保つことができた一因でもあったのです。
●失伝の末裔を狙う者
さらに調査を行った樹は『失伝ジョブ』の末裔に当たりそうな家系の人々が、2016年7月頃から相次いで失踪していることに気付きます。
失踪前後に周辺で『
赤ずきんのような人物』を見たという目撃情報を得た樹は、他のケルベロス達に協力を要請。大々的に『失伝の調査』が開始されます。
●ジグラットゼクス『赤ずきん』の計画
ケルベロス達が情報を得ていく中、ヘリオライダー達が『寓話六塔(ジグラットゼクス)』の一員『赤ずきん』による計画を予知します。
『赤ずきん』は失伝ジョブの末裔達を誘拐、一人別々に、日本各地の極小規模のワイルドスペースに封印していました。
『創世濁流』によって日本を一繋ぎのワイルドスペースで覆い尽くす計画が成功していれば、これらのワイルドスペースは自動的に他のワイルドスペースと繋がり、捕らえた失伝ジョブの末裔達はドリームイーターの戦力として利用されるはずでした。
●失伝攻防戦
ですがケルベロス達の活躍によって創世濁流が阻止され、極小規模のワイルドスペースは時間経過と共に次々と解除されつつありました。これを受け、撃破された『王子様』を除く各ジグラットゼクスは、失伝ジョブの末裔達を魔空回廊を使い回収しようとします。
ケルベロス達は末裔達が封印された地点に向かい、回収のために送られてくるジグラットゼクス直属のドリームイーター達に勝利。失伝ジョブの末裔達の救出に成功します。
●ジュエルジグラットの抱擁
ですが予知困難なワイルドスペースの性質上、保護することのできた失伝ジョブの末裔は、全てではありませんでした。
失伝攻防戦の開始と時を同じくして東京上空に出現した『ジュエルジグラットの手』の内部には、いまだ多くの失伝ジョブの末裔が囚われています。
ケルベロス達は彼らを助け出すことができるのか。そして失伝ジョブはケルベロス達の新たな力になり得るのでしょうか。
生 『赤ずきん』 http://tw5.jp/html/world/story/story_img/st_akazukin_card.png http://tw5.jp/html/world/story/story_img/st_akazukin_card.png
生 カウリオドゥースの狼 http://tw5.jp/i/tw5/thumb1/2708/613935_e27083_rival_illust.jpg
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