●枯れた薔薇の山荘
真冬に薔薇は咲かない。その山荘の庭にはたくさんの薔薇がつるを奔放に伸ばしていて、長らく手入れされていないのは明らかだ。かろうじて庭へと続く隙間があり、そこから大きな窓ガラス越しにカーテンの隙間から内部が見える。静かにモザイクが崩れ消えてゆくと、あらわになったの灰色のソファだった。色のない室内でソファに座り、ぐったりとしている少女だけが鮮やかな色をまとっている。金色の髪、空色のさわやかなワンピース。まるで夏休みに家族と旅行にきた少女が疲れてうたた寝をしているかのような光景だ。
だが、そこに異質な回廊が繋がる。現れたのは……真っ白な顔、白い手袋、派手な服、そして無骨で鋭い鎌を持つ道化だった。
「面倒なことが起こった。どうにも急なことで申し訳ないがな」
ヴォルヴァ・ヴォルドン(ドワーフのヘリオライダー・en0093)は不愉快そうに言った。東京の上空5000mの地点にジュエルジグラットの『ゲート』が出現したのだ。そしてそのゲートから『巨大な腕』が地上へと伸び始めている。
「この『巨大な腕』が『王子様』が最後に言い残した『この世界を覆い尽くすジュエルジグラットの抱擁』だろうな」
ヴォルヴァは吐き捨てる。もし日本全土がワイルドスペース化していれば、これは総仕上げの作戦だったのだろうが、ケルベロスによって『創世濁流』が阻止された今も、作戦は中止されることなく敢行されているのだ。
「確かに、東京上空に現れた巨大な腕は大きな脅威だ。一歩間違えば全世界決戦体制を敷く必要あるほどの。だが、ジュエルジグラットのゲートを戦場として戦う以上、勝利すればうじゃうじゃうごめくドリームイーターに対して会心の一撃を見舞うことが出来るはずだ」
ようやくヴォルヴァはくちもとに冷ややかながらも笑みを刷いた。
勿論、この状況はドリームイーター側にも知れている。ドリームイーターの最高戦力である『ジグラットゼクス』達は、ケルベロスとの戦いの切り札として用意していた人間達を、急遽、ゲートに集めるべく動き出したらしい。
「ドリームイーターが回収しようとしているのは、二藤・樹(不動の仕事人・e03613)の調査によって、探索が進められていた『失踪していた失伝したジョブに関わりのある人物』達だ」
本来ならば、彼らがドリームイーター側に回収されるのを阻止することが出来なかっただろうが、日本中でケルベロスが探索を行っていた事で、この襲撃は予知され、連れ去られる前に駆け付ける事が可能となったのだ。
「ドリームイーターが彼らを使ってジュエルジグラットのゲートの防衛を固める前に、ドリームイーターを撃破して救出してきてほしい。それが今回の目的だ」
ヴォルヴァは言う。
敵が出現するのは荒れはてた山荘のリビングルームだ。周囲には他に別荘も民家もなく、人けはない。
「ソファに座ったままの美少女を回収にくるのはけったいな大鎌持ちの道化師だ。性格はきっと最悪で嫌な奴に違いない。心置きなくぶっ飛ばして美少女を助けるといい」
手にした鎌を振るって遠距離複数攻撃をするか、やはり遠距離単体の怒りをあおる。そして哄笑でヒールと攻撃に備わる付加価値を高めてくる。
「ぶっちぎりで倒してしまってもいいのだが、敗色を察知すると道化師は美少女だけでもゲートに送ろうとしてくる。その間は攻撃も防御も出来ずに無防備になるから戦いは有利になるだろう。策を練ってくれてもかまわない」
「道化師はケルベロスが囚われていた美少女を攻撃するとは思わない。そんな未来は全力で避けたいが、彼らの身柄が奪われそうになった場合は……これ上は言わなくてもいいことだな。私は勝利を信じている」
ヴォルヴァはそう結んだ。
参加者 | |
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ロゼ・アウランジェ(アンジェローゼの時謳い・e00275) |
草火部・あぽろ(超太陽砲・e01028) |
橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125) |
藤原・雅(無色の散華・e01652) |
弘前・仁王(魂のざわめき・e02120) |
遠之城・鞠緒(死線上のアリア・e06166) |
流・朱里(陽光の守り手・e13809) |
月岡・ユア(月歌葬・e33389) |
●フェイク
内側からの圧力になんの変哲もないガラスは粉々に砕け散った。大小さまざまな破片が冬枯れて変色した庭の芝の上に降り注ぐ。淡い陽光を弾き、きらめく破片は更なる振動にまたたくように輝くのは、室内での戦闘が続いているからだ。
「まだちょこまかと逃げ回るか!」
道化が無造作に振るった大鎌は室内であることにも頓着せず、装飾も窓ガラスも破壊してゆく。ケルベロス達は間一髪でその斬撃を回避するが、すでに動きには精彩欠いている。
「ごめんっ……回復お願い」
自らも全身からオウガ粒子を放出し、自分と同じ後列の者たちに治癒の力を使った月岡・ユア(月歌葬・e33389)は仲間たちに、とりわけ旧知の友へと向けて言葉を紡ぐ。光を失った金色の瞳も汚れてしまった銀の髪も、そして切羽詰まったかのような早口は傷の深さを敵へとさらしてしまっている。
「かかって来なさいって言っているじゃない! その気色悪い顔ごと地獄に送ってやるわ!」
橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)は威勢のいい啖呵を切るが、攻撃に転じるでもなくオーラを使って自分の傷を癒すだけだ。破魔の緋色に波打つ豊かな髪は装飾品の様に背に流れているが、それだけに顔面の蒼白さが際立ってしまう。テレビウム『九十九』も芍薬へと応援動画を再生している。
「私と一曲踊ってくださいな?」
そうロゼ・アウランジェ(アンジェローゼの時謳い・e00275)が自信満々で言い放ったのはずいぶん前だ。しかし、今もってロゼは眼前の道化と踊れているかは判断に苦しむところだろう。
「任せてユアさん。貴女は私が支えます」
苦しそうに息を弾ませながらロゼはバイオレンスギターを抱えながら言う。幾度もかき鳴らしたその調べは仲間たちの、ユアの防御力を格段に引き上げている……筈だが、目に見えた成果としては発揮されているとは言えない。新緑色の美しい瞳も、髪を彩る美しい薔薇の花たちも普段の精彩を欠いている。
「無事か、ロゼ! 畜生、こんなハズじゃねーのにっ……!」
痛みも苦しみも振り払うように顔を振ると、草火部・あぽろ(超太陽砲・e01028)は禁断の断章を紐解き詠唱する。それはロゼの脳細胞に常軌を逸したほどのデタラメな強化を施す。
「いい加減にあきらめろ。お前たちのような儚き者はただ、黙って我らに喰われていればいいものなのだ」
大鎌を振るった道化は忌々しそうに言う。緒戦から劣勢なのに諦めないケルベロス達に不快を隠さない。
「同胞を連れて行かせるわけにはいきません。あなた方の企み阻止させてもらいます」
弘前・仁王(魂のざわめき・e02120)の眼鏡の奥に見える優しい漆黒の瞳には焦燥はない。戦闘中ではあるが平素から穏やかな目はまっすぐに敵を見つめ、その全身の装甲からは輝くオウガ粒子を放出して、前衛に立つ味方の傷を塞ぎ敵へと攻撃に転じる際の超感覚を覚醒させてゆく。
「この物語は、緩慢な死へのカウントダウン……」
幾度となく同じ攻撃を繰り返し、すっかり敵に侮られたと思った頃、遠之城・鞠緒(死線上のアリア・e06166)は彼女の手が道化の頭部へと優雅に差し述べられる。敵の頭から出現した書物が開くとからくり箱の様に音楽が流れ、失意の毒がひそやかに広がってゆく。
「なんだ?」
道化は音楽をうるさそうに手で振り払う。
「そんな……効かないなんて……」
鞠緒は驚いたように目を見開いて数歩後退した。そう、まるで驚愕で鞠緒こそが希望を失くしたかのように。
だが、ここでケルベロス達の背後に華やかな爆発が起こる。爆風が前衛の士気をいやが上にも高めてゆく。
「……ああ、耳が痛くなってきた。皆、大丈夫かい?」
自らの力の恩恵には浴することのない藤原・雅(無色の散華・e01652)は気づかわし気に白銀の瞳を仲間たちに向ける。戦場にありがながら、雅の情動は著しく乏しい。その原因は疲れているからと敵の目には映るだろうか。
「まだだ。まだ傷はふさがっていない」
さらに流・朱里(陽光の守り手・e13809)の爆破スイッチからも華やかな、見るだけで士気のあがりそうな爆発が起こる。今度は中衛たちの力に新たな力が付与される。劣勢を装い回復に専念すると見せかける。朱里はそっとそっとソファで眠る『彼女』へ紫色の瞳を向ける。その人を助けるための確立を少しでもあげるために、そのためにケルベロス達は戦いをギリギリ不自然にならないように引き延ばしているのだ。
もうどれほどのエンチャントが重ねられてきただろうか。防御のエンチャント、攻撃のエンチャント。それらは静かにケルベロス達の力となり、その時を待っている。
道化は攻撃の手を緩めない。憤怒を煽り、大鎌を振るう。そのたびにケルベロス達は必死に逃げまどい僅かに反撃してはヒールで凌ぐ。しかしそれが何度も続くとさすがに道化もいぶかし気に首をひねる。
「何かがおかしい……どういうことだ?」
劣勢のケルベロス達はいつまでも同じように劣勢でそれ以上壊滅的状況にはならない。はたと道化の手が止まる。
「そういうことか! このクソどもが!」
白い道化の顔が激しい怒りと屈辱にゆがみ、戦いとは別の違う次元の動作に変わる。
「どうやらその鈍い頭でもわかちゃったみたいね!」
「余裕ぶっこいてたピエロがマジになったか!」
敵の視線やその動作に芍薬とあぽろが警戒の声をあげるのと、まるでどこかに空間のほころびでも出現したかのように、場が不安定に軋み出すのはほぼ同時だった。
「……」
エンチャントを行き渡らせていなかった雅はポジションをクラッシャーに変えていなかったため、淡い笑みに影が落ちる。言葉にすれば『惜しい』という気持ちに近いだろうか。
●カウントダウン
ここからは時間との勝負にもなる。敵はとうとうケルベロス達の計画を察知した。そして『彼女』をここではないどこかへと連れ去るためのゲートが再出現しようとしている。
「エネルギー充填率……100%! いくわよ、インシネレイト!」
熱エネルギーが芍薬の手に集中し赤く輝く。そっと敵に触れた部分から送り込まれた膨大な力が道化に身体を爆砕する。敵の身体の逆側は『九十九』も凶器で攻撃を加える。それは待ちに待った総攻撃の時であり、同時に絶対に敵を倒さなくてはならない必殺の時であった。
「私も負けてられない。全力の攻撃であなたを倒す。ね、へメラ」
ロゼのバイオレンスギターから『物質の時間を凍結する弾丸』が放たれ、ほぼ同時に『へメラ』も凶器を手に突進する。しかし、一連の攻撃は半身であるテレビウムだけでは終わらない。あぽろ、鞠緒、そしてユアが連続で攻勢に出る。
「ここまで粘った理由、教えてやるぜ」
生き生きとあぽろの紅色に輝く瞳、そして半透明の『御業』が脇腹が爆砕された道化の胸元を鷲掴みにする。
「ぐっ」
道化は防御もできずただ呻くのみだ。
「愚者はどちらだったかしら?」
杖から戻った鞠緒のファミリアは杖を魔力を帯びて道化へととびかかる。当然の様に『ヴェクサシオン』も宙を舞い道化をその可愛い爪でひっかいてゆく。
「悪いね、こっからが本番だよ! ピエロ」
ロゼとのアイコンタクトを取りつつもユアは惨殺ナイフの刃をジグザグに変形させ、道化の身体をメッタ刺しに刻んでゆく。
「がああっ」
道化の口から再度悲鳴があがる。
「騙したな! この、この……」
「騙した私達よりも下種なのはあなた方です」
仁王の卓越した技量からなる、シンプルだがそれだけに凄まじい達人の一撃が一閃する。
「……相棒」
その仁王の声にボクスドラゴンもボクスブレスを放ってゆく。
「どうせならもうちょっとだけ私に時間をくれたなら、心置きなくクラッシャーとして攻撃できたと思うと……そうだね、残念、だよ」
きっちりとジャマーの責務を全うしクラッシャーとして攻撃できていたら、きっと今よりもずっと爽快だったのだろうと思うと雅は心の奥に僅かな揺らぎを感じる、様な気がする。しかし、行動はいたって冷徹で体内の潤沢なグラビティ・チェインを破壊力とし武器に乗せて叩きつける。
「必ず助ける……その為にきた」
朱里の動きはとうとうと流れる大河にも似て、不自然なところのない自然な所作で武器を振るい道化の胴を薙ぎ、その傷跡に水の霊気を残してゆく。
「あと少し、もう少しで……」
儀式の如き動きはもう半分を過ぎている。あちこち綻びだした道化の姿は崩れそうだったが、それでもまだ、まだ立っている。
たった一瞬で道化の身体は徹底的に破壊されつつあった。しかし、道化には敗走も反撃の途も残されてはいない。ただ、始めてしまった儀式を全うするしかない。
「くそが、クソが、KUSOがーーーーっ!」
ありったけの恨みを込めただろう悪態だけがその裂けた様な唇からあとから後からあふれ出す。
「悪いけど、その子は置いていって貰うわ! あんただけ、その気色悪い顔ごと地獄に送ってやるわ!」
芍薬の手にある、我が身の延長であるかのようにしっくりと収まった紅蓮のリボルバー銃が惜しみなく弾丸を射出する。室内のわずかな硬質な部分を利用し跳ね返った弾丸が道化の死角から貫いてゆき、それをかいくぐって『九十九』が凶器をふるう。
「終わらせる! 絶対に」
ロゼの一族に伝わる旧き伝承の詩、その一説をロゼは特別な音と韻と抑揚で紡いでゆく。
「きらり、きらり夢幻の泡沫。生死の揺籠、幾奥数多の命抱き。はじまりとおわり、過去と未来と現在繋げ咲き誇る時の華ー導きを」
ロゼの歌は異邦の魔法陣となり、道化へと破魔の雷が降り注ぐ。
「ぎゃああああっ」
道化は大きく口を開けて絶叫する。
「テメェは道化師だろう? ならば笑って誤魔化してみやがれッ! 喰らって消し飛べ! 『超太陽砲』ッ!!」
光輝く髪を振り乱したあぽろの声とそのグラビティが発動するのはほぼ同時だった。巫術と魔法の完全なる融合、火力の極地。神降ろしで得た太陽の力と己の魔力は練り込まれて焼却の光へと昇華する。
「まだ燃え尽きないなら、私が」
あぽろの攻撃に惹かれるように『SUNLIGHT』を手にした朱里が間合いを詰める。空の霊気を帯びた得物は朱里の手の延長であるかのように正確に道化に穿たれた傷をトレースし、更に斬り広げる。もはや道化は悲鳴をあげるだけの力もない。しかし、まだ儀式は続行されている。
「もう手加減なんて必要ないのですから、覚悟してください」
朱里と入れ違う様に鞠緒の持つ紅と藍のロッド、その先端から大量の魔法の矢が一斉に敵へと放たれ、その雨のように降り注ぐ矢をかいくぐって『ヴェクサシオン』が敵をひっかく。
「散れ、ピエロ。彼女達の力はお前達には使わせない!」
ユアはフェアリーブーツを履く足に星型のオーラをため、もはや残骸同然の道化へと蹴りを放つ。
「数多の力、今ここに」
仁王はその相棒たるボクスドラゴンに魔神を降ろし、真の力と喰らった敵の力を同時に放つ。幻影のドラゴン、その顎が道化を噛み壊す。
「……」
月光斬の構えを解いた雅は淡い波紋を浮かばせる日本刀を一挙手で鞘に納めた。
「……皆、大丈夫かい?」
先ほどと同じ台詞を同じように言う雅の背後で、とうとう動きを止めた道化は塵となり、静かに空間に溶けてしまうかのように霧散してゆくのだった。
室内はほぼ存在していないも同然で、少女の横たわるソファだけが最初からこの冬枯れた庭にポツンと在ったかのようであった。
「終わったんですね」
仁王は力を合わせて戦った相棒へと優しい視線を送る。漆黒の瞳の奥にまだ戦いの高揚が熾火の様に燃えているけれど、雰囲気はすっかり穏やかで頬には柔和な笑みが浮かんでいる。
「……よかった。無事で」
ソファに駆け寄った芍薬は崩れるように座り込んだ。ソファの四隅にはわずかに新しい傷が刻まれていたけれど、少女やその周囲はしっかりと死守されている。その他の家具も家自体がほぼ壊滅しているけれど、彼女が無事ならばそれでいい。傍らで『九十九』もほっとしているかのようだ。
「必ず助ける……この言葉通りに出来てよかった」
朱里もほっとしたように言う。決意はしていたけれど、最悪彼女が別の場所に連れ去られてしまう事態も起こり得た。そんなことにならずに本当によかったと、ひそかに胸をなでおろす。
「ちゃんと目覚めてくれるでしょうか。私、あの子に『おはよう』って言ってあげたいんです」
ロゼは眠る自分と同じ金色の髪の少女をそっと見下ろして言う。この状況でも少女が目を覚ます兆しはない。
「これは普通の眠りではない深い昏睡のようだが、ここで出来ることはなさそうだね」
少女の様子を一瞥した雅は静かに数歩後退する。雅の持つ医学的知識では手出しは出来そうにない。
「そうだね。こういう子達を助けたのはボクたちだけじゃないし、とにかく連れて帰ろうか?」
ユアはようやく金色の瞳を細め、銀細工のような容姿に微笑みを浮かべる。
「それじゃあ出発しようぜ。無事に連れて帰るまでが依頼ってコトさ」
あぽろが軽く片手を挙げる。
「いつかわたし達の歌を聞いて欲しいですね」
鞠緒が言うとロゼは小さくうなずいた。
「きっと、その日はそんなに遠くないと思うんです。勘ですけど」
ロゼはにこっと笑った。
作者:神南深紅 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2017年12月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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