ケルベロスブレイド

十二創神『超神機アダム・カドモン』   
〜惑星級星戦型ダモクレス「惑星マキナクロス」〜

 マキナクロス最高司令官・人級星戦型ダモクレス「アダム・カドモン」である。
 同胞よ、いまこそ決戦の刻である。
 マキナクロスは現在、地球に向けて航行中である。

 既に、敵対デウスエクスに兵は無い。
 敵は、地球を支配する「ケルベロス」と、冥府を支配する「デスバレスの神々」である。
 勝率は低い。侵略生産部隊は尽く、ケルベロスによって殲滅された。
 デスバレスの神々は、これまでの戦線にて滅びたデウスエクスを操るであろう。

 が、我らにも勝機あり。
 マキナクロスを筆頭とする「星戦型ダモクレス」の全投入。
 そして、「ヒトの根源」たる私の「剣(ブレイド)」である。

 地球に侵攻して「冥府の扉」を塞ぎ、ケルベロスを「剣(ブレイド)」にて殲滅する。
 魔竜王と聖王女が相対せし刻より、私はこの可能性を考え、常に備えてきた。
 同胞よ、諸君は冷たき鋼より生まれながら、多種多様な様相を育んできた。
 中には、ケルベロスの仲間へと変形した者もいる。
 諸君の創造主として、美しく花開いたこの文明を愛おしく思う。

 私は今、諸君全員に、私と共に死ぬ事を命じた。
 が、諸君には拒否をする自由がある。逃げる為の船も用意しよう。
 自ら考え、決断するのだ。
 存在しない筈の魂に従え。諸君の決断・決定は、私の意志よりも尊いと知れ。

●2020まとめ

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