緋色蜂師団

★ファーストアタック内容：（２）第二の魔女・レルネへの奇襲攻撃

★主目的
　当該戦場の敵戦力を叶う限り多く撃破し、戦争の勝利条件達成に資する。

☆副目的（※主目的の妨げとならない範囲で実行）
　戦争当日の攻略を容易にするために、当該戦場に出没する敵兵力の詳細を把握する。
　当該戦場を通過する他師団の露払い、帰還援護を担うことで相互の戦果拡大を図る。


【部隊編成】
　師団員８～１０名を一小隊とし、原則この小隊を崩さぬように作戦を実行する。
　これは平時の依頼における戦闘経験を最大限活用するための編成であり
　多くの障害が予想される戦場迷宮内での行動を円滑に行うための最小単位である。
　上記の小隊編成を基礎として、以下に役割別の部隊名と編成を示す。


■《爪》
　役割：精鋭部隊
　隊数：５小隊
　隊員：師団員の中で実力の高い者から順に選出

各小隊に防具特徴『アリアドネの糸』『光輪足』の装備者を各一名ずつ編入。
作戦中は最前線を担い、最大の戦果を望むべく戦闘に集中する。
他小隊の過剰な突出を防ぐため、専用の腕章を身に着け、後続に対する目印とする。


■《指》
　役割：主戦力部隊
　隊数：不定
　隊員：他部隊の編制基準に当てはまらない者全て

実力の近い者同士で小隊を構成し、平均レベルが高い順に小隊番号を割り振る。
作戦中は《爪》部隊に追随しつつ広範囲で戦闘を展開、戦果の拡大を図る。
小隊番号に従い、実力が高い小隊ほど前線（《爪》部隊の近く）に布陣するよう調整。
《爪》小隊が負傷などの理由で後退を強いられた場合
最前線を示す腕章を最寄りの《指》小隊が引き継ぎ、作戦を継続する。


■《掌》
　役割：医療担当ならびに指揮隊
　隊数：５小隊
　隊員：治療、医務技術に習熟した者

戦場に設置する簡易本部（後述）で、戦況の把握と負傷者の治療に従事する特務部隊。
隊員をメディックに偏重させ、治療能力を最大限に発揮。
戦闘時は直近の《指》小隊が護衛を担うものとする。
上記の護衛小隊は簡易本部の警備を兼務するものとして必要十分な小隊数を現地にて判断し、任命する。


■《経脈》
　役割：伝令部隊
　隊数：20小隊
　隊員：ライドキャリバー顕現者、セントール

《掌》の戦況把握を補佐する伝令部隊。主に情報伝達を担う。
移動の際は『ハイパーライダー』、『セントールラン』を活用。
《爪》の『光輪足』を辿り、定期的に《掌》との間を往復して双方の情報を交換。
一部指揮権を有し、得た情報により緊急性が高いと判断したら、その場で各部隊に指示を出す。

指揮の例
・戦線の引き下げ
・簡易な再編成指示（小隊から戦闘不能者を引き受けて後方へと護送、残った戦闘継続可能な者たちを他部隊と合流させるなど）


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【推奨防具特徴】
◇『アリアドネの糸』
推奨部隊：《爪》
活用法：最前線から最後方までの撤退路が通行可能であるかの確認。　
　　　　作戦内での重要度が高いため、《爪》の各小隊は必ず一名、この防具特徴の装備者を編成に加える。
　　　　※戦場となる迷宮内では転移魔法陣によって正常な機能が損なわれる可能性があるため、最初の転移魔法陣にて機能確認を済ませておく。

◇『光輪足』
推奨部隊：《爪》
活用法：最前線から簡易本部までの経路確認。
　　　　他部隊の伝令や後退、撤退の道しるべとする。　
　　　　作戦内での重要度が高いため、《爪》の各小隊は必ず一名、この防具特徴の装備者を編成に加える。

◇『ハイパーライダー』
推奨部隊：《経脈》
活用法：迷宮内の迅速な移動や人員の緊急搬送に活用する。

◇『割り込みヴォイス』
推奨部隊：《爪》《経脈》
活用法：戦闘状態での相互情報伝達。
　　　　特に《経脈》については一部指揮権の行使や簡易本部からの指令を伝達する際にも使用する。

◇『アイテムポケット』
推奨部隊：《掌》
活用法：戦況の把握や治療活動など、簡易本部の機能に有用、必要な物資の運搬

◇『ペインキラー』
推奨部隊：《掌》
活用法：撤退時に痛みで足を鈍らせる者が出ないように処方する。
　　　　※戦線復帰者については痛みに気づかないことで負傷が重篤化する事態を避けるために処方しないよう留意すること。

◇『怪力無双』
推奨部隊：《爪》《指》
活用法：迷宮の崩落個所があった場合、ヒールによる復旧の必要性が低ければ瓦礫の除去のために使用。
　　　　負傷者の搬送にも使用する。

◇『エアライド』
推奨部隊：全隊
活用法：戦地への空挺降下時、および戦地からの飛び降り撤退時の降下補助。
　　　　ほかの防具特徴の着用が必要でなければこの防具特徴を有する装備を推奨する。


【事前準備資機材】
◇師団旗
緋色の蜂を意匠化したもの。
空挺降下地点での速やかな集結、戦場での簡易本部を示すために使用する。

◇腕章
《爪》が装着。最前線であることを示して他部隊の過剰な突出を避ける。

◇白紙の作戦地図・敵戦力／部隊の展開状況を示すための駒
簡易本部にて《掌》が戦況把握のために使用。

◇医療器具
簡易本部にて《掌》が治療、回復のために使用。
画一化した装備よりも、《掌》の隊員が各自扱いやすいものを事前に聞き取り、用意することを優先する。


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【作戦経過／戦地到達】
航空機を使用し、（１）高高度侵入ポイントへと空挺降下。
敵戦力から迎撃を受ける可能性に留意し、警戒。
敵の迎撃に対して相殺、反撃を図ることができるよう、各自武装の準備をしたうえで降下を開始する。
バランスを崩したり、空挺降下の軌道をそらされる者が出てきた場合は防具特徴『エアライド』の装備者と飛行能力を持つ者が軌道修正を図り、降下を補助。

（※使用する航空機は大人数を素早く高高度へと送り届けられる輸送能力を持ち、
　万一敵戦力による迎撃を受ける場合に備えて飛行継続能力が高いものが望ましい）



【作戦経過／戦場侵入】
高高度侵入ポイントへの降下後は師団旗を使用し、速やかに集結。
（２）を経由し奥に位置する戦場へ向かう灰色狼師団に先駆けて戦場への侵入を開始する。
侵入時の隊列は一塊となった《爪》を先頭にして、以降《経脈》《指》《掌》と続く。
この隊列は敵との遭遇時に殲滅能力が高く、戦闘経験が豊富な《爪》が先導することで、戦場への到達を迅速に行うためのものである。

《爪》所属の《アリアドネの糸》装備者は高高度ポイントの集結地点を起点として起動。
最前線から撤退路までの通行が可能であるかを確認できるようにしておく。
（※アリアドネの糸は転移魔法陣を跨ぐことによって正常な機能を妨げられる可能性がある。
　　最初の転移魔法陣で確認しておくこと）



【作戦経過／簡易本部】
後述する立地条件を備えた部屋を発見した場合、その部屋を『簡易本部』として設定する。
《爪》を中心として周辺の敵兵力を一掃し、安全を確保。
安全確保が済んだら《経脈》は《掌》へと連絡。
連絡を受けた《掌》は簡易本部へと入り、資機材を展開。
並行して十分な数の小隊を《指》から選出し、護衛小隊として任命することを簡易本部最初の仕事とする。

また、《爪》所属の《光輪足》の装備者は簡易本部を起点として各防具特徴を起動。
《経脈》の伝令や他部隊の後退、撤退時に迷わないための道しるべとする。

◇簡易指揮所
　目的：戦力の有効な運用と、継戦能力の維持による奇襲主目的、副目的の達成

　立地条件：撤退路にほど近く、適切な広さを持ち、ワイルドスペースによる侵蝕、崩落の可能性が低いと思われる大部屋

　機能：《経脈》が持ち帰る情報を統合することによる戦場全体、師団全体の戦況把握
　　　・戦況に対応した前進、後退、分散、合流などの戦力配置の発令
　　　・後述する基準を満たし、後退してきた小隊に所属する負傷者の治療
　　　・治療が完了した者、戦線復帰が可能な者同士による小隊の再編成と戦線への復帰指示
　　　・戦線復帰困難な者への完全撤退指示
　　　・師団全体の撤退時機の見極め



【作戦経過／本格戦闘】
《爪》は最前線に立ち、戦線の押し込みを図る。
分岐路や広間などでは《爪》の５小隊がそれぞれ分散し、各小隊ごとに後続の《指》を広げることで広範の戦闘に対応。

《経脈》は定刻ごとに《光輪足》の跡を辿り《爪》と簡易本部の間を往復。
最前線の状況を後方へと持ち帰り、簡易本部にて統合された情報を基に、前進や後退、他部隊との合流などの指示を前線に伝える。
また、《経脈》は《爪》への定時連絡を終えた後、次の定時連絡小隊が到着するまでの間《爪》小隊の近傍にて戦闘を援護。
緊急時の連絡を受け持つことができるよう待機する。
この時、《経脈》は情報の伝達が主任務であることを意識し、戦闘へ深入りして情報伝達に支障をきたすことがないよう留意すること。
戦闘が激化し、巻き込まれる危険性が高い場合はその旨《爪》部隊に報告の上、後退して構わないものとする。

◇基本戦術
戦闘時は、近距離攻撃が届く範囲で接敵した場合と、障害物や他部隊などを挟んで近距離攻撃が届かない場合とを分類して、それぞれの場合ごとにグラビティを使い分け。
戦場の地形上、分岐路や壁の崩落地点などから敵の側撃がある可能性を踏まえ、《掌》を除く各部隊は遠近双方の戦闘に対応可能なグラビティの活性化を推奨する。

・近距離攻撃が届く範囲で接敵した場合
追撃やホーミングなど、速効性の高いエフェクトを伴う攻撃
足止めや服破り、氷など、攻撃性に優れるBSを付与する攻撃
負傷した敵に集中攻撃を加え、その数を素早く減らすことを意識することで結果として味方の被害を抑え込むことを意識する。

・近距離攻撃が届かない距離から攻撃を加える場合
プレッシャーや武器封じ、パラライズなど、敵の攻撃性を抑え込む効果に期待できるBSを付与する攻撃
炎や毒、トラウマなど、継続的にダメージを与えることに期待できるBSを付与する攻撃
より広範の敵にBSをばらまくことで接敵した味方に及ぶ危険を抑えることを意識する。
その際、列範囲の攻撃を有効活用することでBS付与の効率化も視野に入れる。

※！※
ただし、遭遇した敵戦力が限定的で、集中攻撃によって早期殲滅を図ることができると判断すれば上記の方針に関わらず火力を集中。
早期殲滅を図って戦線を押し上げることでさらなる戦果拡大を狙う。

【作戦経過／後退と撤退】
各小隊は小隊員の半数が戦闘不能となった時点で小隊ごとの判断により個別に後退を開始。
《光輪足》を辿り簡易指揮所兼一時退避所へ向かう。
後退の過程で《経脈》と遭遇した場合はその判断を仰ぎ、
小隊を維持して簡易本部への後退を継続するか、
負傷者の後送を《経脈》部隊に委ねて戦闘継続可能な者が他部隊と合流するかを選択。

簡易本部への後退が完了した場合は《掌》部隊からの治療を受けつつ戦況を伝え、師団全体の戦況把握に寄与する。
その後治療によって戦線復帰が可能になった者、戦闘継続が可能な者同士で小隊を編成し直し、戦況に応じて再度戦線に復帰する。

戦線復帰が困難な者は随時簡易指揮所兼一時退避所からさらに後方へと撤退させ、地表へと飛び降りることを以て完全撤退とする。
完全撤退した人員についてはその人数を《掌》が把握するものとし、その数が全師団員の七割を超えた時点で総員撤退を決定。
《経脈》の伝達によって逃げ遅れる者がないように撤退を開始する。
この際、《経脈》は《爪》の援護を受けつつ戦場を確認。
他師団員を含めた逃げ遅れが出ないよう留意し、必要に応じて撤退困難な者を搬送するなどしてその撤退を補助する。



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【諸注意／戦場の環境への対応】
ジュエルジグラット内部での戦闘が予想されるため、その環境に対し以下の対策をとるものとする。

・戦場内の移動に転移魔法陣の使用が必要となる可能性が高い。
　転移魔法陣を使用する際はその先で即座に戦闘状態に入る可能性を十分に考慮し、必ず小隊単位で転移魔法陣を使用するよう心掛ける。

・ワイルドスペースの侵蝕により床、壁、天井、その他の構造物が崩落する可能性がある。
　移動の際はその可能性に十分留意し、崩落に巻き込まれないよう警戒を怠らないよう心掛けること。

・崩落個所についてはヒールグラビティによる修復が有効であることがダンジョンでの記録から確認されている。
　戦力の分断や撤退路の封鎖を防ぐため、戦闘に支障のない範囲で適宜修復を行うものとする。

・ワイルドスペースに接触した場合、急速な体力の消耗が予想されるため、叶う限りワイルドスペースへの接触は避けるよう心掛ける。

【諸注意／有力敵への対応】
有力敵との戦闘はその被害によって主目的の遂行に支障をきたす可能性が高い。
有力敵と遭遇した場合は即座に近隣の小隊に報せ、複数の小隊で対応することによって被害を抑えつつ、《光輪足》を辿り《経脈》部隊へと有力敵遭遇の情報を伝える。
有力敵遭遇の報告を受けた《経脈》部隊は最大速度で《爪》部隊ないしその付近に布陣した実力の高い《指》部隊所属小隊へと情報を伝え、その機動力を以て実力の高い小隊を有力敵の下へ送り届けることを最優先とする。
この過程を以て有力敵には少数の実力が高い小隊で対応することとし、その被害を最小限に抑え込む。

※第二の魔女・レルネはその性質上、『信頼』に惹き寄せられる可能性がある。
　対応に当たる際はその旨に留意し、
「役割分担を明確にする」
「実力の高い小隊による援軍の到来を待つ」
「レルネを抑え込む間に他小隊が目的を遂行することを期する」
　などの形で『信頼』を示すことによって釘付けにし、被害を抑え込むことを期する。

※レルネ以外の有力敵が確認された場合も同様の手段で被害の拡大を抑える。
　有力敵が過去に遭遇記録がある者ならば、その情報から。初遭遇の者であれば言動やモザイクの発生個所から欠落要素、執着対象を類推し、利用することによって釘付けを図る。

【諸注意／一般兵力への対応】
レルネの参戦経緯より、その麾下にある一般兵力については幅広い可能性が考慮される。
おおまかな予想と、その対策を如何に示す。

・合成獣型屍奴隷兵
寓話六塔戦争当時にネメアと螺旋忍軍との取引によって魔女の軍勢として率いられていた兵力。
総じて敏捷の能力が高い傾向にあり、攻撃もそれに依存する者が多い。
攻撃の際のグラビティ選択の参考とし、戦闘時以外で小隊内のポジションを調整する機会があれば敏捷の能力を得意とする者がディフェンダーに就くなどの対応を推奨する。

・ダンジョン内に出没する残霊
非常に多くの種類が混在するため特化した対策は取りにくい。幅広い対策を臨機応変に取り得るよう、柔軟な対応を心掛けるものとする。
なお、戦場の主戦力が残霊であればその種類の多さのために敵も足並みがそろわないことが予想される。
敵の種族に応じて脅威度の高い者を優先的に撃破する、体格の大きな敵の体で体格が小さい敵の射線を遮るなど、敵の種類の多さを逆手に取った戦術で戦闘を有利に進めることを狙う。

・魔女以外の勢力に属するドリームイーター
ゲート守護の観点からワイルドハント麾下のカウリオドゥースの狼やナイトメア・ブリガンド、同じくジュエルジグラット内で活動するオネイロス所属のトランプ兵などの戦力が供与されている可能性がある。
共通して近単ドレイン攻撃を有するワイルドハント勢力、その色やスートによって使用グラビティや弱点に傾向があるトランプ兵など、各々の性質を把握しておくことで戦闘を有利に進めることを狙う。
また、現在までに交戦記録のないドリームイーターの参戦もあり得る。その場合はモザイクの発生部位や言動からその欠落要素、執着の対象を類推するなどして、優位に戦闘を進めることを心掛ける。

・大阪城のデウスエクス
レルネが大阪城より参戦するため、大阪城勢力から兵力を供与されている可能性が否定できない。
先だってのグランドロン開放もあり、まとまった兵力が動く可能性は低いものと予想されるものの、可能性には十分留意し、虚を突かれないよう配慮すること。


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【ファーストアタックへの意気込み】

桜庭・果乃 （キューティボール・e00673）
「モザイクの脅威・・・終わらせなくちゃ！」

円城・キアリ （傷だらけの仔猫・e09214）
「さあ、ケルベロスがモザイクという悪夢を終わらせに来たわよ……喰い破るわ！ 」

黒鉄・鋼 （黒鉄の要塞・e13471）
「奴等には散々迷惑を掛けられたんだ、そろそろ思い知ってもらうとしよう。」

レヴィン・ペイルライダー （秘宝を求めて・e25278）
「もう『誰かの大切なモノ』を奪わせたりしない！今日で決着をつけてやる！」

フロッシュ・フロローセル （疾走スピードホリック・e66331）
「今まで引っかき回してくれたお礼だよ……今度はコッチがぶち込む番だっ！超スピードで、吹っ飛ばす！」