衆合無ヴィローシャナに対しても、ケルベロスは聖王女の力で接触を図り、交渉を試みました。
が、「コギトエルゴスム化が世界の歪みをもたらす」という情報に対し、ヴィローシャナの反応は「いずれ衆合無に合一するビルシャナならその懸念は無用であり、衆合無ビルシャナもまた、死と言う概念が無い故に世界の歪みとはならない」というものでした。
その後の交渉においても、ヴィローシャナの意見は全て「宇宙の全てを衆合無に合一することで、全ての問題は解決できる」というものであり、話が通じる様子はありません。
このままビルシャナは全くの善意から地球の全てを衆合無に合一するべく決戦を挑んでくるかに思われましたが、ケルベロスは「合一を恐れ、忌避する者もいること」「既にデスバレスは無力化した為、衆合無との合一による救済は必須ではないこと」を指摘し、ヴィローシャナにこの宇宙における救済を保留させます。
そして、ビルシャナ達はこの宇宙を去り、「合一による救済」を求める別の宇宙を目指して旅立つことを選択しました。
こうして、ケルベロスとビルシャナの数千にも及ぶ戦いの系譜は、ここに終わりを告げたのです。
●関連するできごと
2021年 |
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デスバレスの聖王女
「冥府の海(デスバレス)」の磨羯宮で、『聖王女エロヒム』との話し合いが持たれました。
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5月25日
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十二創神への使者
十二創神に使者が送られた結果、ビルシャナはこの宇宙から去り、地球を狙うダモクレスとの決戦が行われることが決まりました。
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●2021まとめ
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