聖王女エロヒムの力を借りて、ケルベロスはダモクレスの本拠地・惑星マキナクロスへと転移し、十二創神『超神機アダム・カドモン』との接触を果たします。
アダム・カドモンはデスバレスを無力化し、ピラーを通したグラビティ・チェインの供給を再開させたケルベロスの快挙を褒め称え、「ゲートを元のピラーに戻せるようにする」「ピラーのある場所まで移動可能な宇宙船を開発する」といった研究を行うことにも賛意を示しました。
ですが、彼はケルベロスから全ての話を聞いた上で、「デウスエクスがコギトエルゴスム化の能力を喪失する」ことを拒絶しました。
アダム・カドモンにとって「コギトエルゴスム化を失うこと」は「退化」であり、「未来の危機は、未来の者達が解決すべきである」という観点からもそれを受け入れることはありませんでした。
グラビティ・チェイン枯渇の解決という「全く予想だにされていなかった可能性」を実現したケルベロスが、未来の可能性を否定することもまた、アダム・カドモンにとっては理解し難かったようです。
話し合いは平行線となり、デウスエクスの精神性に基づいた「戦いによる決着」をアダム・カドモンは宣言。ダモクレスが仕掛ける地球のマキナクロス化を食い止めるよう、ケルベロスに告げます。
ですが、アダム・カドモンはケルベロスとの決戦を宣言しつつ、こうも告げました。
「諸君が欲したデータについては、可能な限り集めておこう。もし、諸君が勝利したならば、そのデータを活用して、望む未来を描くがいい」
かくして、ケルベロスとダモクレスは、互いの信ずる未来の為にぶつかり合うこととなったのです。
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