●デスバレスの聖王女
デスバレス・ウォーで勝利を収め、オラトリオの十二創神『聖王女エロヒム』を救出したケルベロスは、彼女と協力を得て『ザルバルク剣化波動』をデスバレス全体に広げることに成功します。
これによってデスバレスは無力化され、死神は地球に逃れた一部を除き、活動を停止しました。
デスバレスの無力化を維持するため、万能戦艦ケルベロスブレイドから『ザルバルク剣化波動』を発生させる『磨羯宮ブレイザブリク』を分離させ、既に死んでいるエロヒムの居住地として、デスバレスに置くこととなります。
その後、祝勝会を兼ねたパーティや、エロヒムに地球の現状を伝える会を経て、改めてエロヒムと話し合いが持たれました。
デスバレスは無力化したものの、デスバレス出現の原因となった「デウスエクスの不死」が保たれている限り、再びデスバレスと同様の歪みが発生する恐れがありました。
これを防ぐためには『デウスエクスが「コギトエルゴスム化」しないようにする』ことの必要性が、改めて確認されます。
ケルベロス達は、これ以上の戦いを望んではいないことをエロヒムに伝え、エロヒムもまた、多くの種族が定命化していることや、ケルベロス達との交流から、その気持ちを感じ取っていました。
問題となるのは、現状で地球に攻めて来ている「ダモクレス」と「ビルシャナ」。
そこでエロヒムは、ケルベロス達に、それぞれの指導者と話し合うことを提案します。
エロヒムの力と、磨羯宮の『門』の機能を使えば、一度だけ十二創神の元に、少数のケルベロスを送り込める……。
果たしてケルベロスは、この機会を活かすことができるでしょうか。
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