●聖王女との会談
デスバレス・ウォーに勝利した後、
十二創神『聖王女』との会談において、下記の事実が判明しました。
・デウスエクスに「コギトエルゴスム化の能力」がある限り、いつか宇宙に再び、デスバレス級の歪みが発生しうる。
・それを防ぐには、コギトエルゴスム化を喪失させるための研究が必要となる。
・研究を進めると共に、宇宙全てのデウスエクスにそれを広めるには、十二創神の協力が必要である。
聖王女の協力を得てビルシャナを率いる『衆合無ヴィローシャナ』、ダモクレスを率いる十二創神『超神機アダム・カドモン』の元へ赴いたケルベロス達は、それぞれとの話し合いに臨みます。
●衆合無ヴィローシャナとの話し合い
衆合無ヴィローシャナに対して理を説くケルベロス達でしたが、ヴィローシャナとの会話は「全ての生命が衆合無ヴィローシャナと合一すれば、全てが解決する」という結論に導かれてしまい、まともな話になりません。
ですが、既にデスバレスが無力化されており、性急に衆合無ヴィローシャナと一体化する必要がなくなったこと、また衆合無ヴィローシャナとの合一に対して恐れを抱く者もいるということをケルベロスに指摘され、ヴィローシャナはこの宇宙における救済を保留。
合一による救いを求める生命を救済するため、『別の宇宙』へと旅立ちました。
時を同じくして、地球における新たなビルシャナの出現も止まっており、完全にこの宇宙から消えたものと推測されます。
●超神機アダム・カドモンとの話し合い
ケルベロスからの話を聞いた超神機アダム・カドモンはデスバレスを無力化したケルベロスを讃えた上で、ゲートのピラー化の研究、宇宙を巡るための宇宙船の開発についても賛意を示しました。
ですが、下記の主張の元、ケルベロスの正しさを認めながらも、コギトエルゴスム化の喪失にまつわる研究を拒否し、交渉を打ち切りました。
<アダム・カドモンの主張>
・デウスエクスがコギトエルゴスム化を失うのは明確な退化であり、受け入れられない
・新たな歪みが未来に起きるなら、それに立ち向かうのは、未来を生きる者達である(デウスエクスを含む)。
・無力な定命の者から生まれながら、デスバレスの問題を解決した地球のケルベロスが、未来を生きる者達に未来の歪みが解決できないと考えるのは理解できない。
・ケルベロスは他の種族に退化を求めるのでなく、将来起こりうる歪みを防ぐための力を、子孫達に伝える術を見出すべきである
アダム・カドモンは、『地球のマキナクロス化』を宣言。
宇宙をグラビティ・チェイン枯渇から救い、さらに未来を守ろうとするケルベロスを、選んだ道こそ違えど尊敬すべき敵と認めた上で、滅ぼすことを告げました。
一方で、ケルベロス達の意見に理解を示してもおり、ケルベロスが勝利した際には、求めたデータを渡すことも認めました。
ケルベロス達は彼の意見に対する考えを纏めた後、惑星マキナクロスの接近に対応することとなります。
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