緋色蜂師団

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FA【奇襲攻撃】第一稿

発言数:1
リューイン・アルマトラ (蒼槍の戦乙女・e24858)
2020年6月26日
【ファーストアタックの内容】
(22)ラフム樹海への奇襲

【主目的】
 戦争当日の速やかな制圧を目指し、目標戦場の戦力を叶う限り多く撃滅する。

【部隊編成】
 移動時は、通路を中心として、目標戦場到達までの間に隘路を通過する可能性が高い。
 そうした環境下で遅滞なく侵攻するため、小回りの効く小隊で陣形を組み進行。
 10人程度を一組とし、道中の障害排除や戦闘時の対応などを小隊内で完結して行うことができるよう、ポジションや装備を調整する。
 編成した小隊には隊員の平均した力量、戦闘能力が高い隊から順に小隊番号を割り振り、番号を記した腕章を配布する。

★ポジション構成
ディフェンダー3名
クラッシャー3名
ジャマー1名
スナイパー2名
メディック1名

「短期決戦を意識したやや攻撃的な布陣」を推奨。
※小隊員のポジション適性などに鑑み、方針を大きく変更しない範囲で調整は任意に行う。

★特殊小隊編成:『頭脳班』
 過去の地下潜入情報との照らし合わせや師団内の損害情報の把握などに努め
 進軍経路の現地策定や撤退判断など、師団としての意思決定を統括して行う。
 小隊への編成は大阪地下への潜入経験や地下坑道内での活動経験が豊富な者を優先する。


★防具特徴ならびに種族特徴配分基準

・怪力王者ないし怪力無双:各小隊ごとに一名以上
 移動中障害となる瓦礫等の除去
 地下河川部渡河の際の補助 などに能力を活用

・割り込みヴォイス:各小隊ごとに一名
 小隊内への連絡指示
 所属小隊外への連絡報告 など、通信の要として運用。

・アイテムポケット:各小隊ごとに一名以上
 後述する、資機材を運搬するために使用する。

・アリアドネの糸:小隊番号を基準として、10小隊ごとに一名
 帰路が寸断される危険の察知
 移動経路の確認 などに使用。
 使用者は自小隊と後方9小隊の代表者に対して糸を可視化し、上記の情報を班を跨いで共有する。

・光輪足:頭脳班に一名以上
 師団全員で共有するための経路情報を残すために使用する。

・スーパーGPS:頭脳班に一名
 地形の変動により有効でない可能性がある。
 有効に働かないようであれば「地下環境に大きな変動があった」という情報を。
 有効に働くようであれば過去の潜入作戦時の地図ならびに往路の情報をまとめて作成した地図に対して使用し、現在位置の情報を。
 それぞれ反映して、移動経路の策定に活用する。

・壁歩き:上記いずれかの装備者以外で、戦闘に支障をきたさず装備可能であれば。
 目標戦場の主要敵戦力であるラフムが虫人間型であることに鑑み、壁面伝いに攻撃を受ける場合の対処として。
 移動中に経路を寸断された箇所などがあった場合にも適宜活用する。

・ウォンテッド:上記いずれかの装備者以外で、戦闘に支障をきたさず装備可能であれば。
 戦闘中に他小隊を見失うなどして孤立した場合に、他小隊員に対して使用することで合流を図る。


★使用資機材
・ロープ:アイテムポケットに格納
 移動の補助に使用。

・小型酸素ボンベ:アイテムポケットに格納
 閉鎖空間での有毒ガスや酸欠状態の回避、および水没箇所があった場合の移動補助に使用。

・発煙筒、誘導棒、花火:アイテムポケットに格納
 撤退時に撤退開始の合図として使用。
 移動中に渡河する可能性があるため、水濡れやしけを防ぐために密閉容器に封入したうえでアイテムポケットに格納する。

・携行照明器具:各自携行
 光量が乏しく移動や戦闘に支障をきたす場合に使用。
 移動中に渡河する可能性があるため防水性能がしっかりとしたもの。

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【目標戦場への到達】
★道中の方針
戦力を多く維持したまま、迅速に目的戦場を目指す
・隠密より、速やかな進路決定と移動に専念
・道中三つの戦場の『地形/敵戦力』を予測し、それぞれ対策
・不要な戦闘は避け、あくまで突破に専念する

 今回は迷宮自体を構成する攻性植物や、ダモクレスの技術に由来する隠密看破可能なカメラ、センサー類等
 並びに密な警戒を行う敵兵力の存在などによって隠密行動の有効性は低いと予想。
 また敵連合軍の性質上、自種族の持ち場を離れて追撃してくる可能性も低いと考えられる。
 よって、速やかに進路を切り開き、敵が迎撃態勢を整える前に戦場突破、を繰り返す。

★移動経路策定
(8)→(13)→(18)→(22)と進行
 通路や空間の広がりに限りがあることなどから、他師団との同行は避ける。
 進路の決定には、大阪地下潜入時の地図や情報、並びに当時に残された紫外線塗料の目印などを複合的に活用。
 また、ガネーシャパズル、如意棒が示すカンギ(ゲート)の方角を参考にする。


★陣形
小隊番号が若い順に一列となる長蛇の陣形を基礎とし、隣接小隊を追って遅滞なく進行する。
通路や空間の広さに応じて適宜蛇腹状に折れ曲がり、横列に小隊を展開することで最後尾までの距離を短縮。
移動時間の短縮を図るとともに、正面に対する火力集中を可能にして立ちはだかる敵の早期撃破を図る。
なお頭脳班は先頭から10小隊目の位置を維持する。

師団の先頭を担当する小隊はタスキを装着して先頭であることを示し、隊列の維持に資する。
移動中の戦闘によって戦力を消耗した場合は、タスキを隣接する後続小隊に託して後退。
後退時に頭脳班(後述)へ一報を入れ、先頭付近の進軍状況を共有する。


★移動中の留意点
・全行程共通
 先の潜入作戦時の記録より、瓦礫が存在し、また、敵施設の破壊も行われているため通路の一部崩落が予想され得る。
 師団員のドワーフの指導を受けつつ怪力無双、怪力王者も活用し、適宜障害の除去を行う。

・(8)ファンガス地帯
 存在する戦力は先の潜入作戦時の情報により統率力、戦闘力があまり高くないことが判明している。
 必要に応じて押しのけ、蹴散らすことを視野に入れつつ突破を図る。
 ただし戦闘にかまけて足を止めたり、過剰に味方戦力を損なうことがないように注意。

・(13)カンギ戦士団防衛線
 敵戦力による地下河川の利用が予知されている。
 爆殖核爆砕戦時のエルムト、ケルムトと同様に浅瀬や橋などによって移動経路に大きな支障がない場合は移動の基本方針に則り一点突破を図る。
 水量が増えている場合など、徒歩での移動が困難な場合は怪力無双装備者、怪力王者の特徴を持つ者が現地に存在する重量物(岩や瓦礫など)を持ち上げて水流に対する抵抗とし、残る小隊員がロープで重量物に体を係留することで速やかな渡河を図る。

・(18)白猿宝物殿
 スターピルグリム・プリンセスが関わったことから、スター・ピルグリムやギガンティック・スター・ピルグリムと遭遇する可能性がある。
 スター・ピルグリムの弱点である斬撃攻撃を活用し、速やかに撃破する。
 未確認の新型ピルグリムが出てきた場合もこれまでのピルグリム共通の弱点である斬撃攻撃を試す。
 通過の際は言葉が通じそうな場合、「抵抗しないのならこちらも戦わない」旨の呼びかけを行う。
ただし、エリア通過が目的の為の物なので停止はせず移動は続行。

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【目標戦場での戦闘】
 目標戦場に到達した時点で、小隊番号が奇数の小隊は右翼へ、偶数の小隊は左翼へ。
 二手に分かれることで速やかに部隊を展開する。

当該戦場は樹海の環境により視界が悪く、また先の潜入作戦時の敵の行動から、敵は遮蔽に関わらず此方の存在を感知し、攻撃を加えてくる可能性が高い。
接敵しておらず、視界内に敵の存在を確認していない小隊は樹海に対して攻撃を加え、遮蔽を薙ぎ払うことで敵のあぶり出しと誘き寄せを図る。

主要な敵戦力はラフム。巨大な虫人間型であり、潜入作戦時の情報により戦闘能力が高いことが確認されている。
これらを踏まえ、以下の戦闘方針を執る。

・可能な限り複数小隊で一体に集中攻撃を加え、一体一体速やかに、確実に撃破する。
・敵の弱点や攻撃属性については解明されていないため、使用するグラビティの属性や装備する防具の耐性は小隊内でばらけさせておくことを推奨する。
・近接攻撃が届く範囲で接敵可能なら、積極的に近接攻撃を使用して一体でも多くの敵を撃破する。
・虫人間型ということで天井や壁伝いに攻撃を加えられる可能性がある。この可能性に留意し、立体的な警戒を怠らないこと。必要に応じて壁歩きの防具特徴なども活用する。
・上記のように敵が近接攻撃の届かない位置から立体的に攻撃を加えてくる(≒飛行ポジション)可能性があるため、可能な限り遠距離攻撃グラビティの活性化を推奨する。
・近接攻撃が届く範囲で接敵していない場合、有視界内に敵が存在するなら遠距離攻撃による火力支援を積極的に行う。
・強敵に対する戦術として、スナイパーが足を止めさせ、ジャマーが弱体化し、ディフェンダーが攻撃を防いでクラッシャーが敵の体力を削り取る戦法を推奨とする。
・ラフムの弱点や攻撃属性が判明したら、割り込みヴォイスで他小隊と情報を共有して、戦闘行動に反映し戦闘を有利に進めるようにする。

また、当該戦場は(24)ユグドラシルゲートへ援軍を送っており、その指揮官はカンギの親友を自称するパラシュラマである。
戦闘に際しては《割り込みヴォイス》の装備者以外の小隊員で「急いで突破しろ!目標はゲートだぞ!」や「ここでカンギの首をとれば戦争はこっちの勝ちだ!」など、奇襲の目的を(24)ユグドラシルゲートであるように偽装する指示を大声で叫び合うことで敵の心理にゆさぶりをかけ、偽情報に対応するために軍を無駄に動かさせることで、戦果の拡大を図る。
上記の偽装指示は大声を上げることで小隊同士の位置関係を知らせ合い、樹海の環境下で孤立する事態を防ぐ、
《割り込みヴォイス》による実際の指示や連絡に大声を被せて隠蔽することで戦闘を優位に進める といった副次目的を含む。

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【撤退】
頭脳班は上記の戦闘中を一貫して、通路から樹海への入り口に駐留し、戦闘状況の把握に努める。

戦闘に参加した師団員は〈各小隊で7名の小隊員が戦闘不能となった場合〉に後退し、通路へと逃れること。
負傷者は《怪力無双》の装備者ないし《怪力王者》の特徴を有する者が担ぎ上げて搬送することを基本とし、負傷などの事情で困難な場合は《割り込みヴォイス》で周辺の小隊に呼びかけて協力を仰ぐ。
通路への後退に際しては、頭脳班へ報告を入れることで戦闘状況と戦力の損耗状況の把握に貢献する。

全隊撤退開始の時機については全小隊に占める戦闘可能な小隊の割合で頭脳班が判断する。
上記の「全小隊に占める戦闘可能な小隊の割合」については6割~2割の間で調整するものとし、その判断には往路で得られる以下の情報を反映する。
 ・往路で発生した戦闘から推測される、敵の統率力や戦闘力を総合した危険度
 ・往路に通過した通路や空間に存在する障害や、狭小路、坂の傾斜角などの環境要素を加味した移動難易度
これらを複合的に評価することで帰還難易度とする。
帰還難易度が高ければ戦闘可能な小隊の割合が高いうちに。
帰還難易度が低ければ戦闘可能な小隊の割合が低くなるまで戦闘を継続して、撤退を開始する。
頭脳班は撤退基準の判断に当たって、撤退に支障をきたさない限りにおいて最大の戦果を挙げることができるよう意識する。

全小隊の撤退を開始する際は《割り込みヴォイス》で呼びかけ合うとともに発煙筒、誘導棒、花火などから現地で有効な視覚合図用の機材を用いて撤退開始の情報を全師団員で共有する。
なお花火を使う場合は一時的な目くらましの意味もあるので全師団員は花火を使った際に目を閉じる、直接花火を見ないなどで目くらましの対策をすること。


撤退時には、戦闘可能な小隊の中から小隊番号が若い順に5小隊が頭脳班の駐留地点に入れ替わりで駐留し、殿軍を務める形で全師団員の撤退を助ける。

通路へと逃れた小隊は互いの小隊番号を参照して隊列を組み直し、殿軍を除いて小隊番号が若い順に先行して撤退路を辿ることで、撤退時の道中戦闘に備える。

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