セレネー・ルナエクリプス
(機械仕掛けのオオガラス・e41784)
2018年12月17日
【1.概略】 当師団のファーストアタックである特殊な奇襲の目標は「(39)大浦海水浴場」とする。 同じ目的を持つ灰色狼師団と緊密に連携し、拠点を制圧し、敵将『湧泉の死神』アレトゥーサを確実に撃破する。 【2.戦略】 灰色狼師団に陸地からの接近を任せ、当師団は海側から敵戦力を強襲、混乱を惹起させ、敵将の殺害へ繋げる。 戦闘開始時刻は、上げ潮の時間帯(午前中)の互いに都合のよい時刻を事前に決めて合わせる。その際、灰色狼・白馬の両師団で時計の時刻を合わせておく。 【3.部隊編成】 以下の二部隊に師団戦力を編成する。 a. 混乱を引き起こす陽動の強襲部隊 b. 混乱に乗じて敵将の首を取る中核部隊 【4.進行経路】 作戦の起点を三浦半島西岸とし、そこからヘリオンで戦力を輸送する。後述のエンジン付きゴムボートも折り畳んで移送する。 飛行経路は、三浦半島を西岸から中央部の丘陵部を横断して大浦海水浴場近隣の江奈湾まで。 展開する師団員は、江奈湾から海底を移動して大浦海水浴場を目指す。 海に入る前に、各自準備運動をして身体をほぐしておく。 各自、前・中・後衛で色の違うヘッドライトと簡単に外すことの出来る錘、水中用腕時計を身につけて海中に入り、発見されないよう注意して移動する。 江奈湾内で十分に身体を動かし、地上との動きやすさの違いを体得しておく。 移動中は海底地形図・衛星写真と『スーパーGPS』及びコンパスを併用し、自分たちと目的地の位置関係を把握する。 海中では、『螺旋隠れ』『闇纏い』『イシコロエフェクト』『隠密気流』等で見つかりにくくする。 制圧後に使用する通信機器は、防水式の密閉できるバッグなどに入れて搬送する。 正午の満潮に向けて満ちていく潮流に乗って、江奈湾から大浦海水浴場へ接近する。なお、潮の流れに負けないように、先頭を進むものがロープを結んだ大型ピッケルをストッパーとして海底に突き刺し、ロープを後続がつかむことで不用意に潮流に流されることを防ぐ。大型ピッケルの担当はオウガとし、『怪力王者』でピッケルを抜けないように突き刺しロープを手繰る。 『光輪足』で海底に光る足跡を残し、万一はぐれても行軍経路に戻れるよう配慮する。 『水中呼吸』の防具特徴を推奨するが、『闇纏い』など他の防具特徴が必要なもののため、ダイビングスーツやアクアラング、足ひれなども用意。これらは、戦闘にすぐに移行できるよう脱着が容易なものを選定する。 【5.海中での情報伝達】 海中での情報伝達手段は、ダイビング用のハンドサインやジェスチャーを本作戦用にアレンジしたものを採用する。それで足りない場合は、ダイビングライトの明滅によるモールス信号及びホワイトボードへの記入とする。 陸地方面への誘導は、ドワーフの夜目を頼りとして、薄暗い海中を移動する。 戦端が開かれたら、各自ヘッドライトを使用を解禁する。互いの隊列はヘッドライトの色で把握する。 【6.戦術】 潮の干満がまだ上げ潮である正午以前に作戦行動を開始する。 水中用腕時計で時刻を確認のこと。 海中部隊が交戦開始する前に、海上でエンジン付きゴムボートを浜に向けて突撃させ、敵の耳目を集中させる。多くはダミーのマネキンを乗せた無人だが、前方のゴムボートを中心に飛行可能なケルベロスを乗せて攻撃を行うことで、ゴムボートの囮を無視できないように仕向ける。 ゴムボートが反撃で沈められたら、飛行して引き続き囮役を務めることとする。本隊直上を通過しないコースで死神を引きつけながら飛行し、敵戦力の一部なりとも主戦場から引き離す。(大回りに飛行して最後は制圧が終わった浜辺に戻り、追っ手は全軍の火力で一掃を狙う) 敵がゴムボート等に注意を向けている間に、大浦海水浴場沖合に到達した強襲部隊が半包囲陣形に展開し、同時多発的に、少数で活動している敵集団に数的有利をもって攻撃を仕掛け、敵陣に混乱を引き起こす。 絶え間ない攻撃によって海から浜辺へと押し込み、敵戦力を削れるだけ削るものとする。 上陸後も攻撃の手を緩めず、戦闘の混乱の中、敵伝令の動きなどから敵将アレトゥーサの所在地を推測し、中核部隊を送り込んで敵将の確実な殺害を試みる。 敵将の居場所は、発見した強襲部隊が『割り込みヴォイス』を使って、中核部隊に伝達する。もし海中で発見した場合は、【5.海中での情報伝達】に準ずると同時に、携帯用フロートに酸素ボンベから酸素を充填し、強力な照明を付けて浮き上がらせることで敵将の位置を全体に知らせる。 敵本隊がまるごと海底に潜んでいた場合は、上記フロートを見て友軍が集結するまで接触した部隊が耐えしのぎ、師団全体で交戦を開始する。こうした事態もあり得ることをあらかじめ認識しておくことで、逆に奇襲・撃破されることを防止する。 【7.戦闘】 敵戦力は死神であり、基本的に水場での活動に適した魚型の形態をもっていることが多い。その高度な水中適応能力は、高位の死神であるネレイデスも同様と思われる。 大浦海水浴場に接近する間、海中に死神が潜んで警戒していないか留意し、捕捉したらライトを敵に気付かれないように明滅させて一斉攻撃の合図とし、当方の存在を仲間に伝えられる前に集中攻撃で処理する。 大浦海水浴場では、灰色狼師団も奇襲を仕掛けているはずであり、当師団の強襲と相まって、布陣に乱れが生まれていると思われる。 敵将の所在を確認したら、中核部隊が強力な突進力をもってアレトゥーサへの道を切り開き攻撃を行う。 アレトゥーサ固有の分身能力を警戒し、炎や氷の状態異常によって液体としての水の相を保てないようにしつつ、分身全てを殲滅して、確実な殺害を狙う。 アレトゥーサが自身を水に変えたり分身によって逃げようとした場合、『ウォンテッド』で手配書を用意しておき、効果時間内に再び追い詰めとどめを刺す。 【8.敵戦力分析】 交戦した死神の能力を記録に残し、セカンドアタック以降の戦闘に活用できるよう、資料としてまとめる。 成果品は全師団で共有する。 【9.拠点設営】 戦場制圧後、信号弾(使用可能なら通信機器)でヘリオンに状況を伝達する。 ヘリオンには、戦域外で物資を積載した上で、三浦半島を横断する飛行経路で大浦海水浴場まで招き入れ、土嚢など必要資材をもって、自分たちの拠点となる防御陣地を設営。 これにより、敵勢力による奪還を阻止する警戒態勢を構築する。 【10.活用する種族・防具特徴】 ・夜目 ・光輪足 ・怪力王者 ・ウォンテッド ・水中呼吸 ・螺旋隠れ/闇纏い/イシコロエフェクト/隠密気流 ・割り込みヴォイス ・スーパーGPS 【11.必要物資】 ・ダイビング装備一式(ライトを含む) ・水中用腕時計 ・色違いのヘッドライト ・海底地形図、衛星写真、コンパス ・ホワイトボード ・エンジン付きゴムボート ・ダミー用マネキン ・大型ピッケル及びロープ ・携帯用フロート、酸素ボンベ、強力なライト ・信号弾 ・通信機器 ・拠点設営用の土嚢等 ・拠点維持の間に必要となる生活用品 |
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