■第6ターン結果
●天秤宮アスガルドゲート
三神殿を制圧し、アスガルドゲートを守る結界を打ち破ったケルベロス。
彼らは、そのままの勢いでアスガルドゲートへ全力での攻勢を仕掛けていく。
「お味方、劣勢!」
「このままでは……!!」
ゲートを守るエインヘリアル達の練度は高い。
だが、勝利を目指すケルベロスの士気は、それを上回っていると言えた。
攻撃作戦のはずが、その準備段階を叩かれた形となり、戦力もまだ十分とは言い難い状態であった。
(「いや、最悪のタイミングで攻めて来るのは至極当然か。奴らには、未来予知があるのだからな……」)
実のところ、アスガルド神や終末の巨人族との戦争の後に生まれたエインヘリアル達とは違い、英雄王シグムントや当時からの側近達は、決して予知能力を軽んじてはいなかった。
それでも、第一王子ザイフリートを遠ざけたのには、別の事情があるのだが……。
「今のケルベロスとまともに当たって、勝てる者達がどれだけいるか」
近衛隊長バルデルス率いる部隊は、地球で戦い続けていたシャイターン達を加えて戦力を保っているが、ジギスムントやエテルネの優れた配下までが敗退した以上、それも単にケルベロスの標的になっていないだけと見るのが妥当であろう。
第八王子ホーフンドがケルベロスへの惨敗を誤魔化したこと、アルセイデス兵団との戦いの主体が死翼騎士団となったことなどの影響で、今のケルベロスの戦力を、エインヘリアル本星側は正確に把握できていなかった。
「だが、ここで退けばゲートを失い、アスガルドは滅びるのみよ。
最後の一人になるまで、互いに殺し合い、グラビティ・チェインを奪い合うだけの餓鬼に成り下がる……そのような事態、決して認めはせぬ!」
剣を手に、戦いへと向かう英雄王シグムンド。
だが、それに従うエインヘリアルの数は、ケルベロスとの戦いの中で刻一刻と数を減らしつつあるのだった。
→有力敵一覧
→(2)宝瓶宮「グランドロン」跡(2勝1敗/戦力180→70)
→(4)白羊宮「ステュクス」(1勝0敗/戦力690→640)
→(5)ヴァルハラ大空洞(0勝1敗/戦力1240→1230)
→(9)巨蟹宮「ビフレスト」跡(1勝0敗/戦力950→900)
→(13)天秤宮「アスガルドゲート」(25勝4敗/戦力2000→710)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。