『暗夜の宝石』攻略戦

■第8ターン結果

●大菩薩大回廊
 ビルシャナ大菩薩の消滅と共に、大回廊へと退きゆく光の海は無数の衆合無ビルシャナへと姿を変えていった。
「あれも、ビルシャナ大菩薩に由来する変化だったってわけか!」
 そう推測しながら、レスター・ヴェルナッザ(凪ぐ銀濤・e11206)はケルベロスは大回廊への道を遮るビルシャナ達を薙ぎ払っていく。

「千載一遇のチャンス、ってやつを逃すわけにはいかんな。ここを通ればあの煩え鳥野郎共を一掃できるってなら尚更だ!!」  レスターの脳裏に、ビルシャナが起こした幾つもの事件、数多の犠牲者の姿が蘇る。
「ここらで終わりにしようじゃねえか!!」
 レスターの掛け声に応諾の声が次々と起こった。
 だが、大菩薩大回廊へ至らんとしたケルベロス達は、不意に影に包まれた。
「なんだ、夜か?」
 月の公転から考えれば、まだ夜の訪れには早過ぎるが──。
 そう思考するよりも早く、レスターは直観的に鉄塊剣『骸』を振るっていた。
 強烈な衝撃と共に、剣が何かをはじき返したような感覚が返る。

「光あるところに影はあり。我は門の守護者。我もまた、如来の残滓……」
「影の、ビルシャナだと!?」

 漆黒の影そのものとしか見えない巨大なビルシャナは、そのまま読経を開始した。
 衆合無ビルシャナ達もまた、影に合わせるように経を唱え始める。

「閉じよ。閉じよ。我らがガンダーラへと通じる道を──」
「させるか!!」

 レスター達は、大回廊を消さんとする衆合無ビルシャナを次々に撃破していき、お経を唱え続ける影の巨人をも断ち切った。
 だが、読経は止んでいない。
 他の戦場で倒し切れなかったビルシャナ達が、なおも回廊を守り、経を唱え続けているのだ。そして、ケルベロス達が制圧しきれぬ間に、大菩薩大回廊は消えていった。

●クルウルク
 人の正気を失わせそうな、冒涜的な外見を持つ眷属達を従えた邪神クルウルク。
 人型をとった触手の塊の頭部にあたる場所には、らんらんと輝く巨大な眼球が宿り、忌まわしき視線で周囲を睥睨する。
 気の弱い者ならば、その視線を感じただけで狂気に陥ってしまう事だろう。

「これが、くるうるく。邪神の狂気なの?」
 兎之原・十三(首狩り子兎・e45359)は、ウサミミを雄々しく振り立てて邪神クルウルクへと一歩また一歩と近づいていく。
 ただ近づくというだけでも、多大なプレッシャーが十三にのしかかる。
 幾多の戦いを潜り抜けた歴戦のケルベロスであってなお、精神に過大な負荷をかけてくる。
 だが、ここで退くわけにはいかない。

『菴吶?繧ッ繝ォ繧ヲ繝ォ繧ッ縲∵ーク蜉ォ縺ョ螳?ョ吶?譫懊※繧医j貊??繧貞ー弱¥繧ゅ?縲よ?縺梧悍縺ソ縲√Μ繝槭?繧ャ縺ョ豁サ縺ッ蜿カ縺」縺溘?ゅ↑繧峨?縲√%繧御サ・荳頑姶縺?э蜻ウ縺ッ辟。縺??ら洌蟆上↑繧九b縺ョ縺ゥ繧ゅh縲???縺上′濶ッ縺』

 ジリジリと近寄って来るケルベロス達にクルウルクは、人間には決して理解する事が出来ないだろう言葉を発すると、その短小な手足を動かしてケルベロス達を薙ぎ払い追い払おうとする。

「……かすっただけでコレなの」
 腕を構成する触手の一本が体を掠めた衝撃で吹き飛ばされた十三が、驚嘆する。
 圧倒的な力の差。それを理解してしまったから。
 しかし、それでも……、十三は前を向き、妖刀【月喰い】を振るい続ける。
 更に多くのケルベロスが、決死の攻撃を繰り返し、クルウルクへとダメージを積み重ねていった。

『荳肴ュサ縺ョ繝ャ繝励Μ繧シ繝ウ繧ソ縺ィ縺ェ繧雁ケセ蟷エ譛医?ゅ←縺?d繧峨?∵姶縺?婿繧貞ソ倥l縺ヲ縺励∪縺」縺ヲ縺?◆繧医≧縺?縲ゅム繝。繝シ繧ク繧貞女縺代k縲∝多縺ョ蜊ア髯コ繧呈─縺倥k縲ゅ%繧後′縲∵姶縺?°』
 積み重なるダメージに苦悶の叫びをあげるクルウルクの触手が、ベチャリベチャリと、削り取られ月面を汚していく……。

 そして遂に決着の時が来る。

「おうがの、故郷、ぷらぶーだに、行ったことが、あるけれど……あんなことは、もう、させない!」
 その決意に、だが、十三の体は付いて来ていなかった。
 邪神に威圧された体がまるで自分のものでは無いように、自由に動かず、1度、2度、3度と、その攻撃が空を切っていたのだ。
 しかし、

(「これが、今日の、最後の戦い。全力で、いくしか」)
 十三はそう覚悟を決めると、満身創痍のクルウルクの目前で、その金の瞳を閉じて、【月喰い】を鞘に納めてしまった。
 クルウルク相手に今のままの攻撃を繰り返しても、有効打は望めない。
 ならば、自らを高め、最高の一撃を繰り出す事に全てを賭けるしかない。
 鞘に納めた【月喰み】から、刀に宿る知識と技術が溢れてくる。
 しかし、今必要なのは、その先にあるもの。
 それは、知識や技術では到達しない、剣の理、すなわち……。

「【月喰み】開放……『天剣・絶兎』。……その首、もらった、よ」
 剣に添えられた右手が、刀の重さすら感じさせずに振りぬかれる。
 極限の集中によって高めれた十三の生涯最高の剣戟は、吸い込まれるようにクルウルクの急所を断ち切った。

『隕倶コ九□縲∫洌蟆上↑繧九b縺ョ縺ゥ繧ゅh縲よ弌霎ー縺後≠縺ィ繧上★縺九↓蛯セ縺?※縺?◆縺ェ繧峨?縲√Ξ繝励Μ繧シ繝ウ繧ソ縺ョ蜉帙′謌サ縺」縺溘〒縺ゅm縺?′縲ゅ□縺後?√%繧後b螟ゥ蜻ス縺ェ繧』

「あなたの言葉は理解できないよ……。でも、じゅーぞーの最高の一撃を引き出してくれたのには感謝するよ」
 十三は、消滅を悟ったらしいクルウルクの最後の言葉にそう返すと、カチャンと音を立てて刀を鞘に戻した。

 こうして、クルウルクは、冥府の海へと消えていった。
 不死のレプリゼンタとして数多の宇宙を滅ぼしてきた邪神クルウルクの消滅は、未来に大きな波紋を広げていく事だろう。

→有力敵一覧

→(4)レプリゼンタ・ギガトラルドン(0勝1敗/戦力500→490)

→(8)レプリゼンタ・パントファルドス(0勝1敗/戦力540→530)

→(10)レプリゼンタ・ジェイダリオン(1勝0敗/戦力500→450)

→(12)クルウルク(16勝4敗/戦力470→0/制圧完了!)

→(13)ネカルギャハタ(1勝0敗/戦力890→840)

→(16)大菩薩大回廊(24勝4敗/戦力1300→60)

→重傷復活者一覧

→死亡者一覧

■有力敵一覧

有力敵 戦功点 現状

クルウルク
5120
(12)クルウルク:Battle1にて、兎之原・十三(首狩り子兎・e45359)に倒される。

ヴィローシャナ・アヴァターラ
1080
(16)大菩薩大回廊:Battle1にて、レスター・ヴェルナッザ(凪ぐ銀濤・e11206)に死の宿命を付与される。

戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

戦闘結果を取得しています。しばらくお待ちください。