■第2ターン結果
●レプリゼンタ・ギガトラルドン
マスター・ビーストの秘密兵器、神造レプリゼンタ。最も強力と思われる3体のうちの1体、ギガトラルドンが率いる戦力は、獣人のような姿をしていた。
「神造デウスエクスモドキ……? いや、こいつらまさか……!!」
倒したはずの個体の中に、『生き永らえ』て再び立ち向かって来る者がいるのを見て、静蓮月下を構え直しながら如月・高明(明鏡止水・e38664)は確信を抱く。
「彼らが『神造レプリゼンタ』なのですか!!」
マスター・ビーストの月面遺跡内に保管されていた、無数の『神造レプリゼンタ』。
だとすれば、似たような姿ながら、ひとつとして全く同じ存在は無いのだろう。
中には倒れたまま蘇らない者もいることから、完成に至っていない存在なのだとは推測できた。
「日本での事件は、ソフィステギアが『狂月病の病魔』にセントールのコギトエルゴスムを加えることで生み出していたと聞きますが……」
あの出現にも、マスター・ビーストが関わっていたことがこれで確定した。
だが、地球での出現は、そもそもウェアライダーにしか発症しない『狂月病』とは何だったのか?
疑問を抱きつつも、ケルベロス達は敵戦力を削っていく。
●死合世明王
藍染・夜(蒼風聲・e20064)は死合世明王と相対していた。
『……貴方の心から、伝わって来ます。大切な人がいることが……』
既に手勢も尽きた死合世明王は、夜の姿にはらはらと涙をこぼす。
そこには、定命の者に対する憐憫の情が満ちていた。
『ならば死別の悲しみなど、ただの一度で充分でありましょう。大切な人々の死を迎えるのも、大切な人を残して逝くのも、その悲しみの重さは計り知れませぬ……』
「だとしても……」
夜は『天旋』を振り上げる。
月に注ぐ太陽の光を浴び、夜の武器がひときわ強く輝いた。
「誰かに導かれる仕舞いなど、詰まらない。大切だと思える人が出来た今だからこそ、逝くべき道も、終焉も、自らの手で掴んでみせよう」
だからこそ、ビルシャナ達の思惑は全て潰えさせてもらう。
死合世明王に振り下ろされた『天旋』は、その頭部を打ち据え、そして黒曜石のような『暗夜の宝石』の地面へと叩き付けた。
新たな小クレーターを生じさせながらの一撃に、死合世明王の思念が絶叫する。
『嗚呼、わたくしもまた、ビルシャナ大菩薩とひとつになる死合世を……!!』
それを末期の叫びとし、望みを叶えぬままに死合世明王は消滅していく。
「さぁ、次なる戦況を切り拓こう」
夜は『風奏廃園』の仲間と合流すべく、先を急ぐのだった。
●特殊ルール「神造レプリゼンタ」
(4)レプリゼンタ・ギガトラルドンの戦力が500に回復しました
→有力敵一覧
→(3)死合世明王(3勝1敗/戦力30→0/制圧完了!)
→(4)レプリゼンタ・ギガトラルドン(12勝2敗/戦力800→180)
→(5)ギガンティック・スター・ピルグリム(9勝2敗/戦力800→330)
→(6)ソフィステギア(12勝1敗/戦力1100→490)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。