大阪城ユグドラシル

 現在、攻性植物の地球における本拠地である『大阪城ユグドラシル』には、複数のデウスエクス種族が集結し、地球最大規模のデウスエクスの拠点となっています。
 ここでは、大阪城ユグドラシルと、それぞれの勢力について簡単に解説していきます。

■大阪城ユグドラシル

●大阪城ユグドラシルって何?

 大阪市地下に存在していた攻性植物の『ゲート』から2017年に地球に現れた、十二創神『世界樹ユグドラシル』の末端部のことです。地下から地上へ伸びたユグドラシルは出現と同時に大阪城公園全域を丸ごと呑み込み、攻性植物の拠点と化しました。ゲートのある地下部分は、より広いことが判明しています。

●大阪城ユグドラシルの特徴

『世界樹ユグドラシル』は攻性植物の本星でもあります。そのためか、内部ではデウスエクスの地球滞在のリスクである『定命化の進行』が発生しません。これを利用し、他種族を同盟関係に誘い入れるケースも発生している他、大量のグラビティ・チェインがあればさらなる成長も可能です。

■大阪城ユグドラシルの諸勢力

●攻性植物

 大阪城ユグドラシル本来の勢力です。ケルベロスからの『死』すら受け付けない『最終生存体(レプリゼンタ)』という将軍達(カンギ、ロキ、クルウルク、スルト)がいますが、ケルベロスが『如意棒』によってレプリゼンタの動きを知ることが出来るためか、彼らは表立っての活動を控えています。
 攻性植物は極めて侵略意欲の強い種族です。地球に侵攻しているだけでなく、オウガの本星プラブータやガネーシャの本星ブラフマンは攻性植物に滅ぼされ、本星が隣接しているエインヘリアルとも長きに渡り星間戦争を続けています。これらの侵略は何らかの使命感に基づくものとも推測されていますが、詳細は分かっていません。

●エインヘリアル(第二王女ハール派閥)

 アスガルドの女性地位向上を掲げる『第二王女ハール』が率いる女性エインヘリアルの派閥です。ケルベロスにリザレクト・ジェネシスで十二創神『狂戦士オーディン』の力を得るのを阻止され、英雄王シグムンドの後継者の座が絶望的となったハールは『宝瓶宮グランドロン』を分割、飛翔させ行方をくらませました。
 その後、ハールはあろうことか(アスガルドを長年侵略している)攻性植物と手を組みました。さらに分割されたグランドロンを確保した各勢力に呼びかけ、大阪城に集結させています。志を同じくする妹『第四王女レリ』からは信頼を寄せられているハールですが、妖精アイスエルフの離反を許す等、勢力としては隙も生じています。

●ドラゴン残党

 長く定命化に苦しめられて来たドラゴンは、定命化の進行しないユグドラシルの特徴に惹かれ、攻性植物と手を組みました。拠点とした城ヶ島のユグドラシル化を阻止されたドラゴンは、大阪城への大移動を決行しますが、ケルベロスはその隙を突き、竜十字島にあったドラゴンの『ゲート』破壊に成功しました。
 現在のドラゴンは本星と切り離され、残党という位置づけとなります。地球における本拠地を失ったドラゴンですが、生き残りの魔竜9体をはじめ、個体としての強さは健在です。定命化の及ばない大阪城ユグドラシル内で、力を損ないつつあった配下のドラゴン達が力を取り戻せば、再び脅威となりうるでしょう。


●ダモクレス軍

『ジュモー・エレクトリシアン』率いるダモクレス部隊です。宝瓶宮グランドロンの一つを抑え、『妖精グランドロン』のコギトエルゴスムを確保しており、デウスエクスのさらなる進化を目指す実験を行っていました。かねてから攻性植物とダモクレスは共同研究を行っており、そこに加わったと推測されます。

●ドリームイーター軍(パッチワークの魔女)

『魔女グレーテル』率いるドリームイーター集団です。『寓話六塔』とは別行動の模様です。『妖精タイタニア』のコギトエルゴスムを入手していましたが、エインヘリアルや攻性植物と手を組んだことでタイタニアの信用を大きく損ない、ケルベロスの説得を受けたタイタニアは地球側につき、定命化しました。

●螺旋忍軍(ソフィステギア)

ウェアライダーの創造主『マスター・ビースト』に従っていた『ソフィステギア』率いる螺旋忍軍の一派です。『月の鍵』の捜索に当たっていましたがケルベロスに先を越され失敗。『暗夜の宝石』攻略戦でソフィステギアは撃破され、保有していたセントールのコギトエルゴスムもケルベロスが確保しています。

●メリュジーヌ(画像右側)

 蘇った妖精8種族の一種で、『とがった耳』『竜の翼』『蛇の下半身』を持つ種族です。エインヘリアル第二王女ハールに協力しているようですが、詳しい事情は分かっていません。