第３ターン

■第３ターン結果

●ジェットパッカー
　地球の重力に魂を引かれた定命の者達にとって個人用飛行兵装はいまだ発展途上の分野である。
　そんなわけで、ケルベロス達は個人用飛行兵装の試作品を背負わされて空を飛ばされることになっていた。
「いや、どんなわけですかねぇ……慣れると楽しかったから良かったですけどね」
　着地したレフィス・トワイライト（宵闇の支敗者・e09257）が、ジェットパックを返却しつつ呟く。
　今回使われているジェットパッカーも、到底実用には至らないような性能だ。
　ケルベロスでなければスタート地点で死者続出であろう。
　制御を誤り一瞬で墜落するケルベロスが続出する中、天津・千薙（天地薙・e00415）やココロ・ファクトリー（恋するゼラチン状の立方体・e23724）、和泉・円（樹木医・e08264）といった少女達が見事なスコアを挙げていく。
「マジかよ！？　誰を師匠って呼んだらいいんだ……！！」
　自分のスコアを易々と越えていく少女達の姿に、九折瀬・朽葉（螺子け人・e04306）は唖然として声をあげた。
「ふ、それはわしに決まっておる！」
　そんな中で、ケケト・カーメンラー（輝く黒い太陽・e29293）は自信にあふれた表情でスタート台に立った。
「こんな事もあろうかと特訓しといたんじゃ！　見よ！！」
　ジェットパッカーの出力を素早く、かつ的確に微調整しながら、ケケトは華麗に空を舞う。唯一の二万点越えという強烈なスコアを叩きだしたケケトに、会場に衝撃が走った。
「どうじゃどうじゃー！　褒め称えよー！」
　小躍りするケケトを、会場の人々から拍手喝采で迎えたのであった。

●ケルベロス大砲
「ま、待ってほしいのであります！」
　カランコエ・アムール（ヴァルキュリアの刀剣士・e24768）は、顔をひきつらせていた。
「某、確かに空を飛べる種族ではありますが、これは……」
　彼女の前にあるのは、黒光りする巨大な大砲だ。
　ケルベロス大砲。その名の通り、ケルベロスを打ち出す大砲であった！！
　こちらは一度発射したら最後なので、同じ空を飛ぶ競技とはいえ、ジェットパッカーに比べれば得点差があまり大きく出ない競技である。
　そんなわけで、気軽に参加できる競技であると言えただろう。
　翼飛行は禁止なので、どの種族も実際安心だ。
　なのでカランコエも安心して撃ちだされる運びとなった。
「あ、待って、待って、脱げる、脱げちゃうでありますよぉぉぉ！！」
　悲鳴をあげながら、カランコエは轟音と共に打ち出された。
　空中からカランコエの纏っていた服が落ち、水着姿のまま彼女は地面に墜落した。
　ケルベロスなのでダメージは無い。
「うう、恥ずかしいであります。服を回収しないと……」
　よろよろと起き上がるカランコエ。『危険なので一般の方は真似しないでください』の表示がテレビの画面に虚しく表示されていた。

●マサラファイター
　再びのマサラファイターの会場に、レヴォルト・ベルウェザー（叛逆先導アジテーター・e00754）のシャウトが響く。
「とくと味わえ！　このレヴォルト様の妙技をなァ！！」
　ギターをかき鳴らし、確実に襲来する敵を破壊していく姿は、ミュージックファイターの鑑と言えただろう。
「感じろ、メタルの熱さを！」
　やがて曲が止んだ時、敵（ハリボテ）の全ては彼の妙技の前に平伏したのである。

●ガネーシャパズル
　他の会場とは打って変わって、ガネーシャパズルの会場では静かな戦いが繰り広げられていた。ケルベロス達の知力と判断力を問うガネーシャパズル。集中していた烏夜小路・華檻（夜を纏う・e00420）は、大きく息をつくと得点版をみあげた。
「ふぅ……難しいですわね。あら……１位ですの？」
　とはいえ、彼女をもってしても、『パピヨン』を見るのがやっとだ。
　パピヨンの先にも、まだ見ぬ絵柄が隠されているという。
　それを目にするケルベロスは、果たして現れるのであろうか。

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→（6）ジェットパッカー
　（参加人数：247名　合計スコア：781100／戦力1300000→518900）

→（7）ケルベロス大砲
　（参加人数：958名　合計スコア：810476／戦力1040000→229524）

→（8）ガネーシャパズル
　（参加人数：805名　合計スコア：754282／戦力780000→25718）

→（9）マサラファイターpart2『グラディウス』
　（参加人数：424名　合計スコア：152453／戦力260000→107547）