第２ターン

■第２ターン結果

●シェリフスター
「そ、そこ……！」
　メーガン・ゴートン（レターソムリエ・e16440）は、手にした銃で現れた黒い影を狙い撃つ！！
「ッ……！！」
「……ってザイフリート王子！？　あ、わ、ごめんなさーい！」
「気にすることは無……」
　言葉の途中でザイフリート王子が引っ込むと次の的が現れる。
　ザイフリートを含め、ヘリオライダーを誤射すると減点されるのだが、やはり一瞬の間の判断にはメーガンらケルベロス達をもってしても困難が伴う。
　シェリフスターの競技会場には、敵（ハリボテ）と一緒に、何故か立たされることになったヘリオライダー達の声が響いていた。
　ついでにこの競技を考えたプロモーターの怨嗟の声も響いていたりしたが。
　そんな悲鳴を余所に、ガルバ・ディアヌ（襤褸雑巾・e14375）は冷静に銃の引き金を引く。
「激戦状態でのヒールに比べれば……文字通り案山子だな……」
　戦場において、入り乱れて戦う敵味方に的確にヒールを施すのは、ケルベロスにとって必須の技術。ガルバは手慣れた様子で高得点を収めると、
「柄にもなく本気になってしまった……」
「視野を広く持つのは大事ということだな」
　霞代・弥由姫（錯地月煌・e05123）の言葉に、ガルバは静かに同意の頷きを返した。
「良い調子……速く……もっと速く……。 そこ！そこ！そ…、きゃあ、また王子！！？　ご、ごめんなさい。紛らわしくて……」
　一方で、連射速度を頼みにひたすら的を撃ち抜き続けるメーガンも、誤射もありつつ高得点を記録している。
　ケルベロスによって、スタイルも様々な様子であった。

●ダッシュジャンパー
　先の時間にはモザイクが走り抜ける様子が映し出されていたダッシュジャンパー。
　既にコースも把握しきった上位陣は、二千点台を巡る争いに入っていた。
「１９９９点！　……後一点か！！」
　先程は得点を申請しそびれたケルン・ヒルデガント（黒剣の主・e02427）の出した得点に、観客達がどよめく。
「うわぁ、みんなすごいなぁ……」
　自らをフリーランナーの端くれと自認するフィオ・エリアルド（夜駆兎・e21930）が、感心したように得点の映し出された電光掲示板を見つめる。
「よし、普段の修行の成果、今度こそ見せますよ～！！」
　そして、セレネテアル・アノン（綿毛のような柔らか拳士・e12642）が走り出す。
　二対の小翼を使い、綿毛が宙を舞うような緩やかかつ細かなジャンプでナノナノを次々に回収、そして……。
『出ました！！　二千点突破です！！』
　唯一の二千点台を叩きだしたセレネテアルが、この競技の１位を飾ったのであった。

●マサラファイター
　既に耳になじんだ『殲剣の理』のリズムにあわせ、クロシェ・チェスト（水匱・e27919）は襲い掛かる怪物（ハリボテ）を薙ぎ払う。
「このように、踊りながら……というのも、私、初体験にございます」
　戦いの時のように真剣に……そう思いながらも口元が緩むのは、やはりこれが世界の人々が企画した大運動会という場であるかだろう。
　リズムに乗せて完璧な踊りを見せたクロシェが演技を終えると、会場から盛大な拍手が起こった。
「ちょうど慣れて来たところですが……これで、この競技は一旦終わりのようですね」
　攻性植物を操り、最後のハリボテを破裂させたパウル・グリューネヴァルト（森に焦がれる・e10017）が歩み寄って来る。
「次はどのような競技になるのでしょうね」
「ケルベロス的に危険は無いでしょうが……」
　電車が突っ走ってきたり、高層ビルから落下したりとなかなかに気が抜けない。
　ハイパー・エクストリーム・スポーツの祭典は、新たな競技を擁してケルベロス達を待ち受けていた。

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→（3）ダッシュジャンパー
　（参加人数：439名　合計スコア：412539／戦力322820→0／制圧完了！）

→（4）マサラファイターpart1『殲剣の理』
　（参加人数：425名　合計スコア：127159／戦力40800→0／制圧完了！）

→（5）シェリフスター
　（参加人数：1677名　合計スコア：4521400／戦力2600000→0／制圧完了！）