人気のない路地を抜けた先、人目を避けるように佇む扉を抜けたら…
さして大きくはない店内に飾られたアンティークと、それを照らす控えめな灯りが落ちついた雰囲気を作り出している喫茶店だった。
「あらいらっしゃい。よく見つけたわね」
カウンターの向こうから店主と思わしき女性が声をかけ、手近な席を勧める。
「食事にする?それともお茶しに来たのかしら?
ここはケルベロスの人が集まる喫茶店。
何か相談をするも良し、ただお喋りするも良し。あなたの好きにするといいわ」
言ってメニューと水の入ったグラスを置く。
「ま、折角来たのだからゆっくりしていきなさい?
それとも……」
視線の先には「やおよろず屋『背教幻想堂』」と書かれたプレートが掛けられた扉が。
「あっちのお客さんかしら?」
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ゆっくり進行なので、それぞれのペースで参加してください。