静風の追憶

作者:崎田航輝

 いつここへ迷い込んでしまったのだろう。
 いや、迷ったと言うよりはまるで、誘い出されでもしたようで……不可思議な気分の中でカロン・レインズ(悪戯と嘘・e37629)は視線を巡らせている。
 そこは廃墟のように廃れた景色だった。
 建物は朽ちて、人の気配はない。
 そしてどこか淀んだ空気が漂っているようで。長くいてはいけない気がして、カロンは歩み出そうとした。
 ――と。
「まあ、待ってよ」
 崩れたアスファルトに誰かの声が反響する。
 カロンははっとして見回し、その存在を見つけた。
 一見、獣人のように見える姿だった。欠けた壁の一角に腰掛けて、尾と白衣を風に仄かに靡いていて――大きな耳も仄かに揺れている。
 けれどそれは仲間ではないのだと、カロンには判る。
 瞳の奥に見える害意と、漂う死の香り――デウスエクス。ひらりと跳び立って、地面に降りてきた。
「確かに色々と、予定とは違っちゃったけど。でも、やるべき事は出来る」
 だから少しだけ付き合ってもらうよ、と。
 そのデウスエクスは真っ直ぐに視線を向けて。
「その命、使わせて貰うね」
 言葉と同時、カロンへ殺意を向けて歩み寄ってくる。静かな風の吹く中で――カロンは抗戦の構えを取らざるを得なかった。

「カロン・レインズさんが、デウスエクスの襲撃に遭ってしまう事が予知されました」
 静寂のヘリポート。イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)はケルベロス達に説明を始めていた。
 カロンは現段階では敵とは遭遇していない。
 だが現状、カロンへ連絡を取る事が出来ず……カロン自身、既に現場にいる状態だろう。戦いが始まってしまう所までは覆すことは出来ない。
「それでも、今から現場に向かえば戦いに加勢することは出来ます」
 ある程度の時間の遅れは出てしまう。それでもカロンを助け、戦いを五分に持ち込む事は十分に可能だ。
「ですから、力を貸して下さい」
 現場は街外れの廃墟。
 周囲にひとけは無い環境で、一般人については心配は要らないだろう。
「敵は死神のようです」
 その詳しい正体や目的は不明だが、単独で相手をするには危険な敵である事は間違いないだろう。故に予断を許す状況ではないから、と。
「皆さんはヘリオンで到着後、急ぎ戦闘に入って下さい」
 周辺は静寂。カロンを発見すること自体は容易だろう。
「カロンさんを助ける為に。急ぎましょう」


参加者
ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231)
セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)
カロン・レインズ(悪戯と嘘・e37629)
フェルディス・プローレット(すっとこどっこいシスター・e39720)
エマ・ブラン(ガジェットで吹き飛ばせ・e40314)
死道・刃蓙理(野獣の凱旋・e44807)
エリザベス・ナイツ(焔姫・e45135)
柄倉・清春(ポインセチアの夜に祝福を・e85251)

■リプレイ

●邂逅
 放たれた斬撃をとっさに避けながら、カロン・レインズ(悪戯と嘘・e37629)は後ろへ跳んで間合いを取っていた。
「おや。……まあ簡単には行かないか」
 それに刃を振るった張本人――死神マクスウェルは肩を竦めてみせる。
 カロンはその姿を見据えながら、短い時間に思考を巡らせていた。この敵は紛う事なき強者だ、と。
(「おそらくは……」)
 一人では、勝てるかどうか判らない。
 自身の拳を握りながら、それでもカロンは冷静に判断する。
 ――今はただ、一秒でも時間を稼ぐだけ。
「予定だとか、やるべき事だとか……何を企んでいる?」
 探りを入れるように声を投げると、マクスウェルは笑みを見せた。
「すぐに判るよ。君自身の身を以てして、ね」
 同時に疾駆し、再度刃を振るう。
 カロンは受け止めながら、今度は下がらず反撃の拳打を当てていた。そのまま光線で連撃を加えると共に再び声を投げる。
「科学者みたいな服装だけど。そのフラスコ、何が入っているのさ?」
「……ふん。なら、見てみるかい」
 マクスウェルも僅かにふらつきながら、薬液を投擲。煙でこちらの意識を蝕んできた。
(「――」)
 カロンは微かに視界を明滅させてよろめく。
 同時に威力も浅くはなく――やはり強い、と思った。
「……」
 それでもカロンは怯まない。どうしても知るべき事もあったから。
「もう一つ。どうしてお前は、猫の姿をしているんだ」
「興味を持っただけだよ。猫のウェアライダーを見て……奪ってみたいってね」
「……」
 それはカロンにはどこか、予想していた答えだった。
「……殺して、肉体を利用したのか。それがお前の言う、命を使うって事か」
「だったら、どうする」
 マクスウェルの言葉に、カロンは殊更に答えない。
 顔には出さず、冷静さも保って。それでも内なる怒りと共に決意していた。
 ――倒す。
 ただ、マクスウェルは自身の優勢を理解してだろう、態度に余裕を含んでいた。
 そしてカロンが僅かに朦朧とした一瞬に、勝利をもぎ取ろうと試験管を振り上げる。
 が、その直前。
「皆さん、向こうっすよ!」
 高らかな声が彼方より響く。
 それは展開したゴーグルで遠方よりこちらを捉え、急行するセット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)。
 横に並ぶハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231)も程なく戦場を視界に映し――自身に力を巡らせ、髪色を白へ戻していた。
「状況開始。目標、カロンの救援と敵性死神の撃破。皆全力を尽くすぞ」
 その言葉を合図に、まずは頷いたセットが距離を詰めて砲撃。爆炎を上げてマクスウェルを後退させていた。
 踏み留まろうとするマクスウェル、だが。
「遅い」
 ハルが虚空に顕現した領域より、鋭い刀を抜き放って射出。足元を突き刺してバランスを崩させる。
「今だ」
「ああ」
 応えて奔るのが柄倉・清春(ポインセチアの夜に祝福を・e85251)。自身の足へグラビティを流動させて――ちらりと瓦礫に視線を下ろしていた。
 喧嘩の道具ならいくらでもある。それを示すかのように、蹴り飛ばしたアスファルトの塊をマクスウェルへ直撃させていた。
 衝撃にマクスウェルが下がると、そこで清春は振り向く。
「よぉ。生きてるみてーだなカロン」
 こんなことで死ぬたぁ思ってねーけどよ、と。
 その言葉と皆の姿に、カロンは視線を巡らせていた。
「皆……来てくれたんですね」
「ええ。もう一安心よ」
 言って合流するのはエリザベス・ナイツ(焔姫・e45135)。
 まずは自身が盾となるよう、カロンの前へ凛と立ちながら――翼猫のハクにふわりと羽ばたかせて癒やしの風を送っていた。
 それが優しくカロンを撫ぜると、エマ・ブラン(ガジェットで吹き飛ばせ・e40314)もまたホルスターから銃を抜いている。
「すぐに治すからね!」
 言うと同時に銃口から蒸気を噴出。『スチームキュア』――薬品の効果を中和させてカロンの意識を明瞭に保っていった。
「これで体調は問題ないよ」
「……後は、こちらにお任せを」
 と、歩み寄るのは死道・刃蓙理(野獣の凱旋・e44807)。赤黒いオーブへ魔力を込めながら、占いの言霊に力を込める。
「“貴方は負けない”……」
「……好き勝手言って、遣ってくれるね」
 そこでぱらぱらと、瓦礫片の落ちる音がする。砂埃の中からマクスウェルが立ち上がっていた。
「侮ってるのかも知れないけど、人数が増えたからって結果は変わりはしないよ」
「……侮っているのではありません」
 と、刃蓙理はそれにただ静かに返す。
「これは『予言』ですよ」
「……だから、言葉通りになるっていうのかい」
「そういう事だ!」
 明朗に返したのはフェルディス・プローレット(すっとこどっこいシスター・e39720)。ぴしりと指差して、傍らのライドキャリバーに指示を飛ばしていた。
「エルデラント! こっちは態勢整えとくからその間に敵を抑えとけ――っておい、何反抗的な目で見てるんだ」
 見るとエルデラントは、うぉんとエンジンを唸らせながら……フェルディスの体を踏み越えて走り出した。
「痛っ! 痛い! 何しやがる!?」
 フェルディスが叫ぶも、エルデラントは既に敵前。勢いのまま、しかとマクスウェルへ突撃を喰らわせていた。
 何か納得行かなかったけれど、フェルディスはひとまず防御陣を描いて仲間を保護。直後に清春のテレビウム、黒電波くんも治癒の光を瞬かせてカロンを万全としていた。
 マクスウェルも反撃しようとしている、が。
「させないわ」
 視界を塞ぐよう、真正面から迫るのがエリザベス。舞うように美しく、そして鋭く――冷気を伴った流麗な蹴撃でマクスウェルを蹴り払った。

●反撃
 マクスウェルは地を滑るように、土煙の奥にまで下がっていた。
 カロンは警戒は解かぬままに仲間を見回す。
「……皆のおかげで、助かりました。でも気をつけて」
 そして敵の目論見を伝えた。
 エマはそっか、と目線を前へ戻す。
「自身の好奇心に一直線なタイプなのかな。だからこそ、戦争とは無縁でいたのかも知れないけど――」
「よりにもよって厄介な相手に目を付けられたっすね……カロンさん」
 セットも呟きを零した。
 とどの詰まり、敵が狙っているのはこちらの命に他ならないのだから。
 けれどそれ故に、エマは迷わない。
「やるっていうなら、こっちもやっつけるだけだよ」
「――この期に及んでも、死神が憎いかい」
 言いながら、マクスウェルは体勢を直して再び近づいてきていた。
 だがハルは怯むでもなく――展開した領域から新たな刃を抜いている。
「君が死神だからではない。仲間に危害を加えるならば討つ。それだけだ」
「ええ。レインズさんの命、使わせてあげる訳にはいきませんから……」
 刃蓙理がそっと声を継げば、清春も自身の拳同士を打ち当てて。
「そんじゃ、逆襲といこーじゃねぇか」
 言葉と共に真っ直ぐ奔り出す。
 その背を見送りながら、フェルディスは祈りを上げて『破壊のタライ』。空から降らせたそれによって前衛に力を与えつつ、エルデラントに声を投げた。
「よし、お前は嫌がらせに徹しろ陰険バイク野郎!」
 言葉にフェルディスを見やったエルデラントは……瓦礫を跳び上がりつつ、フェルディスの頭を踏み台にして加速していった。
「痛い痛い! クソッ! ボクを轢くんじゃねぇ! 頭部がえぐれるだろバカ!」
 それに排気を吹きかけて返しながらも、エルデラントは敵前でスピン。マクスウェルを烈しい衝撃に巻き込んでゆく。
 マクスウェルは微かによろめきながら、それでもカロンを狙うのは変わらず。盾となるエリザベスを排除しようと刃を振り上げた、が。
「阻害させてもらおうか」
 その上方から飛び降りるのがハル。
 一瞬だけ、エリザベスの姿を見やっていた。
 彼女がカロンを守る盾になるのなら――自分はその盾が傷つく前に全力でその動きを断つまでだ、と。
 刹那、縦一閃の斬撃で刃を弾き返す。マクスウェルはそれならばと、ハルへ向けて試験管を手に取るが――。
「通さないわ」
 そこへ奔るのがエリザベス。
 オーラを纏って防御態勢をとりながら――ハルへ衝撃が向かわぬよう、弾ける爆炎を自身の身を以て受け止めてみせた。
 その衝撃も軽くはなかった、が、直後にエリザベスは地を軽やかに踏み鳴らして鮮やかな花風を顕現。前衛の苦痛を纏めて拭い、自身の体力も保っていた。
 その頃には、清春がマクスウェルの横合いへ。
「余所見してたら、こうなるぜ」
 はっとしたマクスウェルがこちらに向く前に――清春は蹴りで足を掬い上げてみせる。
 そうして大きく体勢を崩した所へ、拳を握り締めて。
「ガキだからって容赦しねーぞ?」
 膂力の全てを乗せた打突。
 爆発的な威力で、マクスウェルを瓦礫の山へ吹っ飛ばした。
 その間に刃蓙理は魔力を込めた紙兵を宙に踊らせて、暗色の光を雨のように注がせる。触れたその輝きが、仲間の回復と防護を兼ねていくと――。
「敵もまだ健常なようです。……注意を」
 刃蓙理が視線を向ける先、マクスウェルが既に立ち上がっていた。
 エマは頷いて警戒しながら、ふとスマホを取り出している。
(うん。今回は大丈夫だよね)
 敵の能力はケミカル系だし、直接的に壊される心配は少ないだろう、と。
 思っていると、マクスウェルが不意に薬液を撒いてきた。それに触れたエマは……スマホが不気味なクモに見えて。
「ひっ……!」
 幻覚だと判断する前に、思わず地面に叩きつけて壊してしまった。
 味方の治癒ですぐに正気に戻るが――スマホは既に画面が割れて真っ暗。
「あー! まだ支払いが残ってるのにー!」
 終わったら新しいの買わなきゃ……と若干哀しくなりつつも、爆破スイッチを押下して虹色の光を生み出し、自身と共に皆を健常に保った。
 マクスウェルは連撃を狙っていた、が。
「これ以上は、させない!」
 カロンが果敢に走り、幾重もの斬撃を奔らせ傷を刻む。
 その一瞬にセットは高く翔び上がり、砲口を直下に向けていた。
「これで、外さないっすよ」
「――!」
 マクスウェルは回避を試みようと横へ跳ぶ。だがセットはそれすら計算に入れて偏差で砲弾を連ね、連続で爆撃を命中させていた。
「今のうちっす!」
「……ええ」
 セットに応え、刃蓙理も疾駆していた。
 敵を見据えると、それが確かに猫らしい姿だと判る。意識をすると、心が強く疼く感覚に見舞われる――けれど刃蓙理はそれを抑えるように。
「ぐっ……」
 歯を噛みながらも冷静さを保って。月弧を描くような一閃で、鋭利にマクスウェルを斬り裂いてゆく。

●空
 灰色の瓦礫を血で穢しながら、マクスウェルは浅い息を繰り返していた。
「自分の命が、危うくなるなんてね……」
 ケルベロスという存在の脅威を、カロン達の力と意志を、自身の身を以て思い知ったかのように――よろめいた足取りで苦悶を浮かべている。
 それでも、敗走するという選択肢は無いのだろう。自身に強力な薬液を打ち込んで無理矢理に肉体の再生強化を図るが――。
「無駄よ……!」
 そこに走るのがエリザベス。
 それは護る為の攻勢。疾く、優美に、陽炎を棚引かせる蹴撃で加護を破砕していった。
「柄ぽんさん!」
「ああ」
 判ってるぜ、と。続いて迫るのが清春。石を蹴り飛ばして牽制しながら、隙を作って眼前へ肉迫。拳を直撃させてゆく。
 マクスウェルは間合いを取ろうとする、が、そこへセット。
「逃しはしないっすよ」
 翼を羽ばたかせて零距離へ舞い至ると蹴り落とし。速度を乗せた威力でマクスウェルを地へ転がせた。
 マクスウェルはそれでも反撃に薬液を撒くが――フェルディスが魔法の粒子を飛散。皆を癒やしながら幻の煙を霧散させていく。
「後は頼むよ!」
「……ええ」
 答える刃蓙理は黒き風を吹かせるが如く、無数の斬閃を踊らせていた。
 『灰弩螺煤屠』――刻み込んだ傷から体の奥へ侵入させたのは呪いの灰。その一片一片が命を深く蝕んでゆく。
 エマもガジェットを銃器へと変形。エネルギーの残滓を揺蕩わせる銃口を向け、引き金を引いていた。
 瞬間、爆炎。マクスウェルの体が紅蓮の灼熱に包まれてゆく。
「このまま畳み掛けて!」
 その言葉に応えてハルも複数の刀を顕現。雨の如く刃を注がせて体力を削り取った。
 膝をついたマクスウェルへ、カロンが歩み出すと――清春は攻勢を止める。
「ケリは自分でつけるか。ハっ、そーいうのは嫌いじゃねぇぜ」
 笑うと、声でその背を押すように。
「ひとつぶっ飛ばしてこいやカロン。骨くれーは拾ってやるよ」
「……そうだな。君の手で決着をつけるといい」
 ハルも言葉を継げば、カロンは頷いて。手を伸ばし――自身のオーラと鎖を触れ合わせ融合させる。
「誰の命も奪わせない。これで、終わりだ」
 『境界面上のブルーティアーズ』――その魔法によって生み出されたのは深い青色の風。
 明滅する煌めきを宿したそれは、どこか夜空も想起させながら。美しく、そして静かに撫ぜるようにマクスウェルの命を消滅させていった。

「……任務完了」
 静けさが戻ると、ハルは戦いの態勢を解いていた。
「終わったな」
「ええ」
 エリザベスも小さく頷いて――カロンへ振り返る。
「カロンさん、怪我は?」
「大丈夫です」
 皆のおかげで、と。カロンは改めて皆へ感謝を伝えていた。
「本当に、ありがとう……!」
「無事ならば、何よりです……」
 刃蓙理が言えば、皆もそれぞれに頷く。
 カロンはそれにもまた礼を述べてから――瓦礫を見下ろす。マクスウェルの亡骸は、淡い光になって消え去り始めていた。
 それを見つめてから、目を閉じて。カロンはこれまで犠牲となったであろう者達の供養をする。
「名前も知らないような見ず知らずの僕が見送りでごめんな。この世界を、少しずつだけど良くしてみせるから」
 約束だ、と。白い百合の花束を手向けていた。
 エマもまた、ヴァルキュリアとして――黙祷を捧げる事でその魂を弔う。
 それが済むと、カロンはゆっくりと顔を上げて歩き出した。
 ハルも隣に並ぶ。
「しかし、無事で良かったが運が悪かったな。なにか食べに行こうか?」
 今日くらい奢ろう、と。
 言うとカロンも笑顔になって、ありがとうと声を返していた。
 フェルディスはそんな姿を見て安堵して。自身はクールに去ろうとした……ところで、ふと焦げた匂いがする。
 見るとエルデラントが炎でちりちりとフェルディスの服を炙っていた。
「おいクソバイク! 炎をこっちに向けんな――イデデデ!」
 文句を言うと今度はタイヤで乗り上げてくるので、フェルディスは慌てて退散。「走るなボクを追いかけるなー!」と声を響かせて去っていった。
 そんな様子を見つつ、清春も歩み出して。
「じゃ、オレらも帰るか」
「そうっすね!」
 セットも頷いて、皆で廃墟を後にする。
 静かな風が吹く。砂埃が晴れると、そこに澄んだ青空が覗いていた。

作者:崎田航輝 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2021年7月24日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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