聖夜略奪~天使が天使に捕まって

作者:きゅう

●何年ぶりかのクリスマスデート
 ――服は何色が良いかな。青、赤、黒……。
 ――髪型おかしくないかしら。
「あっ、爪先も綺麗にしておかないと……」
 せわしなく身だしなみを整える彼女は、考えていることを時々口から漏らしながら、笑顔で緩みっぱなしだった。
 いわゆる適齢期を過ぎて、男性からの誘いもなくなったここ数年は、クリスマスは親や兄弟の家族と過ごしていた彼女だったが、今年は一ヶ月ほど前に年下の男性から告白され、今年ものクリスマスはめでたく恋人と過ごすことになったのだ。
「……ちょっと、恥ずかしいかな」
 彼がデートで甘く口説いてくるシチュエーションを妄想するが、恥ずかしくて受け止めきれず、つい受け流してしまい、勇気を持って受け止めなければと首を横に振る。
「えっ?」
 彼女はそこで凍りついたように、自分の背後に現れた暗い穴のようなものと、機械でできた天使のような女性たちを見つめる。
 そして、その中の1体、大きな卵型の腹を持った機械が彼女を卵の中へと引きずり込む。
「サア、後はクリスマスが終わるのを待つダケダ」
 大きな卵型の腹を持った機械はそう言うと、他の機械の女性達に、自らを守るように指示をだした。

●クリスマスを守り抜け
「今年も、クリスマスに合わせてダモクレスたちが動き出すようです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は、クリスマスを狙ったダモクレスたちの動きの予知を説明する。
 去年のゴッドサンタの事件を解決したことで、グラディウスを得たケルベロスたちは、ミッション破壊作戦により多くのミッション地域を開放することに成功した。
 この状況を重く見たダモクレスたち。潜伏略奪部隊『輝ける誓約』の軍勢がクリスマスの力を利用して、ケルベロスが持つグラディウスを封じようと作戦を仕掛けてきたのだ。
「ダモクレスたちはクリスマスデートを楽しみにする女性の前に魔空回廊を使って出現すると、儀式用の特別なダモクレス『輝きの卵』に閉じ込め、グラディウスを封じ込める儀式を開始します」
 女性を閉じこめてる『輝きの卵』自体には戦闘力が無い。しかし、周囲には3体の護衛ダモクレスが護衛につき、ケルベロスからの襲撃に備えているようだ。
「護衛ダモクレスをケルベロス倒せば、女性を救出して、『輝きの卵』を撃破する事が可能なので、まずは護衛から倒すようにしてください」
 3体の護衛ダモクレスは、それぞれ槍・爪・杖を持った天使の様な姿の女性型ダモクレスで、それぞれの武器を活かした攻撃をしてくるようだ。
「槍は槍斧に近い形状で、突く、切る、払うなど攻撃のバリエーションは多いと思われます。爪はかなり長く、踊りながら相手の隙を作って予想の付かない角度からの攻撃を仕掛けてきます。最後に杖ですが、先端についた玉のようなものから閃光を放つ攻撃方法が主になると思われます」
 また、それぞれポジションを取って連携してくるようだ。
「槍がクラッシャー、爪はジャマー、杖はスナイパーの位置を取り、バランス良く攻撃を仕掛けてくるようです」
 儀式が終了すると、輝きの卵は自爆して、そのエネルギーの全てをグラディウスの封印に使うらしい。
「勿論、爆破した場合中の女性は死亡してしまいますので、それまでに救出をお願いします」
 また、無事に救出できたとしても、彼女の大切な大切なクリスマスデートの準備の時間は殆どなくなってしまっているだろう。
「ですので、彼女が幸せなひとときを過ごせるように、お手伝いをしていただければ。と思います」
 彼女のためにも、そして、彼女のことを待つ男性のためにも、よろしくおねがいしますね。と、セリカはケルベロスたちにお願いするのだった。


参加者
ラトゥーニ・ベルフロー(至福の夢・e00214)
西条・霧華(幻想のリナリア・e00311)
パトリック・グッドフェロー(胡蝶の夢・e01239)
フィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)
レベッカ・ハイドン(鎧装竜騎兵・e03392)
彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)
円城・キアリ(傷だらけの仔猫・e09214)
鍔鳴・奏(あさきゆめみし・e25076)

■リプレイ

●奇襲の前
 女性の家とやってきたケルベロスたち。
 ダモクレスが女性を捕らえている彼女の部屋に奇襲をかけるため、音をたてないようにして家の中を進む。
「クリスマスにデート……。……ちょっぴり羨ましい限りだな……」
「……ま、オレはクリスマスはヒマにしている予定だけどな」
「いやー、クリスマスの時期だねぇ。心が荒むなぁ」
 クリスマスは普段と変わらない日々となる予定の3人。
 フィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)、パトリック・グッドフェロー(胡蝶の夢・e01239)と鍔鳴・奏(あさきゆめみし・e25076)は、正直に羨ましい気持ちを吐露する。
「クリスマスデートの結果がどうなるかは、まだわかりません」
 一方、彼方・悠乃(永遠のひとかけら・e07456)は未来が幸せだと決まったわけではないと考えつつも、
「ですが、幸せの『可能性』を摘み取ってしまう行為は、見過ごすことはできません」
 それを決めるのは本人たちの意思であり、そのきっかけを摘み取る行為を断じて許さないと言い切る。
「そうだな。本当の爆発とか、ましてやダモクレスの狙い通りにさせる訳には行かないか」
 リア充爆発しろは祝福の言葉。文字通りの意味に取ったら大変なことになる。
 奏は荒む心をダモクレスたちへぶつけようと心に決め、
「これからクリスマスを楽しみにしよう。という奴を人質にするとは、許せねぇぜ」
 パトリックもクリスマスを楽しもうという人を邪魔する彼らに嫌悪感をあらわにした。
「去年といい、今年といい、ダモクレスたちはクリスマスに変な思い入れでもあるのかしら?」
 毎年この季節になるとダモクレスが悪いことをしている気がする。
 円城・キアリ(傷だらけの仔猫・e09214)は去年を思い出し、
「ていうか、なぜクリスマスデートの女性限定で狙ったんだか」
 レベッカ・ハイドン(鎧装竜騎兵・e03392)もそんな彼らの動きに首をかしげる。
「んー、考えても仕方ないですね」
「そうね。今は一人の女性の素敵なクリスマスを守ることが大事よ」
 しかし、いくら考えても結論など出るはずもない。
 結局相手の考え方次第なのだろうと結論付けた2人は、女性の部屋の扉に視線を向けた。
「戦ぅの、暖かぃとこ。助かる」
 外は寒くて面倒だからと上着を羽織り、ホットココアや中華まんをカイロ代わりにしていたラトゥーニ・ベルフロー(至福の夢・e00214)は、
「時間かかりそぅだし食べてなぃと寝そぅ。早めに終わる……?」
 時間がかかるのも面倒と言わんばかりの顔で、さっさと終わらせてゆっくりお菓子を食べながら休みたいと小さく欠伸する。
「女性にとっては何より大切な『戦』を守るためですからね。手早く終わらせますよ」
 そんなラトゥーニのやる気のない顔を見ながら、西条・霧華(幻想のリナリア・e00311)は優しい声で答え、儚げに微笑んで、
「さて、行きましょう。幸福なひと時を護る為に」
 耳にかけた眼鏡を外し、自分の気持ちを普段の優しいものから、デウスエクスたちに復讐するためのものへと切り替える。
 復讐の炎を燃え上がらせ、同時に表情を無くした霧華は、女性の部屋の扉をけやぶるようにして飛び込んだ。

●速攻
 女性の部屋に飛び込んだ霧華はダモクレスたちの位置を即座に把握すると、
「!」
 槍のダモクレスが仲間に侵入者の存在を伝える言葉を発する前に、左手に持った斬霊刀を納刀したままその脇を駆け抜け、爪のダモクレスとの距離を一呼吸のうちに0にする。
 それと同時に居合いの要領で抜刀しながら斬撃を浴びせ、一気にその背後へ回り込んだ。
「グッ!」
 慌てて後ろを向く爪のダモクレス。
 だが、続けて部屋に飛び込んだレベッカが多彩な火器を向け、
「撃ちますよ」
 その背中にそれぞれの銃口から順番に砲撃を叩きこんでいく。
 さらに、レベッカに気を取られたダモクレスを翻弄するように、霧華は金属で覆った拳で装甲を軽打し間合いを作ると、再び鋭い斬撃を繰り出す。
「皆さん、一気に行きましょう」
 その間になだれ込むようにして部屋へと入ってきた仲間たち。
 8人のケルベロスと5体のサーヴァントは、悠乃の声を合図に、
「反撃の隙を与えず、一気に倒しますよ」
 一斉にダモクレスたちに襲いかかった。
 圧倒的な手数を前にダモクレスは受け身となり、ケルベロスたちはほぼ一方的に攻撃を続ける。
「卵の位置は部屋の奥、ベッドのあるところよ。気を付けて!」
 キアリは女性が閉じ込められた『輝きの卵』の位置を仲間に伝え、誤って攻撃しないように注意喚起すると、
「アロン、まずは霧華が戦っている相手からね」
 オルトロスのアロンに指示を出しつつ、ブラックスライムを地面に落としてダモクレスを捕食させようとする。
「さて、焦らずに、急いで奴らをぶっつぶすぜ!」
 先制攻撃で得た優位を手放さないように、パトリックは氷の塊をダモクレスたちの足元に投げつけ、
「さあさお立合い!」
 抜き身の凍った刀から触れたものを凍らせる光線を放ってけん制し、
「抜けば玉散る氷の刃!!」
 と、仰々しく構えた刀を振り回しながら氷の嵐を呼び寄せ、ダモクレスたちを凍りつかせ、
「隙だらけです!」
 そこへすかさず悠乃がウィルスの入ったカプセルを投げつけ、氷の力を強めてダモクレスの体になじませていった。
 ダモクレスたちはようやくそれぞれの得物を構えて反撃態勢に入る。
 フィストはダモクレスたちから少し距離を置いて立ち、
「私の血、私の肉、我がグラビティチェインは“盾”となる…!!」
 仲間たちが攻撃に専念できるように、自らのグラビティチェインを媒体として仲間や自身を防護する結界を張って、
「私達が誰か当ててみろ。今ならハワイ旅行へ招待してやる。……地獄という名のハワイにな!」
 ダモクレスたちに南国……もとい地獄への招待状を叩きつけて挑発した。
「あこがれハワイに行くのは貴様らだ! ヨロコベ!!」
 槍のダモクレスがフィストの挑発に乗ってそう言い返す間に、
「手は出さないようにな」
 フィストはウイングキャットのテラに指示を出し、癒しの力で仲間を支援させる。
「待ってロ、今助けル」
 集中攻撃を受けて今にも倒れそうな爪のダモクレスを助けるため、杖と槍のダモクレスはやみくもに反撃するのではなく、一撃で戦局を変えられる突破口を冷静に探していた。
「そこダ!」
 そして、攻撃の起点となっている悠乃を狙って逆に集中攻撃を仕掛ける。
「ほぃ」
 だが、その作戦に気づいたラトゥーニは相変わらず面倒くさそうにしながら、ミミックのリリを杖のダモクレスに向けて投げる……のも面倒くさいので、中指でリリをちょんと触り、
「リリ、がんばれ」
 リリは頑張って彼女に投げられたかのような軌道でダモクレスに向かって飛んでいき、ラトゥーニはリリをのんびりと応援する。
「援護します」
 さらに、ダモクレスの狙いに気づいた悠乃が爆破スイッチを起動させ、杖のダモクレスの足元を爆破して足止めしつつ、リリを盾に使って立ち回る。
「はいはい、お前の相手は俺だよ」
 そして、槍のダモクレスは奏とボクスドラゴンのモラのコンビが抑え込み、爪のダモクレスへの援護をシャットアウトする。
「クリスマスデートの時間を確保しましょう。一気に行きますよ」
 レベッカはがら空きになった爪のダモクレスとの間合いを詰め、その顔面にアームドフォートを突きつける。
 ダモクレスは射線を避けるように回避行動を取り、レベッカの胸を爪で切り裂こうと構える。
「予想通りです」
 だが、彼女が回避した先にはバスターライフルの銃口が待ち構え、
「急ぎますのでこれで終わらせますね」
 間髪入れず放たれた七色の光の束に撃ち抜かれ、ダモクレスは悲鳴をあげる間もなく上半身を消失するのだった。

●聖夜を取り戻せ
 杖のダモクレスの放った冷気の塊を、霧華は避ける動きをほとんど見せずに独特の体捌きで回避する。
 先制攻撃に成功し、残る2体のダモクレスたちを分断したケルベロスたちは、強力ではあるが散発的な攻撃を丁寧に対処していった。
「しまっ……」
 続けて放たれた不可視の衝撃に対する反応が遅れたレベッカは額にそれを受け、大きくのけぞって壁に背中を打ち付ける。
「我を天に産み落とした星よ! 我と我に味方なす者に生命の加護を!」
 すかさずレベッカに近づいたフィストは、満天の星空のような輝きで彼女の全身を包み込む。
「油断しましたね」
 レベッカは額に手を当てて傷を確認し、フィストにお礼を言ってから再びダモクレスに接近した。
「きゅう……」
 序盤から杖のダモクレスの攻撃を受け続けていたリリが弾き飛ばされ、ラトゥーニの足元に転がる。
「ん、お菓子、ぃる?」
 お菓子をくわえながら戦況を見ていたラトゥーニは、リリを抱え上げるとお菓子を近づけ、
「やっぱり、もうひと頑張り」
 自分の口の中に収めると、リリをダモクレスめがけてポンと投げ込んで、がんばれがんばれと応援し始めた。
 ダモクレスたちも必死に反撃するが、圧倒的な手数の前に戦局を覆すことはなく、ケルベロスたちはダモクレスを追い詰めていく。
「おっと、ここは通さねえよ」
 槍のダモクレスと戦う奏とモラは、槍による多彩な攻撃を1つずつ丁寧に受け止め、威力を相殺しつつ連携をさせないように部屋の隅へと追い詰め、
「さあ、これでとどめだ」
 ゲシュタルトグレイブがダモクレスの槍を弾き飛ばし、そのまま胸を貫く。
「キミの魂は、記憶は、感情は、全て貰い受ける」
 そして、その機械の体に眠る魂の力を、槍を通して喰らっていき、
「どうか安らかに」
 鎮魂の言葉とともに、そのすべてを奪い去るのだった。
「病の発熱、凍てつく想い、命の苦痛を今、ここに」
 相手の冷点や温度を感知するセンサー類を狂わせ、『寒い』と幻覚させることで相手をひるませる悠乃の得意技、幻凍は、最後に残った杖のダモクレスの感覚を狂わせ、
「これで、砕きます」
 足を払うような回し蹴りでダモクレスの膝を蹴って転ばせる。
「ティターニア、頼む」
 転ばされ、どうにか起き上がろうとするダモクレスに追い打ちをかけるように、パトリックはボクスドラゴンのティターニアに体当たりするように指示を出し、
「そのまま床に張り付いてな」
 再び膝をついたダモクレスの周囲の床を巻き込んで、広範囲を凍らせるように冷凍光線を浅い角度で発射した。
「アロン、ソードスラッシュ!」
 キアリはアロンに攻撃を指示すると、星型のオーラを宙に浮かべ、左足を振り下ろすようにして蹴り込むと、
「人間なら女性にもある程度効果はあるけれど……ダモクレスにはどうなのかしらね」
 その反動を利用して力強く踏み込んだ左足に体重を載せ、右足をひきつけ、
「勢いを付け、スピードを乗せ、破壊力を補助する感じで……」
 ゴキン! と甲高い金属音とともに、ダモクレスの股間を全力で蹴り上げる。
 Nutcrackerと呼ばれるキアリの必殺技は、主に仲間の男性陣に強烈な精神的なダメージを与えながら、
「が……ガ……ッ」
 ダモクレスも言葉にならないダメージを受け、内股になりながらそのまま仰向けに倒れ、動きを止めたのだった。

●優しさ
「ど、どうしよう……もう待ち合わせ場所に行かないと。でも……」
 意識を取り戻した女性は破れた衣服に取り乱し、壁にかけられた時計を見てパニックに陥る。
 霧華はそんな女性の肩に手を置き、服の上に色とりどりの華模様を咲き乱れ、彩るように直すと、
「女性にとって特別な日のお洒落が戦装束なのはわかっているつもりです」
 メガネを掛け、微笑みを浮かべながら、
「でも、年下の彼は、ありのままの貴女の魅力に惹かれたんじゃないですか?」
 丁寧な言葉で気持ちを落ち着かせる。
 そこへ、彼女の背後に回ったフィストが、首周りに落ち着いた香りの香水をちょっとだけ付け、
「私の母がやってたんだがな、……かすかな香りの方がときめく」
 これでよし。と女性の周囲に心地よい香りを薫らせた。
「着飾った貴女の姿もひとしおなのでしょうけど……素材の良さを殺してしまう様な過剰さは必要ないと思います」
 だから、私たちに任せてもらえませんか? 霧華はそう言うと、彼女らしさをひきたてつつ、さり気なく飾る様に服を着付けていく。
「でも……」
 しかし、一度芽生えた不安は彼女の脳裏からなかなか消えず、顔を俯けてしまう。
「諦めたら、そこでクリスマス終了よ。大丈夫、今夜は奇跡が起きる夜だから」
 キアリはぐっ。と拳を握ってそう力説すると、
「ま、普段頑張ってるはずだし、きっと上手く行くって!」
 女性のような姿をしていても、こういうときになんて声をかけていいかまではわからないパトリックはそう言って彼女の背中を押し、
「ぁげる。食べなぃと戦ぃはできなぃっ」
 ラトゥーニも残っていた温かい中華まんを手渡して彼女なりに応援しようとする。
「モラ、こっちにヒールを。お姉さんは早めにお相手に電話を」
 奏はモラに彼女の傷を癒やすように指示しながら、床に転がっていた携帯端末を手渡し、
「もしもし……私」
 彼女は頷いて相手の男性に電話をかけ始める。
「……うん、大丈夫。うん、うん。ごめんね……なるべく早く行くから」
 待ち合わせに遅れる事をうまく伝えられたようで、彼女の表情に少しだけ笑顔が戻る。
「これ以上邪魔が入らないように近くまで送っていきましょうか」
 レベッカはそう提案して、彼女を待ち合わせ場所の近くまで送っていくことになった。
「ありがとうございました」
 女性はケルベロスたちに丁寧にお礼を言って部屋の外へと歩き出す。
「ダモクレスが奪いたい、私たちが守りたいと思う、それほどまでの大好きという気持ちを素直に抱いていればきっと大丈夫ですよ」
 そんな彼女に悠乃は優しく告げ、
「わたしもいつか、あんな素敵な恋をするのかしら?」
 キアリは大人の恋愛に興味を深め、いつか私もと期待をふくらませるのだった。

作者:きゅう 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年12月24日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 2/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 1
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