■第7ターン結果
●象神爆殖核
攻性植物を率いる将、レプリゼンタ・カンギ。
彼は本来、「ガネーシャ」という象頭のウェアライダーにも似た種族であったという。
インド等に(パズル等で)名が残っている種族だが、少なくとも現代ではケルベロス達にとっても未知の種族だ。
そのガネーシャであったはずのカンギが、なぜ攻性植物に仕えることになり、そして地球を侵略せんとしているのか。
それを知ることは、攻性植物という種族を理解することにも繋がるのかも知れない。
理解したところで、相容れる存在でないことがより分かるだけかも知れないが。
爆殖核最後の一つ、『象神爆殖核』をめざして進軍するケルベロス達。
進軍するケルベロス達の前に、攻性植物の大樹海が広がる。
その先頭に立つのは、象の頭を持つ将。レプリゼンタ・カンギその人だった。
「来たか、ケルベロス……。この進撃、螺旋忍軍から聞いたヘリオライダーとやらによる私達の意図を見破る力、そしてお前達の力、いずれも優れているな。
だが、私達も負けるわけにはいかぬ。
我が友たるカンギ戦士団、そして信義によりて命を賭した傭兵達……。
彼らの死に報いるためにも、私達の全力をもって、お前達を迎え撃とう!!」
堂々たる宣言と共に振り上げた独鈷から稲妻が迸り、攻性植物の陣を包み込む。
その瞬間、攻性植物達が、いきなり強さを増すのをケルベロス達は見た。
「あの親玉の存在だけで、敵が強くなってるの!?」
卜部・サナ(仔兎剣士・e25183)は、ここまでに遭遇した攻性植物達よりも、さらに一段と強さを増しているのを見る。
「でも、ここの爆殖核を爆砕すれば、戦争はおしまいなの。だから、行かなくちゃ!」
「その意気や善し……!!」
自ら先陣を切り、ケルベロス達へと突っ込んで来るカンギ。
自らの将を守ろうというのか、カンギを追い抜く形で、素早い攻性植物達がケルベロス達に襲い掛かった。
「だがケルベロスよ、たとえ私を倒し、はじまりの萌芽を防いだところで戦いは終わらぬ。いや、私以外のレプリゼンタ達が来れば、さらなる死が定命の者達に降り注ぐであろう!!」
カンギの身に帯びた雷がケルベロス達の攻撃を弾き、
「受け容れよ! ユグドラシルとの共生を……!!」
「そんな道を受け容れることはできないよ」
サナは既に見抜いていた。カンギの巨体は、素早い攻撃への対応が遅れる。
「さあ行くよ、『星火燎原』! サナの道を切り拓いてね!」
カンギの巻き起こす雷の嵐を、サナの愛刀『星火燎原』が切り裂いた。
「私の雷を斬るか、少女よ!!」
「お日様、お月様、お星様……サナに力を貸して下さいっ! 日月星辰の太刀っ!」
空の見えない地下に、星々の力は確かに届く。
サナの振るった一刀は、カンギの体に深い傷跡を刻み付けていた。
「くっ……!? 私が、ここまで傷を受けるとは……!?」
だが、サナがカンギに追撃を仕掛けるよりも早く、吹き飛ばされて来た攻性植物が、彼女とケルベロス達とカンギの間を遮る。
「劣勢か。戦線を立て直さねば……!!」
一瞬の隙を突いて、カンギは雷のような速度で飛び上がり、そして後方へと下がっていく。カンギ率いる攻性植物の実力の前に、ケルベロス達が受けた被害も少なくない。
残るケルベロス・ウォーの時間は僅か。
銀狐師団を中心として、救護本部に重傷者たちを搬送すると、ケルベロス達は最後の攻撃の準備に取り掛かった。
→有力敵一覧
→(3)純なる愛の師団(1勝0敗/戦力1620→1520)
→(5)追手門(6勝1敗/戦力430→120)
→(6)人形部隊(1勝0敗/戦力1400→1350)
→(7)スポアローカスト隊(0勝1敗/戦力1400→1390)
→(9)パティシエール洋菓子隊(0勝1敗/戦力1250→1240)
→(10)蠱中天忍軍(0勝1敗/戦力1270→1260)
→(11)火怨樹林隊(1勝0敗/戦力1030→980)
→(16)怪竜大森林(1勝0敗/戦力1530→1480)
→(18)落とし子の巣(1勝0敗/戦力1350→1300)
→(21)エルムト(2勝1敗/戦力1470→1360)
→(22)象神爆殖核(38勝35敗/戦力3500→1250)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。