ローカスト・ウォー

■第1ターン結果

●ノミージャンパーズ

 ケルベロス達はノミの特徴を持つローカスト「ノミー」からなるノミージャンパーズを次々と撃破していく。
 先の黄鮫師団の攻撃によって、ノミーの強さも打って来る手も、おおよそ判明しているが、それでも敵の実力はこちらを上回っているため、戦闘不能者も少なからず出ていた。
 そうした戦闘不能者に向けてノミ罠が炸裂し、中から溢れ出したオウガメタルが怪我人を重傷に追い込まんとする。
 銀狐師団の救護班がそうした者達を速やかに後送していなければ、被害はより深刻なものとなっていたかも知れない。

 そうして戦いが続く中、タニア・サングリアル(全力少女は立ち止まらない・e07895)達は、ノミーの族長である「小ノミー大ノミー」の前に立っていた。
「おのれ、おのれケルベロス!」
 奮闘しながらも、ケルベロスによって次々と撃破されていくノミー達の姿を目にし、族長である小ノミー大ノミーは怒りも露わに咆哮する。
「ノミー族もここで終わりか! だが、ただでやられはせんぞ! 地球でも言うだろう、一寸の虫にも五分の魂と!!」
「下の人、結構大きいような……」
「アポロン様やジューダス様より低いのだ……!!」
 両の足で地面を蹴りつけ、ノミーの族長は天高く舞い上がった。
「たとえ体は小さかろうと、我らが魂に恐れなし! ノミー一族の根性を見せてくれる!!」
 大ノミーの頭上に座る小ノミーが甲高い声で叫ぶ。
「喰らうがいい!! 今必殺の、ノミーの一刺しを!!」
 天高くジャンプした大ノミーが、生えた針で自分を貫こうと跳んでくるのを、タニアは感慨と共に見つめた。
「歴史にIfはないけど、もしかするとノミーさん達と一緒にぴょんぴょんする未来もあったのかな……?」
 急激に迫るノミーの針を惨殺ナイフで受け流しながら、タニアは着地した小ノミー大ノミーへと迫る。
 素早く両手を伸ばし、こちらを拘束した小ノミー大ノミーが口のあたりに生えた針を伸ばすよりも早く、タニアは大きく息を吸い込むと、それをグラビティとして解き放った。
「いっちゃうのですよ! ぎゃおォー!」
 タニアの竜の咆哮が、強烈な音として戦場を駆け抜け、ノミーの体を震わせた。
 こちらを抑え込んでいた小ノミー大ノミーの手から力が抜け、体が地面に崩れ落ちた。
 族長の死と共に、暴殖要塞アポルオン内に敷設されていた大量のノミ罠は無効化された。ノミ罠の球体内部にいたオウガメタル達が主との繋がりを断たれ、機能を止めたのだ。
 これによって、ケルベロス達が重傷を負う危険性は下がるだろうと、救護にあたる銀狐師団の者達も安堵する。
 そうしてケルベロス達は、ローカストゲートをめざし、上層へと駆け上っていく。

 (ノミージャンパーズの制圧により、重傷率が低下しました!)

→有力敵一覧

→(2)知性無きローカストの群れ(41勝4敗/戦力2200→150)

→(3)ヘラルド先遣隊(9勝4敗/戦力1800→1350)

→(4)ノミージャンパーズ(34勝6敗/戦力1600→0/制圧完了!)

→重傷復活者一覧

→死亡者一覧

■有力敵一覧

有力敵 戦功点 現状

小ノミー大ノミー
600
(4)ノミージャンパーズ:Battle12にて、タニア・サングリアル(全力少女は立ち止まらない・e07895)に倒される。

戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

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