■第6ターン結果
ドラゴンのような形を取った竜業竜十字島は、万能戦艦ケルベロスブレイドから撃ち込まれた『剣(ブレイド)』を振り払うべく抵抗を見せていた。
日本へ向かおうとする島の動きを封じている『剣』の周囲に、竜業竜十字島からの強大なエネルギーが迸る様は、ドラゴンの最後の抵抗を思わせる。
その光に照らされながら、ケルベロス達は日の暮れゆく空を、『剣』の突き立った竜十字島の火口方面へと飛翔していった。
かつてドラゴンの本星、ドラゴニアに通じるゲートが存在した山頂付近から山麓にかけては、真っ黒な泥のようなものに覆われていた。
その泥のような物体が、ケルベロスの接近を受けて大きく盛り上がった。
中から姿を現すのは、無数ともいうべき数の竜業合体ドラゴンだ。
「これは……!!」
『冥王イグニスの存在は、新たな進化のヒントを与えた。
一が全、全が一たる存在……。最強の個は、無数に分かたれうる……』
それは、この竜業竜十字島の中核となっている『虚無王アバドン』の声なのか。
ケルベロス達を迎え撃つ形で現れた竜業合体ドラゴンは、体内から無数のドラゴンを放出し、迎撃のための戦力としていく。
『滅びるがいい、ケルベロス。それが、宇宙の滅びを避ける術……』
もはや独自の意志もなく、ただ地球を滅ぼすという統一された妄執に突き動かされるように、竜業合体ドラゴンの群れはケルベロス達を迎え撃たんとして来る。
最強を謳われながらも追い詰められたドラゴン。
その最後の破滅的な特攻を、ケルベロス達は見た。
「全てが、竜業竜十字島」
「だったら、全てを倒し尽くせばいい!!」
日本を、そして地球を守り抜くため、退くという選択肢は存在しない。
闇に染まりゆく海上に、ケルベロスとドラゴンの戦いが火花を散らしていく。
→有力敵一覧
→(2)漆剋竜アマデウス(1勝1敗/戦力1110→975)
→(7)暴風竜ボレアス(1勝3敗/戦力980→825)
→(9)竜業竜十字島(18勝6敗/戦力3990→1680)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。