■第3ターン結果
●(13)カンギ戦士団防衛線
大阪城ユグドラシルの地下を流れる大河、ケルムトとエルムト。
かつての爆殖核爆砕戦でも戦いの舞台となったこの場所で、カンギ直属の精鋭は防衛線を構築していた。
「流石に敵も精強ですね。ですが、もう一押しというところですか」
イッパイアッテナ・ルドルフ(ドワーフの鎧装騎兵・e10770)は、相箱のザラキと共に味方を援護しながら、敵の戦力を観察する。
攻性植物を主体とする敵兵団は、死神フューネラルに率いられ、ケルベロス達をここまでの数時間に渡って凌ぎ続けていた。
ケルベロスの側はユグドラシルゲートを落とせば勝ちだが、一直線に進んでも攻性植物達はユグドラシルゲートの守りを固めるだろう。
この防衛線をはじめとするそうした戦場を先に潰しておく必要があった。
「何か所を落とすかは、また考えどころですね」
ケルベロス・ウォーの制限時間はそう長くはない。
ゲートを攻め落とすためにも、冷静な判断が必要とされていた。
●(4)大阪城地上攻性植物軍
カンギ戦士団防衛戦と同じく、大阪城の地上攻性植物軍を相手に戦うケルベロス達の戦いも長期化していた。
芳野・花音(花のメロディ・e56483)の繰り出した熾炎業炎砲が、爆竹を体に巻き付けたバンブーボムソルジャーへと命中し、凄まじい爆炎を噴き上げる。
「敵もだいぶ減って来ましたね。地下の方でユグドラシルゲートに辿り着くまでには倒し切れるでしょうか」
汗を拭い、花音は緑色をしたユグドラシルの根を見上げる。
「ですが、ここを歩いてのぼるのは大変ですね……」
光の翼を広げて飛んでいる花音は、根を登っているケルベロス達に手を貸しにいく。
先日の奇襲攻撃もあってか、あからさまにヘリオンを撃ち落とすことを想定した兵器を備えている『要塞ヤルンヴィド』の存在もあり、ヘリオンはどうにも使いづらい。
ということで、ケルベロスは徒歩でこの巨大な地上部を登っていた。
行く手を遮る攻性植物は、ユグドラシルの根の隙間から、あるいは根を突き破って出現してくる。
その遥か先、緑色をした天蓋の最上部には、巨大な攻性植物『サキュレント・ユビキタス』がそびえ立ち、奇妙な輝きを放っているのだった。
→有力敵一覧
→(2)要塞ヤルンヴィド(1勝0敗/戦力1540→1490)
→(4)大阪城地上攻性植物軍(2勝2敗/戦力620→500)
→(6)屍隷兵実験場(1勝0敗/戦力650→600)
→(7)ドリーム学校空間(1勝0敗/戦力790→740)
→(8)ファンガス地帯(1勝0敗/戦力800→750)
→(10)ニーズヘッグ地帯(0勝1敗/戦力1230→1220)
→(13)カンギ戦士団防衛線(12勝5敗/戦力1060→410)
→(15)邪樹竜の森(2勝1敗/戦力940→830)
→(19)金狐忍者屋敷(9勝2敗/戦力570→100)
→(31)大阪城地下港(0勝2敗/戦力930→910)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。