ユグドラシル・ウォー

■第2ターン結果

 ケルベロスによる攻撃を受け、大阪城内のデウスエクスは騒然としていた。
 ゲートの前で待ち受けるレプリゼンタ・カンギの元にも、次々と戦況の報告がもたらされて来る。
「ゲートさえ落とされねば良い。各種族に任せ、主要地区の防衛に集中するのだ」
 カンギは、己の背後にあるゲートからの強大な力の高まりを感じながら言った。
 世界樹ユグドラシルの股肱之臣ともいうべきカンギは、今のユグドラシルがさらなる力を地球へ顕現させようとしている理由を理解する。

「……クルウルクやロキの死が、そうも焦らせているのか」
 レプリゼンタ・クルウルクやレプリゼンタ・ロキは、それぞれ色々な意味で癖のある同僚ではあったが、カンギにとっては頼もしい友でもあった。
 だが、『死なない』という特性を持っていたはずの彼らは、ケルベロスによって次々と討たれた。
 残るレプリゼンタはカンギと、エインヘリアルとの界境で今も戦っているスルトの2人だけだ。

「つくづく、恐ろしい者達だな。ケルベロスは」
 月に隠れていたマスター・ビーストの出現という想定外の事態で不死性を喪失していたクルウルクが死んだのは、まだ理解できる。だが、正面からロキを破ったのは、驚嘆すべき戦果としか言いようがない。
「ロキならば敵を侮ったわけでもあるまい。ケルベロスが我々の想像を上回ったか」
 宇宙で唯一、デウスエクスに『死』をもたらす力を持つケルベロス達。
 その力が、自らにも及ぼうとしていることをカンギは理解している。
「彼らはガネーシャパズルの力を得ている。かつての私の裏切りが、ついに追いついて来たか」
 自らに迫る死を前にして、不死なる将は、その象頭に哀切の情を浮かべる。
「私は『全て護る者』にはなれぬ。だが、ユグドラシルの将として、為せる限りのことをしてみせよう」

→有力敵一覧

→(2)要塞ヤルンヴィド(1勝0敗/戦力1590→1540)

→(4)大阪城地上攻性植物軍(3勝1敗/戦力780→620)

→(6)屍隷兵実験場(2勝0敗/戦力750→650)

→(7)ドリーム学校空間(1勝0敗/戦力840→790)

→(8)ファンガス地帯(1勝0敗/戦力850→800)

→(10)ニーズヘッグ地帯(0勝1敗/戦力1240→1230)

→(13)カンギ戦士団防衛線(8勝4敗/戦力1500→1060)

→(15)邪樹竜の森(1勝1敗/戦力1000→940)

→(19)金狐忍者屋敷(12勝3敗/戦力1200→570)

→(31)大阪城地下港(1勝1敗/戦力990→930)

→重傷復活者一覧

→死亡者一覧

■有力敵一覧

有力敵 戦功点 現状

戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

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