リザレクト・ジェネシス

■第5ターン結果

●(6)晴海埠頭要塞
 晴海埠頭要塞の中心地。
 かつて海底の戦いで相まみえた『バックヤード』を中心とした堅牢な城塞は、ケルベロス達により攻略され、防衛網は各所で寸断されていた。
 築地城壁および月島城塞からの増援はあったが、それでもなお、ケルベロスの猛攻を支えきる事はできなかったのだ。

 その戦場で、『五大巧』の中でも随一の武闘派である『終末機巧』ラグナロクは、ケルベロス達と相対していた。
『エスカトロジーはともかく、アルマゲドンすらも撃破してここまで辿り着くとは、見事なり』
 心底感心したようなラグナロクの言葉に、
「余裕のつもりか? あとはお前を倒せば、五大巧は全滅だぜ」
 リーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)を護るように前に出た螺堂・セイヤ(螺旋竜・e05343)が、ぶっきらぼうに言い返す。
 しかし、ラグナロクに余裕は無く、慢心もしていなかった。
『あぁ、わかっているとも。目の前の敵が、我を倒す力を秘めた強敵である事もな』
 ラグナロクは体を灼熱に輝かせると、最初からリーナ達に全力で攻撃を仕掛けてきたのだ。

 ラグナロクが業炎杖を振るえば、リーナも黒死斬滅結界を展開する。ラグナロクの炎が、リーナの紅に染まった瞳を更に赤く染め上げていく……。

「兄さん、ラグナロクを狙うよ。合わせて、そこよ!」
 ラグナロクに打撃を与えたリーナが指示を出し、セイヤが続いて降魔の拳を振るうが、ラグナロクには届かない。
 一進一退の攻防が続くが、ラグナロクはその力の源であるマキナクロスから、その力を流れ込ませる事で回復を行い、ケルベロスの猛攻に耐える。
 逆に、リーナとセイヤのコンビネーションは、なかなかうまく続かず、苦戦を強いられていた。
「今度こそ!」
 遂にリーナの雷刃突に続けられた、セイヤの流星の如き飛び蹴りが、ラグナロクに突き刺さった。
「さすがにいさん!」
 嬉しそうに、微笑むリーナ。
 更に幾度か打撃を与えたリーナが、ラグナロクへと最後の攻撃を仕掛けた。
「これで、終わり……。わたしの死の刃からは決して逃れられない……黒死の刃に呑まれて滅びろ……!」
 リーナから放たれた斬撃結界が、ラグナロクを切り刻む。それは、明らかに致命の一撃となっていた。だが……、
『ここまでとはな、だが、我は破れるわけにはいかぬのだ!』
 守護者を支えるように、マキナクロスからの力がラグナロクの命を繋ぎ止める。
 そして、ほとんど使命感だけで立ち上がったラグナロクは、致命の一撃と死の宿命を受けたまま、晴海埠頭要塞の中枢たるバックヤードへと撤退していくのだった。

「バックヤード、あそこが決戦の場になりそうね」
 撤退するラグナロクを見やり、呟くリーナに、セイヤもまた静かに頷いた。

●英雄神ペルセウス
 宝瓶宮グランドロンへ突入したケルベロス達を遮る兵の数は、もはや僅かとなっていた。
 英雄神ペルセウスは、残り僅かとなった兵士達を集め、第二王女ハールの元に通じる扉を守らんとしていた。
 ケルベロス達の勢いを、その程度で止められるものではない。
 配下達を喪ったペルセウスは、一人ケルベロス達の前に立ちはだかる。

 配下を喪っていても、その強さには揺るぎが無い。
 アポロンの杖が振るわれるたび、ケルベロス達は次々と倒れ伏す光景は、先程の焼き直しのようでもあった。だが、月宮・シオンが繰り出した稲妻突きが、その動きを僅かながらに鈍らせる。
「当てましたよ……!!」
「やはり、やるものだ」
 微かに痛みを堪えるように言って、ペルセウスはなおも魔法陣を展開していく。
 だが、ケルベロス達も一方的にやられているばかりではない。
 次第次第に、ペルセウスの動きは鈍っていった。
 一人ひとりの強さでは、ペルセウスに遠く及ばない。だが、全世界からの支援を受け、仲間達と共に戦う今、その力は決して手の届かないものではない。
「護り抜く為の盾となり矛となる――それが務めにして本懐。此処は決して譲らぬ、渡さぬ」
 その決意と共に、吉柳・泰明(青嵐・e01433)は刀を振るい続ける。
 この地に、平穏を取り戻す。
 避難を強いられ、遠方の地からなおケルベロス達を応援してくれている人々が、再びこの地で暮らすことができるようにするためにも。
「その意志の力。それが君達の力か。ならば、私もこの魂を燃やし尽くすまで……!」
 ペルセウスの戦意に呼応するように、アポロンの杖が強い輝きを放った。それは鏡の盾に照らされ、太陽もかくやと言わんばかりの灼光となる。
 ペルセウスが持つ、宝具を本人以上に扱う力。
 それを全力で解放し、彼はケルベロスへと挑んでいく。

 そして戦いの天秤は、ケルベロスの側に傾いた。
 ペルセウスが動きを止めた瞬間、一気にケルベロス達は動く。
「災いの芽は、断ち斬るのみ。――悪しき火種は、此処で消し去る」
 次々に繰り出される攻撃をペルセウスが凌ぐ中、真っ向から前進したのは泰明だった。
 アポロンの杖が帯びる熱に身に着けた衣が燃え上がるが、それを恐れることもなく、彼はペルセウスへと踏み込んでいく。
「心血を、此処に」
 真向から──その心髄を体現するかのような堂々たる一太刀は、一切の迷いなくペルセウスへと振り下ろされた。
 手ごたえと静寂とがあり、次の瞬間、傷口が一気に開いた。
 英雄神の白き衣が朱に染まる。
「流石だな、吉柳・泰明」
 血を流すペルセウスは、微かに笑ったように見えた。
「褒賞でも与えたいところだが、何分、今は宝物の持ち合わせに乏しいな……。ああ、妖精のコギトエルゴスムが気になっている者もいるようだが、宝瓶宮を無闇に漁るのはお勧めしない。グランドロンの怒りを買うのは、君達の望むところではないだろう」
「……承知した」
 意味の分からない部分はあったが、既にペルセウスの体は消滅を始めていた。
 遺言として自分を倒した者達への助言を残すペルセウスに、泰明は短い言葉だけを返す。
 それに納得するように、ペルセウスの姿は消えていった。
 そして、宝瓶宮グランドロン最深部への道は開かれる──。

→有力敵一覧

→(2)築地城壁(1勝0敗/戦力780→730)

→(3)月島城壁(0勝1敗/戦力880→870)

→(5)汐留城壁(1勝0敗/戦力1160→1110)

→(6)晴海埠頭要塞(26勝9敗/戦力1600→210)

→(11)京葉工業地域(0勝1敗/戦力920→910)

→(12)品川城壁(0勝1敗/戦力800→790)

→(13)石油化学コンビナート群(0勝1敗/戦力880→870)

→(19)東京湾アクアブリッジ(0勝1敗/戦力740→730)

→(21)川崎港(0勝1敗/戦力710→700)

→(23)木更津港(0勝1敗/戦力790→780)

→(27)宝瓶宮グランドロン(5勝5敗/戦力130→0/制圧完了!)

→(28)富津岬(1勝0敗/戦力720→670)

→(31)観音崎灯台(0勝1敗/戦力590→580)

→(32)新舞子海水浴場(0勝1敗/戦力520→510)

→(37)三浦海岸海水浴場(0勝1敗/戦力1160→1150)

→(38)金谷港(1勝0敗/戦力800→750)

→(41)宮川湾(2勝1敗/戦力1360→1250)

→(42)大房岬(3勝2敗/戦力820→650)

→重傷復活者一覧

→死亡者一覧

■有力敵一覧

有力敵 戦功点 現状

『終末機巧』ラグナロク
3300
(6)晴海埠頭要塞:Battle1にて、リーナ・スノーライト(マギアアサシン・e16540)に死の宿命を付与される。

英雄神ペルセウス
3900
(27)宝瓶宮グランドロン:Battle1にて、吉柳・泰明(青嵐・e01433)に倒される。

戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。

戦闘結果を取得しています。しばらくお待ちください。