■第2ターン結果
●轟炎竜母群
熊本駅を東西から熱していたドラゴン達のうち、東側にいたノトスは倒れた。
西側、轟炎竜獄の炎もまた、数多くの轟炎竜母達の撃破によって衰えつつある。
轟炎竜母達を率いるドラゴン『テラー・ウラム』にとどめを刺すべく、大紫・アゲハ(セラータファルファッラ・e61407)達はドラゴンと竜牙兵の群れを切り裂き、さらに奥へと挑んでいく。
既に、この地点に出現している配下種族の情報も把握されており、対抗策を練ったケルベロス達の敵ではなかった。
「見つけたわよぉ!!」
アゲハの声に、ケルベロス達は彼女が指さす先を見る。
傷ついたテラー・ウラムの姿は、海に間近い地点にあった。
巨体を沸騰する海に沈めんとしているテラー・ウラムは、あるいは己の領地である八代市への帰還を狙っていたのかも知れない。
「あなたを倒しても、まだまだ轟炎竜母はいるんでしょうけど、だからって逃がすわけには、いかないわよねぇ」
一体でも環境に劇的な悪影響を及ぼし得るドラゴンだ。
それを見逃すことは、ケルベロス達の選択肢には無い。
テラー・ウラムもまた、覚悟を決めたように咆哮をあげる。
水蒸気と溶岩が立ち上り、それと共に竜牙兵達がケルベロス達へと襲い掛かる。
その抵抗を易々と打ち破ったケルベロス達は、テラー・ウラムの巨体を目掛け、グラビティを次々と解き放った。
高層ビルほどもあろうかというテラー・ウラムの体が横倒しに倒れ、下敷きになった建物の残骸が熱と重量で完全に崩壊する。
「この辺りも、今度ヒールしてあげないとね」
そう思いながら、アゲハはフェアリーブーツを履いた脚を
「図体が大きいだけの相手なんかに、アゲハは負けないんだから♪」
フェアリーブーツで
轟炎竜『母』というだけあって相手の胸は巨大だ。
が、アゲハとて負けてはいない。何せ若いのだ。未来はある。
「大器晩成型だから……!!」
アゲハの将来性を感じさせる一撃がテラー・ウラムの頭を踏みつける、彼女の体を大きく揺らしてテラー・ウラムは咆哮し、やがてその響きが止むと共に、ドラゴンの巨体は消滅していくのだった。
→有力敵一覧
→(2)黒牙卿・ヴォーダン(2勝1敗/戦力790→680)
→(3)竜闘姫リファイア・レンブランド(1勝1敗/戦力880→820)
→(5)暴食餓竜(2勝0敗/戦力1400→1300)
→(6)轟炎竜母群(6勝2敗/戦力180→0/制圧完了!)
→(7)龍母艦【龍宮】(2勝1敗/戦力1500→1390)
→(8)喪亡竜エウロス(5勝2敗/戦力1450→1180)
→(10)貪食竜ボレアース(4勝2敗/戦力1450→1230)
→(11)大禍瑠璃(0勝1敗/戦力4000→2793)
→(12)覇空竜アストライオス(36勝10敗/戦力2800→900)
→重傷復活者一覧
→死亡者一覧
■有力敵一覧
戦功点の★は、「死の宿命」が付与されていることを表します。