八英傑ネタバレ大作戦

作者:あき缶

●そして伝説に……とか行かないでください
 チープな8ビット音楽が流れる中、勇者は一人、モンスターを駆逐していた。
「くっ、八英傑め。こんなにたくさんの手下を放ちやがって。俺がいる限り、世界は終わらせないぞ!」
 この世界の覇権を再び手に入れようとしている、かつての救国の戦士であり今の侵略者たる八人の英傑『八英傑』を倒すことが、勇者の目的であった。
「なんで八英傑は一度救った世界を、侵略してるんだ!?」
 今は、八英傑が侵略を進めるために世界に放ったモンスターを倒しているところである。
 剣で切り裂き、魔法で焼く。勇者の旅は果てしなく続いている――。
 と、思っているのはVRギアを装着している少年、ただ一人である。
 少年が手を振り、手をかざすたび、彼の隣に立つ勇者型アバターが、街中の人々を叩き切り、焼き殺して回っているのだ。
 ゲーム内の世界を救っているはずの彼は、実は近所の人々を虐殺して回っているのだった。

●スーパー黒歴史合戦
 とある住宅街で、VRギア型ダモクレスを装備した少年が、街中の人々を殺して回る事件が予知された。
 VRギアを通した世界が、少年にはまるで中世ファンタジー系ロールプレイングゲームのように見えているらしく、現実世界で殺人をしてもモンスターを倒したとしか認識できないようになっている。
「実際殺してるのは、少年の動きをトレースしてる実体化アバターなんやけどね」
 香久山・いかる(天降り付くヘリオライダー・en0042)は肩をすくめた。
「仮想現実が現実になっとるって怖いな。せやけど、今回なかなか状況は複雑なんや」
 ややこしいから、よく聞いてな。と言いおいて、いかるは説明を始める。
 まず、アバターは少年がゲームを継続する意思を放棄しない限り、倒しても倒しても『まっさらな状態で』よみがえる。
「ヒットポイントもバフ、デバフもみんなリセット状態や。まるでコンティニューしたみたいにな」
 つまり、少年が『やーめた』とゲームを投げるように仕向けなければならない。
 面倒だ、ならば彼が装着しているVRギアを破壊すればいい。とあるケルベロスが提案する。
「……まぁ、それでもええんやけど。そうすると、少年とギアがアバターと合体してしまうんよ」
 合体アバターは強くはなるが、一度倒せば二度と蘇らない。
「少年も助からんけどね」
 いかるは暗い目をして言う。つまり、少年やギアを攻撃した瞬間、少年の死は確定してしまうのだ。
 なお、ギアを装着している限り、少年はケルベロスやデウスエクス同様に、通常ダメージを無効化する。石などをぶつけてギアを外させるのも無理だ。
「ダモクレスを倒してくれっていうのが、僕の依頼やから、少年が死んでも一応は成功やけど……。でも、何の悪気も無い子を殺してしまうのも、気ぃ悪いやろ?」
 出来れば、少年の心を折る形で解決してほしい。といかるは言う。
 ならば、と別のケルベロスが言う。少年が自らギアを外すように言葉を尽くそう、と。
 だがいかるは首を横に振る。
「それもあかんねん。ギアは意地悪でな、こっちの説得の言葉は全部、ギアのフィルターによって『悪っぽいセリフ』に変換してしまうんや。だから優しい言葉とか心に訴える説得とかは無理なんや」
 ただし、ケルベロスがゲームの世界観に合わせて、姿や言動をそれっぽくして『敵ロール』をすれば、ギアは何のフィルターもかけず、そのままの姿を少年に伝える。
「まだアバターが誰も殺してない時に、皆を現場に届けられるから、うまくいけば、誰も死ななくてすむはずや」
 ギアをつけられた少年の名前は、堀場太一。ゲームはゲーム性よりシナリオ派で、やりこまないタイプである。
「……まぁ、いわゆるストーリー分かったら満足するタイプやね。一通り敵のボスと設定されとる八英傑とやらのキャラ設定とか、ストーリーとかが分かったら、飽きてくれると思うわ」
 つまり適度に戦いつつ、打ち切りマンガの最終回レベルで設定開示(と書いてネタバレと読む)祭りを開催すれば大丈夫だろう。
「皆の妄想設定力が問われますな」
 いかるは、揉み手しながら嫌な笑顔を浮かべた。
「せやけど、妄想でたくさんの人々の命が助かるんや。これは全力でロールするしかありませんぜ、旦那」


参加者
ジョルディ・クレイグ(黒影の重騎士・e00466)
ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)
デジル・スカイフリート(欲望の解放者・e01203)
姫百合・ロビネッタ(自給自足型トラブルメーカー・e01974)
エイリス・マクブライト(紅鏡の剣・e04461)
深鷹・夜七(まだまだ新米ケルベロス・e08454)
ソル・ブライン(太陽戦士・e17430)
スピノザ・リンハート(忠誠と復讐を弾丸に秘め・e21678)

■リプレイ

●スタートボタン押した直後です
 VRギアを装着した太一は、アバターが敵を求めるように一歩歩き出した瞬間、目の前に立ちはだかる者を見て、目を見開いた。
「誰だ!?」
 現れたのは、真っ白な羽を羽ばたかせ、銀髪を流す騎士天使だ。
「八英傑、人呼んで『劫火のエイリス』。矮小な人間よ。その移ろう心ごと焼き尽くしてやろう」
 と凛とした声でエイリス・マクブライト(紅鏡の剣・e04461)が名乗る。
 ゲーム開始と同時に最終ボスのお出ましとは。太一はどうなるんだと息を呑み、足を止める。
 アバターの勇者タイチがぐっと剣を構えた。
「かつて人々の平和の為に戦い闇の軍勢を退けるも、乱世が終わると共にその力を恐れた人間によって私は幽閉された」
 グレイブの末端をタンと地につけ、エイリスは話を続ける。
「己の戦う理由、守りたい存在とは何だったのか。人の心とはこんなにも弱きものだったのか。長き悲しみは怒りと恨みへ変わりこの身を動かしている。私を忌避するならばその通りになってやろうとな。望むのは力による破壊と支配だ」
 ヒュンとグレイブを回し、エイリスは続けた。
「なお、私は身軽だが、身軽故に脆い。その斬撃に弱いぞ!」
「ええー……」
 まさか、攻略法までのっけから教えてくれるとは。太一は若干気落ちしたようすである。
 まあ、教えてくれるなら倒そうか、とタイチが剣を振りかざした時、高所から剣士が舞い降りる。
「君が、ぼくの渇きを癒やしてくれる『誰か』かい」
 深鷹・夜七(まだまだ新米ケルベロス・e08454)は和服を着流し、顔の半分をマフラーで覆い、なかなかミステリアスな雰囲気を醸し出している。
「八英傑、夜七。人々の幸せのために研鑽を積み、地獄より戻った。名も知らぬ人のために師匠をも殺したのさ。でも、平和な世の中には敵も大切な人も居ない。犠牲も得た力も大きすぎた。ぼくは、ぼくにそれを強いた世界を許せない」
 しゃらんと夜七は不知火を抜く。
「止めれるものなら止めてみろ。ぼくが『見えれば』の話だけどね?」
「よ、よぉし、来い!」
 太一は乱入もあったが、ようやく戦闘開始かと下ろしていた武器を構えた。
「待って。僕を忘れないでほしいな」
 ばさりとサキュバスの翼を打ち鳴らし、聖職服をはためかせ、ウォーレン・ホリィウッド(ホーリーロック・e00813)が歩み出る。
「ま、まだ出るのかよ!」
 太一が面食らう。いったいいつ戦闘開始すればいいのやら。
「僕は『堕ちた聖職者』。君が知っているのは、高潔な精神でもって、魔物の魂を自分の身に取り込み、封じていた聖職者である僕かな?」
「し、しりません……」
 太一が思わず呟いた。そういうのは進んでいくごとに収集すべき情報じゃなかろうか。開幕早々に言われても……という感じである。
 だが太一の言葉など完全に無視して、ウォーレンは穏やかな表情のまま、橙の目を伏せる。
「かつての僕が世界を救う為に封じた魔物の数は九千九百九十九体……そう、僕らは世界を救った。けれど平和になったはずの世界で、再び戦いは起きた」
 ウォーレンはうっとりと目を開いた。
「その中で一万体目の魔物を取り込んだ時、僕は限界を迎えた! 一万の魔物の魂が僕の精神を蹂躙し悪に染めあげて、今はこうなったってわけだよ」
 ふふと微笑み、ウォーレンは魔人を降ろして、手をタイチへと差し伸べる。
「ヒトの苦痛は今の僕には何より心地良いもの……。さあ、君も聞かせて、苦痛にうめく声を」
「よ、よし、ようやくこれで戦闘開始でいいんだよな、行く……?!」
 行くぞ、と言い切る間もなく、太一の前にまた一人、八英傑がやってくる!
「俺はソル。唯一世界と己を繋ぐ絆が失われた今、俺は全てを憎悪し、志同じくする仲間と共に進軍する」
 ソル・ブライン(太陽戦士・e17430)の紫の瞳がキュピーンと光る。
「ああ、もう、これ八人全部来ちゃうやつ?!」
 さすがに子供でももう展開が読めてきたぞ!

●なかなかムービーが終わりません
 棒立ちの勇者そっちのけで、八英傑劇場はまだまだ続いている。
「うふふっ、楽しそうね。楽しいこと、だぁいすき」
 と甘い声と共に、悪魔の翼に尻尾、そして紫のビキニ寸前アーマー(どこを守りたいんだコレっていうアレ)……とお色気満点のデジル・スカイフリート(欲望の解放者・e01203)が現れた。
「私は、『欲望に誘う悪魔』デジル。元はシスターの魔法戦士……私が堕ちた理由、それは数回の戦闘で徐々に小出しに……しないでここで一気に明かしちゃう♪」
 デジルはペラペラ喋りだした。
「かつては秩序を守る為に戦ったシスターの魔法戦士。だが世界を救った後、残留していた闇の魔力に触れてしまい、性質が反転、世の混沌を望み人々を欲望のままに導く悪魔に変貌してしまった。八英傑らの堕落にも魔法などを使い少し闇に傾きやすくして暗躍していたり。タイチにも自分の欲望のままに闇に堕ちないかと誘い込むように語り、八英傑たちの仲たがいも楽しそうに見守っている」
 編集一切なしの長台詞である。というか、これ、攻略本のキャラ紹介文そのままコピペと思われる。
「口調まもれよ!」
 太一が苛立ったように叫んだ。シナリオ重視派としては譲れない部分だったらしい。
 太一の中で、このゲームのクソゲー度が急上昇である。
「ああ、今はわかる。混沌こそが人の尤もあるべき姿だと!」
 ようやくキャラ口調をとりもどしたデジルがそう締めくくってポーズを決めた。
「……はいはい、あと三人くらい出るんでしょ、はいはい」
 太一とタイチは棒立ちのままである。長い。なにげに八人って多い。
 そして案の定、
「ちょっと待て!」
 と機械人間が飛び出してきた。ジョルディ・クレイグ(黒影の重騎士・e00466)である。
「俺は『黒の狂戦士』ジョーカー! お前が勇者か! 俺と戦え!」
 ぐぐっと挑発の姿勢を取るジョーカーだが、タイチが何か返す暇もなく、台詞が続く。
「俺は魔族と戦う為に身体を魔導機械で改造強化し、機械と融合した恐ろしげな外見になった所為で、平和な世界に馴染めず、人里離れた場所で、過去を懐かしみながら過ごす内に、戦いの喜びを思い出した結果、戦場以外に居場所が無いから、永遠に戦いの無くならない世界を作る為に、お前らの誘いに乗ったが、実は敢えて勇者に敗れて、『ああ、あの時魔王と相打ちになっていれば良かった……』と戦いに満足して綺麗に終わりを迎えるつもりだったんだ!」
 ここまで一息! お疲れ様です!
「はぁはぁ、今のままだと台無しじゃねーか!!」
 さすがに息を切らしながら、ジョルディは夜七につっかかる。
「ええーっ」
 夜七は唐突に食ってかかられ、ちょっと面食らったが、気を取り直して合わせる。
「何、ジョルディ……じゃなかった、ジョーカー君がぼくの渇きを癒やしてくれるっていうの? それならそれでいいけれど。君にぼくが見えるかな?」
「ほら、ここにも争いがある。あたしの大嫌いな世界……」
 六翼の羽を羽ばたかせ、悲哀の表情を浮かべる姫百合・ロビネッタ(自給自足型トラブルメーカー・e01974)が二人の間に割って入る。
「争いは尽きないの。どうして戦わなければならないの? あたしを戦わせないで。喧嘩する人も、お肉を食べようとする動物も、みんなみんなみーーんな、消えてしまえばいいの!」
 目を伏せたまま、ロビネッタはリボルバー銃の銃口を順繰りに全員に向けた。
「誰も傷付かない世界にはあなたたちはいらない。そう、戦おうとする勇者のあなたも」
 ようやくムービー終了か、とタイチが武器を構えると、
「チッ、作戦とかかったりぃんだよ……早く殺させろっての。俺に指図すんじゃねぇ……!」
 脈絡のない台詞とともに最後の八英傑がやってきた。スピノザ・リンハート(忠誠と復讐を弾丸に秘め・e21678)である。
「世界中の連中の血を俺の武器に吸わせてやる。悪を滅ぼすために。手始めに、お前からだ!」
 大鎌をスピノザが構える。
「ああもう、やっとかよ! もうなんか疲れてきたよ!」
 太一が心底疲れたように叫び、タイチは魔法弾をようやく撃とうとするが。
「待てよ、俺の話まだ終わってねえから!」
 スピノザは大鎌を一旦降ろして、手を前に突き出す。
「終わってないのかよぉおおお!! なにこのムービーゲー!」
 太一は泣きそうな声をあげた。

●急にQTEがあるかもしれないから手が離せない
 スピノザはつらつら話し始めた。
「俺にはかつて恋人がいた。彼女は勇者の女ってだけで『女神様』と持て囃されるようになった。あいつは無力なりにそれに応えようとしていたんだ。それが結局、持て囃してた連中に命を奪われることになった。血溜まりの中に沈むあいつの姿を、俺は今でも忘れはしない……。あの時俺は誓った……世界の全てを血祭りに上げてやるってな」
「あ、はい」
 そんなこと言われても、という顔を太一はした。
「さあ、この八英傑全部を相手取るつもりなら、かかっておいで。勇者の剣で心臓を貫けば、一万の魔物ごと僕を倒すことができるよ。もともとの僕はもう助けられないけど……倒される瞬間に自分を取り戻して微笑むと思う。まあそんなことされないように後衛にいるけど、剣を投げられたりするとまずいけど」
 ウォーレンがネタバレ満載の言葉を続ける。
「獅子が兎を食べるなんて……絵本の世界のように、クマさんが作ったケーキを仲良く分け合えばいいのに。でも、こんな理想を、戦うことで実現するなんて間違ってるんだよね……」
 ロビネッタが戦う前から自省を始めた。
「あたしは倒されたら、死ぬ間際に、伏せていた両目を見開き、世界の真実を見つめ、自らの過ちを悟り、誰も傷付かない世界にして欲しいという願いを勇者に託すから、よろしくね」
 あ、それから、とロビネッタは続ける。
「ちなみに、目を伏せているのは、争いの絶えない世界を見たくないからだよ」
 考察の余地を与えてくれないロビネッタであった。
「私は、勇者を心の奥でかつての自分と重ねている。人を恨むのもまた己の心の弱さ故なのだ。私を倒すと、そういう感じのことを言いながら、勇者が願う平和な未来へ思いを託して、己の過ちを受け入れながら、きらきらっと消えるからな」
 バトルオーラをキラキラさせながら、エイリスも怒涛の結末自白。
 夜七も便乗する。
「あ、ぼくの最後のセリフは『ふっ、ここで終わりか。ごめんなさい、師匠……』って、師匠を殺してまで手に入れたかったものはなんだろう的な……」
「もういいよ! それは倒した後に言ってよ! もういい、倒す!」
 太一はもはや泣いているが、ソルが引き止める。
「待て。俺の話も聞いておけ。俺は、己の見た目ゆえに亡き友の忘れ形見の少女とひっそりと隠遁していた拳士で……」
「長くなる、それ?!」
 半分キレている太一に怒鳴られ、ソルはゆっくりと重々しく頷く。
「……まあまあ。だんだん俺の怒りや憎しみという感情が出て来るからな……」
「それが終わったら、次、俺の敗戦後設定の話をするからな、よく聞けよ」
 スピノザが付け加える。
「もういいです!! 疲れた! 全然戦えないし、ネタバレしまくりだし、チョークソゲーじゃん!!」
 太一はVRギアをぶん投げた。
「よし!」
 ジョルディがギアをすかさずひっつかみ、
「GAME……OVER!」
 地獄の炎を纏う一撃で叩き潰した。

●前代未聞の平和的解決を見た
(「誰も傷つかずに、戦いもせずに解決したね」)
 ウォーレンはホッと胸を撫で下ろすと、太一の無事を確認すべく走った。
「大丈夫?」
 理不尽なつまらなさに、もはや泣いている太一だが、身体に怪我は見られない。
「クソゲーはこれで終わりだ。クリスマスには良いゲームを買ってもらえると良いな」
 とジョルディは太一を宥める。
「ん~、満足はしてもらえなかったっぽいけど、堕ちた英雄っていうシチュエーションは楽しめたから、いっか♪」
 デジルはニコニコと笑っている。
「ふー! いつもと逆をするのは、ちょっと疲れるね!」
 いつも通りの笑顔に戻り、ロビネッタは表情筋をほぐすように頬を撫でた。
 エイリスは、『劫火のエイリス』らしい装備で固めた己を見下ろした。
 騎士鎧に、ダイヤモンドの武器飾り、戦乙女を飾るパンジャに、『戦華の禱り』という名のお守り、勝利を祈るフェザーモチーフのリング、神秘的なピアスを揺らしている。完璧な優雅たる女騎士である。
(「ここまで揃えたのに、戦えずに終わって、少し勿体無いような……」)
 否、無血でデウスエクスを倒せたのだ、喜ばねば。エイリスは気を取り直した。
 夜七はこっそりと手帳をしまいこむ。手帳の正体は黒歴史ノートだが、先程のキャラ設定を元々構想していたとは誰にも言えない。
 ソルは設定を言い切れなかったことに少しだけ無念を覚えるが、
「やはり、ネタバレをされると、辛いな。一般人を盾に卑劣な真似をするダモクレスを倒すためには必要だったとはいえ……」
 と太一の気持ちを慮る。
 同じく、ラストシーンネタバレ披露の場を失ったスピノザだが、言わずに済んでよかったと思っている。
「あー、恥ずい……。こりゃ完璧黒歴史だな」
 なお、八英傑設定上では重要なポジションを占めていた恋人だが、スピノザご本人は恋人なんて居たことはない――。

作者:あき缶 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年12月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 2/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 15
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