●路地裏の小さな店にて
店主である男性は、潰れた店の真ん中で、客用に用意したソファに座って頭を抱えていた。
その店は、男性が始めて持った自分の店だった。しかし、あまりにも客が来なくて潰れてしまったのだ。
「よく考えたらわかる事だったんだ……腰蓑が一般受けしない事なんて……」
店の壁には、色とりどりの腰蓑がディスプレイされていた。そう、この店はその人に合った腰蓑を提供してくれる、腰蓑専門店だったのだ。
「くそう……俺は何をやっているんだ……」
頭を抱えて後悔に沈む男性店主の前に、第十の魔女・ケリュオンが現れる。男性店主がその異様さに叫ぶよりも前に、ケリュオンは手に持った鍵でその心臓を一突きした。
そして、ケリュオンは告げる。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』を奪わせて貰いましょう」
男性店主はその場に崩れ落ち、その横に腰蓑を纏った上半身裸の中年男性のような外見で、胸毛の位置がモザイクになっているドリームイーターが現れた。
●ヘリポートにて
「自分の店を持つというのは、素敵な夢ですよね」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は、集まったケルベロス達に対し、語る。
「今回は、そんな夢であった自分の店が潰れてしまった人がドリームイーターに襲われました。被害者は中年の男性で、かねてからの夢であった腰蓑専門店を潰してしまった『後悔』を奪われてしまいます。『後悔』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようですが、奪われた『後悔』を元にして具現化したドリームイーターが、通行人を強引に店に引き込んで腰蓑を纏わせ、挙句殺してしまうという事件を起こそうとしています。ドリームイーターによる被害が出る前に、このドリームイーターを撃破してください」
ドリームイーターは、一体。腰蓑をつけたドリームイーターは心を奪う鍵を手に持っていて、腰を振って踊りながら心を奪う鍵で攻撃してくる。
また、モザイクを飛ばして相手を悪夢で包み込んで来る事もある。受けた傷をモザイクで修復する事もできる為、注意が必要だ。
「皆さんには、ドリームイーターの力で営業を再開した腰蓑専門店に、客として乗り込んで頂きます。この時、他のお客さんは居ないので安心してください。このまま戦闘に持ち込む事も可能ですが、客としてサービスを受け、そのサービスを心から楽しんであげるとドリームイーターは満足して弱体化します。また、ドリームイーターを満足させると、撃破後に意識を取り戻す被害者も後悔の気持ちが薄れて前向きな気持ちになれるようです」
その辺りも考慮して行動をすると良いだろう。戦闘後、被害者に接触する事も可能なので、励ましたりしてあげても良いかもしれない。最後に、セリカは集まったケルベロス達を見て、言う。
「後悔は、次に進むための礎になるものだと思います。それを奪われてしまった被害者のためにも、これから襲われるかもしれない人々のためにも、ドリームイーターを倒して来てください。お願いします」
参加者 | |
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クーリン・レンフォード(紫苑一輪・e01408) |
ノル・キサラギ(銀架・e01639) |
陸野・梅太郎(ゴールデンサン・e04516) |
相川・愛(すきゃたーぶれいん・e23799) |
山内・源三郎(姜子牙・e24606) |
フィニス・トリスティティア(悲しみの終わり・e26374) |
オリヴン・ベリル(双葉のカンラン石・e27322) |
玖堂・アマリ(陽彩・e33088) |
●いざ腰蓑!
「腰蓑専門店とは、またニッチなところを狙ったもんだぜ」
陸野・梅太郎(ゴールデンサン・e04516)は、腰蓑専門店の店先に置かれている立て看板を覗き込む。その看板には、見本として腰蓑が貼り付けられていた。
「ほんとに腰蓑だ! 僕初めて着るけど、ふぁっさふぁっさしてて楽しそうだね!」
実物の腰蓑を始めてみる玖堂・アマリ(陽彩・e33088)は、腰蓑に触ってみたり揺らしてみたり、腰蓑ならではの質感を体験していた。
「うむ、準備はオッケーじゃあっ!」
持参した腰蓑を着用した山内・源三郎(姜子牙・e24606)はガハハと豪快に笑う。
その姿を見て、ノル・キサラギ(銀架・e01639)はぶふぉっと吹き出した。
「さすが源ちゃんだね! 似合う似合う! あっ、じゃあ僕も亀の準備しなきゃ」
そして、同じく持参した亀の着ぐるみをがさがさやり始める。
「これ……上に寝たら、すごい気持ちよさそう……あっ、寝ちゃダメか」
サーヴァントの地デジと立て看板の腰蓑を眺めて、オリヴン・ベリル(双葉のカンラン石・e27322)は眠たそうに目を擦る。取り敢えず、任務が終わるまでは寝るのはガマンしないと、と自分に言い聞かせていた。
「なんでパレオにしなかったのかしら……」
しみじみと呟くクーリン・レンフォード(紫苑一輪・e01408)。しかし、腰蓑にはパレオにはない魅力もあるのかもしれない。良く分からないけれど。
「コシミノ……なんだかすごい原始的な感じがしますねっ」
店の入り口を覗き込む相川・愛(すきゃたーぶれいん・e23799)の肩に、フィニス・トリスティティア(悲しみの終わり・e26374)がぽんと手を置く。
「ほら、店に入るわよ。あっ、愛は少し段差があるから、転ばないように気を付けなさいよ?」
そして、フィニスはドアノブを回して扉を開ける。
そこには、壁一面にディスプレイされた腰蓑と、小型ヤシの木みたいな観葉植物、民族工芸品のような仮面や小さな置物がずらっと並べられていた。
「なんかすごいお店だね!」
フィニス、愛に続いて、他のケルベロス達も店内へ。ぐるっと店内を見回して、亀の着ぐるみ姿のノルが感嘆の声を上げる。最後に扉をくぐったのは動物変身をした梅太郎とアマリ。梅太郎はふさふさのゴールデンレトリバー、アマリはつやつやのラブラドールレトリーバーだ。
辺りをわんこ2匹がくんかくんかしている間に、店の奥から胸元にモザイクのある中年男性が現れる。
「いらっしゃいませぇ!」
そして凄い勢いで振られる腰。店の内装と男性の出で立ちや立ち振る舞いに、一同はここが日本であることを忘れかけた。
●ようこそ腰蓑!
思わず雰囲気に飲まれそうになったケルベロス達だが、はっとして気を取り直す。
「腰蓑って、裾の長いのもあるんだよね? 私、長いのが良いなぁ」
陳列されている腰蓑に目をやりながら、クーリンが店長ドリームイーターに注文をする。
「私も長いのが良いわ」
「わっ、わたしは長いと転びそうだし、裾の短いコシミノでお願いしますっ!」
クーリンに続き、フィニスと愛も注文をする。少し待っていると、店長が要望にあった腰蓑を持ってくる。
「本当に腰蓑だぁ! なんかガサガサして、南国な感じだね」
手渡された腰蓑を観察するフィニス。店長ドリームイーターが用意してくれたのは、特別に着色されたオリジナル裾長腰蓑。色はピンクだ。普段馴染みのないものだけに、不思議な感じがする。
「わしゃ、浦島太郎じゃあ〜〜〜!」
と、どこに隠れていたのか源三郎がよぼよぼと登場する。その横には亀姿のノル。どこからか波の音がしそうな程に、その姿は浦島太郎。
「すごい……様になってる……」
源三郎の姿に、クーリンが思わず呟いた。
「おお、それは素晴らしい腰蓑……どんなものをお探しですか?」
注文された腰蓑を3人に渡し終えた店長ドリームイーターは、源三郎が持参した腰蓑を見て、訪ねる。
「一瞬でジジィになってしまったんじゃ。この腰蓑はヤング用腰蓑、ワシのようなナイスミドルに似合う腰蓑を用意しとくれ」
「ついでに俺にも腰蓑をお願い! 亀だけど!」
びしっと亀の手を上げて注文するノルにも、店長ドリームイーターは見事な営業スマイル。
「そうですね、ナイスミドル用の腰蓑といえばこんなのとか……素材にこだわって作った腰蓑になります。亀さんにはこちらの腰蓑を」
店長ドリームイーター曰く素材にこだわった一品であるミドル用腰蓑と、亀の着ぐるみにも着用可能な万能腰蓑。こちらはわりとオーソドックスな色合いだが、機能性重視だという。
「亀よ見よ! このニュー腰蓑を! 似合っているじゃろう!」
ガハハと笑う源三郎に、ノルは亀の手をぐっと突き出す。多分、親指を立てているのだろうが、亀なのでわからない。
「似合う! さすが源さん……じゃなかった、浦島さん! 写真撮ろう写真!」
ノルは亀のままで写真を撮ろうとして少し格闘するが、無理があったので諦めて甲羅と亀の足はそのままに、亀の手と亀の頭を脱ぎ捨てた。
「地デジに似合う腰蓑、ある? 出来れば、僕とお揃いで着けられるやつ」
はしゃいでいる浦島太郎と亀を横目に、オリヴンが店長ドリームイーターに訪ねる。
「勿論! こんなのは如何です?」
手渡されたのは、小さなポップな色合いの腰蓑と、お揃いの普通サイズの腰蓑。オリヴンが早速地デジに腰蓑を着けると、サイズはぴったりでどんなに動いても外れそうにない。
「すごい……ありがとう」
素直に礼を言いながら、オリヴンは自分用の腰蓑を見つめる。彼はまだ、この上で寝たいという衝動を諦めきれていなかった。
「そちらの犬の方々には、こんな腰蓑は如何です?」
そう言って、店長ドリームイーターは2匹、もとい2人にそれぞれ腰蓑を配る。
「お〜……!」
ついでに腰蓑を着けてくれた店長ドリームイーターに、思わず梅太郎が感嘆を漏らす。それほどに、その腰蓑は犬にピッタリであった。
淡い赤に染められた腰蓑は梅太郎に、黄色く明るい色に染められた腰蓑はアマリに。2匹が尻尾を振ると、ゆさゆさと腰蓑も揺れる。
シャカシャカ音をさせて揺れる腰蓑が楽しくて、アマリは尻尾と尻を揺すった。梅太郎の尻尾もすごい勢いで揺れているのを見るに、喜んでいるのだ。
「ウメタロウもアマリもすごい似合ってる! 可愛い〜!」
腰蓑とセットの布面積の狭い上を着用したクーリンは、わんこの腰蓑姿に、眼を見張る。いっそ破壊的な愛らしさ。
「キィも混ざろう!」
脱いだマントのフードに隠れていたキィを抱き上げる。
「すいません、キィの腰蓑もお願いしますっ!」
そして、三匹の腰蓑犬が完成した。
「よし、フラダンスだ!」
「りょーかい、うめたろーおにーちゃ!」
梅太郎が、耳元でアマリに合図をすると、アマリも小さく頷いて、2匹は後ろ足2本で器用に立ち上がり、腰を振る。その2匹の間で、キィは可愛く首を傾げた。
「おおっ……すごい写真が撮れそう!」
ノルが良いアングルを探して右往左往し始める。
「私っ……今日のことは絶対忘れないよ!!」
ふわふわわふわふつやっつやの腰蓑フラダンス姿に、クーリンは眼を潤ませた。
「なんだってこう、南国って露出度高いのかしら……まぁいいわ、行くわよ」
「が、がんばりますっ!」
裾の長い腰蓑のフィニスと、裾の短い腰蓑の愛。2人とも、クーリンと同じようにセットの上を着用していた。同じく、布面積が極端に少ない。
店内のBGMは、踊るのに丁度良さそうなリズムを刻んでいる。2人はそれに合わせ、タヒチアンダンスを踊り始める。
「きゃっ!」
しかし、愛は早速転んだ。ぶわっと腰蓑が広がる。
「愛、大丈夫? 足元はそんなに動かさなくてもいいから、腰の方を動かすの」
そう言って、フィニスは腰を振る。裾の長い腰蓑が左右に揺れて、ポロリは無いがチラリはありそうな気配。
「ちょっと……? 奥さんに後ろめたい事になるわよ」
面白そうだからと写真を撮っていたノルに、フィニスが殺意の篭った視線を向ける。
「えっ、あ〜……大丈夫だったよ! えっと、フィニスって腰蓑に興味あるの?! すごい詳しいよね〜タヒチアンダンス……とか……」
しどろもどろに答えるノル。
冷たい視線に晒されて、つい視線を向けていた男性陣もさり気なく目をそらす。
「あっ、そうだ! じ、じゃあ俺も踊っちゃおっかな!」
ノルはばっと亀の着ぐるみを脱ぎ捨てて、その辺に置いてあった棒を使ってファイアーダンス(安全のため点火せず)を披露する。
「なかなかじゃ! しかし…………なんかちょっと違うような気がするのう?」
浦島太郎の源さんが首を傾げるが、それでもノルは楽しそうだ。
「全く……はぁ、やたらめったら腰を振るから、疲れたわ……」
その後暫く踊り続け、疲れてきたフィニスだが、愛はまだまだ元気だ。
「わたしはまだ大じょ……はわわっ!」
ずってーん、と派手に転び、腰蓑が広がる。幸いサイズがピッタリでしっかりと固定してあったため、脱げる事はなかった。
「愛、もう休憩しましょう」
「はぁい……」
愛はしょぼんとしながら立ち上がった。
●さらば腰蓑
「ありがとうございました」
腰蓑が気に入った源三郎を除いて全員が着替えを終えた。店長ドリームイーターは、身なりを整えたケルベロス達を見て、満足そうだ。
きっと、今がチャンスだろう。
「よーっし、じゃあ今度はガンガン行くぞー!」
腰蓑から着替えたり、それぞれが準備を整えた所で、クーリンが合図とばかりに気合を入れて、フードを被る。その手には、キィが変身したファミリアロッド。
「うん、そろそろ行こっか」
そして、ノルは床を蹴る。店長ドリームイーターに流星の煌めきと重力を宿した飛び蹴りが炸裂する。
「今の内ね。Adminisiter a dose of ephedrine!」
ノルの攻撃が店長ドリームイーターを足止めしている隙に、フィニスが魔術的な投薬を行う。
それに続き、トゥードゥルスも清浄の翼を使っていく。
「行くのじゃー!」
攻撃力が上がった源三郎は、腰蓑姿で気合いを入れる。そして、マジカル巫術パワーで超合金ちゃぶ台を召喚。
「お前の腰蓑は見事じゃった……じゃが、わしの娘はやらーん!」
超合金の重量級ちゃぶ台は源三郎の存在しない娘に対する愛でひっくり返り、見事狂王の暴虐ー絶・ちゃぶ台返しーは店長ドリームイーターに命中。謂れのない罪で店長ドリームイーターは超合金ちゃぶ台の直撃を受けた。
吹き飛ばされる店長ドリームイーターだが、中年男性だろうと腰蓑だろうとドリームイーターはドリームイーターだ。衝撃で散乱した腰蓑の中、むくりと立ち上がり、態勢を立て直す。
「ダンスもコシミノも素敵でしたけど、ちゃんとお片づけしなきゃ、めっ! です!」
しかしそこへ、愛のおかたづけのうたで召喚したホウキやチリトリが殺到する。散乱した腰蓑と一緒に、店長ドリームイーターはさっさと片付けられていく。
「じゃあ行くよー!」
片付けられた店長ドリームイーターに、クーリンがドラゴニックミラージュを放つ。
そこで店長ドリームイーターは胸元のモザイクで回復を図る。元々弱っていたのだろう、ダメージはかなりのもののようだ。
「チャンス、かも」
ぽつりと呟いて、オリヴンが大地を蹴り、続いて地デジも走る。スピニングドワーフと、テレビフラッシュが決まった。
よろめく店長ドリームイーター。そこで、犬から戻った梅太郎が、同じく戻ったアマリに叫ぶ。
「よーしアマリ! アレやるぞ!」
きょとんと目を瞬くアマリ。
「うめたろーおにーちゃ、アレってなに?」
梅太郎に腕を引かれ、アマリは走り出す。
「いいから、合わせろ! アマリは右側な!」
ふらふらと未だ重心の定まらない店長ドリームイーターを、ゴールデンとラブラドールのウェアライダーは左右から挟み込むように走る。
「わかったうめたろーおにーちゃ!」
そして、梅太郎とアマリは同時に大地を蹴った。
「「ダブルわんこ、アターーック!」」
梅太郎の絶空斬と、アマリの降魔真拳が炸裂。店長ドリームイーターは消滅した。
「う……ううん……? あれ? あなた方は?」
店内のヒールや片付けが一通り終わった所で、本物の店長が目を覚ます。
「お片づけ、終わって良かったですっ!」
「お片づけ?」
愛の腕を引いて、フィニスが言う。
「いえ、何でもないわ」
「えっと、私たちはね……このお店の、最後のお客さん、ってところかな」
クーリンが笑顔で言えば、店長は首を傾げながらも笑顔を返す。
「そうでしたか……楽しんで頂けましたか?」
そう尋ねる店長に、半分寝かけていたオリヴンが頷く。
「ふかふかしてて、良かったよ」
「ふかふか……ですか。当店の腰蓑は最高級品ですからね」
オリヴンの言葉に、店長は微笑む。その笑顔を見ながら、本当は寝たかったけど、とオリヴンは小さく心の中で呟いた。
「わしなんかほら、もう愛用しておるぞ!」
「ほんと、よく似合うよね!」
嬉しそうに腰蓑を揺する源三郎と、それを指差してガッツポーズをするノル。
「犬だって楽しめるお店だったよ!」
「そうそう、踊ったり出来て、すげー楽しかった! だから、これからもめげずに頑張ってくれよ」
アマリと梅太郎の言葉に、一瞬店長は不思議そうな顔をしたが、すぐに笑顔に戻った。
「楽しんで頂けたみたいで、良かったです。腰蓑専門店の未来は、私が諦めたらそこでお終いなんですよね」
そして、店長は大きく頷いて、拳を握りしめた。
「皆さんのおかげで、元気が出ました! また今度は……もう少し暖かい地域でお店を開こうかと思います! 本当にありがとう!」
そしてケルベロス達は、店長の笑顔に送られ、すっかり元通りになったお店を後にしたのだった。
作者:あかつき |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2016年12月5日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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