「あなた達に使命を与えます。この町の服飾デザイナーの一人に、人形用の服を作る者がいます。その人間と接触し、その仕事内容を確認・可能ならば習得した後、殺害しなさい。グラビティ・チェインは略奪してもしなくても構わないわ」
奇術師の恰好をした女が、二人の男に指示を出した。
うちの一人が答えて曰く。
「了解しました、ミス・バタフライ。一見、意味の無いこの事件も、巡り巡って、大きな利益につながる事になるのでしょう」
髪の毛を剃りあげたその男が答えると、もう一人のおかっぱ頭の男も頷いて応える。
二人の男たちは、奇妙な命令にも関わらずまるで宗教指導者の言葉であるかのように、厳かに受け取ったのである。
●
「ミス・バタフライゆう螺旋忍軍の話はしっとりますでしょうか? 今回はその事件の一つゆうことですね」
ユエ・シャンティエが螺旋忍軍の事件簿と書かれた巻き物を開いた。
その項目の一つに、バタフライ事件と記載されている。
ミス・バタフライが起こそうとしている事件は、直接的には大した事は無いのだが、巡り巡って大きな影響が出るかもしれないという厄介な事件となるのだという。
「今回狙われているお人は、リリ-さんゆう服飾デザイナーなんですけれど、特に珍しいのは、人形用の服の注文も受けているゆうことですね。どうやらそのコツなり狙うとるのでしょうか」
事件を阻止しないと、まるで、風が吹けば桶屋が儲かるかのように、ケルベロスに不利な状況が発生してしまう可能性が高いのだとか。
予言じみて少し怪しい話ではあるが、それがなくても、デウスエクスに殺される一般人を見逃すことは出来ないだろう。
「例によって避難してもらう訳にはあかんのが残念ですけれど、事件が起きる3日くらい前から、対象の一般人に接触する事ができるので、事情を話すなどして仕事を教えてもらうことができれば、螺旋忍軍の狙いを自分達に変えさせることができるかもしれません」
敵から見れば、いきなり高い技術を狙うよりも、身近で目指し易い相手をコピーし、同時に将来のライバルを暗殺する事に意味は在る。
「そうそう、服飾デザインの修行ですけど、主に人形の方はデザイン教室の方で広く募集しているのと、男性でもする仕事が多いんだそうですので、問題ないということですえ」
なんというか、本業ではまだまだ名前を売っている最中のデザイナーという事らしく、デザイン教室で生徒を取るのは、授業料やら知名度UPもあるらしい。御針子やらモデルも足りてないので、することは一杯あるので男性でも問題ないそうだ。
とはいえ、自分達が囮になるためには、見習い程度の力量になる必要はあるので、かなり頑張って修行する必要があるだろう。
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「敵は剃りあげた男とおかっぱ頭の男の二人組で、共に手裏剣を使いこなします。適当な用事で分断しても良いですし、気付かれるリスクを排除するなら二人まとめて奇襲して一方的に攻撃するのもええかもしれませんね」
分断するならかなり有利な二連戦になるし、途中で合流されるとしても終始優位に立てるだろう。
とはいえ、理由が思い付かなければ気がつかれる可能性も高い。
スムーズに行かない可能性を考えるなら、二人居る状態で、奇襲してしまうのが楽かもしれない。
この場合は最初だけであっても、一方的に攻撃が可能だろう。
「バタフライエフェクトというのは、聞いたことがありますが、それを使いこなす敵は厄介ですなあ。しかし、最初の蝶の羽ばたきさえ止めれば、問題は無りません。ここは是非、よろしうお願いしますえ」
ユエはそう言って、リリーさんのアトリエやらデザイン教室のパンフレットを用意したのである。
参加者 | |
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水守・蒼月(四ツ辻ノ黒猫・e00393) |
テルル・ライト(クォーツシリーズ・e00524) |
アレクセイ・ディルクルム(狂愛エトワール・e01772) |
光宗・睦(上から読んでも下から読んでも・e02124) |
カリーナ・ブラック(黒豚カリー・e07985) |
パトリシア・シランス(紅恋地獄・e10443) |
エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765) |
灰縞・沙慈(小さな光・e24024) |
●
「すごい」
「お人形さんの服たくさん……!」
講習会に案内された少女達は、思わず目を丸くした。
おめめ、まんまる。ですっ!
「それも、なんてすてきなの」
「わー、どれもステキなの。私もお人形さんみたいに可愛い服きたいなー」
カリーナ・ブラック(黒豚カリー・e07985)は無表情ながら弾んだ声で、灰縞・沙慈(小さな光・e24024)はキラキラした目でデザイナーさんを見上げた。
招待された部屋には、無数のお洋服が沢山。それも人形のまであるのだ。
「ありがとうね。今度みんなで、おべべ着ましょうねー」
デザイナーのリリーさんは年下には甘いタイプなのだろう。
きっと身内からはウザがられていると思えるくらいに世話を焼いて来る……いわゆるシスコン系姐である。
「貴女達もみんな素敵よ。春のクチュール用に用意してるのが……」
「ゴホン。服作り、良いですね。裁縫は得意な分類ですが色々なプロの手法も学びたいと思います」
リリー姐さんが脱線しそうになったところで、アレクセイ・ディルクルム(狂愛エトワール・e01772)が現実に引き戻した。
そしてピョコリと人形を動かして、腹話術気味に要請。
「丁度私もこの可愛い薔薇天使の人形にお洋服を作ってあげたかったのです。しかし、先ほども話した通り、デウスエクスが関わって居ると言う事をお忘れなく」
「忍者だっけ? 仕方無いわねえ」
アレクセイの真摯な目に応えて、人形に注がれた過剰な愛に気が付いたのだろう、リリーはパンパンと手を叩いた。
その音に注目した瞬間に、テーブルの前に移動して説明を始める。
「詳しくは後で説明するけどポイントは、接続の仕方、縮尺変更、デザインの肝とデフォルメ修正の三つだけよ。これだけ必死に覚えれば後はお家でなんとかなるわ」
一同の前に出されたのは、出来あいのパーツだ。
真面目な話、人形まで一から作ると色んな意味で死ぬので、リブロックのように組み上げていくのだろう。
「これなら僕らでもできそうだよね。接続の仕方……手作業なのかな? それともミシンとかも使うのかな?」
「戦うそうだん惜しいわね。もっと時間があれば、もっとたくさん教われるのに……。あ、どうぶつ用だって。最初は腕折らないようにチョッキ、カリーナおぼえた、と思う」
水守・蒼月(四ツ辻ノ黒猫・e00393)がメモを取り始めると、カリーナは頷きながらボソリと呟いた。
それぞれに気になる事に注目して聞くのですが、全然時間が足りません。
ネットを見たのだが、買うとなると結構なお値段するので、自分で作れるならこしたことはない。
「螺旋忍軍なんかに、こんな素敵な技術、あげないよー。私も早く素敵な服作れるようになりたーい」
沙慈たちはそんな事を言いながら、一生懸命にチクチクやったということです。
●
「ミス・バタフライの事件って初めて関わるんだけど……」
デザイン教室に向かう道すがら、光宗・睦(上から読んでも下から読んでも・e02124)はふと思ったことを口にした。
誰もが最初に思う謎である。
「何しようとしてんのかマジわけわかんなくてヤバいね」
「ひとまず、思わず呼びたくなるような技術者、欲しくなる物を作る人になり変わる……くらいに思っておけば良いのかと」
睦の疑問に、テルル・ライト(クォーツシリーズ・e00524)は今までの記録から簡単な推論を返した。
おおむねそんな推測が成り立つが、データにはそうでもなさそうな事例もある。
「事前に防いじゃうので判りませんが、予知みたいなものなのかもですね。ともあれ、今は服作りを勉強ましょうか」
そしてテルルは考えるのを止めた。
教室の扉をくぐると同時に、心はテレビウムの先生を、どう飾りつけるかで頭がいっぱいになる。
「人形の服って、ただの手芸にはない難しさがあるよね。でも、刺繍とかなら実はけっこー得意だから、今回みたいのは助かるかも」
睦が特に覚えたいのは、デコレーションの繋ぎ方だ。
ここの教室は初心者でもやり易いように、最初から作ってあるパーツを縫い付ける形にしている。
これなら事前に店売りの物を買っておくこともできるし、彼女みたいに特異なタイプなら、自作しておくこともできるからである。
教室で教えてくれる、違和感なく縫いつけるコツさえ覚えれば、シンプルな服であれば自分で縫えるようになるだろう。
二人が教室に入った時、既に何人かが作業していた。
「リリーィ……ここ、どうすれば可愛く仕上がるかしら……! ちょっとセンスに自信がないのよね」
「色が桃色だから渋めの小物かしらねえ。センスに関しては、譲れない1つをベースに、後は無茶苦茶試してみれば良いんじゃない? やってみないと判らない事もあるし、そうねえ……」
パトリシア・シランス(紅恋地獄・e10443)の相談を受けて、人形の服に柿色の飾りを付けた後、リリーは何人かに指示を出した。
判り易く比較する為に、人間用の服が数着と、何点かの小物である。
「エドワウちゃん達はこっち、ヤキンさんと蒼月ちゃんは二人でこっちね。イメージは『玉座に侍べる』って感じで取っ替えひっ替えいきましょ」
「たくさん小物ありますね。これは……毛皮の帽子に、鳥の羽根? 玉座には合わないような……」
小物の鞄を抱えて、エドワウ・ユールルウェン(夢路の此方・e22765)がトコトコ。
自分が持って来たモノをこっそり見ながら、ヤキン……螺旋忍軍の人に持って来てもらった、お洋服にきらきら。
後のちの作戦に関わる前振りなのだが、それを除いても思わずドキドキしてしまう。
「これを被ると、北方……。スカンジナビアからロシアの狩猟民族って感じがします。反対に、こっちの布帽子だとイベリアからアラビアみたいです」
エドワウが布を被せた椅子に座り、ヤキンたちが脇に控えると、ちっちゃな王子様の完成だ。
『こちらは同じ服ではありますが、これは面白い』
「羽織るのがロングコートなら騎士風、ハーフコートだと神官風だね。ただ布の差なのに」
ヤキンが年配のお目付け役、蒼月がちょっと年上の兄貴分と言う差はあるが。
ここで一同が、帽子の種類とマントの長さを変えれば、神官一行に見える不思議である。
「今度は同じ構図だけど黒のゴシックで、小物は胸元だけ。中央をアレクセイさん、カリーナちゃんの順。側仕えはボアズさんと沙慈ちゃんでいくわね」
「構いませんけどね。どうせゴシックなら自分より姫の為の服が良かった……」
リリーの指示で黒のゴシックを着た仲間達が入れ替わると、最初は退廃的な主人とシモベ達、次が幼き女主人と執事や侍女たちに見える。
着せ替え人形にさせられたアレクセイは、自分だけやってもなーという憮然とした表情。
だが、ソレがいい。玉座の間に座すナニカが、別のナニカに見えて来る。
「おっ、今度は吸血鬼風に見えるな。デザインの肝ってやつかあ……。ん、判ったような、判らないような。……まあ、アレンジやってみるわ」
「かまぼこ達は卷族なの。覚えたから、みんなに可愛い服のデザインを教えてあげるの」
ハロウィンを思い出しながらパトリシアが呟いて人形を眺めると、他の仲間達や螺旋忍軍、そして他の一般生徒達も頷いて居た。
カリーナは覚えたばかりの御手製の黒チョッキを、ヌイグルミの黒ブタさんやサーバントの猫さん達に作ってあげている。
無表情なので良く判らないが、ムフーなのでご満悦なのであろう。
『教えてもらうのは良いのですが、何かコツはありますかね?』
「コツ? 気持ちをいっぱい込める、とかくらいにしか私、思い浮かばないや」
沙慈は後で自分も姫ルックするのだと、キャッキャウフフしながら、ボアズの質問に小首を傾げた。
先ほどの『玉座』のイメージであれば、主役と脇役の配置にひたすら凝りまくっただけである。
「つくる過程のおもいで。できあがった服へのおもいいれ。これからも続く、だいじなおもい?」
「まあ。ひとえに、愛。かな」
エドワウは何とかそこに至るまでの過程を説明し、アレクセイは逆に単刀直入に語る。
ここで教えてくれるのは誰でも作れる万能の品であるが、注目するとしたら、過剰にこだわる一点であると言えよう。
●
「せっかくですし、写真に撮りましょうか。カメラ持ってきますね」
「んじゃあ、私も車に積んでる機材持ってくるわ。ちょいと待ってな」
作戦に従ってテルルとパトリシアが誘導すると、リリー先生はウインクしてお二階に。
「ならエドワウちゃん達はお外で用意しててくれるかしら? 先にこっちを済ませるけど、さっきのなら、ね?」
合図が来たと知って、一同は気持ちを入れ替える。
「写真とるにしても、教えるにしても一人ひとりの方が効率いいし、あんま大勢いると撮影に邪魔!」
「わかりました。近くに葉が白らんだ林か小さな公園かでもあればそこへ。……いっぱい道具がありますから、手伝ってほしいです」
睦が外へ促すと、エドワウが小さな体にいっぱいの荷物を抱えようとして、ヤキン達が苦笑しながらやって来る。
『そんなに急がなくても、写真は逃げませんよ。構想的には北方……有翼騎士団ですかね』
「有翼……ああポーランドも北だっけ。ついでに買い出しもしちゃおうか。寒いから温かいコーヒーとか、スープでもいいかな」
ヤキンが椅子やら大きな荷物を抱えたので、蒼月はしめたっ。と思いつつ時間稼ぎを口にする。
焦ってはいけない、話に合わせつつ背景に使う布やらマントやらを持ち運ぶ。
彼らがゆっくりと出て行くのに合わせて、モニターで確認していたテルルがドアの横を占拠する。
治療師である彼女が最後尾であるが、急いで戻って来たヤキンがドアをぶち破っても怪我しない様にだ。
相手は隠密任務特化の螺旋忍軍、気がつかれても良いように分断作戦と、奇襲性だけを重視する。
「凛々しい感じも可愛い感じもどれも素敵ですね……コホン。では、撮影を開始しましょうか」
お願いしますね、先生。
テルルがそう言った瞬間に、執事服を着たテレビウムの先生がフラッシュを焚いた。
『く!? どういうことですか!』
「言わなきゃ判んないかい? ケルベロス参上、というやつさ」
パトリシアは連れて来たキャリバーともども宣戦布告を開始。
驚くボアズはそれでも飛びのきながら、服を防具に、いつもの仮面を顔に装着した。
「まだ作りたい物はあるし、もう一人の彼が帰って来る前に、片付けるとしましょうか。ああ、そうそう。リリー先生は戻って来ませんよ?」
アレクセイはここぞとばかりに踊りかかるが、最愛の人の為の服装作りの時間を取る為だ。
邪魔だから早く死んでくださいねと言いながら、滅殺しようと無慈悲に得物を振りあげる。
『いかん、このままでは……』
「無事に逃げられるとか思ってんの?」
そこへ睦が飛び蹴りを掛けて、横腹に突き刺さった。
この際は威力よりも足を止める事、逃がさないことだ。
「ここに色々奪いに来たんでしょ? こんな素敵な技術、あげないよー」
「物騒なこと考えず、服のデザインに目覚めてくれればよかったのに……」
沙慈は最初にドローンだけ飛ばして爪を伸ばすと、借りてる服装もあって吸血鬼みたい。
そんな事をカリーナは思いながら、ハンマーを変形させてバッスンバッスンぶっ放した。
こうしてケルベロスと螺旋忍軍の戦いは熾烈を極めたのである。
●
『あの物音は一体? もしや予定を早め……』
ヤキンは音を聞いて、最初ボアズがターゲットであるリリー抹殺のチャンスを得たのかと思った。
だが、目撃者が多過ぎるし、直ぐに行動するとは打ち合わせて無い。
それに潜入任務で攻撃が合図になり難いのと同様、思ったよりも鈍い攻撃音は断定し難く、まずは確認の為に戻ろうとした。
「残念でした、予定通りなのはこっちだね。思い通りにはさせないよ」
一方で奇襲すると知ってる蒼月には音が低くとも十分で、ナイフを引き抜いて一方的に切りかかった。
「わざの組み立ては、ちょっとかえてますけどね」
『うぬ、ケルベロスか!? ぬかった』
エドワウは気がつかれた場合の組み立てに替え、箱竜のメルを荷物の陰から出しつつ、まずは忍ばせておいたスライムに絡みつかせる。
十歩の距離を十一歩に。
「いかせないんだよ!」
「おれたちがここで食い止める」
蒼月が炎をまとったスライディングを掛け、エドワウは敵の手裏剣を受けながらも突撃を掛ける。
全ては少しでも時間を稼ぐために、少年たちは動き始める。
だが、無情にも距離は少しずつアトリエに近付いて行く。
格上を二人掛りで抑えられる訳は無いし、敵の方は仲間と合流するだけで良いのだ。
しかし、ここで運命は変転した。
「さあ『燃え上がれ、悲しみを焼き尽くせ』待たせたわね!」
「「パトリシアさんっ」」
紅蓮の弾丸がアトリエの扉をぶち破る。
炎に巻かれて飛び出したのは、脱出に成功しかけたボアズである。
『おのれケルベロス!』
「あと一人!『この空が、私の味方……!!』いくわよー」
睦は外に出たことで飛びあがると、翼を収納しヤキンに向けて落下する。
遠慮は無用と、ネックブリーカーで締め落としにかかった。
二人合わせて八人より格上の敵である、時間が一手、二手と経つうちにたちまち終わりがやって来た。
「終末の時間は誰にでもやって来ます『甘く苦く麗しい罪の記憶。貴方の罪はどんな華を咲かせるのでしょう?』貴方の積み自身が、貴方を逃がしはしませんよ」
『ぐあああ』
アレクセイが指先にグラビティを集めると、撃ち込まれた罪禍の種が内側から裂き、いや咲き始める。
重力で作られる黒き薔薇は皮肉なことに、悪党の方が美しいのだとか。
ヤキンと呼ばれた男も、ボアズのように動かなくなった。
「リリーに心配無用だって言ってあげないとね」
「おれ、通販とかで買えるか、聞きたいです」
「その前に修復しなきゃな。でないとスッゲ高いんだよ」
パトリシアが風下で煙草を吹かすと、蒼月やエドワウ達がワイワイ言いながら修理を始めた。
「アイドルみたいなキラキラの衣装……自分で着てみたいけど着る機会なんてないし、お人形に着せて楽しんじゃおっ!」
「カリーナはかまぼこにきせるの」
終わった終わったと睦が伸びをすると、カリーナはカン付いて逃げ出した猫さんを捕まえる。
「先生の服が増えるのは喜ばしい事です……オーダーメイドで作ってもらうのも良さそうですね」
「わ、私もほしー。修理終わったら、お願いするんだ~トパーズとお揃いにしてくださいって」
テルルがテレビウムを眺めていると、沙慈はその言葉を拾ってハイハーイと猫さんのトパーズの手を持ってフリフリした。
「作ってもらうのも良いですが、やはり私は姫に持ち帰る着物を作りたいでしょうか」
アレクセイは仲間達の笑顔を見ながら見ながら、最愛の人への贈り物を作ることに決めた。
作者:baron |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2016年12月3日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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