腰に手をあて天を向く

作者:久澄零太

 かぽーん……。
 人が寄り付かなくなって長い山奥の旅館廃墟。実質、温泉だけが残されたその地にビルシャナはいた。
「諸君、熱い湯につかった後は冷たい飲み物だが……」
 持ちこまれたクーラーボックスで冷えた牛乳を一気に飲んだビルシャナはくはーっと息を吐いた。
「やはり牛乳に限る! 飲みやすさに置いてこれを越える物はない! アレンジなんて舐めた真似をする連中もいるが、やはりこのベーシックこそ至高である!!」
 ダンッと瓶をテーブルに叩き付け、異形は翼を掲げた。
「さー同志達、この温泉を復興&温泉牛乳を広めて、何々牛乳なんて紛い物を殲滅しようではないか!!」
『イェス温泉! ゴーミルク!!』

「皆大変だよ!」
 大神・ユキ(元気印のヘリオライダー・en0168)はコロコロと地図を広げて、とある山中を示した。
「ここにお風呂上りは牛乳しか認めないビルシャナが現れて、信者拡大に向けて廃墟の温泉宿を再興しようとするの!」
「ずいぶんと教義の狭い鳥さんですねぇ」
 ヴェルサーチ・スミス(自虐的ナース・e02058)が首をかしげるとユキが遠い目に。
「それが今回厄介なところだよ。定義が狭い分、信者の洗脳が強力過ぎて普通の説得じゃ目を覚ましてくれないの」
 キュピーン☆ と紫の液体が入った注射器を構えるヴェルサーチを押さえて、ユキは解説を続ける。
「信者は牛乳以外のモノでお風呂上りに飲み対決を仕掛けて、勝つと目を覚ましてくれるよ。内容は速さ、量、アクロバティックで、早飲みできる人と、たくさん飲める人と、なんかこう、華麗な飲み方? できる人に別れて挑んでね」
 と、ここでユキは温泉に浸かる鳥オバケを描いた。
「敵は攻撃して来ない代わりに、信者を失うと温泉対決を挑んでくるよ。熱い湯につかり続けるだけの簡単な勝負だけど、グラビティ無しの、ガチンコ我慢対決になるから、相当な根性と工夫が必要になるからね」
 グッと拳を握り、応援する様子のユキ。と、ここで思い出したように何かのリストを見せる。
「飲み物については持ちこむ必要があるから、飲みたい物を選んでね。そっちの手配はこっちでするから!」


参加者
ヴェルサーチ・スミス(自虐的ナース・e02058)
ゼフィラルド・テラペイア(医道の為の銃弾・e02221)
アレーティア・クレイス(万年腹ペコ竜娘・e03934)
進藤・隆治(沼地之黒竜・e04573)
プレフィー・リンジー(お注射大好き・e18113)
空舟・法華(ほげ平・e25433)
アクア・フォンス(ヤンバレッタ・e27737)
シンシア・メルトロン(ヴァルキュリアの鎧装騎兵・e33522)

■リプレイ

●かぽーん……
「いい湯だな……」
 ビルシャナが呟くが、シンシア・メルトロン(ヴァルキュリアの鎧装騎兵・e33522)は渋い顔。
(なんかコレ熱くね?)
 しかし強がりな彼女はジッと耐える。そして。
「よーし諸君、そろそろ飲もうではないか!」
 異形を筆頭に湯から上がり、牛乳瓶をとった。それを信者や番犬にも配ろうとするが。
「お風呂上がりは各自の自由……にしよ?」
 パレオを揺らすアクア・フォンス(ヤンバレッタ・e27737)が首を傾げ、鳥がぷっつん。
「我が信者でありながら何を言っている!?」
「牛乳を飲めない者も居るのだからな。風呂上りに牛乳だけしか認めないのは、駄目だろう?」
 進藤・隆治(沼地之黒竜・e04573)の呆れた様子に異形は翼を握る。
「なにを!? 風呂上りの飲料において牛乳より優れたモノなどない!!」
「基本的に牛乳の乳酸菌は殺菌されている! 乳酸菌で胃と腸を整える為にはヨーグルトだ!」
 フィットネス水着に白衣被ったゼフィラルド・テラペイア(医道の為の銃弾・e02221)がビシリ。
「成分的にどう考えてもこちらが上だが? それではお前たちも納得できんだろう。今この場で飲み比べで勝負だ!」
「面白い、行くぞ真の信者達!」
 信者の一人が二リットルサイズのボトルを手に、ゼフィラルドが五百ミリのボトルを四本構え、ファイッ!
「随分と余裕だな?」
 信者がボトルを傾け一気に飲み干していくのに対し、ゼフィラルドは飲むヨーグルトのボトルを試験管のようにクルクル。
「よく見ろ、ゴボゴボと流れが悪いじゃないか」
 ボトルに浮かぶ気泡を示して、ゼフィラルドがボトルの口を開けた。
「これが正しい飲み方というものだ」
 そのままクイッと、斜めに。事前に渦を描かせたことで滑らかに流れゆくヨーグルトが、無理のない量ずつ口内に滑り落ちていく。後は嚥下するだけの簡単な作業だ。
「ちなみに、飲むヨーグルトとは祖国トルコ発祥の品が日本で進化を遂げた物でな?」
 瞬く間に二本目を開け三本目を振れば、信者はまだ四分の一終わった所だろうか。グイッと空にして四本目を振る。
「体内環境を整えるものに様々な味や効能をつけるとは、実に面白いと思うぞ。元々はヨーグルトに水と塩を加えただけだったからな……」
 医者として、健康食品が美味しい方向に転がっていくことに感動を覚えたのか、しみじみと呟いてラストのぐぃー。
「やはり風呂上りにはヨーグ……」
「風呂上りはビールに決まってんだろーが!」
 ゼフィラルドの言葉を覆うように、シンシアがどっかと座り込んでクロスに箱を持ってこさせる。
「コク! キレ! のどごし! これらが生み出す爽快感! これが牛乳にあるか? あ゛ぁ!?」
「途中からこっちに振って来た!?」
 一瞬仲間割れかと思いきや、やっぱり牛乳の否定だった。
「こっちは一箱なんだ、まさか余裕で勝てるよなぁ?」
 煽っていくシンシアに、異形が乗っちゃった。
「よろしい、こちらは信者三人で挑もう」
 まさかの信者側がリレーする羽目に。
「いくよクロス!」
 呼ばれた画面妖精が蓋を開けてパス。それを一気に煽るシンシアの傍ら、クロスは別の瓶の蓋を開ける。
「役割を分けたか。だがそれだけでは……」
 ゴッ! ガラスが石床を叩く音に信者が牛乳を噴き出し急停止。
「ちょ……」
 ギロリ、文句言おうとした信者がシンシアに睨まれ萎縮。モノクロタンクトップビキニという比較的大人しめ? な水着だが目つきは凶悪に。信者が怯える間にもゴッ、ズダン、バリン! 音による威圧が続く……今割ったよね?
「はっ! ノンアルじゃなければもっといけるぜ!?」
 一箱空にして、実際は結構お腹にたまってるけど余裕を見せるシンシアなのだった。ちなみに、ガラス片はクロスが一欠片も残さずお片付けしたから安心だ!
「普通の牛乳を飲むため、一般のお客さんはこんな山奥まで来るでしょうか? 山奥といえば修行の地。この温泉も強さを求める者達の修行場となるなら、謎汁のような試練的飲み物こそ相応しいと思います」
「逆だ。秘湯に来る人々が求めるのは、普通の些細な幸せ、つまり牛乳なのだ!」
「私たち、相容れない者のようですね……」
 空舟・法華(ほげ平・e25433)が取り出すは某廃村名物。三十代で医者になった某村長作な気がしなくもない特殊過ぎるブレンドは『理論上は』体にいい。
「さぁ、勝負です! 皆さん、私の散り際は目を瞑ってください……」
 忍ゆえの誇りか、遺言染みた事を残してボトルを煽る法華だが、速い。特に工夫をしたわけでもなく、ただボトルを傾けるだけなのに、速い……信者? 牛乳霧吹きしてぶっ倒れたけど?
「今あっちから見たら面白い事になってる気がする……!」
 回り込もうとするヴェルサーチ・スミス(自虐的ナース・e02058)をゼフィラルドが止めた。
「先ほど見るなと……」
 掴んだその手にパーカーを残し、競泳用のシンプルなセパレート水着になったヴェルサーチが法華の横から……異形に止められた。
「見てやるな」
 それだけ伝え、法華の肩にかかっていた金の縁取りがされた赤いタオルで顔を隠してやる。最後の一本を飲み終えて、名状しがたい表情で気絶していた法華の顔を……。

●たくさん飲むコツ
「はいはーい、大飲み対決ですが、普通にやっても面白くないんで、師匠が温泉に浸かってられる時間内に対決しましょー。では師匠、この辺でお願いしますぅ」
「うん?」
 特に怪しむこともなく入ろうとして、跳んだ。
「あっつ!?」
「ここの温泉、お湯の注ぎ口に近いほど高温で、皆で浸かってた端っこの方だとちょうどいいみたいでぇ」
 振り向けば、退路を断つヴェルサーチ。選択の余地はなさそうだが、熱い物は熱い。
「押すなよヴェルサーチ!」
 しゃがんでお湯を見つめる背後にユラリ、バッと振り返り。
「絶対に押すなよ! こういうのは自分から……!」
「分かってますってばぁ!」
 ドンッ、バシャーン。
「あ、ごめんなさーい☆」
「ごめんじゃねぇ!!」
 ゼフィラルドの肩を押さえつけ、てへっ☆ と笑うヴェルサーチだが、これではソフトカツ●ンが飲めない!
「仕方ありませぇん」
「オイコラどこに座ってんだ!?」
 余裕がなくなり口が悪いゼフィラルドの首裏に腰かけて、北海道限定乳酸菌飲料を手にするヴェルサーチが水着の上を脱ぎ、鍛えられた胸筋を見せつけつつ脚を組んだ。
「師匠、暴れないでください、コレ零したらべたつくんですからぁ」
「いいから早くどけ!!」
 まさかの紙パックを構えるヴェルサーチ。師匠の叫びと共に一気に飲む!
「かーっ!」
 初期は中国駐屯中の日本の軍人の為に作られた飲料のパッケージを見せつけるように並べる。しかし、美味しく飲める物も三本を越えた辺りで辛くなってくる。
「地元では勝利に繋がるとして、受験生やスポーツチームに人気のコレを飲んで負けるわけにはぁ……!」
「零れてる! 零れてるから!!」
 口の端から白いモノが零れているヴェルサーチ。巻き添えでマスクがべとつくゼフィラルド。
「ま、まだですよぉ……奥の手として期間限定青りんご味といちご味を……ぶふぉ!?」
 飲みながらしゃべったせいでむせて噴き出してしまう。
「これに勝てば、関連商品のゼリーとアイスが私を待ってま……すぅ……」
「もういい……もういいんだヴェルサーチ!」
 無理やり跳ね起きたゼフィラルドが抱き留めると、白目をむいて白い液体に濡れていた。タイマー役が湯から飛び出して試合終了。信者? 目の前が凄惨すぎて飲んでなかったよ☆ ……ゼフィさんの苦労は無駄じゃない、多分。
「さて、準備はいいわね?」
 丼を構えてカレーをよそうアレーティア・クレイス(万年腹ペコ竜娘・e03934)に、信者はポカン。
「飲むの?」
「飲むわよ?」
 バンドゥービキニから覗く白い肢体はほっそりしており、『そういうタイプ』に見えないが、彼女は笑う。
「偉い人がテレビで言っていたわ『カレーは飲みもの』だと」
 アレーティアは信じていた。カレーは万人共通のスープだと。
「お風呂上りと言えばやっぱりカレーよ! たくさんの香辛料がお風呂で温まった身体をさらに汗が出るくらい温めてくれるしね! あ、私としたことが」
 ドン、二つ目のカレー鍋。
「信者の分を忘れてしまうなんて……さぁ、始めましょ♪」
「え、こっちもカレー!?」
「不満?」
 下からじとー、と覗き込むアレーティアに苦笑。
「こっちは牛乳で……」
「つまり、カレーが飲めないと?」
 バキィ! 浴場の床を踏み抜き、下の地面をむき出しにしたアレーティアが信者の肩を掴む。
「仕方ない、首から下を土に埋めて口からカレーを流し込んでやるわ!」
 ズボォ! 首だけになった信者の為に、丼にカレーをよそうアレーティア。
「じゃ、試合開始ね♪」
「いやぁああああ!?」
 どっちが勝ったかなんて言うまでもない。
「貴方には……負けない……」
 アクアはビシッと信者に指を突きつけ、勝利宣言してからボトルを手に取った。今までみたいに何かくるかと警戒する信者だが、珍しくまとも。故に、アクアを警戒しすぎて初手が遅れる。その隙に堅実に飲み進めていた彼女は信者と差をキープ。これが早飲みなら勝てただろうが、これは量。段々彼女に信者が追いつき始めて……。
「もー無理ッ!」
 ゼフィラルドが湯から飛び出しタイムアップ。逃げ切りでアクアの勝利……なのだが、彼女の後ろには大量のジャスミン茶。
「余るの……もったいない」
 信者を捕まえて、その口にボトルを押し付ける。
「牛乳だけじゃなくて……お茶の良さも……知って?」
「もごごごぐぐ!?」
 勝負直後で満腹なのに飲まされて、お腹が膨れた信者が転がった。

●魅せる飲み方
「うん、別に大丈夫そうですね」
 動けなくなった信者をペチペチするプレフィー・リンジー(お注射大好き・e18113)。さすがにやり過ぎたかと思いきや、そうでもなかったため安心して苺牛乳の瓶を手に。
「ふふふ……」
 怪しげな信者が牛乳瓶を普通に飲む……ただし、瓶には触れることなく。勝手に浮遊する瓶を離れた両手で操る様にユラユラ。それを難なく飲んで見せた。
「なるほど、エンタメ性の勝負ですね」
 水色のフリルをあしらった青と白のストライプビキニの腰元に手を添えて、グイッとシンプルに飲んで見せるプレフィー。異形は一瞬何もなくね? と首を傾げたが。
「……どうやって飲んだ?」
 そう、プレフィーには口がないんだよー!!
「種も仕掛けもありませんよ? ね、糸使いの信者さん?」
「はぐ!?」
 まさかの手品の種を見破られた信者がショボン。隆治がプレフィーと入れ代わりにコソリ。
「どんな手を使ったんだ? まさか水着の中に……?」
「ちゃんと飲みましたよ? 口から」
「口!?」
 プレフィーの顔をあちこちから眺めるも、ナノマシンにより口っぽく食べ物が取り込まれる、という仕掛けに気づくことはなかった。つぅか分かるわけないよね!
「さて、と」
 信者の瓶をジャグリングしながら少しずつ全部飲んでいく、という芸当を目にしてから、隆治は瓶を一本手に。黒い褌の腰ひもに指を乗せて、銭湯でよく見る構え。
「飲み物で遊ぶとは愚か者め。こういうのは自然にするのが一番なのだよ」
 コーヒー牛乳を掲げるように飲み始め、喉を鳴らすたびに反っていく。やがて瓶が真上を向くが……まだ反る! 空を見上げて綺麗な一直線。しかしまだ反る。段々後ろに倒れ始め、もはや背骨は曲がらず、膝を曲げて状態を倒していき、背中が地面と平行になったところで止まって。
「ぷは……どうだ、これこそが伝統的かつ正統派な飲み方だろう?」
『反り過ぎィ!!』



●というわけで皆仲悪く温泉
 かくして信者が全滅。番犬と異形は湯につかるのだが。
「自己管理……医者として……当然……」
 ゼフィラルドが突っ込まれてた、あっつい範囲で対決。事前に発汗と体温調整の準備をしていたとはいえ、元々ここに浸かっていたゼフィラルドは既に半分死んで……あっ。

 ぷかぁ……。

「師匠ー!?」
 ヴェルサーチが回収してうちわで回復に当たった。
「なるほど……温泉で対決とは、こういう事か……」
 芯までジワジワ来る熱に、隆治の頬を汗がたらり。見れば復活したゼフィラルドが水を、ヴェルサーチが例の乳酸菌飲料のアイスをスタンバイしており、勝負を投げてしまえば実に幸せだろう。
「くっ……」
 折れてしまいそうな自分の心を、気合と根性でカバー。
「ふふふ……ビルシャナさん敗れたり! 羽毛はもふもふで熱がこもるのです! 私や隆治のようなつるつるな人が有利なのですよー!」
「そうなのか?」
「そうです、ご覧ください!」
 若干遠い目で問う隆治に、プレフィーが示すと。
「温泉はみんなで話しながらが一番……なの」
「今は静かに耐えたまえ」
「なんで? せっかくの……温泉。どうせなら……お話しよ? お風呂上りのカレーについて……とか」
「アレは何か違うだろう!?」
「じゃあ……お風呂上りの……謎汁?」
「それに触れてやるな……!」
 謎のやり取りに目が点になる隆治。
「ここからが本番ですよ」
 分かっている風に頷くプレフィーの前を、アレーティアが泳いでいく。
「ビルシャナ鍋……ビルシャナカレー……ビルシャナ揚げ……あぁ、おっきな鶏肉に見えてきた……」
 ゆらり、ゆらり、既にのぼせておめめぐるぐるなアレーティアには、ビルシャナが鶏肉料理に見えて、鳥の周りをグルグル。獲物を追い詰めた鮫のような動きに、アクアが何か思い出した。
「鮫って……歯が何重にもなってて……一度噛んだら離さないんだって……」
「押すな!?」
 アーティアの方に押し出されて震える鳥に、法華がすぃーっと。
「謎汁をご所望と聞いて」
「呼んでな……まっず!?」
 突っ込まれたモノのあまりの不味さに跳ね上がる異形。その姿にアクアがクスリ。
「先に出た……私たちの勝ち」
「敗者は棒棒鶏よっ!!」
 そして着水前にアレーティアが襲いかかる!
 バシャバシャと激しかった水飛沫が少しずつ静かになり、やがて温泉に静寂が。
「……ぷはっ」
 湯から顔を出したアレーティアは実に幸せそうな顔をしていたという。
「健康になるって大変なんですね……」
 普通の温度の所で浸かり直した法華がため息。湯から上がってフルーツ牛乳をゴクリ。
「ふぅ……果物だって、健康にはいいですよね」
 にこりと、幸せそうに微笑んだ。
「「いぇー!!」」
 そんな傍らヴェルサーチとシンシアは缶ビールを開けて祝杯。
「結局のところ何飲んでもうめぇんだよなー。鳥野郎の手前黙ってたが、俺は牛乳も悪くねぇと思うぜ?」
「でも一番はぁ?」
 ヴェルサーチに聞かれて、クロスの頭をポンポン叩いていたシンシアがにやり。
「「やっぱビールだよね!!」」
 ケラケラと、アルコールが入って騒々くも楽しい一時が流れていく……。

作者:久澄零太 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年11月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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