屍山血河

作者:黒塚婁

●儀式
 実に静かな夜であった。
 深夜、柏市のとある交差点――。
 車も人も見られない辺鄙な場所で、浮遊する三つの影がある。
 それは、魚であった。体長二メートルほどの青白く光る怪魚が、ゆらゆらと宙を泳いでいる――。
 眺めていれば、その三体の魚がぐるぐると円を描くようにしているのがわかる。
 それらが描く軌跡も同じく青白く輝き――やがてアスファルトの上に、魔法陣のようなものが浮かび上がる。
 その中心に、巨大な輪郭がうっすら現れたかと思うと、瞬く間にそれは三メートルの長躯、鎧を纏った男の姿になる。
 ただ、その鎧はいくつもひび割れており、胸の辺りには穴が空いている。兜は半分以上が欠け、その隙間から獣のような尖った耳、裂けた口からは鋭く伸びた犬歯が覗き、爛々と目を輝かせたそれに知性は感じない。
「ウォォォオオオ……!」
 産声は獣の雄叫び。
 変わり果てた男の名は、エインヘリアルのクスター――かつてケルベロスに敗れ、死した男の名である。
 
●再殺
「千葉県柏市で、死神の活動が確認されたっす」
 黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)はいつもより心なしか緊張した面持ちで、切り出した。
「死神は魚型の、知性の低い下級死神なんすけど、ケルベロスによって殺されたデウスエクスの残滓を集めてるみたいっす。その残滓に死神の力を注ぐことで変異強化して、戦力として回収するつもりっす」
 急ぎ駆けつけ、阻止してほしい――それが今回の依頼である。
「今回確認されているのは下級死神三体と……変異強化されたエインヘリアル一体っす。現場はまたまた柏駅の周辺で、避難勧告は済んでるっす。皆さんは気兼ねなく戦ってもらって大丈夫っす」
 エインヘリアルのクスターはルーンアックスの使い手で、知性を失った今、眼前の敵を屠ることのみに注力するだろう。
 死神たちはクスターの後ろに続く形で、ケルベロス達と対峙すると思われる。
「敵対してるデウスエクスの事とはいえ……いざ現実になると、なんか悔しいっすね……強力な敵っすけど、ケルベロスの皆さんなら勝てると信じてるっす!」
 ぽつりとダンテは零したが、すぐにいつもの表情に切り替え、握り拳を掲げた。
「死してなおまだ戦うとは……まったく、とんだ『勇者殿』ですね」
 星之宮・悠人(天玻璃仰ぐ銀の拳士・e02853) は困惑したような笑みを浮かべながらも、緑色の瞳の底に好戦的な色を浮かべていた――。


参加者
伏見・勇名(レプリカントの鎧装騎兵・e00099)
ヴィヴィアン・ウェストエイト(バーンダウンザメモリーズ・e00159)
ドローテア・ゴールドスミス(黄金郷の魔女・e01306)
星之宮・悠人(天玻璃仰ぐ銀の拳士・e02853)
狗衣宮・鈴狐(幼き半人前・e03030)
機理原・真理(フォートレスガール・e08508)
ネルベム・ジェステク(蠢く呪い・e12478)
大上・さとり(半人半獣の巫術士・e15358)

■リプレイ

●その上空にて
 ヘリオンから見える景色は、ひとの一切が消えた都市の街並み。自動車や鉄道も止まっているため、流動的なものは全くない、がらんとした物寂しい眺望――灰色の瞳を細め、それを臨む女は笑みを浮かべた。
「Okay、Okay……避難も考える必要はない。やっつければいいだけね。楽な仕事だワ」
 ドローテア・ゴールドスミス(黄金郷の魔女・e01306)が歌うように語る横で、同じく外を覗いている狗衣宮・鈴狐(幼き半人前・e03030)の左手首の鈴が、ちりんと鳴った。
 確かに一手間省けちゃいるが、後ろから男の声が響く。
「楽に終わるかは、わからねえけどな」
 黒髪から覗く青い瞳は虚空を鋭く睨み――ヴィヴィアン・ウェストエイト(バーンダウンザメモリーズ・e00159)は皮肉げな言葉を放る。
 ドローテアは肩を竦めると、くすりと笑ってあしらう。わかっているワ、と言外に告げるように。
 何気ないやりとりではあるが、何処か焦臭い緊張のようなものが、そこにあった。
「死神? エインヘリアル、ふっかつ、してきた? 死んでいきかえって、また死んでいきかえった、か? ……問題ない、おなじのでも、ちがうのでも、なんどでもたおす。……うん、もんだいない」
 初めは首を傾げつつ、伏見・勇名(レプリカントの鎧装騎兵・e00099)は最後には自分でこくこくと頷き納得する。シンプルな結論である。
「死者を蘇らせるなんてダメなのです。死神の行為は死者に対しても、その時命を賭けて生き残った人達に対しても冒涜しているのです」
 同じレプリカントであっても、機理原・真理(フォートレスガール・e08508)は少しだけ、思うところが違うようだ。再び小首を傾げた勇名だが、疑問のありかが解らない。
「死して尚命を脅かすものも、死者を冒涜するものも、どちらも許せません。この拳で、倒します」
 真理の言葉に同意するように、星之宮・悠人(天玻璃仰ぐ銀の拳士・e02853)は目を伏せたまま静かに告げる。
 かつて一度、葬った相手が蘇った――心が乱されるようなことはないが、不快感はある。
 それは果たして蘇らせた方にか、蘇った方にか。どちらも、が正しかろうが。
「ゾンビは苦手だけど、お仕事がんばります!」
「せいぜい精一杯やらせてもらおう」
 何故か少し頬が赤らんでいる大上・さとり(半人半獣の巫術士・e15358)の意気込みに重ね、ネルベム・ジェステク(蠢く呪い・e12478)は一言だけ参加しておくが、後は言葉に出さず、ひとりごつ。
(「皆の思いと私にはどうやらズレが有るようだが、敵を倒すという行動方針に差はない……死したエインヘリアルに、それを呼び起こす死神か……果たしてその力、我が呪魂に新たに刻む事ができるか……」)
 思い、集中するように瞳を閉じていた彼の耳を打ったのは、何かを見つけたらしきドローテアの声だった。
「あら、あれじゃない?」
「目標、はっけん。戦闘、はじめる」
 こくり、勇名は頷く。
 彼女らが示す先に、ひとつの大きな人影と三つの魚のような影が見える――敢えてそれが何かを確認するまでもない、標的だ。
 後は特に交わす言葉も無く、ケルベロス達は次々に、ヘリオンから降下していく。
 最後のひとりは地上を見て固唾を呑む。恐ろしいわけでは無い。ただ、恥ずかしいのだ。
 さとりの白い耳は心情を示しているかのように少し下を向いていた。
 元々あがり症なのだが、何より巫女服を着ていることが恥ずかしい。しかし彼の師匠曰くそうでなければ巫術が弱体化するとかなんとか。実際の所を、鈴狐は知らないのだが、今ここにある現実はただひとつ。
「当分は巫女さんのままなのね……」
 はう、と涙混じりの溜息一つ、意を決して、ウイングキャットのキルシュと共に飛び降りた――。

●対峙
「プライド・ワン、今日も派手に行くですよ」
 空中落下中から、真理はライドキャリバーの名を呼ぶ。着地と共にそれはキュルリと音を立て、彼女を乗せて疾走する。
 そして――それらの前で、颯爽と飛び降りる。真理の赤い瞳が、やや上方へと向けられる。
 外見もどこか獣のように変じ、獣に似たうなり声を喉から零すエインヘリアル、物音ひとつ立てずに宙に尾びれを揺らす下級死神が三体。
 エインヘリアルの特徴でもある兜と鎧は傷だらけで、取り敢えず身につけている、といった様子だ。特に鎧は、中心に穿たれた穴から、無数の罅が入っている――。
「私を覚えていますか? アナタを倒したこの私を。『勇者殿』?」
 そう、それは彼が穿った――悠人は静かに問うた。声音こそ穏やかだが、その表情は好戦的な笑み、いかなる反応があろうと構わぬと拳を固めている。
 対するエインヘリアルのクスターは、ケルベロス達をあやふやに一瞥した末に悠人を認めると、暫しひたと見据えたが。
「ウォオオオオ!」
 突如、獣の咆哮そのもののような声をあげ、跳躍する。
 過去を思い出し怒ったのか、単に敵として攻撃に移ったのかは、解らない。
「来るワ――下がって」
「は、はい!」
 ドローテアが皆に声を掛け、まだ緊張しているさとりに更に声をかける。
 落ちてくる影の下へ、鉄塊剣を無造作に操る黒い影が前へと躍り出た。
「テメェはこっちだ。遊ぼうぜ」
 ヴィヴィアンはデストロイブレイドでもって迎え撃ち、
「灰は灰に、塵は塵にって言うだろうがよ。要するにもういっぺん地獄に堕ちろってことさ。なぁ、エインヘリアルよ」
 見上げる相手へ、挑発を投げつける。
 振り下ろされる輝くルーンアックスと、ただ力でもって御される鉄塊の間に、火花が散った。腕から全身に、強烈なしびれがあった――衝撃に道路に自身が沈んでいくような、事実彼の踏みとどまる足場に亀裂が走る。思わずヴィヴィアンは舌打ちする。
「知性を無くし、誇りすら失いましたか。それだけが、今やアナタを勇者と呼ぶ理由だったというのに……哀れな『勇者殿』だ」
 その一言がどこか寂しげに響いたのは気のせいだろうか――表情からは読み取れない。
 距離を詰めた悠人の縛霊撃が、ルーンアックスを弾く。不安定な姿勢の儘、クスターは飛び退くのを、そのまま逃がすまいと、ペトリフィケイションが追う。
「私はドローテア。ドローテア・ゴールドスミス――黄道十二騎士団、《蠍座の騎士》。此度のお相手、つかまつるワ!」
 蠍座が刻まれた剣を片手に、さあ踊りましょうと誘い微笑む。
 更に、クスターに追随すべきかざわざわと落ち着かぬ死神たちの動きを見逃さず、すかさず声を放つ。
「敵は確かに強いけド、統率が取れていないワ。連携を重視していきましょう。チームワークはこっちの強み。活かしてかないとね!」
「チームワーク、意識、了解。……むずかしい。がんばる」
 彼女の言葉にこくりと頷いた勇名は、茫洋な表情のまま駆けだした。
「つかず離れずだね……キルシュ、清浄の翼を!」
 その姿を見、他のものの位置を見、さとりはサーヴァントに指示を出しながら、自身は護殻装殻術を展開する。透明な御業がケルベロス達を包み込む。
「癒しの音色を奏でよ!」
 更に鈴狐が左手首の鈴を鳴らす。戦場に響き渡る清らかな音が、護身の力を勇名に与え、真理のヒールドローンが更に続く。様々な支援を身に受けた勇名は、瞬く間に死神との距離を詰める。
「……うごき、とめる」
 彼女が脚を振り上げた瞬間を、死神は捉えられただろうか――旋刃脚がその腹を強か撃つと、大きくのたうった。
 宙で浮き上がったかのような不格好なそれを、漆黒の冷たい視線が射貫く。
「彼の地灼き尽くし日輪よ。天より降り注ぎ此方を燃やせ。我が呪魂を道標に、今此処に顕現せよ。禁大呪ノⅠ 天ノ灼熱!」
 ネルベムの詠唱と共に、彼の身体から呪いが熱となって降り注ぐ。
 瞬時に大気が揺らぐほどの灼熱が、死神を捉える。そこにプライド・ワンが全速力で突っ込んだ。
 一体の死神が炎に包まれて燃え尽きていく――その様を一瞥し、構えを解かず、勇名は告げる。
「一体、沈黙、かくにん」
「次が来るぞ」
 ネルベムの端的な警告に反応し、動いたのは真理。まるで水面を跳ねるように飛び上がった死神の進路に立ち塞がる。
「私が守るです!」
 元々かなり大きな口が更に裂けたように広がり、彼女に頭から噛みついてくる。無数に並ぶ鋭い歯が、鈍く光るのを彼女は見た。
 朱が舞う――自分の身体に走る痛みと傷にも怯まず、彼女は無表情で全身に纏う武器を使い振りほどく。
 回復ーというさとりの声が届く前に、真理の身体は光球に包まれていた。傷が癒えていくと同時に、気が昂ぶる――儘に、アームドフォートを構え、未だ至近距離にいる死神へ、すかさずフォートレスキャノンを放つ。主砲が口内を貫通し、声の無い苦悩に悶える死神を、ネルベムのシャドウリッパーが仕留めたのだった。

●亡者
 赤いリボンの端が、視界に映る。一度目を閉じてから、ヴィヴィアンはクスターを睨み据える。
「お前にも見せてやるよ。俺が振り返った時何を見てるかってのを。それでこう言うだろう、俺と同じように――こんなもんうんざりだ、てな」
 再度口を開いたヴィヴィアンから発せられたのは、言葉にならぬ叫びである。その声に合わせ炎の怪物――首の無い二頭の馬が、猛り狂い、クスターに向かって突撃していく。
 それは彼が見た地獄。最悪な光景の再現。
「お前が死んだ時に見た風景もこんなだったかよ」
 いらえはない。獣の表情は変わらず、ただ炎に包まれたまま、幻影をその斧で力任せに掻き薙いだ。
 その理性も知性も無い視線は、強烈な殺意をもって、たった三人に注がれている。
 足止めは成功、死神を相手にする班も手早く片付きそうだ――首尾は上々だワと満足げに微笑むと、ドロテアは心から戦いを楽しんでいるかのような声音で謳う。
「チェイン接続開始。術式回路オールリンク。封印魔術式、二番から十五番まで解放……いくワよ。《蠍の星剣/Scor-Spear》!」
 ゾディアックソードの刀身が幾重もの魔術を解放していきながら、自分の倍近くあるクスターの前に、軽やかに躍り出る。
 “蠍の刻印”――赤い軌跡と、名に似合いの鋭い突きはひとつで幾重に、毀れた鎧から無防備な肉体を抉る。
「オぉオおォ!」
 苦痛か怒りにか、それは吼え、ルーンアックスを振り上げるやいなや、ダンッと強く踏み込み、跳ぶ。
 それはヴィヴィアンと悠人を易々と飛び越え――結果を待たず、先に身を返した悠人は、逆にクスターへと向かう。
 斧の風圧に、束ねた銀髪が揺れる。
 衝撃で破壊され舞い上がった土塊が、ぱらぱらと落ちてくる。それほどの破壊力。放った方が反動で身体を痛めるのではないかというそれは、やはり操者が死者であるからか。
 守りを固めていたにも関わらず、悠人の半身は赤く染まっていた――肩から片腕を犠牲に、だが、もう片腕は既に攻撃に入っている。半身を低く下ろしながら、振り上げる形の降魔真拳。
 小気味よい音がした――彼の一撃は、クスターの腕をひしいだ。
「死から蘇って得た力……そんな程度なんですか?」
 苦痛を堪えながら、嘲る。
 だが相手はどんなダメージを受けても、何も変わらない。ただ目の前の敵を屠るために、前に進み続けるだけ。片腕が駄目になったならば、別の腕を使えば良いと持ち替えて、それで終わりだ。
「悪趣味なことしやがるぜ」
 受けたダメージも理解できぬ相手を嘲るように、憐憫するように、ヴィヴィアンは背後にくるりと円を描いて泳いだ死神を横目に睨んだ。
 ソレが怨念を込めた塊をケルベロス達へ向けて放つ。ドロドロとした呪いが爆ぜるのを、白刃が断つ。
「不浄は両断させていただきました」
 自慢の愛刀「彩華」を手に鈴狐が凛と立ち塞がる。更に鞘を片手に抜き払い、更なる凝りを斬り捨てる――その所作に合わせて涼しげな鈴の音が鳴る。
 タイヤの軋む音、相棒と共に駆け抜けた真理が、クスターの眼前に迫りながら問いかける。
「死んだ勇者だけが、良い勇者……どうせ敵ですが、貴方はそれで良いのです?」
 反応はなかった。だが、意志のない瞳の奥、何かが揺らいだ――と彼女は思った。しかしそれでも、振り下ろすマインドソードの速度は変わらない。振り下ろされたレーザーは、残る兜を削ぐ。それは生身の頭部にも及ぶが、血潮が飛ぶこともなく、クスターの変わり果てた容貌が明らかになっただけだった。
「Okay、大分動きが鈍くなってるワ……そのまま畳みかけましょ!」
 ドローテアの声が戦場を動かす――淡々と、作業のようにネルベムは闇を操る。
 前のめりの姿勢で一気に駆けるは、勇名。エアシューズを奔らせ、速度を落とさずクスターの元へ、全てを乗せた炎を纏った蹴りを放つ。
「あっち回復ー。あ、こっちも回復ー」
 皆が怒濤の攻勢に転じている中、さとりは忙しく駆け回り、皆の傷を癒やす。
 痛みが消え、傷はもう殆どない――自らの身体の状態を改めて確認するような深呼吸をひとつ、悠人は地を蹴った。
「地を蹴り、体を伝え、掌で……打ち抜く!」
 全てを乗せた掌打、それは曾て生前の『勇者』を屠った壊天掌。
「眠りなさい『クスター』。誇りすら失くした勇者には、もはや墓標もいりません」
 そして二度と目覚めぬように。今度こそ、異形に変じた肉体が崩れるほど強く、振り貫いた。

「さあ、グランドフィナーレといきましょうか」
 ドロテアのクイックドロウは死神の背びれを貫く――見事にただ一体残された死神は、自らを守る盾も矛も失い、ケルベロスに囲まれている。
 無造作に振り抜いた鉄塊剣が、容赦なく死神の怪しく光る目を叩き潰す。
 ヴィヴィアンは片手で剣を担ぎ、片手はコートのポケットに。
「死神の堕ちる地獄ってのは、さぞ最悪な場所だろうな」
 吐き捨てられた言葉を、死神は聴けただろうか。
 爆音が轟く――すかさず、正面からそれは吹き飛ばされる。塵も残さぬ、全力の砲撃。
 表情こそ無であるが、強い赤の視線を向け、真理は宣するのだった。
「死者を蘇らせるのが貴方達の力だとしても、私達はそれを否定するのです。私達はデウスエクスに唯一死を与える、ケルベロスなのですから……!」

作者:黒塚婁 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年10月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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