
●巫女さんはぁはぁ
とある一室にて。
そこに集まる男性達。彼らは何かに夢中になっている。
彼らの周りには、たくさんの巫女さんのポスターやフィギュアがちらほらと見受けられる。
「巫女服って神秘的だよな」
「皆、巫女さんならどんなにいいか…」
うんうんと頷く男性達。巫女服だらけの女性達が歩く世界は、彼らにとっての理想郷だ。
そんな男性達へ、羽毛に包まれた1人の男が語りかける。
「ああそうだ・なぜ、それが皆、理解できぬのか……」
彼の名は、鈴木・亮。ごく普通の大学院生だが、すでにビルシャナと成り果ててしまっている。周囲にいる男性達は、鈴木の信者と成り果てており、ビルシャナとなった鈴木の姿に違和感すら覚えてはいない。
「行こうか。女性の私服は巫女服。それを教えてやろうではないか」
「「「おおおおおおお!!」」」
叫ぶ男性達に、ビルシャナ鈴木は口元を歪め、満足そうに頷くのだった。
とあるビルの屋上。
「皆、ようこそ」
そこで待っていたリーゼリット・クローナ(ほんわかヘリオライダー・en0039)は、巫女装束に着替えていた。白衣に緋袴といった、アニメなどでは比較的お目にかかる機会の多い衣装で、コスプレなどで着用する者もよく見かける。
「折角だから、祝勝祈願しようか」
この先の戦いでも加護があるようにと、彼女は祈る。
そこにやってきた、マーシャ・メルクロフ(月落ち烏啼いて霜天に満つ・e26659)がこの場に集まるケルベロス達へと叫びかける。
「『女子の私服は巫女服であるべし!』と叫ぶビルシャナが参上すると、聞いたでござる!」
そんなマーシャの話に、リーゼリットは神妙な顔で頷く。
鎌倉奪還戦の際にビルシャナ大菩薩から飛び去った光の影響で、悟りを開きビルシャナになってしまう人間が後を絶たない。今回もビルシャナもその1人だ。
「ビルシャナとなった男性が自身の考えを布教して、配下を増やそうとしているところに乗り込んで、この男性を撃破して欲しい」
ビルシャナ化している人間の言葉には強い説得力がある為、放っておくと一般人は配下になってしまう。現場到着時には、10人前後の男性が信者となりかけてしまっているようだ。
「ビルシャナの主張を覆すようなインパクトのある主張を行えば、周囲の人間が配下になる事を防ぐことができるかもしれないよ」
説得ができなければ、この人々はビルシャナ撃破までビルシャナのサーヴァントのような扱いとなり、戦いに参加する。配下が多いと戦闘で不利になる為、できるなら説得しておきたいところだ。
ビルシャナとなるのは、鈴木・亮。岡山県の某大学院に通う院生だ。
彼は岡山駅東の大通りに現れ、自らの主張を語る。鈴木に同意した10名の男性が信者となりかけているようだ。
「ビルシャナの教義に共感できない人達は、この場から逃げているようだね」
人払いに関しては簡単に行うことで対処は可能だろうが、すでに信者となりかけた人々の目を覚まさせるのは簡単ではない。それだけ、ビルシャナとなった者の主張は強力なのだ。
「繰り返しになるけれど、この人達の目を覚まさせる為にはインパクトが大事だよ」
正論で説き伏せることもできなくはないようだが、見た目のインパクトは大きい。それを踏まえた上で作戦を立てたい。
ビルシャナ大菩薩の撃破に成功していたからこそ、現状の事件の頻度で済んでいるが、これが失敗していたらと考えるとゾッとしてしまう。
「対処が終わったなら、岡山の町を探索してもいいかもしれないね」
現在、岡山はサブカルの地として知名度を少しずつ上げているという話もある。
あと、岡山といえば、きびだんごを連想する者も多いだろう。折角だから食べていっても、あるいはお土産に買って帰ってもいいかもしれない。
「それでは、よろしく頼んだよ」
リーゼリットはにっこりと笑いかけてから、ヘリオンの離陸の準備に移っていった。
参加者 | |
---|---|
![]() 久条・蒼真(覇斬剣闘士・e00233) |
![]() 牡丹屋・潤(カシミール・e04743) |
![]() ルイアーク・ロンドベル(大罪の狂科学者・e09101) |
![]() ルリィ・シャルラッハロート(スカーレットデスティニー・e21360) |
![]() プリムラ・ヤオトメ(希求する命・e25356) |
![]() マーシャ・メルクロフ(月落ち烏啼いて霜天に満つ・e26659) |
![]() 仁王塚・手毬(竜宮神楽・e30216) |
![]() 仙道・風(しゃべくり鎌鼬・e31694) |
●巫女服ってのは……
岡山県岡山市。
ヘリオンから降り立つケルベロス達は、岡山駅東口を目指す。
「相変わらずビルシャナは極端でござるなあ。皆、巫女服ばかりだと飽きるでござろうに」
仙道・風(しゃべくり鎌鼬・e31694)はぴょこぴょこと動き回り、楽しそうに喋っている。元々の性格もあるが、これもマーシャ・メルクロフ(月落ち烏啼いて霜天に満つ・e26659)が見つけてきた依頼だからこそ。
「巫女服……。確かに、あの純を感じる紅白の衣装には魅力を感じます」
そう語るのは、やや病的な印象を抱かせる表情のルイアーク・ロンドベル(大罪の狂科学者・e09101)だ。
「だが、それを私服にと言うのは、分かっていない……の一言に尽きますね」
「巫女服着たいビルシャナじゃなくて良かった。巫女服が神秘的なのは分かるけど、神社で着てこそよね」
長い髪、そしてだらしない衣装のルイアークだが、譲れぬ何かがあるらしい。ルリィ・シャルラッハロート(スカーレットデスティニー・e21360)は私服でそれを着ていたらただのコスプレでしかなく、神秘も何もあったものではないと両手を上げる。
「毎回思うが、ビルシャナはこういう謎な騒動が多い気がする。それだけ、テンションが上がるのが好きなのだろうか……」
無表情なままで、久条・蒼真(覇斬剣闘士・e00233)が嘆息する。巫女服が好きな彼もビルシャナの気持ちは理解できるのだが、やりすぎなのが気に入らない様子だ。
「巫女服は確かに素敵な和装にござる。しかし、全ての人に趣味嗜好を強要するのはいかんのでする!」
マーシャは、日本大好きなロシア人だ。彼女は巫女服の良さを肯定しながらも、その主張をごり押ししようとする迷惑なビルシャナを止めようと考えている。
「粛正してあげましょう。私の理想にねぇ?」
仲間達の主張を聞き、ルイアークはにやりと怪しげな笑みを浮かべていた。
ケルベロス達が駅に向かうと、そいつはすでに演説を行い、10人の一般人を信者として取り込んでいた。
「女性は普段から巫女服を。それが日常となるのが望ましい」
ビルシャナとなった大学院生、鈴木・亮。彼は己の欲望を隠すことなく、巫女服の素晴らしさと、私服としての着用を説く。
そこに待ったをかけ、ケルベロス達が乗り込む。
「巫女装束とはそもそも、神に純潔を捧げる乙女が纏う衣装であろ。であればこそ、御主等の言う神秘性も生まれようものを……」
まずは、仲間達の準備の時間を稼ぐべく、着物着用の仁王塚・手毬(竜宮神楽・e30216)が正論ぶってみる。
「それを、穢れに満ちた俗世の日常で纏うて、何とする? 愛すると言いながら、その程度のことも分からぬか!」
その場にいる男性達を一喝する手毬。とはいえ、彼女は内心、通じないだろうなと思いながらの説得だ。
「巫女服は神社や神聖な場所で、そして、滅多に見れないからこそ、価値がある」
続いて、蒼真も言葉を重ねる。誰も彼も巫女服と視線を走らせる状況など、最初だけだと。
「そう、見慣れてしまえばプレミアム感はなくなり萌えから遠のいてしまうんだ」
元々のツッコミ気質もあって、ビルシャナ達の主張に対して思っていたことを蒼真はぶちまける。
2人の言葉は、男性達に全く届いていないわけではない。
だが、ビルシャナ鈴木は自らの主張を繰り返すことで、すぐに男性達を自分の方へと囲い込もうとしてしまう。
それを見た手毬が嘆息して続ける。
「……あー、時にな。儂も地元では竜神様に仕える役を任ぜられておる。この衣装はその正装ゆえ、巫女服ということになるんじゃが……」
なにっと男性達が手毬に注目し、唸り始める。実際、手毬は竜を崇める土着信仰の巫女であるのだが、彼女自身も巫女服には見えないだろうなとは感じている。
しかしながら、あれはダメだろう。巫女として認めないなどという論議が聞こえてくれば、手毬もイラついていたようだ。
「はぁ、マァ、そないに巫女さんお好きで居てはりますの。大したもんだすワ」
男性達のそんな姿に、タイトスカートの軍服コスプレ姿のプリムラ・ヤオトメ(希求する命・e25356)が逆に感心してしまう。この格好で依頼に臨んでいた彼女は、仮装を満喫する目的もあったらしい。
「ほんまニ、その『潔さ』ハ尊敬しますよッテ」
『潔さ』という言葉に違和感を覚えた、ビルシャナと数人の男性が眉を顰める。それは、プリムラの狙った通りの反応だ。
「ソラモウ、あちらさんの教義は大したもんダス」
プリムラは一度ビルシャナに視線を向け、さらに続ける。
「世の中の女性皆巫女さんやテ。マァ、『自・分・の・お・か・ん』も含めて巫女服で……やさかいナァ……」
自らの母親。プリムラが強調した言葉に、男性達は不意に脳内に自身の母が巫女服姿になった図を思い描いてしまう。
「母親の巫女さん姿……そらモウ、ある意味衝撃の映像だすやろナァ」
ほとんどの男性がそれに身悶えしてしまう。一体どんな姿だったことやら。
「お母はんの巫女姿も推す教義やなんテ、ほんまに大したモンだすワ……」
彼女は男性達を洗脳してしまうほどに、『巫女さん=母親』と唱え続け、男性達の脳内にすり込んでいく。
「マァ、誰もが同じスタイルになる恐ろシサ。ようよう想像してもらいますワ」
高笑いするプリムラ。ハイテンションの彼女を敵に回すと、なんとも恐ろしい。
ショックを受けている男性達の前にルリィが登場する。肩が出た上着に、ミニスカート風な袴という改造巫女服姿だ。胸元が窮屈になっているのも非常にポイントが高い。
色めき立つ男性達。しかし、ルリィはそれを見て、悪魔の角、羽、尻尾を出して見せた。
「悪魔巫女でもいいのかしら?」
まさに、神と悪魔のハイブリッド。そんな背徳的なルリィの姿に戸惑う男性達。
「何でもかんでも、巫女服を着ればいいものじゃないわ」
ダメだしして言うことを聞かせようとするルリィ。確かに、彼女の魅力に頷くものも出だしてはいたが……。それでも頷かない男性に対して、ルリィはアームドフォートを展開する。
「これでも、私服で着てほしいのかしら」
どこぞの海で勝利を刻んでいる娘に似たルリィの武装姿を見て、頬を染める男どもの姿も……。
だが、またもビルシャナが教義を唱えて、半数余りを自らの元に引き戻す。
「僕は剣道や弓道の服も、素敵だと思いますよ?」
次に、サキュバス少年の牡丹屋・潤(カシミール・e04743)が男性達に語りかける。潤は黒っぽい袴を例に挙げ、その服に白い肌がとても映えるのだと話す。あと、長い髪を束ねることによって、後れ毛がうなじにかかって色っぽいという、女性の色気をかもし出すのもいいのだとか。
「そもそも……。女性の服に文句を言うのは、女性の服を綺麗に脱がせれるようになってから話してくれませんか?」
女性の服の着付けは大変なんですよと笑う潤に、男性達は衝撃を受けていた。彼がなぜ、そんなことを知っているのだろうかと。その視線を感じて、潤は勝ち誇った笑みを浮かべた。
「神道の神降ろし、信託の儀の衣装である巫女装束を普段着とするのは、TPOを弁えない冒涜的な行為であると言えるでしょう……」
さらに続けるのは、ルイアーク。彼はここぞと自らが常日頃から思っていることを男性達へと説く。
「その点、メイド服は素晴らしい」
神に仕えるのではなく、人に仕える為の衣装。そして、メイドはいかなるときでもメイドだと彼はしばし語る。
しかも、現代においては多種多様なデザインの服が生み出されており、人々のアイディア性も多分に生かすことが出来る。
「まさに、私服に相応しいコスチュームでは無いでしょうか? さぁ、民よ! メイド服を購入するのです!」
ルイアークはさらに、自らの旅団、「毒電波アルケミスター研究所」で多数販売していることをアピールする。
男性達は確かに巫女服が好きだが、元々は巫女服でなければならないと考えているわけではない。ビルシャナの力で強引に取り込まれている状況だ。
メンバー達の声は届いている。もう一押しあれば……。
「可愛い服は、巫女服だけでは無いでござるよ!」
「お兄さん方! 同じ色合いゆえ、私服はサンタなど如何でありまするか! これなら、毎日がクリスマスですぞー!」
登場したのは、サンタ服姿の風とマーシャだ。
「さあさ、皆の物、刮目するでござる! 赤と白の組み合わせは巫女服だけでは無いでござるよ!」
風は存分にサンタ服の可愛らしさをアピールする。
「この寒空に舞い降りた子供達の夢! お主達も、子供の頃はまだかまだかと枕元で待ちわびたでござろう?」
「毎日クリスマスなら、ずっと美味しいケーキが食べ放題でござる!」
マーシャは嬉しそうに、男性達を説き伏せようとする。
「でも、いくら拙者がケーキ好きでも、毎日食べていたら、流石に飽きてしまいまするなー……。それは、お兄さん方も同じでござる」
マーシャがそこで、男性達に、巫女服姿が私服となった状況を想像してみるように呼びかける。
「想像してみてくだされ。巫女服に囲まれる日々。そして、いつしかその光景に飽き、巫女服を特別と感じなくなる己の未来を! ……愛を失うその時を!」
2人はタイミングを合わせ、サンタ服を脱ぎ捨てる。すると、彼女達はシスター服姿に早変わりした。
「神職は巫女だけではござらんよ! 忘れてもらっては困るシスター衣装! ここにて、聖母光臨でござる!」
風は白い紙吹雪をマーシャへと撒き散らす。色々な衣装の魅力を見せつけ、2人は男性達の目を覚まさせようとする。
ビルシャナも必死に教義を繰り返すが、男性達はマーシャ、風の衣装がきっかけとなり、残る全員が目を覚ましてこの場から離れていく。
「面倒な奴らめ……!」
如何に語ろうとも台無しにしてしまうケルベロス。その存在にイラついたビルシャナ鈴木は、実力行使すべく襲い掛かってきたのだった。
●巫女服ごり押し明王の撃破を!
ビルシャナは、ケルベロスに向けて教義を説いてくる。
「女子の私服は巫女服であるべきなのだ……!」
だが、ルイアークは拘束演算で導き出した敵の弱点……みぞおちに強烈な一撃を入れた。
「たとえ敵に洗脳されようとも、その心は完全には折れません……!」
単なる巫女巫女メイドが大好きになるだけ。攻撃に耐えるルイアークだが、少しばかり惑わされかけているようである。手毬がテレビウムの御芝居様に仲間の護衛と応援を任せていた。
「ガラクタの海にある十字架は、罪を持たず消えた命らしい……」
手毬自身も惑わされたルイアークの目を覚ますべく、生きることの罪を肯定するメッセージをぶつけていく。
そこで、蒼真がクールに飛び込み、鉄塊剣を叩きつけた。それにより、敵の意識が蒼真へと向いた。
「たぁ!」
気を取られた敵の前に飛び込んだのは、いつの間にか忍装束に戻っていた風だ。自らの忍装束を見せ付けながら、風は手にする青いリボンのついたクナイにグラビティを込め、投擲する。
足にクナイが命中し、動きを鈍らせたビルシャナに、プリムラがアームドフォートの照準をロックオンする。
「そーれ、バーリバリー、ハハハー!」
軍服姿となっていたことも、プリムラが気分を高揚させる一因となっている。彼女は笑いながら無数のレーザーを飛ばす。
「お母ちゃんのコスプレ言うたら、巫女さんやのうて割烹着だすわナァ」
先ほどから、「巫女さん=母親」と唱えてはばからない彼女は、今なおそれをビルシャナにまでぶつけていた。
しばしの交戦。ケルベロスの攻めに対して、ビルシャナは徐々に劣勢に追い込まれる。
「巫女服私服化の夢を閉ざすわけには……!」
ビルシャナも破壊の光を発し、ケルべロスを滅しようとする。気を抜けば、倒れてしまいかねない。特に、敵の注意を引き付ける蒼真は負担が大きいのだ。
「道なくば道を知り、欲すれば我が歩を道とする」
マーシャは将棋、銀将の駒の戦法を形とした戦法で攻め入った。眼前の相手をゾディアックソードで切り捨て、仲間の為に道を作る。
そこを通ってきた潤。彼が取り出したのは、ウィッチドクター燻製の薬剤付きのガムテープ。ビルシャナの肌に、潤は直接それをぴたりと貼り付けた。
「往生してください!」
べりべりべりべり!
ビルシャナの羽毛を巻き込み、剥がれたガムテープにビルシャナは悶絶する。
だが、苦しむ暇すらない。ルリィがどこぞの戦艦姉妹のごとく、アームドフォートを構えていたのだ。
「オールウェポンズフリー、バァァァニング、ファイア!!」
ルリィは主砲を一斉発射させ、敵を見事に撃沈……もとい、撃破する。
煙を噴き上げて崩れ落ちる敵を背に、ルリィは不敵な笑みを浮かべていたのだった。
●ビルシャナを倒して……
事後――。
蒼真は周囲の被害を確認しつつ、先ほど説き伏せた男性達へと巫女服について話そうとしたのだが。仲間達の説得によってげんなりしたのか、しばらく巫女服はいいと去っていく。それに、蒼真は少しばかり悲しそうにしていた。
一方で、前向きなメンバー達も多い。
「ほな、このまま皆で仮装行列に突撃してきまヒョ、ハハハー!」
ハロウィンということもあり、プリムラはハイテンションに仲間達を誘う。
「いやマァ、なんですのヤロ、非日常の世界て、気持ちモ弾みますわナァ、ハハハー!」
彼女は幾人かの仲間を引き連れ、ハロウィン会場へと向かっていく。
潤はこのまま、岡山の町を堪能するようだ。
「ジーンズが有名で、きびだんごがおいしいのですー♪」
このまま、ご利益を求めて某市の神社にも行きたいと潤は語る。
最も岡山の町を堪能していたのは、ルリィだろう。彼女は駅前のアニメショップをはしごして買い物、巫女服などコスプレ衣装も見て回る。
しっかりと大手と呼ばれる饅頭、マスカットの果蜜の入ったきび団子、それに編み笠の形を模した菓子といった岡山銘菓を土産にし、ルリィは満足気に帰路へと着いていたのだった。
作者:なちゅい |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
![]() 公開:2016年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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