新神戸駅の攻性植物

作者:沙羅衝

 ゴゴン……ゴゴン……。
 遠くからかなりのスピードで通過する列車、新幹線の音がかすかに聞こえる。
 ここは、新神戸駅より少し登ったところに在る、雌滝という有名な滝の一つだ。
 そこから反対方向を見ると、街の灯りがまばゆいばかりに輝いているのがわかる。
 幅広に広がって落ちる水の音が、断続的に聞こえ、先程の列車の音も直ぐにかき消される。
 その滝が落ちるそばで、二つの影があった。
「……そう。貴女もなのね」
 頭に白と薄紫色の帽子のようなものを被った、人の姿をした者が、ふふ、と笑う。
 その者の前には、若い女性がゆらゆらと揺れながら、目を血走らせている。
「美しい花には、毒があるって言うじゃない?」
 その者は、左手の少し濃い紫の花弁を女性の頭にかぶせた。

 数時間後、一つの大きな植物の塊が、新神戸駅の高架下にある駐車場を抜け、繁華街に向かう姿があった。

「みんな、集まってくれて有難う。ちょっと前に、神戸で攻性植物の事件が発生したんやけど、似たような事件が発生するみたいや」
 宮元・絹(レプリカントのヘリオライダー・en0084)が依頼の話を進めている。
「今回の依頼も、若い女性が狙われたみたいや。高畑あきさん、二十四歳のOLさんや。明るく真面目で、ええ子やったそうや。でも、ちょっと前から行方が分からんくなったらしくて、捜索されてたんやけど……」
 ケルベロスの一人が、どうやら今回の被害者でありそうだ、と問うと、絹は頷いた。
「前回も行方不明になった人が囚われてた。んで、この女性を救うことは、残念ながら今回も出来へんねん。前回の事件との関連性はまだ分からんけど、ひとまずはこの攻性植物の配下となってしまった彼女を、市街地に入る前に倒すこと。これが依頼や」
 少しの沈黙。
 若い女性を狙う攻性植物の事件が続けて起こっていることに、考えを巡らせていくケルベロス達。
「詳細ええかな?」
 ケルベロスは絹の言葉に、意識を現実に戻し、頷く。
「今回は新神戸駅にある1階の駐車場や。駐車場言うても、線路の高架下を利用したもんでな、そこから『布引の滝』っちゅう所に行けんねん。看板があるから直ぐ分かるわ。
 発生時刻は真夜中。既に駅は営業を終えとる。お客さんは帰っとるし、駅員さんには話を通しとくから、一般の人への心配はほぼないやろ。
 ちゅうても、普通に人が住んでる地域やし、全くの無人って訳にもいかへんやろから、少し工夫があったほうがエエかもしれんな。
 攻撃方法は毒の攻撃がメインみたいやな。あとは蔓による捕縛、それにヒールやな。しっかり頼むで」
 絹の話を聞き、ケルベロス達は頷き返す。
「今回の被害者の高畑さんは、行方不明の時の情報によると、最近二股かけられて落ち込んでたらしいわ。果ては攻性植物になってしもた……。
 可哀想やし、情があったらやりにくいやろけど、なんか手がかりになりそうな事があれば、警戒活動もやりやすくなる。宜しくな」
 こうして依頼を確認したケルベロス達は、ヘリポートに向かって行った。


参加者
フィオレンツィア・グアレンテ(闇屠る一閃・e00223)
白羽・佐楡葉(紅棘シャーデンフロイデ・e00912)
立花・彩月(刻を彩るカメラ女子・e07441)
アーニャ・クロエ(ちいさな輝き・e24974)
ライラット・フェオニール(旧破氷竜姫・e26437)
地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)

■リプレイ

●新神戸駅高架下駐車場にて
 ここは、新神戸駅。最後の客を乗せた新幹線が通り過ぎ、駅の照明は落とされていた。
「こちらが、高架下に設置している駐車場です。それでは、よろしくおねがいします」
 一人の駅員が、ケルベロス達に頭を下げて、離れていく。
 暫くすると、ケルベロス達以外が立てる音以外は、なくなっていた。
 ひゅうっと風が吹き抜けていく。
「うおっと。今晩はやけに冷えるな」
 ライラット・フェオニール(旧破氷竜姫・e26437)が、風の冷たさに翼で身体を覆いながら呟く。彼女の手にはキープアウトテープがあり、一般人が近づかないよう、駐車場に伸びる道を封鎖していた。
 白羽・佐楡葉(紅棘シャーデンフロイデ・e00912)は、ライラットの張っていくキープアウトテープを確認しながら、現場を少し巡り、他の一般人が居ないのを確かめつつ、殺気を開放する。
「二股……ですか」
 そして、今回の被害者の彼女の事を考える。ふと、高架を支える柱に設置された、看板が目に入った。
「布引の滝……」
「思い出とか、あるんだろうかな、そこに」
 カルナ・アッシュファイア(炎迅・e26657)が佐楡葉の隣に立ち、同じくその看板を見上げる。
「……一つ二つ振られた程度で他のパンピーが巻き込まれちゃたまんねーよ」
 カルナはそう吐き捨てる。
 ケルベロス達は、一般人がこの場に立ち寄らないように、準備を行いながらその時を待った。
 幸い、ケルベロス達の行動が実を結び、先程の駅員を最後に、この場を訪れる者は居なかった。
 そして、その時が訪れた。
 ズル……ズル……。
 何かを引きずる音が、コンクリート製の高架に反響して響く。
「皆さん、現れました。……前回と、変わらないようです。宜しくお願いします」
 絹の話にあった、似た事件に参加したアーニャ・クロエ(ちいさな輝き・e24974)が、その青い瞳を現れた者に向けながら他のケルベロス達に話しかける。彼女の横には、ウイングキャットの『ティナ』が、寄り添い、同じく目をその者に向ける。アーニャはその現れた者を見ながら、助けられなかった悔しさで、己の小さな拳をぎりっと握り締めた。
 その者は、全身を植物の枝や蔓、葉に覆われていながら、二足で歩行していた。ただ、頬から口にかけてのみ、元の人間の姿が表れていた。
「24歳……。わたしと同い年かぁ」
 立花・彩月(刻を彩るカメラ女子・e07441)がその姿を見て呟く。肌の張りや口元の艶。普段からカメラを使い、様々な被写体をレンズ越しで見ている彼女は、自分と同じ歳くらいの女性であることがそれで分かった。
「……助けてあげたい。生きていて欲しかった。けど、せめて悪い事をする前に止めてあげないと……!」
 地留・夏雪(季節外れの儚い粉雪・e32286)は、少し俯きながらも、しっかりとした足取りで、小さな身体を進ませた。
「わたしには彼女の気持ちはわからないけれど。唯一、人を想う気持ちは……知っているわ」
 ライトニングロッドくるりと回して構えるアウレリア・ドレヴァンツ(白夜・e26848)。少し哀しげな表情を浮かべるが、決意をした表情で言葉を続ける。
「……終わらせてあげなきゃ。助けられないなら、せめて……少しでも早く」
「ええ。悲劇の芽は摘まないとね。できるだけ早く終わらせてあげましょう」
 フィオレンツィア・グアレンテ(闇屠る一閃・e00223)がアウレリアの言葉に頷き、前に進み出た。
「すぐに楽にしてあげるから待ってなさい!」
 フィオレンツィアの言葉が、哀しい仕事の合図となった。

●憎しみと悲しみと
 ドゥン!
 フィオレンツィアの放った魔法の爆発音が響く。しかし、目の前の攻性植物はその爆発を浴びながらも、動じた様子はない。
「ラ……ラアア……」
 アーニャが祈るように、魂を呼び寄せる歌を歌い上げ、自らとティナ、隣で構える夏雪と、更に前を行くフィオレンツィアと彩月の武器に力を与える。そしてティナも、翼を羽ばたかせ、邪気を振り払う風を巻き起こす。
「不幸も悲劇も……黒幕とご対面すれば、利子付きで返済させられます」
 佐楡葉が掌からドラゴンの幻影を放つ。
「今はさっくり仕留めましょう」
 その幻影が、攻性植物の右肩から炎を上げさせる。
「グ……ア、アツ……イ」
 その攻撃を受けた攻性植物が、顔であろう部分を、ケルベロス達に向け、その蔓の一つから紫色の花弁を開かせる。
「ナ……ンデ。ナ……ンデア……ンタ……。アタシラ、トモ……ダチ……アアアアァ!!」
 その攻性植物が、聞き取りにくいが、少しはっきりとした声で叫ぶ。
「しゃべっ……た!?」
 攻性植物の目の前に居る彩月が、どきりとする。話すとは考えていなかったのか、困惑の表情が浮かぶ。
 攻性植物が、その蔓を彩月に対して打ち込む。
「彩月さん!」
 その時、夏雪が注意の声を上げながら、彩月の前に出る。
 ドドッ!
 二本の蔓が、夏雪の右腕と左肩に突き刺さる。
「夏雪さん!」
 夏雪に駆け寄る彩月。その突き刺さった蔓を引き抜くと、彼の細い右腕がどす黒く変色していっていた。
「……無事、ですか?」
 こくこくと頷く彩月。
 良かった、と微笑んだ夏雪が、静かに力を籠め始める。すると、その傷が塞がり、元の白い肌へと戻っていった。
「彼女の事……頼みます」
 夏雪の言葉を聞いた彩月は、もう一度頷き、前を見据えて飛び上がった。
「お願いね!」
 飛び上がった彩月にアウレリアが、ライトニングロッドから、雷をほとばしらせ力を与える。雷の力を得た彩月が、くるりと空中で回転しながら、かかとを攻性植物の肩に打ち込んだ。
『―HA!派手にいくぜっ!』
 カルナがシャークマウスが光る黒々としたナパーム弾を召喚し、攻性植物を中心に、炎の場を生成する。
「毒とか厄介だな……」
 ライラットも、カルナの炎に追随し、ドラゴンの幻影で炎を与える。
「しっかし、悲しみか憎しみか……」
「悲しみ?」
 ライラットの言葉にカルナが尋ねる。
「ああ……。うん、今の言葉でちょっと分かっちまった」
「わたしも……。少し状況が分かったわ」
 アウレリアもライラットに同意する。
「たぶん、二股のカレシじゃないほう……」
「友人……でしょうね」
「え……あ。友達に寝取られ……た、のか!?」
 カルナの言葉に、ライラットとアウレリアが頷く。
「でもな、憎んでいるって感じじゃない、な」
 ライラットが、炎を上げている攻性植物を見る。
「混乱……かな。そんな感じがするわね」
 アウレリアが見ると、彩月に執拗な攻撃を繰り出しているところであった。ただ、その攻撃は時に少し躊躇するような動きを見せる。彩月はその隙を見切り、攻撃を避ける。
「んで……どうやら、彩月に似ている。……んじゃないか?」
「自分でも制御しきれない想い。それを利用するなんて……酷いわね」
 アウレリアとライラットの話を聞いたカルナが頷く。
「成る程ね。でも、アーニャや夏雪には、言わないほうがいいかな。佐楡葉は大丈夫そうだけど、二人は情が移っちまうだろ。まだ小さいしな」
 カルナはそう言いながら、自分の気持ちを抑え、エクスカリバールを出現させた。

●本意
 戦いは、攻性植物の攻撃をしのぎながら、確実にダメージを負わせる形となっていっていた。
 アーニャがオウガメタルからオウガ粒子を放出し、その光を受けたフィオレンツィアが惨殺ナイフで、蔓を切り落とす。
「ア……アア……」
 攻性植物は、ケルベロス達の攻撃を受け、枝葉を切り落とされていき、炎によって焦がされていく。
 その攻撃を受けるごとに、攻性植物は悲壮が漂う声を上げ始めた。
 その時、カルナが攻性植物に声をかけた。
「畜生。嫌になってくるな。なあ……誰がテメェを、こんな姿にした?」
 しかし、その問いに、攻性植物は答えようとしない。
 佐楡葉が雷の壁をアーニャとフィオレンツィア、そして彩月と夏雪に施し、その形を磐石な物にしていく。
「もう、これ以上の犠牲者は出したくはありません。お願いです。あなたをこうした犯人を、教えてください!」
 アーニャも懸命に声を出して尋ねるが、やはり、攻性植物は答えない。
「アーニャさん。化物になってしまったら、踏み外してしまったら、その結末もまた古くから変わらぬものがあるばかりです」
 佐楡葉は諭すようにアーニャに話しかける。
「……悔しい、です」
 アーニャは、自分の無力を感じて俯く。そして爆破スイッチの『Galaxy』を出現させる。
「こうするしか、無いのですね……」
 ケルベロス達は、お互いに自分の感情の制御を強くする事を意識させながら、再び攻撃を繰り出していく。
 彩月が精神を集中させ、爆破を行うと、アウレリアがワンピースの裾を翻しながら、舞うように攻性植物に回り込み、ウイルスカプセルを投射する。
 そして、ライラットが光輝く左手で、攻性植物を引き寄せ、漆黒纏いし右手の拳を攻性植物の腹に打ち込むと、攻性植物は吹き飛び、高架の柱であるコンクリートに叩きつけられた。
「アア……、ア……」
 しかし、うめき声を上げながら、再び立ち上がる攻性植物。
「あ……」
 ふと、夏雪が心配そうな顔をしてしまう。
「イ……イッショニ……」
 すると、攻性植物は、目の前にいる夏雪に向かって残り少ない蔓をめいっぱい伸ばし、縛り上げた。
「ワタ……シ……ト」
「あ!? うぅ……!」
「夏雪!」
 カルナが叫ぶ。
「おい! 違うだろ! もうテメェがどっちかは解んねーけどよ。んな程度の低い男にいつまでもクヨクヨしてんじゃねぇ!」
 カルナがバロルオーラを、夏雪に飛ばす。すると、その縛り上げていた蔓が、解けていく。
「あなた……は、自分の想いのかけらが、残っている……のでしょうか?」
 夏雪が少し離れながら、問う。
「違うわね。恐らく、無意識だわ。彼女の本心は、裏切られた相手に攻撃することではなく、一緒にいたいという願い。それが、残っているだけ」
 アウレリアが、少しでも希望を見出そうとする夏雪に、諭すように話しかける。
「絹にも言われたわ。助けられないって。早く終わらせる事が、彼女を解放する方法……」
 フィオレンツィアも同意し、前に出て鎌を出現させた。
 少しの間、誰もしゃべらなかった。しかし、アーニャが決意し、声を発した。
「……皆さん。終わらせましょう」

●花言葉
「ア……アア……」
 攻性植物は、自らの力を震わせ、己を焦がしていた炎を縮小させていく。しかし、全ては消えることが無かった。そしてその傷も、アーニャとアウレリアが与えたウイルスカプセルの力が邪魔して、全てを回復することが出来ない。
『私の遊び相手にもなれないあなたなんて、もう要らない。さようなら。』
 フィオレンツィアが滅びをもたらす魔弾を出現させ、降り注ぐ。
「季節外れだし、棺桶も用意できない上に見送りの花もこれでゴメンね」
 彩月が斬霊刀『三日月桜彩』を構えて、駆け抜けながら抜刀する。
『せめて桜のように美しく散るといいわ!』
 彩月の刀の切り口から、花びらのように、血しぶきが舞う。
『――気付きませんか? もう刻んでます』
 そして、佐楡葉が追い討ちをかけるように、攻性植物の膝裏を切りつけていた。
「ア……」
 攻性植物が、動きにくくなった足取りで、一歩前に出る。
 ドゥン!!
 しかし、アーニャの見えない地雷が、その足取りを阻む。
「どうか……安らかに」
 アーニャが祈る。
 ライラットがドラゴンの幻影を放ち、カルナがエクスカリバールで攻性植物の幹の装甲を突き破る。
「じゃあな。……次は悪い男に捕まんなよ」
 カルナは、そう言いながら、目を瞑った。
「さぁ、斑の花よ――存分に。白い花が咲き乱れて」
 アウレリアが近寄り、攻性植物の周りに、数多の種が発芽していき、その蔓で攻性植物を包み込んだ。
『――舞い散れ。』
 そして、雪のような白い大輪を咲かせた。
「好きな人の事で悩んで、落ち込んで、行方不明になって……。そして見つかった時には攻性植物の配下となっていた貴女を、僕は助けてあげる事が出来ませんでした……」
 夏雪が近寄り、彼女を抱きしめた。
『ごめんね……。』
 夏雪のグラビティが粉雪となり、彼女を包んでいく。そしてその雪が全てを隠した時、攻性植物は霧散していったのだった。

 攻性植物を倒したケルベロス達は、その場に残った亡骸に、そっと祈りを捧げていた。
「倒したとはいえ、元は罪のない一般人ね。最後は人としてちゃんと弔ってあげましょう……」
 フィオレンツィアに同意したケルベロス達は、簡易での弔いを行った。
「さようなら。もし『次』があれば、実を結ぶと良いですね」
 佐楡葉はこう言っていたが、ライラットは少し複雑であった。最後に自分もそう言ったが、この彼女にとって『次』など無いのだ。そう思いながら、ライラットは彼女の亡骸を見た。
「ん!? 花、か?」
 ライラットは彼女の髪の毛に挟まっている紫色の花弁を見つける。
「それは……。どこかで見たことがあるような……」
 彩月がそれを見て、記憶の何処かを探る。
「んー、わからん。あ、ちょっと調べる」
 カルナはそう言うと、片目を閉じ、アイズフォンで検索を開始した。
「家族の元に還してあげる事は出来ないのかしら?」
 アウレリアは、少し壊れた箇所をヒールした後に、彼女をどうするのか問うた。
「僕もそうしたいです。行方不明となっていたということは、彼女の親族のことも警察が知っているはずです。絹さんに連絡してみましょう」
 夏雪が彼女を見つめながら、提案する。
「分かった! これだ!」
 その時、カルナが声を出し、検索した結果を掌に映し出した。
「トリ……カブト!?」
 彩月の言葉を聞き、アーニャが、ぞわりとした悪寒を感じ、左腕をさする。
「カ、カルナさん。は、花言葉は、わかり、ますか?」
 アーニャが震えた声で確認する。
「あ、ああ。確かあったぜ。えっと……」
 カルナが映し出した言葉に、その場に居るケルベロス達を、絶句させた。
『復讐』
 そこにはそう記されていた。
「これは、大きな手がかり……ですね」
「……つまり、敵は復讐したい人を狙っているのか?」
 佐楡葉の言葉に、ライラットが気付く。
「遠くないかもね」
 フィオレンツィアも頷く。
「これ以上、被害者を見たくは無いです。早急に報告しましょう」
 アーニャはそう言い、吹き抜ける冷たい風を感じ、更にその奥に潜む悪寒の正体を感じた。
 きっと、この地に居るはずだ。ケルベロス達は、これ以上犠牲者を出さない。そう、決意を新たにしたのだった。

作者:沙羅衝 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年10月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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