牧場跡地に輝く円盤

作者:そらばる

●夜のミステリーを求めて
 高地に拓かれた牧場に、今はもう人も動物もいない。
「コージのヤツ、馬鹿にしやがって……!」
 満点の星の下、空っぽの牛舎を背にした叢の一角が、がさごそと揺れる。
 潜んでいたのは小学生のシンヤだった。
「UFOはいるに決まってんだろ! 見てろよ、しょーこつかんで、ぜったい見返してやるからな……!」
 憤然と愚痴を呟きながら、使い慣れないインスタントカメラのフィルムを巻き上げていたシンヤの手元を、ふと、影が覆った。
 雲が月明かりを閉ざしてしまったのか? シンヤは素直に顔を上げた。
 月を見上げるはずだった目線は、真逆に映り込む、病的に白い女の顔を捉えてしまう。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
 シンヤの体が、びくりと跳ねた。
 一息に貫かれた胸から、巨大な鍵が抜き取られていく。
 草の上に静かに倒れ伏した少年を、電子的な白い光が煌々と照らし出した。

●生み出されたユー・エフ・オー
「こたびは、『興味』を奪うドリームイーターの魔女により具現化されたる、未確認飛行物体の一件にございます」
 戸賀・鬼灯(ドラゴニアンのヘリオライダー・en0096)が語るは、小学生男子の『興味』より現実化された、UFO型のドリームイーター。
「被害にあったのは、宇宙に対して強い好奇心を抱く小学三年生のシンヤ君。UFOの存在を信じない友人を見返す為、実在の証拠を求めて、夜の牧場跡地にて待ち構えていた所、女性型ドリームイーターにより『興味』を奪い取られてしまいました」
 このドリームイーターは、奪った『興味』から新たなドリームイーターを創り出すと、早々に姿を消したようだ。
 新たなドリームイーターは、そのものズバリUFO型。
 未確認飛行物体といえば、キャトルミューティレーションやエイリアンアブダクション、ミステリーサークル等々、人間にとって不利益をもたらす事件が定番。宇宙好きのシンヤの『興味』から生まれた『UFO』も、放置すればこうした事件の発生源になりかねない。
「被害と混乱を引き起こす前に、これなる『UFO』のドリームイーターの討伐を、皆様にお願い致します」
 心臓を貫かれたシンヤは、牛舎の傍で昏倒しているが、外傷はない。『UFO』さえ倒せば、無事に目を覚ましてくれるだろう。

 敵『UFO』は1体。配下などは存在しない。
 見た目は光輝く円盤。アダムスキー型と言われる典型的な形状だ。常に白く発光して辺りを照らしてくれるので、見失う事も、視界に困る事もないだろう。
 『強烈な発光現象を起こす』、『生命力を吸引するスポットライトを照射する』、『激しく動き回りながら直下にレーザーを照射する』、といった三種の攻撃を仕掛けてくる。
「敵は通常、牧場上空を気まぐれに飛行しておりますが、UFOの噂をしている人物がいらっしゃると、そちらへ引き寄せられて地上へ下りて参ります。されば皆様の攻撃も届きます故、牧場敷地内の任意の場所でおびき寄せを行われるのがよろしいでしょう」
「牧場のある山は、地元で有名なUFO出現スポットのようだな。信憑性はともあれ、なんとも浪漫を感じる話だな……フッ……」
 独自に調査した資料を提供しながら、ラハティエル・マッケンゼン(黄金炎の天使・e01199)は静かに笑う。
 牧場は閉鎖されて数年が経過している。中央部に牛舎や施設が固まっていて、後は延々と伸び放題の草地。戦場にするにはうってつけの土地だ。
「また、『UFO』は遭遇時、『自分は何者か』といった趣旨の質問を投げかけて参ります。正答を返せば再び上空へと戻り、それ以外の対応を行えば、敵意も露わに襲い掛かって参ります」
 この場合の正解は『UFO』または『未確認飛行物体』となる。
 誤った対応が一つでも提示されれば、その場の全員が敵とみなされる。その為、誤答を返した者だけが狙われるわけではないし、正解したからといって敵の攻撃を免れるという事もない。
 ちなみに会話らしい会話が成立するのはこの問答のみで、戦闘突入後は一切聞く耳を持たないだろう。
「少年の無邪気な好奇心を、地球侵略の手段と成すなど許すまじき事。必ずや、撃退をお願い致します」


参加者
結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)
ディディエ・ジケル(緋の誓約・e00121)
花道・リリ(失せモノ探し・e00200)
リリア・カサブランカ(春告げのカンパネラ・e00241)
八王子・東西南北(ヒキコモゴミニート・e00658)
ラハティエル・マッケンゼン(黄金炎の天使・e01199)
阿木島・龍城(翡翠宮の剣英・e03309)
オーキッド・ハルジオン(カスミ・e21928)

■リプレイ

●未確認飛行物体、あらわる
 夜風も爽やかな牧場跡地。
 倒れていた被害者少年の身柄を、早々に牛舎の中に移すと、ケルベロス達は屋外に出て満点の星空を見上げた。
「山の牧場、オカルト好きには堪らない聖地だ。フッ…」
 ラハティエル・マッケンゼン(黄金炎の天使・e01199)が広々とした草原を見渡して笑う。
 皆が陣取る場所は牧場跡地中央部、厩舎や加工施設などの建物に囲まれた広場だ。牛舎への流れ弾の心配がない程度に距離を置いて、ケルベロス達は噂話に興じる事にした。
「ベントラー、ベントラー……輪になってこう言うとUFOが現れるらしいですよ」
 結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)が古式ゆかしきオカルト知識にて口火を切った。
「UFO? それはアレですねロズウェルとかホニャララ星人とかのアレですね。いいな~ロマンだな~特撮好きなんですよボク!」
 得意分野とあって、非常に食いつきの良い八王子・東西南北(ヒキコモゴミニート・e00658)。
「やはりエリア51に墜落したのはUFOだと思う、ぞ!」
 きらりと目を光らせ輪に加わるラハティエル。その傍らには恋人のリリア・カサブランカ(春告げのカンパネラ・e00241)がぴったりと寄り添っている。
「UFOの話って、科学云々よりオカルトホラーなイメージがあるのよね……」
「UFOねぇ……あまり興味が湧かないわ。そういうの好きなヤツらが何を言っているのか、さっぱりわからないし」
 花道・リリ(失せモノ探し・e00200)は肩をすくめて、話題の中心にいる東西南北を見やる。持参の宇宙人フィギュアやら宇宙人映画のDVDやらを皆に披露しつつ、饒舌に振るわれる熱弁は、門外漢には異国語に等しい。
「宇宙は広いんだもんっ。ボクもUFOっていると思うなぁ。いたらいいなあ」
 オーキッド・ハルジオン(カスミ・e21928)は上目づかいで、頭にのっけたウイングキャットのなるとと視線を合わせ、「ねー!」と小首を傾げた。自覚なき動物好きたるリリが過敏な視線を送ってくるが、幸か不幸か気づいていない。
「……UFOには宇宙人が乗っている、と云うのが通説であるが」
 平常運転の陰鬱な表情で、低く気だるげに呟くディディエ・ジケル(緋の誓約・e00121)。
「会えた時の為に、宇宙人さんとどうやったら仲良しさんになれるか、今から考えなきゃっ」
「会えるならあってみたいですね……いや、やっぱちょっと怖いです」
 ノリノリのオーキッドに乗りかけて、すぐさますっと我に返るレオナルド。臆病な白ライオンに対しても、密かな熱のこもった視線がちらちら送られている。
 そこまで聞くに徹していた阿木島・龍城(翡翠宮の剣英・e03309)が小さく溜息を落とした。何事かと振り返るいくつかの視線に、バツが悪そうに事情を話し始める。
「まあ……大分昔の話ですけど、我々の士族にもいろいろ事情があって、知識を求めてあちこち旅していた時期がありましてね。そんな時に旅先で数多の宇宙的事物、事象と遭遇するわけですが――」
 にわかに、穏やかだった夜風が風速を増し、周囲が煌々と白い光に照らし出された。
 皆一斉に見上げれば、間近の空には眩いばかりの発光体が浮かんでいた。
「……『この様なモノ』は聞いた事もないので、地球人によるUFOなるもののイメージが『アレ』なんでしょうね」
 こんな茶番はもういい加減にしてもらいたいものだ、とドリームイーターへの明確な嫌悪を籠めて、龍城は現れた『UFO』を睨み付けた。

●お約束UFO
 周囲の気流をかき乱しながら宵闇に浮遊する『UFO』は、まさしくフライングソーサー――文字通りの空飛ぶ円盤であった。星明りをも殺す煌々たる白光に照らし出され、辺りは真昼の明るさだ。
 『UFO』は、スカート状の円形機関を忙しなく回転させながら、ケルベロス達へと問いかける。
『ワレワレハ、ナニモノダ』
 ……あからさまなボイスチェンジャー加工の声であった。
 『我々』と言いつつ、敵は一体。当然ながら中にも誰も入っていないのだろうが、そこはそれ、小学生の『興味』と知識に基づくお約束らしい。
 その様子を、別個に現場に到着した柚月が、離れた場所から観察していた。
「UFO型のドリームイーターとは興味深い」
 一風変わった敵の動向を適宜メモに書きつけ、その特性と、元凶のドリームイーターに繋がる何かがないか、独自に調査しているのだった。
 その間、主戦場に立つケルベロス達は次々と答えを返していく。
「ナニモノ? 記憶喪失かしら? 良い医者でも紹介してやりましょう」
 すげなく言い捨てるリリ。
「……フリスビーのような円盤に見えるな」
 地を這うような声音のディディエ。
「空飛ぶどら焼き! あ、マカロンでもいいなぁ」
 なるとと一緒にお腹を鳴らす、はらぺこさんなオーキッド。
「ベタな偽物ですね」
「ドリームイーターですね……『未確認』なんて言葉はあなた達の様な紛い物には似合いません」
 レオナルドと龍城はバッサリと事実を指摘。
「気象観測機かしら?」
 見間違いの定番を挙げて、すっとぼけてみせるリリア。
「貴様が何者かは知らないが、私はラハティエル・フォン・マッケンゼン。愛しき恋人リリア・カサブランカと共に、貴様を撃つ者なり!
 さぁ……我等の愛の前に、ひれ伏すが良い!」
 派手な口上を決めるラハティエル。傍らのリリアはうっとりとした眼差しで恋人を見上げている。
 ちなみに東西南北は、
「……ボクも子供の頃宇宙に憧れてました。宇宙キター! と興奮して絶叫しては、衛星の点滅をUFOと間違えて追いかけて転んだり……。しかし今はリア充に憧れてます。リア充が憎い! 目の前でいちゃつく恋人たちが憎い! この憎悪がブラックホールを生み出してしまう……!」
 ……宇宙讃頌がいつしか妬み語りに連鎖して自分の世界に没頭、もはや返答どころではない。
 『UFO』は同じ場所に滞空したまま、しばらく吟味するように沈黙を保ったのち、カッ、とひときわ強烈に発光した。
『ナ・ラ・バ・シ・ネ!』
 かくして戦いの火蓋は切って落とされた。

●宇宙からの侵略者を排除せよ!
 早速の洗脳フラッシュに、後列の目がくらむ。
 脳内をかき乱され、ふらつくリリアの体を支え抱き寄せるのは、当然ラハティエルである。
「……大丈夫だ、愛しい人。私が付いているから、な」
「ええ……背中は任せて」
 優しいオラトリオヴェールに包まれながら、抱き合いキスする恋人達。遠巻きに、ぎぎぎぎぎ、と歯ぎしりが聞こえそうな凄まじい視線が飛んでくるが、まるで気づかない。
(「……此の世の中には摩訶不思議なことがよくあるが、UFOへの興味を奪うとは、ドリームイーターはどんなものでも奪ってゆくな」)
 淡々と敵を見上げて心中に独白しつつ、ディディエは惨殺ナイフを構える。
「……さて、如何か」
 落ち着いた物腰で果敢に斬り込んだ。宙に浮かんだまま早くも姿勢をぐらつかせる円盤。
 そこをすかさず飼料タンクを足場に飛びかかったのは龍城。敵の頭上から居合の太刀を閃かせ、空間を歪ませる強烈な一撃を加える。
「いい手応えだ。飛行に頼りきりではこうはいかないな」
 広げた翼で巧みに姿勢を制御しつつ離脱。隙を与えずリリが敵へと超高速の突きを繰り出す。
「しかしよく光るわね。色んな色に変わったりしないの?」
 全身を電撃に焼かれ、『UFO』は混乱したようにジグザグと不規則に動き回った。その間にも、ケルベロス達のグラビティが容赦なく殺到する。
 『UFO』は『制止』『瞬時に居場所を変える』という忙しなくも理不尽な動作を繰り返し、厩舎の上空に移動すると、下部にはめ込まれた複数の球体から、直下に向けて極太のビームを放ち始めた。一本の柱の如く地上に注ぐビームは厩舎を豪快に破壊、建物を遮蔽物として利用していた東西南北を追い立て、さらに他の前衛のケルベロス達を追いかけるように薙ぎ払っていく。
「回復マンのボクに任せて! 厄介さんはさようなら!」
 崩れかけた布陣に、オーキッドがすかさずばら撒いた紙兵が、脆くなった前衛の装甲をカバーした。なるとは翼で、近衛木・ヒダリギ(シャドウエルフのウィッチドクター・en0090)は薬液の雨で回復を補助。
「……余り動いてくれるなよ。当て難くなる」
 言いながらも、ディディエの放ったドラゴンの幻影は、動き回る敵を的確に捉えて、豪快に焼き払った。
「そのうっとうしい動きを止めてあげるわ」
 リリアのブラックスライムが円盤を強襲、半円形の上部のみを残す形で呑み込み、空中に縛り付ける。
 レオナルドはその機を逃さない。
「これでもっと動きづらくなりますよ!」
 禍々しく変形したナイフが敵装甲を斬り裂くと、『UFO』の回転がわずかに鈍ったように見えた。
 眩くちょこまか動く『UFO』は厄介な敵ではあったが、戦況は陣営と戦術を固めたケルベロス達の有利に傾いていく。
 テレビウムの小金井の応援動画を傍らに、戦いの中でも東西南北の恨み節は途切れない。
「爆ぜろリア充! 非リアノ恨ミ晴ラサデオクベキカ!」
 非リアぼっちの学生時代、UFOに乗って宇宙へ行きたいと妄想した空を見上げたあの頃の自分との決別、そしてなぜかリア充への妬みをありったけ籠めて、特大の雷を撃ち込んだ。
 『UFO』は骨格を透かしながら盛大に感電したのち、返す刃でスポットライトを照射しようとしてくる。その気配を察したリリが、割り込む形でライトの中に飛び込んだ。
「っ……護るだなんて性質じゃないわ……私が立っていられる間に終わらせなさいよ」
 生命力をごっそり奪われる感覚に眩暈を覚えながらも、皆を叱咤する事は忘れない。ツンツンとした言動の裏には、仲間への確かな信頼が秘められている。
「だいじょうぶ。決めたんだ、ぜったいキミを守るって」
 オーキッドの小さな掌の中に、ぼんやりと光が灯る。なるとが翼をそよがせると、光はふわりと風に乗り、傷ついたリリに纏いついて癒しを施していく。
「微塵に砕けよ偽りの円盤」
 龍城が豪快にハンマーを打ち付けた。超重の一撃に叩き落とされ、『UFO』が高度を落とす。
「……さて、眠る少年の為にも、務めを果たすこととしよう」
 静かに歩み出たディディエは、妖精王の物語をそらんじる。魔音と化した一音一音が敵へと殺到し、足掻くように飛び回る円盤をことごとく打ち据えていく。
 『UFO』の消耗を見取り、ラハティエルが大きく黄金の翼を広げた。
「斬り込むぞ、リリア! 私に援護をくれ……今だ!」
「ええ! 誓約の舞、魅せてあげる」
 恋人に応えて、青翠の風を纏ったリリアが躍り出た。風雅な舞いから放たれた風が、螺旋と化して敵を絡めとる。制止を余儀なくされた『UFO』を、黄金の羽ばたきにより生じた超高温の火焔嵐が襲った。
(「パッチワーク、あの魔女達が起こした事件を追うのもこれで何度目でしょうか……」)
 静かに居合の構えを取りながら、レオナルドは一向に収まる気配のない魔女の暗躍を憂えずにはいられない。
「未確認飛行物体、必ず倒して奴らの企みを阻止して見せます」
 百獣の王は恐怖を殺して跳び上がり、輝く円盤へと一息に肉薄すると、すれ違い様に高速の連撃を浴びせ、大地に降り立った。
 その背後で白い光が収束し、一拍のち、『UFO』は辺りを一層まばゆく照らし出しながら、木っ端微塵に爆散した。

●牧場跡地の穏やかな夜
 平穏を取り戻した草原を、柔らかな夜風が撫ぜていく。
「発端の坊やは誰かが送ってやって。苦手なのよ、子どもって」
 ぼやくようにリリが言った。そうして立ち去るように見せかけて、こっそりと壊れた建物にヒールをかけていく。廃墟同然とはいえ、壊しっぱなしは気にかかるのだ。
 牛舎は無傷。中に避難させたシンヤも、もちろん無事だった。
「大丈夫ですか? 草むらで倒れていたんですよ」
「もう危ない事しちゃだめですよ」
 目をこすりながら目覚めた所を、レオナルドや東西南北達に囲まれてびっくりはしていたが、心身共に健常のようだ。説教は、彼の親がやってくれるだろう。
 一方、恋人達は広々とした牧草地で、マイペースに夜空を見上げていた。
「またUFO……じゃなくて流れ星、か。願いを祈ろう。愛する貴女と、いつまでも幸せに暮らせますように、と。フッ……」
「嬉しい……私も祈るわ。……あら、これってもしかして……」
 草花の一部が、円を描くように不自然に倒れているような気が……二人は目をまん丸にして顔を見合わせた。
 牧場跡地中央部では、
「本物のUFOさんがこないか探してみたいっ。ねえねえ、ヒダリギも一緒にさがそー」
 建物へのヒールを終えたオーキッドが、唐突に言い出した。
 ヒダリギは数拍思案したのち、こっくりと頷き返した。
「いく」
 かくて少年達は、満点の夜の下、一夜限りの冒険に繰り出すのであった。

作者:そらばる 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年10月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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