草木も眠る深夜の釧路湿原。
夜空を照らす筈の月は覆われた雲に遮られ、この地に人が足を踏み入れるのを阻むかのように、周囲は霧が立ち込めている。
その奥で、一つの影が蠢いた。黒い狼の毛皮を被った少女が、虚空を漂う怪魚を従えて。薄ら微笑みながら、唇を動かした。
「そろそろ頃合ね。さあ、これから思う存分、暴れて来なさい――『黒旋風』」
「……仰せの、ままに」
抑揚のない低い声で少女の言葉に頷いたのは、禍々しい漆黒の鎧を纏った巨躯の男だ。
どこか虚ろな目で少女を見つめる男は、彼女の意のままに動く操り人形と化していた。
指示に応える男の返事を聞いて、少女こと――『湿地の魔神』テイネコロカムイは満足そうに笑みを浮かべる。
湿原に一陣の風が吹き、雲の隙間から月明かりが微かに漏れて、男の姿を照らし出す。
男は血に塗れた二本の斧を握り締め、怪魚の如き死神達を引き連れながら――殺戮と破壊を求めて、人々の眠る市街地へと移動を開始した。
第二次侵略期以前に死亡したデウスエクスが、死神にサルベージされる事件が発生した。
ヘリポートに集まったケルベロス達を前にして、ザイフリート王子(エインヘリアルのヘリオライダー)が話を切り出した。
「サルベージされたデウスエクスは釧路湿原で死亡したものでなく、どうやら何らかの意図で釧路湿原に運ばれているかもしれないようだ」
そして死神の手によって変異強化され、怪魚型の死神を引き連れ市街地の襲撃を目論んでいるらしい。
ただし予知によって進行経路が判明しているので、湿原の入り口付近で迎え撃つのが今回の作戦だ。周囲に一般人はいないので、気兼ねなく戦闘に集中できる状況にある。
ザイフリート王子はそこまで説明して一旦間を置いた後、ケルベロス達の顔を見回しながら再び言葉を続ける。
「今回お前達が戦う相手はエインヘリアルで、『黒旋風』の渾名を持つ豪傑だ」
変異強化されたエインヘリアルに自我はなく、交渉や会話などはほぼ成り立たないと思っていいだろう。
エインヘリアルは二本のルーンアックスを武器に、強大な火力を振るって攻撃してくる。また、二体の怪魚型死神を配下に従えているようだ。
「敵はかなりの手練れだが、お前達ならきっと乗り越えられるだろう。……彼の者の魂を、どうか救ってやってくれ」
命尽き眠りに就いた戦士を甦らせて、強制的に再び戦場へ送り込む。
かつての同胞が死神に利用されたとあって、ザイフリート王子は表情にこそ出さないが、発する言葉は死神に対する憤りを滲ませる。
そんな王子の心情を慮って、マリステラ・セレーネ(蒼星のヴァルキュリア・en0180) が静かな怒りを篭めて決意を口にする。
「これは死者に対する冒涜です。皆さんで力を合わせて、死神の目論見を阻止しましょう」
死者の魂をエインヘリアルにしてきた戦乙女の少女にも、思うところがあるのだろう。
ザイフリート王子に全てを託されて、地獄の番犬達が戦地に向かう。
彷徨える古強者の亡霊を、今度は安寧の地へと導く為に――。
参加者 | |
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リリキス・ロイヤラスト(幸運のメイド様・e01008) |
黒谷・理(マシラ・e03175) |
ジェノバイド・ドラグロア(狂い滾る血と紫の獄焔・e06599) |
フレア・ガンスレイブ(白銀姫・e20512) |
アルノルト・レーヴン(籠の鳥・e24845) |
ヒストリア・レーヴン(鳥籠の騎士・e24846) |
香良洲・釧(望蜀・e26639) |
ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224) |
●
夜空を覆う雲の切れ間から、月明かりが漏れて地上に零れ落ちていく。
降り注がれる淡い光は霧が立ち込める大地を照らし、闇に蠢くモノ達を浮き彫りにする。
霧の奥から影が揺らめき、炙り出されるように不気味に浮かび上がった。その数三体。
青白く光る二体の怪魚を従えた、漆黒の鎧を纏いし巨躯の狂戦士。
彼の者の両手には、赤黒く滲んだ二本の戦斧。
数多の傷が刻まれ血が染み付いた獲物を携えて、『黒旋風』と渾名された豪傑が、戦いを求めて再び地上に降り立った。
「……かつての英雄も、死神に利用されてしまえば、こんなものか」
生前は誉れある戦士だろうが、今はその成れの果てにしか過ぎない。香良洲・釧(望蜀・e26639)は深緑の瞳で漆黒の戦士を捉えて、溜め息交じりに呟いた。
「死者を冒涜する死神ももちろんだが、忌々しいエインヘリアル……。そんな姿になっては最早見る影もないな」
ヴァルキュリアの少年、ヒストリア・レーヴン(鳥籠の騎士・e24846)は憎悪にも似た感情を含ませながら、エインヘリアルを一瞥する。
勝気な性格のヒストリアの隣では、彼と同じ風貌の――しかし彼と異なる儚げな雰囲気を持つ少年が、憐れむような眼差しでエインヘリアルを見つめていた。
「死んでからも利用されるのはかわいそう……だと思うけど……。助ける為に倒すって言うのも、何だか少し変な感じだね……」
ヒストリアの双子の弟、アルノルト・レーヴン(籠の鳥・e24845)はこの戦いに複雑な心境を抱きつつ。兄の方に顔を向けると、大丈夫だよと微笑みながら小さく頷いた。
「不死身のデウスエクスを殺せるのはケルベロスだけ……。どちらが本物の『死神』なのかはわかりませんが――今度こそ、安らかな死を与えましょう」
彼の者の魂を救ってほしいと願うザイフリート王子の思いを受け止めて。フレア・ガンスレイブ(白銀姫・e20512)が端然と決意を口にする。
死の光を灯す怪魚が虚空をゆらりと漂いながら、生者の気配を感知したのか、夜霧を突き抜け牙を剥いて番犬達に襲い掛かった。
「死者の魂を呼び起こし、無理矢理に戦わせる……死者を冒涜するあなた方を、私は許しません……!」
メイド服姿のリリキス・ロイヤラスト(幸運のメイド様・e01008)が死神共を一喝しながら矢を番え、その照準を黒旋風へと向ける。二つの弓を用いなければ弾くことのできない長大な矢は、エインヘリアルの巨体を狙うには十分だ。
極限まで弓を撓らせて放たれたリリキスの矢は、風を纏って唸りを上げながら、黒き戦士の肩を射抜いて突き刺さる。
「私利私欲の為に死者を利用するてめぇらは……許せねぇな」
生者の命を喰らおうとする死神の牙を、ジェノバイド・ドラグロア(狂い滾る血と紫の獄焔・e06599)は身体を反転させて回避する。その直後、自身の狂気を宿した刃を、死神に突き立て掻き抉る。
「魚は邪魔をしてくれるな。前菜は早々に消えるがいい」
ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)の小柄な体躯が宙に舞う。軽やかな動作で高々と跳躍し、重力を込めたペルの蹴撃が、闇夜に煌めきながら死神に叩き込まれる。
「最初から全開で行くぜ、俺なりの礼儀だと思ってくれりゃあいい」
黒谷・理(マシラ・e03175)が黒旋風を前にして闘気を高める。この戦士もエインヘリアルである以上、戦いを好む気風だったのか。言葉で語れないなら、後は拳で聞くしかない。
理の全身に呪紋が浮かび、魔人の力をその身に宿して――古の英雄に戦いを挑む。
●
ケルベロス達の気迫が大気を震わせ、戦場に伝播する。永らく待ち侘びていた戦いが、今こうして目の前にある。黒旋風の口元が僅かに吊り上がり、目には殺意の光が灯る。
彼の戦意に共鳴するかのように、斧が不気味に赤く輝き出した。その身に付いた錆を落として、巨体が地響きを上げながら突進してくる。
「黒旋風の名が如何なるモノか、お手並み拝見といこう」
豪快に振り下ろされた戦斧を、ヒストリアがゲシュタルトグレイブの穂先で受け止める。だが、片手のみであっても斧の威力は想像以上に凄まじく。圧し掛かる衝撃は槍を撥ね退け、少年騎士の身体を斬りつける。
「ヒース……!? ボクがすぐに治してあげる!」
アルノルトがマインドリングに念じると、眩い光が溢れてヒストリアを包み込み、聖なる盾となって片翼たる兄の傷を治療する。しかしアルノルトにも、敵の魔の手が忍び寄る。
戦場を覆う霧が奇怪に歪み、後衛に位置する者達へ絡まろうとする。それは霧ではなく、死神が呼び起こした怨念だ。怨嗟の声を上げながら迫り来る怨霊達に対して、マリステラ・セレーネ(蒼星のヴァルキュリア・en0180)が間に割り込み立ち塞がった。
「貴方達の好き勝手には、させません!」
マリステラに纏わりついた怨霊の塊は、大きく爆ぜて呪いの瘴気を空気中に漂わせ、番犬達を体内から蝕んでいく。
「地の底、大樹の根、虚の精神。――全て覆い尽くしてしまえ」
釧の詠唱に呼応して、生じたのは煙霧の如く朧な白い炎。白炎は纏わる呪いを消し去り、黒き瘴気を瞬く間に無に還す。
「先ずは、厄介な死神から倒していきましょう」
リリキスは嘲笑うように虚空を泳ぎ回る死神達を鋭く睨み、桃色の霧を発生させて邪気を取り除く。
「これが、俺の紫焔よ!」
ジェノバイドの右腕から紫紺の焔が燃え上がる。高く掲げた方天戟が意味するのは『冥府の処刑人』。煉獄を帯びた鋸歯の如き刃を叩きつけ、死神の血肉を灼いて、抉り裂く。
「失せろや雑魚共、お呼びじゃねーんだよ!」
こんな連中に時間を費やすつもりはない。目障りだと言わんばかりに、理が虚なる力を大鎌に篭め、刃を振るい死神を薙いで生命力を啜り取る。
「地獄化砲塔展開固定!」
瀕死の死神を先に仕留めるべく、フレアが秘めた力を解き放つ。彼女の纏う鎧装が地獄と化して、炎は巨大な砲塔の形を成していく。
「獄焔封充弾装填! 対象装甲脆部解明!」
煮え滾る炎が砲口に集束されて、砲塔を手負いの死神へと向けて狙いを定める。
「神滅鎧装最終兵器――咆哮します!」
フレアの掛け声と共に号砲が響き渡って、撃ち出された炎の砲弾が着弾すると。爆音が轟き土煙が派手に巻き上がり――死神の身体は肉片に変わり果てて四散する。
死神の一体を倒したところで、残った死神が喰らいかかってくるものの。ウイングキャットのリィクが盾となって、死神の攻撃を阻む。
「耳を澄ませ心を透かせ――語り部は静かに」
ヒストリアの口から紡がれる歌声が、透き通った旋律を奏で始める。綴られる詞は意味を成さずとも、聴く者達の昂る心を深く鎮めて落ち着かせ、矛先の感覚を研ぎ澄まさせる。
「そら、覚悟するといい……」
子供の言葉とは到底思えぬ冷たい口調で、ペルが死神の前に躍り出る。彼女の小さな拳には、白く噴き出る魔力が渦巻いていた。
「――白き魔力よ、破壊と引き合わす引力を宿せ」
重力の奔流が死神を吸い込むように引き寄せる。ペルはその大きな瞳で品定めするかのように見極めながら、魔力を宿した拳を死神に捻じ込んだ。
「そして! これこそが! 俺の狂った血を混ぜた汚ぇ紫焔よ!」
狂気に満ちた笑みを浮かべながら、ジェノバイドの焔が一層激しく燃え盛り、滾る鮮血を紫焔に焚べる。
「この汚れきった血と焔で……吹き飛ぶどころか、消し飛んじまえよ!」
紅を増した獄焔の竜が吼え、猛り狂うように死神を喰い千切る。ジェノバイドの業火が死神を溶かして蒸発させて、微塵も残らず消滅させる。
二体の死神を早々に撃破して、残す相手は後一体のみ――。漆黒の星霊甲冑に身を包み、禍々しい闘気を孕んだ異形の戦士が、ケルベロス達の前に聳え立つ。
●
「強く気高い者たちよ……怯む事無く武器を取れ……」
歴戦の勇者の気迫に気圧されまいと、アルノルトが力強い歌声で仲間を鼓舞させる。
「深淵を貫く光のように……弱きを護る力を示せ」
アルノルトの凛とした調べは戦場を吹き抜ける一陣の風となり、聴く者達の戦意を奮い立たせる。
「受け取れっ! 癒しの力をっ!」
永遠のサポート役を自負する昇もこの場に駆けつけて、回復役として仲間を援護する。
「……それでは、本番と行こう」
釧は口数こそ変わらず少ないが、強敵相手とあって心の中は静かに昂っていた。
両脚に力を込めて空高く飛び、灰白色の翼をはためかせながら加速を増して、流星の如く放たれた釧の蹴り技は――強靭な鎧に亀裂を入れて、確かな傷跡を残したのだった。
「このまま攻撃を重ね続けましょう。そうすれば、勝機は見えてきます」
女性と見紛う美貌を持つリリキスが、凛々しい顔付きで黒旋風を見据えて立ち向かう。
メイド服を翻し、ブーツに纏った気流が破壊力を増幅させて、撓るような蹴りを黒旋風の延髄に見舞わせる。リリキスが叩きつけた一撃に、黒旋風の巨体がグラリとよろめいた。
「豪傑、黒旋風さん。あなたが望むなら、戦いましょう。最期に相応しい戦いを――」
黒旋風に淡々と語りかけるのはフレアだ。表情一つ変えずに討つべき敵を凝視して、肩に担いだバスターライフルを発射する。撃ち込んだ光弾は、黒旋風の魔力と融合中和させてその力を抑え込む。
攻撃を集中させる番犬達に、エインヘリアルの狂戦士は不敵に笑んだ。真っ向勝負を仕掛ける彼等の姿勢に煽られたのか、闘争心を漲らせ、耳をつんざくような雄叫びを上げて、巨体を弾ませ跳ね上がる。
振り上げられた斧は月光を反射しながらフレアを襲う。修羅の如き気魄に身動きできず、血塗れの鉄塊が眼前に迫った瞬間――そこにはマリステラが赤い雫を滴らせて立っていた。
「……どうにか間に合ったようですね。良かっ、た……」
少女の翼は光を失せて、細い体躯が大地に崩れ落ちていく。黒旋風の暴力的なまでの攻撃を耐え切れず、マリステラは直撃を受けて力尽きてしまう。
圧倒的な力を見せつけて、斧に付着した返り血を振り払う黒旋風。しかし仲間が倒されたことにより、ケルベロス達は更なる闘志を沸き上がらせる。
「……アンタにゃもう、伝わりゃせんのだろうがな」
理とペルが左右から駆け寄り黒旋風を挟み撃つ。二人は互いに降魔の力を拳に纏わせて、魂喰らう拳撃を黒旋風に炸裂させる。
「いい鎧だ、中々攻撃通すのが苦労しそうだぞ?」
などと冗談めかしたように言うペルではあるが、腕に残った感触は手応えを確かに感じ取っていた。
攻撃を終えた理とペルが咄嗟に後方に飛び退り、入れ替わるようにヒストリアがグレイブを振り翳して間合いを詰める。
「せめて王子の願い通りに、死神の手駒より解放しよう。貴様を地獄に送って、最後を看取ってやる」
雷を帯びた槍から高速の突きが繰り出され、紫電が奔り黒旋風の全身を駆け巡る。迸る電流は神経感覚を麻痺させて、黒旋風の動きを鈍らせる。
敵の足が止まりつつある今こそ好機と判断し、番犬達が群がるように一斉に攻め立てる。
「……地獄の番犬らしく引導を渡すとしよう、全て灰になると良い」
全身をオウガメタルの鎧で覆った釧が放った鋼の拳が、漆黒の星霊甲冑を打ち砕き。
「お前も……利用されてんなら解放してやるよ!」
ジェノバイドが鋭利な爪を伸ばすと、黒旋風の鎧を破って肉体まで深く刺し貫いた。
さしもの古の英雄も、ケルベロス達の猛攻に押され気味となり、次々に刻み込まれる損傷が体力を消耗させていく。
それでも戦士の意地を見せんと力を振り絞り、裂帛の気合と共に双斧を振り翳し、十字を描いて守り手たるヒストリアを斬り裂いた。
少年騎士は深手を負い、意識が朦朧として視界が霞む。膝が折れ、倒れそうになる彼の上体を、薄らぐ意識を繋ぎ止めたのは――誰よりも愛しい弟の声だった。
「大丈夫だよ……ヒースの傷はボクが癒すから」
アルノルトの治癒の温もりが、兄の傷の痛みを和らげていく。そこへフレアがヒールドローンを展開し、守りを固めて戦線を維持させる。
「どうせなら生きてた頃のあんたと戦ってみたかったもんだが……まあ、高望みよな」
理が隙を突いて黒旋風の背後に回り込み、指先に全ての降魔の力を凝縮させて。
「――蜂の一刺しって奴さ」
火の粉の如き緋色の残光が線を引くように。無音の刺突は腹部を穿ち、黒旋風の鎧に風穴を開ける。
「起こされし死者ならば……せめて安らかに、その命の灯を奪いましょう」
消え逝こうとするエインヘリアルの命を葬るべく、リリキスが紫色の獄炎を錬成させて、炎の剣を創り出す。
「――魂の紫焔と消えなさい!」
リリキスの渾身の斬撃は偽りの生を断ち、甦りし古強者の亡霊は――魂を灼き尽くす焔に飲み込まれ、北の大地に儚く散った。
戦場は静寂を取り戻し、澄んだ夜風が湿原に吹く。リリキスの桃色の髪が風に靡いて、霧の紗幕に包まれ月明かりが照らす風景は、幻想的な世界を映し出していた。
その傍らで双子の少年達が口ずさむのは、亡き英雄に捧ぐ鎮魂歌。
これもエインヘリアルとの因縁故か。過去に囚われ虐げられた辛い記憶が脳裏に去来し、二人の胸を締め付ける。
死は当然の報いと思う非情な心と、純粋に死を悼んで憐れむ慈愛の心。相反する二つの心に葛藤を抱きつつ、手向けに送る弔いの歌が、風に乗って空の彼方に運ばれる。
せめて、彼の者の武勇を忘れないように。
エインヘリアルを偲んで空を見上げるフレアの瞳の中に、仄かな銀色の光が輝いていた。
「……願わくば、その名を知りたかったです」
最後まで名が分からぬままの英雄なれど、誉れある魂だけはどうか安らかであれと。
少女はそっと瞳を閉じながら、心の中で静かに冥福を祈った――。
作者:朱乃天 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2016年10月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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