ゆるふわメイド居酒屋とは

作者:狐路ユッカ

●テヘヘ☆ やっちゃったぁ~!
「いらっしゃいませ~ご主人様!」
 もうこの場所では使われることのない言葉を、サツキはつぶやく。赤ちょうちんに、畳張りの小汚い居酒屋。ちゃぶ台に似つかわしくないピンクのミニメイド服を纏って座り込みサツキは小さなため息をついた。
「……何がいけなかったんだろう……接客も、お料理も完ぺきだったはずなんだけどな……」
 店のメニューには、『ゆるふわメイド居酒屋』との店名が。並ぶ献立は、厚焼き玉子にさんまの塩焼き、煮っ転がしに肉じゃがと純和風である。
「純和風の店内に、あざといほどのミニメイド服、ゆるふわを極めたドジっ子の集まる居酒屋……いいと思ったのに。……あれかな、飲み物ひっくり返したのがマズかったのかな……」
 そりゃまずいだろうよ。
「うう……ゆるふわ、ウケると思ったのに……」
 ゆるふわと事故をはき違えているサツキがもう一度ため息をついたとき、ぶっすりと彼女の心臓を大きな鍵が貫いた。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』を奪わせてもらいましょう」
 第十の魔女・ゲリュオンが鍵を引き抜くと、そこに毒々しいモザイク柄のメイド服をまとったドリームイーターがあらわれる。
「いらっしゃいませぇ、ご主人様!」
 にっこりと笑うと、ドリームイーターは店のちゃぶ台を拭き始めるのだった。

●おかえりなさいませ~
「えーっと、いらっしゃいませっていうか、おかえりなさいませ? 僕、疎いからよくわかんないけどメイド喫茶のメイドさんのセリフだよね?」
 秦・祈里(ウェアライダーのヘリオライダー・en0082)は、楽しそうだよね、なんて言いながらメモに視線を落とす。
「橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)さんに頼まれて調べていたら、今度は『ゆるふわメイド居酒屋』がつぶれちゃった後悔を奪うドリームイーターが現れるってわかったんだよ」
 後悔を奪ったゲリュオンはすでに姿を消しているが、その後悔をもとに生まれたドリームイーターが事件を起こそうとしているらしい。事件を未然に防ぎ、被害者を眠りから覚ましてほしいと祈里は懇願する。
「ドリームイーターは、店長であるサツキさんに背格好がそっくりなメイド型のが一体だよ。潰れちゃった純和風居酒屋の中での戦いになるけど、もう閉店してるから他のお客さんはいないね。戦闘に集中できるはずだよ」
 そして、祈里は苦笑する。
「もちろん奇襲を仕掛けることもできるけど、このドリームイーターは接客をしたがっているんだ。すこしだけそれに付き合ってあげれば、満足して少しだけ戦闘力が落ちると思う。それに、サツキさんも目覚めたときに前向きな気持ちになれるんじゃないかな」
 できたら、励ましてあげたいよね、と付け足し、祈里はぺこりと頭を下げた。
「サツキさんが元気になれるように、みんなでドリームイーターを撃破してほしいんだ。どうか、よろしく頼むよ」


参加者
榊・凛那(神刀一閃・e00303)
橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)
鳴神・猛(バーニングブレイカー・e01245)
六道・蘭華(双霊秘詩の奉剣士・e02423)
アバン・バナーブ(過去から繋ぐ絆・e04036)
霧島・絶奈(暗き獣・e04612)
エゼルフィ・セールヴァンツ(さまようメイドール・e07160)
野和泉・不律(ノイズキャンセラー・e17493)

■リプレイ


「ほう、冥土居酒屋か」
 野和泉・不律(ノイズキャンセラー・e17493)は筆字で『ゆるふわメイド居酒屋』と書かれた看板をじっと見つめてそうつぶやいた。メイド違いな気がするが、ある意味冥土で合ってる気もしなくもない。鳴神・猛(バーニングブレイカー・e01245)はぽりぽりと頬をかき、眉を寄せる。
「なんというかニッチも過ぎればこうなるよという見本の様な事になってるな~」
 コンセプトは悪くないけど考えとサービス提供の質と種類が悪かったのかも? というと、
「純和風居酒屋にメイド……。あんま人のこと言えないけど、ギャップ萌ってやつなのかしらね」
 と橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)が答えた。まさかそんなもんあるわけな……あったのか、という思いが巡る。実際に店の前まで来ると、その現実感が半端じゃない。
「まあその辺は当事者じゃないから良く解らないかな」
 なんとなくげんなりとした雰囲気が漂う中で、アバン・バナーブ(過去から繋ぐ絆・e04036)はちょっとわくわくしているようだ。メイドさんは癒しを与えるもの。最近ちょっぴり荒んでいる己の心を、ひょっとして癒してくれちゃったりなんかしないだろうか。そんな期待が、彼の中にあった。
 いざ、とドアをくぐるケルベロスたち。
「いらっしゃいませぇ! ご主人様!」
 そこには、モザイク柄のメイド服を纏ったドリームイーター。ご丁寧に、出てくるときにちょっとした段差で躓いてテヘペロというオプション付きだ。
(「こういうのを『萌え』というのでしょうか? 未来に生き過ぎている気がしないでもありませんが……」)
 笑顔という名の無表情のまま、霧島・絶奈(暗き獣・e04612)は考える。解せぬ。
「どうぞこちらへ~」
 間延びした声とともに、ドリームイーターは広めの席へとケルベロスたちを案内してくれる。
「純和風、とのことだから日本酒とか頂けるのかな? あとはそうだな。ふわっふわな卵焼きとかつまみに欲しいところだね」
 席に着きながら不律が注文すると、メイドはかしこまりましたぁ、と言って水を取りに行く。ててて、と小走りでやってきて、おぼんに乗せた水をお約束で。
 ――ばしゃーん!
「うぼぁっ!?」
「あっぶな!」
「……」
「ひゃああぁ~! もうしわけございませぇん!」
 頭から水をひっかぶるアバン。芍薬はというと、8つあったうちのコップを二つキャッチすることに成功。けれど、どのみち残りの6つで水浸しだ。
 絶奈は初めから想定内、と、メニュー表でしっかりガードしている。ぽた、ぽたとラミネートしたメニュー表から水が滴った。
(「汚れても良い服で来てよかった……」)
 水を拭き終えると、ドリームイーターは首をかしげる。
「ご注文は?」
 芍薬はぱっと答えた。
「んじゃ、私 肉じゃが貰おうかな。あ、あとこの熱々おでんの盛り合わせも」
 振りだ。振りとしか思えない。
「未成年なので烏龍茶を下さいな。後、軽食も」
 六道・蘭華(双霊秘詩の奉剣士・e02423)が注文すると、続けて榊・凛那(神刀一閃・e00303)も。
「んー、それじゃ蘭華姉と同じ烏龍茶を。あと肉じゃがを」
 つゆだくがいいな、なんて、本人は全く無意識だがそんなオーダーしたら……。
「では、私は厚焼き玉子と肉じゃがを」
 絶奈は、頼んだところで本当にそれが出てくるとは限らないと思いながらも、『ゆるふわメイドのきまぐれ』的なサービスと考えれば楽しいかと自分を納得させる。何が出てくるのか、非常に楽しみだ。たぶん。
「冷たいお茶と厚焼き玉子をお願いいたします」
 エゼルフィ・セールヴァンツ(さまようメイドール・e07160)のオーダーを聞くと、ドリームイーターは厨房へ戻る。


「はわわわわぁ~!」
 戻ってきたドリームイーターは両手にあっつあつのおでんの皿を持っている。やる。絶対やる。
「熱ぁッづ!?」
 アバンの手に思いっきりぶちまけた。
「もももももうしわけございませぇん」
(「メイドってこんな感じなんだなー……」)
 本来のメイドさんなら絶対やらないが、アバンはメイドさんを知らない。完全に『こういうもの』だと思い込んでいる。
「あ、片づけなくていいぜ、三秒ルールだ」
 ひょい、とおでんを拾い上げ、はふはふいいながら頬張るアバン。勿体ないしな、なんてつぶやきながら、彼はきっちり完食。おでん汁を浴びてびしょびしょになっている猛は、顔をしかめる。
「もう、熱いなぁ……!」
「もうしわけございませんんん」
 けれど、ここは寛容なご主人様であることを見せつけねば。猛は小さくため息をつき、続けた。
「次はちゃんと持ってきてね」
 その言葉にうなずいたドリームイーターが持ってきたのは、熱いお茶と肉じゃが。熱いお茶などは誰も頼んでいないはずなのだが……?
「はわあぁ~!」
「ひあぁっ!」
 熱いお茶をかけられたというのに、何故かエゼルフィの頬は『興奮で』桃色に染まっている。
「すみませぇぇん」
 慌てて取り出したのはタオルではなく、台拭きだ。それで客を拭こうというのか。
「いえいえ、魅力たっぷりなおもてなし、とってもドキドキさせていただきました♪」
 エゼルフィはやんわりと台拭きを避けると、笑顔でおおらかに対応する。
「んー、路線が致命的だけど、個々の要素はレベル低くないんだよね」
 かろうじて無事だった肉じゃがをもぐもぐと咀嚼しながら凛那はつぶやく。
「うん、諦めるには惜しいよね」
 傍らで蘭華が頷いた。
「……味はいいのになぁ」
 ついに運ばれてこなかった卵焼きを諦めておでんを食べながら、不律はため息をつくのだった。
「……まぁ、言いたい事は色々とね?」
 凛那と蘭華はぱちんと箸を置くと、全員分の代金を集めてちゃぶ台に置く。クリーニングで引っ被ったいろいろを綺麗にすると、スッと立ち上がった。
「さぁ~~……ドジやった分体で払って貰おうかぁぁ~?」
 猛がドリームイーターへとにじり寄る。
「きゃあ!」
 ケルベロス全員が、ドリームイーターを取り囲んだ。
「あなた方の望みを知れたのは僥倖ですわ。ですがミスの改善は、サツキさんの役!」
 蘭華は、接客できたことに満足したドリームイーターに言い放った。
「言いたいこと……それを本人に言うために、今は鞘走るのを躊躇わないッ!」
 凛那は、ずらりと斬霊刀を引き抜き躍りかかった。
 ――後悔は、した本人でなければ拭えない。


「立ち塞がる何もかもを撃ち砕く!」
 燃え盛るような拳の一撃。猛のバーニングブレイカーがドリームイーターを真正面からとらえる。
「ひゃああ! おさわり禁止ですぅ~!」
 その重たい一撃を受け、背後へ吹っ飛んだドリームイーターはすぐさま体勢を立て直し、モザイクを飛ばした。
「ッ!」
 芍薬が滑り込んでモザイクを受ける。じわり、と腕を侵食する痛みに眉をひそめた。アバンが地に星座を描く。その光が、前衛の仲間たちを包み込んだ。
「お願い」
 不律は己の周囲の音を消して集中力を極限まで高め、命中率を引き上げる。確実に、敵を討つために。
「はわわわぁ~!」
 叫びながら、ドリームイーターはモザイクまみれのおでんをぶちまける。絶奈めがけて飛び散るモザイク。
「九十九っ!」
 芍薬が、叫ぶ。代わりにモザイクを受け、九十九はその場に倒れこんだ。絶奈は己をかばい倒れたテレビウムに表情一つ変えず、すっと腕を上げる。眼前に、幾重にも重なる魔方陣を展開し、
「狙ったあざとさではなく、素でドジな様な気がしますが……それがコンセプトが迷子になった遠因でしょうか?」
 槍型の輝く物体を召喚した。
「いぎあぁぁっ!」
 定命していない者には、責め苦となる。
「はわっ、はわわぁ!」
 モザイクまみれのおしぼりをぶん投げるドリームイーター。禍々しい色のおしぼりが、凛那に迫る。
「!」
「凛那、大丈夫っ!?」
 凛那が顔面でキャッチする寸前でそれを払いのけてくれたのは、蘭華だった。彼女の手が、モザイクに焼ける。左手の指輪をかばうため、とっさに出したのは右手だ。
「うん、大丈夫。ありがとう、蘭華姉ッ!」
 雷の霊力を纏わせた斬霊刀を手に、凛那はドリームイーターへ突っ込んでいく。庇ってくれた蘭華を、今度は自分が守るため。蘭華はその背に続くようにして鉄塊剣を振りかざし、飛びかかった。
「うぅっ」
 ドリームイーターは斬霊刀に突かれながらも、デストロイブレイドをするりと躱し、身を捻る。軽やかに後方へ飛ぶと、調子っぱずれな歌を歌い始めた。絶奈のテレビウムが、その超音波を受けて、うるさいと言わんばかりに凶器で殴り掛かる。
「ギャッ」
 ぽこすかやっているのを尻目に、エゼルフィはにこっと笑った。
「メイドのドジは、時と場所と、何より相手を選ばないと、ですね。全ての方がおしおきが好きなドえ……」
 言いかけて口を噤む。失礼しました、と口を濁し、彼女は地へケルベロスチェインを展開させた。前衛の仲間を癒し、力づける。
 ガウン、といきなり銃声が響いた。仲間さえ気づかぬ間にリボルバー銃を抜き、芍薬がドリームイーターの頭部めがけ放ったのだ。撃ち抜かれた額を抑えながら、ドリームイーターは叫ぶ。
「アッ、アアッ! ご主人様アァァア!」
 肉薄する猛。それを迎え撃つように放たれたモザイク。寸でのところで蘭華が割って入る。
「!!」
 声にならない声をあげて、猛は蘭華の身を案ずる。
「大丈夫ですわ。さぁ」
 攻撃をあてに行ってくださいませ、と微笑み、蘭華は巨大な氷の盾を生成した。その魔法の閃光が、猛をアシストする形になる。
「わかった……!」
 守るより、攻めろだ。猛は助走をつけて思い切り回し蹴りを叩き込む。
「アガアアァァッ!」
 アバンは、傷を負って膝をついた蘭華へとマインドシールドを施し、尋ねる。
「大丈夫か?」
「はい」
 崩れ落ちそうになりながらもドリームイーターは歌を歌う。芍薬は、エゼルフィを庇って受けたその歌声に耳をおさえて蹲った。
 ――ぼごり。ドリームイーターの足元からブラックスライムが現れる。絶奈だ。うめき声をあげながら逃れようと身を捩るドリームイーターめがけ、不律がケルベロスチェインを伸ばした。
「ぁがっ……」
 締め上げられ、今度こそ動けなくなる。
「今回は特別に、私がメイド仲間として『おしおき』してあげますねっ♪」 
 エゼルフィが放つ無数のナイフが、さらにドリームイーターの自由を奪う。縫い付け、切り裂く。ぼろぼろと、ドリームイーターが、崩れ落ちた。


 得物を収めると、エゼルフィと絶奈は壊れた箇所をヒールで修復し始める。
「あーあ、そのまま戦ってたんだ、今綺麗にするわね」
 芍薬はおでんでめしゃめしゃになっているアバンにかけより、クリーニングしてやった。
「ありがとうな……」
 はぁ、と一息つき、バックヤードに横たわるサツキの様子を見に行くことに。
「ん……え、これはいったい……」
 サツキはケルベロスたちから事情を聞くと、申し訳なさそうにぺこりと頭を下げる。
「うう、……お店は失敗しちゃうし、変なのは出てきちゃうし……」
 すっかり落ち込む彼女に、蘭華が優しく微笑みかけた。
「私達の何人かは本物のメイド。色々とアドバイスできますわよ」
「えっ、本当に!?」
「あたしも本職メイド。色々と助けられると思う」
 凛那がうなずく。私もよ、と芍薬が告げると、サツキが身を乗り出した。
「是非っ……」
「まず、ドジと愛嬌は違いますわよ」
 バッサリ。蘭華に続き、うなずきながら凛那も。
「基本的に、仕える者への被害はNG。サツキの失敗は『ゆるふわ』でそこを甘えた事だと思う」
「な、なるほど……」
 絶奈の思いは確信に変わる。ああ、やはりあのドジは素ではなかったのだ。
「料理の味は良いのですから、事故を減らすか逆に突き抜けるかですね。……いずれにしても終わりは次の始まりですよ」
 優しく背を押す発言。
「皆様より拙い私から言うのも何ですが……」
 自称メイドのエゼルフィは控えめに口を開いた。
「色々混ぜすぎで少々カオスに踏み込んでいますので、もう少し統一性は必要だと思います。カオスを楽しめる方は割と少ないですし……」
「カオス! なるほど……!? 統一性……」
 猛はそんな皆のアドバイスを見つめながら、炭酸飲料を喉に流し込んだ。
(「エキスパートに任せるのが一番だよね」)
 目から鱗! というような顔をしているサツキの肩を芍薬がポンとたたく。
「ドジッ子メイドもコンセプトとして悪くはないけど、シャレにならないやつは止めた方がいいわね、っていうか止めよう」
 ちょっと真顔だ。
「は、はぃ……」
「後、酒席は大人の癒やしも重要です。『正統派クラシカルメイドの丁寧な接客』なら、メイド居酒屋でも安堵感が出せるかと」
 メイド居酒屋をどう活かすかの話になっていっている。
「うん。店である以上どじっこ、とやらは中々難しいのではないかな」
 不律の指摘に、その発想はなかった、みたいな顔をするサツキ。
「ドジっこだめですか」
 そもそもドジじゃ仕えられないだろうと、その場の誰もが突っ込みたくなる。
「見て愛でる分には良いのかも知れないが、自身に害が及ぶと好ましくは無いだろう」
「そ、そっか……」
「これだけ良い純和風の店内に、純和風の料理と揃っているのなら、ふりふり冥土さんより、きっちりとした古き良き女給さんスタイルの方がウケるのではないかなぁ」
 サツキに衝撃が走る――! 和風女給さん大正ロマン……!?
 蘭華がお酒に合う和食やお菓子のレシピを話し始めると、サツキは真剣にメモを取り始めた。乗り気だ。
「ほうほう……」
「あ、メイドってこういうのじゃなかったのか」
 今気づいたアバン。メイド=ドジではない。
 ――ケルベロスたちのおかげで、サツキも前を向くことができそうだ。今度は、失敗しないことを、祈って。
 

作者:狐路ユッカ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年9月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
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