ターゲットは『にゃんどるっ☆』

作者:波多蜜花

「みんなー! 今日は『にゃんどるっ☆』 のライブに来てくれてありがとにゃー! 盛り上がっていくにゃん!」
「うおおおーーー! ミケちゃーーーん! 今日も毛並みがツヤツヤだよーーー!」
「今日も楽しんでいってにゃー、私達もあげあげでいくにゃんよ!」
「アメショちゃん、今日も可愛いよーーーーー! 君の猫耳の為ならなんでもしちゃうーー!」
 50人程が収容可能な小さなライブハウスに熱狂の声が響きペンライトが煌く。地下アイドルである『にゃんどるっ☆』は猫耳に猫尻尾、猫の肉球も愛らしい猫手を付けたデュオアイドルだ。最近では新メンバーも募集し始めたという新進気鋭の若手アイドルとしてじわじわと人気を獲得しだしている。
 そんな彼女達のパフォーマンスがライブで一番の盛り上がりを見せようとした瞬間、ステージを照らしていたライトが消えた。困惑の声が上がる中、スポットライトが舞台を照らす。そして8体のオークを引き連れた『ギルビエフ・ジューシィ』が恭しくステージに立ち尽くす2人に名刺を差し出した。
「あなた達の可愛らしいペット要素……わが主の『ドラゴンハーレム』に相応しい。ペットとしてわが主の寵愛を受けるに相応しい!……もちろん、ギャラも拒否権もありませんがね!」
「な、突然なんなんだにゃんっ!?」
 困惑するミケを配下であるオークが担ぎ上げると、ステージ最前列にいたファン達が助けようとしてステージへ上がる。
「ミケちゃんに手を出すなああああ!!」
 果敢に立ち向かいミケを、アメショを助けようとするが一般人である彼らがオークに敵うはずもなく、なす術もなく推しアイドル達へオークの触手へ伸びていくのを見ているしかなかった。


「ギルビエフ・ジューシィというオークが、各地の地下アイドルを無理矢理スカウトして、ハーレムに連れ帰るという事件が起こってるみたいなんよ」
 信濃・撫子(撫子繚乱のヘリオライダー・en0223) が片手を腰に当て、困ったもんやねぇと説明を始める。
「今回狙われたんは『にゃんどるっ☆』っちゅーデュオアイドルや。抵抗せんかったらアイドル攫うだけなんやけど、誰か……そうやね、ファンの子とかが助けようとしたりするとその子らを殺してしまうみたいや」
 また、ライブを中止したりすると別のライブ会場を襲うだけで阻止が難しくなってしまうので、オーク達が現れてから戦闘を始めるしかないようだ。
「オーク達はアイドルを傷付けるような真似はせぇへんのやけど、会場におる他の人間は躊躇いなく殺すで。ファンも熱狂的な子らばっかりやから、ケルベロスがおっても命懸けで自分達の大好きなアイドルを守ろうとするやろな……」
 被害が甚大になるのが目に見えるようで、撫子が唇を噛む。
「せやけどな、皆が説得……そうやねぇ、同じアイドルを愛する同志だと思ってもろたり、アイドルに対する幻想や想いを打ち砕いたり、自分のファンにしてしまうとか、そういうちょっと変わった説得が必要やと思うわ」
 説得が成功すれば、彼らは速やかに避難してくれるだろう。
「戦う場所はライブ会場やね、立ち見で最大50人くらいのハコやわ。オークの数は8体やけど、そこまで脅威になる相手でもない。ギルビエフ・ジューシィは戦闘が始まると姿を消してしまうみたいでな、コイツを倒すんは難しいよって今回はアイドルを守る為にオーク共を倒すんに集中したってな」
 追いかけてしまえば、アイドル達を守りきるのは難しくなるだろうと撫子は手帳を閉じた。
「頑張ってるアイドルの子らの未来を悲惨なもんにするわけにはいかんからな、皆で頑張ってきてや!」
 唇に華やかな笑みを浮かべ、撫子が話を締め括った。


参加者
加賀・マキナ(自由人・e00837)
目面・真(たてよみマジメちゃん・e01011)
パーカー・ロクスリー(浸透者・e11155)
幽川・彗星(つるぎ・e13276)
ユーディアリア・ローズナイト(ヴァルキュリアのブレイズキャリバー・e24651)
ミーシャ・クライバーン(トリガーブレード・e24765)
高円寺・杏(ヴァルキュリアのミュージックファイター・e28520)
巫・結弦(射貫きの弓手・e31686)

■リプレイ

●ファンの鑑とは
「飼い主様達ーーー! 盛り上がってるにゃんー!?」
「私もミケも、最高にあげあげだにゃんっ!」
「うおーーーーー!」
 小さなライブハウスが揺れているのではないかと思うほどのファンの歓声に包まれていた。
「すごい熱気なのですよ」
「本当だな、彼らはステージの上にいる彼女達を真剣に応援しているのだな」
 猫耳型のヘッドフォンを装着したユーディアリア・ローズナイト(ヴァルキュリアのブレイズキャリバー・e24651)が、初めて目にするライブとそのファン達の声援に圧倒されたように目をぱちくりとさせていると、まだ幼い彼女を人波から守るようにしていた同じヴァルキュリアであるミーシャ・クライバーン(トリガーブレード・e24765)が同じように舞台を見つつ、同意を示す。
「少数であれ、こんなにもファンに愛されているのはすごいことだと俺も思うんだにゃん」
 普段は凛とした佇まいでカッコイイ系な女子高生だが、被害者のアイドルに合わせて猫耳と猫尻尾を身に付け、更には語尾も『にゃん』にしてみた巫・結弦(射貫きの弓手・e31686)もアイドルという職業に改めて感心している。
「おぉ、君達もあの2人の良さがわかります!?」
 隣にいたファンの男性に嬉しそうに声を掛けられ、3人はそのテンションの高さに少し吃驚しながらも、頷いて見せた。
 オークが出現したら割って入らなければと、前列に近い場所でステージを見ていた目面・真(たてよみマジメちゃん・e01011)も『にゃんどるっ☆』のパフォーマンスとファンのオタ芸に感心しつつも、曲を即興で覚えようと簡単なメロディーラインを口ずさんでいる。
「アイドルを狙うオークって、字面からして凄いわね」
 口に出してしまえば冗談のような言葉も、真実なのだから困ったものだと高円寺・杏(ヴァルキュリアのミュージックファイター・e28520)がステージを見上げて呟く。それでも、楽しそうに歌うアイドルと盛り上がっているファンを守らなければという気持ちは、歌う事の幸せを知っている彼女の紛れもない本心だ。
「それじゃあ、次の曲いくにゃんよ~~~~!!」
 ミケが左手を突き上げ、にゃんにゃんと猫招きのような仕草をした時だった。ステージの華やかなライトが消え去り、再度スポットライトがステージ中央を照らす。
「あなた達の可愛らしいペット要素……わが主の『ドラゴンハーレム』に相応しい。ペットとしてわが主の寵愛を受けるに相応しい!……もちろん、ギャラも拒否権もありませんがね!」
 そこには8体のオークを引き連れた『ギルビエフ・ジューシィ』が名刺を差し出だせば、ミケとアメショを攫おうと配下のオークが動いた。
 我らのアイドルに何をすると言わんばかりにファンがブーイングの声を上げて舞台へ乗り込もうとするのを制したのは、幽川・彗星(つるぎ・e13276)だった。
「皆さま、早急に避難をお願いします」
「なんでだよ! 俺達のミケちゃんとアメショちゃんだぞ! 俺達が守らなきゃ誰が守るんだよ!」
 そう叫ぶファンの声に、他のファンの声が重なる。
「はやる気持ちは分かります。ですが……」
「ミケちゃんとアメショちゃんを守るのは君達がやればいい」
 パーカー・ロクスリー(浸透者・e11155)が隣人力を発揮しながら彗星の言葉を継いで声を上げた。その言葉に、お前わかってるじゃん! と声が飛ぶ。
「けど、オークに立ち向かうのは俺達の役目だ」
 パーカーの真摯な声に、ファンがステージを見れば真やミーシャ、杏がミケとアメショをオークの触手から庇うように立ち塞がっているのが見えた。
「ここは任せて。にゃんどるの応援はキミ達の役目、私達はにゃんどるを助けるのが役目よ」
 杏の凛々しい声が響く。その言葉を受けて、後ろへと下がる小さな波ができようとしていた。

●豚に猫?
「オレ達はケルベロスだ。キミ達ではあのブタ共には敵わないぞ。ここはオレ達に任せてくれ。ミケちゃん、アメショちゃんを助けたい気持ちはオレも同じだから」
 真がしっかりと背中にミケとアメショを庇う姿に、ステージへ上がろうとしていたファンもその足を止める。
「ボクたちケルベロスが来たからにはもう安心です。猫耳は正義ですから、絶対に守りますです。なので、アイドルさんたちを悲しませないようにみんなで逃げるですよ!!」
 アイドルさんたちを悲しませないように、そのユーディアリアの声にステージからミケとアメショもファンを見て頷く。『にゃんどるっ☆』の2人が助かっても、ファンの自分達が怪我をして……最悪の場合、死んでしまったりしたら確かに2人は悲しむだろう。それはファンとしては避けたい事だ。
「お、俺はミケちゃんとアメショちゃんを守るために、ここに来たんだにゃん! ここは俺たちが食い止めるんだにゃん! 皆さんは今のうちに2人を逃がして欲しいんだにゃん!」
 ステージからなんとか降りようとしているミケとアメショに手を貸し、結弦がファンへと叫ぶ。
「わかった……あんた達を信じるよ!!」
 既にライブ会場の半数以上は外へと逃げ出している、残っていた親衛隊にミケとアメショを預けると結弦はステージへと向いた。
「あなたたちの意志は、私が代表して差し上げます」
 彗星がそう呟くと、万が一にも戻ってこないようにと殺気を放って一般人を遠ざける。
「やれやれ、なんとかなったようだね」
 それまで沈黙を貫いていた加賀・マキナ(自由人・e00837)が前へと出る。説得が上手くいかなければ、オークにやられるくらいならいっそのことカタストロガイアで物理的に止めてやろうと考えていたマキナも一安心といったところだろうか。
「オンナ……逃げちまっタァ! 貴様らのせいダアアア!」
 ステージの上で3人のケルベロスに阻まれ、追いかけようとしたオークもステージ下にいたケルベロスにその触手を阻まれて役目を果たせなかった事に怒り心頭なのか、いつの間にか消えてしまった『ギルビエフ・ジューシィ』に叱責される事を恐れてかケルベロス達へとその触手を向けた。
「オーク相手なら遠慮はいらないよね?」
 そう言うか否や、マキナが右手を下卑た笑みを浮かべるオークに向け、掌から「ドラゴンの幻影」を放つ。それはオークの身体を包むように襲い、業火をもって焼き尽くしていく。
「諸君、勇気を奮って参ろうぞ!」
 カチッという音が真の手の中でしたかと思えば、真とミーシャと杏の背後にカラフルな爆発が起こる。
「煎兵衛、ひたすらめろめろハートで攻撃するだけの簡単なお仕事だ。しっかりやれよ」
 主である真の言葉に、ナノナノの煎兵衛が『ナノナノ!』と鳴いて期待に応えるべく炎に包まれているオークに向かってハート光線を飛ばす。
「メ、メロメローーーー!」
 オークがそれはどうなのかという断末魔の叫びを上げて倒れるのを横目で見ながら、ミーシャが手前にいたオークヘ目を付ける。
「さて、ファン諸君に約束した通り……その下賎な触手共々潰させてもらおうか」
 手にしたドラゴニックハンマーを振りかぶり、オークごと潰すかのような進化の可能性を奪う氷河の一撃を放つ。その超重を喰らったオークは床と一体化したかと思うとそのまま崩れ去った。
「隙を作るわ、見逃さないでね」
 相棒のテレビウムに声を掛け、杏がオウガメタルを鋼の鬼と化してその拳を目の前にいたオークへと叩き込むと、すかさずテレビウムが手にした凶器でオークを滅多打ちにしていく。
「歪め、砕け、巻き戻せ」
 心なしか顔が変形しているオークに向けて彗星が刀する。それは本来であればカウンターとして発せられるものだが、極まりすぎた剣技は因果すらも歪める魔技となってオークを襲った。理解する暇もなく、オークは彗星の刃の露と消えた。
「さて、どれだけ消耗させれるかな」
 鋭い眼光をオークの群れに向けパーカーがリボルバー銃を構えると、弾丸を惜しみなくばら撒くように放つ。それは数体のオーク共を傷付け、その場に留めさせるには十分な程。
「豚さん達には早く退場してもらわないとです!」
 霊力の淡い光を帯びた紙兵を前列で戦う仲間へと撒き散らしながら、ユーディアリアが注意深くオークの動きを見張る。
「オーク達、攻撃してきますです!」
 ユーディアリアの声に、全員が身構える。
「こうなったラ、オンナダ! オンナを襲エエ!」
 半ば自棄にも聞こえるオークの声が上がる。5体のオークがそれぞれ触手を伸ばし、女性のケルベロスへと襲い掛かった。
「簡単に触れると思わないでほしいね」
「まったくだな、見え透いた攻撃だ」
 マキナが自身の脚に迫り来る触手を冷たい目で見ながらするりと避けると、真もステップを踏むように触手をかわす。
「このくらい、どうってことないわね……けど」
「ああ、どうってことはないが、この感触だけは遠慮したいところだな……っ」
 杏とミーシャがダメージ自体は軽いけれど、とにかく不快な感触に顔を顰める。
「や、にゃ、どこに入り込んでるんだにゃんっ!」
 有らぬところへ入り込む触手にちょっと涙目な結弦が、ファンとアイドル達を逃がしても律儀に語尾に『にゃん』を付けているのは彼女の真面目な一面を表しているかのようだが、オークがちょっと興奮しているのは如何ともしがたい現実である。
「この、覚悟するんだにゃん!」
 キッとオークを睨み付けて黒色の魔力弾を打ち込めば、ニヤけていたオークが苦悶の表情を見せてその鼓動を止めた。

●お仕置きするにゃんっ☆
 数が多くともオークに引けを取るようなケルベロスではない。残りのオークを片付けるべく、マキナが動く。
「全ての力を一つに……どうなるか予想はつかないけどね」
 装備しているグラビティを同時に発動させる、マキナ自身でもその結果がどうなるかはわからないという『ミキシンググラビティ』をオークにぶつけるように放つと、まともにくらったオークはその場で霧散した。
「黄金の帳よ、敵の航跡を描き出せ!」
 半透明の黄金のヴェールがミーシャと杏を包む。それは傷を癒すと同時に黄金のヴェールから透けて見える敵をより明確に見えやすくする真の『金幕(オーラム・ヴェール)』だ。煎兵衛はその可愛らしい姿で、めろめろハートをオークに放っている。
「さっきのお礼をしなくてはな」
 ミーシャが目の前のオークに狙いを定めると、『聖剣(エクスカリバー)』を放つ。
「わたしがこれを使うという事は貴様が必ず倒れると言う事だ」
 伝説の聖剣と名を同じくする彼女のグラビティが、何重もの立体成層型結界となってオークを包み込んでいく。そしてミーシャの宣言通り、オークはその力によって触手をバラバラにされると同時に生命も絶たれたのだった。
「激しい熱、暴力に酔って思うがままに殺戮、血潮と肉が生命の証――」
 普段はクールな杏が、ステージの上で情熱的に歌うそれは闘争と破壊を肯定するメッセージ。戦う者を癒すその歌は、結弦の胸へと染み渡る。情熱的なその声に合わせるように、テレビウムもオークを撲殺するかのように凶器を振りかざす。
「そろそろ仕舞いです、このあとに握手会をする予定ですので!」
 招かれざる客はお帰り下さいとばかりに、彗星が螺旋の力を籠めた掌でそっとオークへ触れる。ただそれだけで、オークは内部から破壊されていき、何をされたのか理解する前に崩れ落ちた。
「俺からすれば所詮は豚、猫とは価値が違う。猫が遥かに上だよ」
 パーカーがライブハウスの壁を狙って撃てば、跳ね返ったその弾丸がオークの死角を突いて確かなダメージを与えると、ユーディアリアが叫んだ。
「喰らい付く!」
 体内に存在するグラビティ・チェインを地獄化した左腕に集め、狂気の炎を纏った腕を敵へと喰らい付かせる『insania.01(インサニア ゼロワン)』を放つと、既に息も絶え絶えといった様子のオークが苦し紛れに触手を結弦へと伸ばすが届かない。
「これで終わりだにゃん!」
 結弦が凛とした佇まいから妖精の加護を宿した矢を番え、オークへと放つ。それは綺麗にオークの眉間を貫き、戦いの結末を告げたのだった。

●『にゃんどるっ☆』と握手っ!
 ユーディアリアが猫耳を楽しげに揺らしながらステージ上のヒールを終えて客席の方を見ると、真と杏もヒールが終わったのかユーディアリアに軽く手を振って合図をする。
「テーブルは……こんな感じかにゃん?」
 ステージの上に長机を運び、セットすると結弦が客席側にいたパーカーへと声を掛けた。
「多分それでいいと思うぜ」
「要はアイドルとファンの間に机を挟んでおけばいいということだろう? ならば、それで十分だと私も思う」
 パーカーの返事にミーシャが言葉を重ねたところで、丁度『にゃんどるっ☆』とそのファン達を呼びに行っていた彗星が戻ってくる。
「準備はばっちりです。ミケさん、アメショさん、お二人の大切なファンの皆さんにささやかなご褒美ということで、よろしいですか?」
「もちろんだにゃ!」
「準備までしてくれて、ケルベロスの皆さんも本当にありがとうなんだにゃー!」
 ミケとアメショが彗星に促され、ステージの上に上がる。そして用意された長机の前に立つと、戻ってきたファンへと叫ぶ。
「飼い主様達ーー! 今日は本当にありがとにゃ! 守ろうとしてくれたことも、飼い主様達が怪我してないのも本当に嬉しいにゃん!」
「だから今日は、最後に握手して帰って欲しいにゃんよ!」
 2人のその声に、ファンも嬉しそうな笑顔と歓声を上げる。
「俺も握手していこうかな」
 ゆくゆくはシャム猫を撫でながら人を使うような生活をしてみたいと思いつつ、パーカーが列へと並ぶと、せっかくだからとユーディアリアもその後ろに付いた。
「面倒な依頼ではあったけど、無事に終わったね」
 マキナがそれを客席の後方から眺めて呟く。そこにはケルベロス達が守った人々の幸せが確かな形として広がっていたのだった。

作者:波多蜜花 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年9月15日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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