イカ祭り炎上、襲い来る刺客はマグロガール

作者:ほむらもやし

●予知された惨劇
 夕方の気配が強まる頃、時間は18時を回ったぐらいだった。
 小さな神社の境内には、イカの刺身にイカ焼き、それに天ぷら、他にもサザエの壺焼きなどなど海産物を扱う屋台が軒を連ねていて、たくさんの人で賑わっている。
 わっしょわっしょいと、溌剌とした子ども神輿の声が響き渡る。少子化の影響で存続が危ぶまれるが、今年も開催できた。その勇士にシンプルな浴衣を着た男女は肩を寄せ合い、良い身なりをした年配の夫婦は幸せそうに目を細める。
 次の瞬間、神輿の前に現れたのは黒光りするマグロのかぶり物を身につけた異形。
「すみませーん。道を空けて下さいー!」
「……この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ。たまらないよな、弱い者を殺すというのはぁ! へははははは!!!」
 邪悪な笑いと共にマグロが地を蹴って突進する。衝突と同時に神輿が轟音と共に爆炎に包まれる。
 焦げたような血なまぐさい異臭が漂う。悲鳴と子どもの名を叫ぶ声が響き合う中、マグロ姿の異形は周囲の人たちにも襲いかかる。楽しかったはずの祭りは、一瞬にして血みどろの地獄絵図へと変えられてしまった。
 
●マグロガール撃破のお願い
「エインヘリアルに従う妖精8種族の一つ、シャイターンが行動を開始した。事件を起こすのは、マグロの被り物をしたシャイターンの部隊で、とりあえず、マグロガールと呼称する」
 ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)は九州の北西部、壱岐島の南部にある半島を指し示すと、そこが現場となる呼子町だと告げる。
 シャイターンは日本各地の祭りを襲撃し、グラビティ・チェインを得ようと目論んでいる。
 祭り会場を狙っている理由は不明だが、人の集まりやすい祭りの場を利用して、効率よくグラビティ・チェインを収奪する作戦であると推測される。
「緊急事態で申し訳ない。だけど理不尽な殺戮から人々を救うためだ。是非皆の力を貸してくれないかな?」
 マグロガールが現れるのは、佐賀県呼子町にある古い神社で開催されている祭りの会場。
 神社の境内には屋台のテントが軒を連ねていて、地元の住人が多数訪れている。
「マグロガールが現れるのは、祭りが盛り上がりを見せる子ども神輿が、社殿に至る参道に入ってから間もなくだ。目立ちたがりの性格なのか自信ゆえかは分からないけれど、長々と登場の台詞を喋ってから殺戮を始める変わり者だ。攻撃方法はバトルオーラを身に纏い、体当たったり殴ったりといった感じになる」
 なお、祭り会場の人を避難させてしまうと、マグロガールはケルベロスの居ない別の場所を襲って目的を達成するため、事前に避難を促すことはマグロガールを取り逃がすばかりか、別の殺戮事件を発生させるだけなので最悪の事態を招く。
「マグロガールはケルベロスが姿を見せれば先に邪魔者を排除しようとするだろう。挑発でもしつつ、人の少ない場所――社殿の裏側にある雑木林に、上手に戦いの場を移すことが出来れば、祭りへの影響は最小限に出来るだろう。深刻な被害が出ずに、戦いに勝利し、安全が確保できれば、祭りが再開出来る可能性もあるから、そこまで頑張れればベストだと思う」
 幸い、マグロガールの戦闘力は集団のケルベロスと比較してそれほど高くない。登場時に長台詞を喋る癖もあるから隙は多い。油断さえしなければ互角以上の戦いができるはずだ。
「祭りが再開できる状況で勝てたなら、皆も祭りを楽しんでもらっても差し支えない。イカも美味しいし、遊べる屋台もあるようだから、余裕があればだけど、最後の夏の思い出にできるかもしれないしね」
 ケンジは穏やかに締めくくると、話を聞いてくれたケルベロスたちの顔を信頼を込めて見つめる。そして丁寧に頭を下げた。


参加者
文丸・宗樹(シリウスの瞳・e03473)
神白・煉(死神を追う天狼姉弟の弟狼・e07023)
滝・仁志(みそら・e11759)
十字ヶ丘・丁(キャストファング・e21484)
七生・柚季(金剛清玉・e24667)
エドワード・エヴァンズ(太陽の笑顔・e26026)
プルトーネ・アルマース(夢見る金魚・e27908)

■リプレイ

●対面
「ちょっと待ったー!」
 滝・仁志(みそら・e11759)の声が響いたのは、マグロガールが子ども神輿を留め、長い台詞を語り始めてまもなくのことだった。
「何?! 主人公が喋っている時に邪魔をするのはマナー違反よ!」
「ここはイカ祭りの神輿が通る道だよ。マグロは退いとけ!」
「残念だなあ。マグロは前進あるのみ。後ろには退けないんだぜぇ!」
 危険を理解できない見物客が、お祭りの余興だと思いこんで集まってくる。
 素早く、七生・柚季(金剛清玉・e24667)と文丸・宗樹(シリウスの瞳・e03473)が避難を呼びかける。
「大丈夫、俺たちはケルベロスだ。慌てず騒がず、落ち着いて避難してくれ。あれは必ず、俺たちが倒す!」
 割り込みボイスの効果もあって、声は騒がしい祭りの気配の中、一定の範囲に届いた。
「どういうわけだ? 誰も避難しないぞ」
「拙いな。余興だと思われたままだぜ」
 幸いマグロガールの注意は仁志に向いている。
 見物客の避難誘導はうまくいっていないが、何とかして敵を社殿裏の雑木林へと誘導したい。
 そんな強い思いが決意となって広がる。
「僕たちはケルベロスだ! お前の好きにはさせない!」
 背中側から投げられた声に、マグロガールは後ろを振り向く。そこには社殿を背にした、エドワード・エヴァンズ(太陽の笑顔・e26026)と、十字ヶ丘・丁(キャストファング・e21484)が、羞恥心とかプライドとかをかなぐり捨てたような、必死の大げさな身振り手振りで、挑発をしている。
「ウシャシャシャシャ……ケルベロスとは相当のお馬鹿さんのようだ。ええ?」
「バカにするな! お前なんかより僕の方がずっと強い! 違うって言うなら向こうで勝負だ!」
 エドワードとマグロガールが言葉をぶつけ合っている間に、プルトーネ・アルマース(夢見る金魚・e27908)が社殿、裏手の林の方から、キープアウトテープを伸ばしながら駆けて来る。間もなく見物客の動きがテープを避けるようにして変化し裏手の林への道が開く。それを好機と判断した、神白・煉(死神を追う天狼姉弟の弟狼・e07023)は、マグロガールの顔面をめがけて、蒼みを帯びた炎を纏う一撃を繰り出した。
「っと、行儀の悪い奴だ、危なかったぜぇ!」
 直後、空振りした拳は勢い余って、石灯籠を殴った。衝撃音、そしてずれ動いた石のパーツが地面に落下して灯籠全体が崩れるように倒れる。その様子を目の当たりにした見物客は今、起こっていることは余興ではなく、事件であることに気づく。
「こりゃあガチじゃあ。まずか!!」
 得体の知れぬ敵への恐怖心が瞬時に群衆の間に広がった。だがパニックは起こらなかった。
「落ち着くんだ。危なかとは1人だけじゃないか」
 見遣れば、オラトリオの少女――プルトーネが、銀色のオウガメタルを纏った『鋼の鬼』の姿で、テレビウムと共にマグロガールの動きを牽制している。
「セリフ長くて眠くなっちゃったよ。それに頭のマグロ? とか変なのっ」
 危険なのはマグロガールだけ、しかもその注意は、既に対応を開始しているケルベロスたちに向けられていることは明白だった。参道を戻る形での避難を促す柚季や宗樹らの声に、『ありがとう』『頑張って下さい』などと感謝や応援で返しながら、見物客は落ち着いた足取りで離れて行く。

●戦い
「さて、ここからが本番さね」
 呟きと共に息を吐き出して呼吸を整えると、丁は古代語の呪文を唱え始める。厳かな気配と共に身体が光を帯びる。次いでマグロガールの方を指し示す。瞬間、広がる閃光と共に撃ち放たれた光線がマグロガールを直撃する。爆ぜ散る閃光の中で黒光りする着ぐるみの色が急速に色あせて行く。
「きったない鱗の色だねぇ……まるで雑魚じゃないかい」
 その何気ない一言が、石化の効果に眉をしかめるマグロガールの闘志に火をつけた。
「調子に乗るな、ケルベロスめ!!」
 怒りを孕んだ声と共にマグロガールが地を蹴って突進してくる。――うまくいった。確信を持って社殿の脇、その裏手、雑木林の方へ丁は退く。キープアウトテープの施された数十メートル、平静な思考力を持つ敵であったなら、罠と疑い警戒するところだが、マグロゆえに考えない。そして雑木林に入る手前で丁を捉えた。
(「速い!」)
「ひゃはっはっはっ! でかい口を利くのもそこまでだ!!」
 暴走するトラックのように、スピードを緩めないままのマグロガールが丁に体当たる。衝突音が轟き、爆炎が吹き荒れる。さらに宗樹と仁志を巻き込み、マグロガールは雑木林へと突っ込んで行った。
「ハンマーコック!」
 潜在能力を解き放った、クリミネル・イェーガー(駄犬・e04152)の一撃がマグロガールの脇を掠めて地面を打つ。爆音と共に湿った腐葉土が熱と共に巻き上げられ、香ばしい白煙を漂わせる。
「ひゃはっ、チャラチャラ振り回してんじゃねえよ」
「これ以上あなたの好きにはさせない」
 引き絞った全身のばねを解き放つように高速の回転斬撃を繰り出す柚季。威力こそさほどでは無かったが、周囲の草木を散らし肩や胸辺りをざっくり切り裂かれたマグロガールの傷から鮮やかな赤が吹き出て、黒光りする着ぐるみの表面を濡らした。
 ダメージを受けたマグロガールの表情は引き締まり、余裕すら感じさせた軽口はなりを潜める。
 しかし、姿形は相変わらずのマグロのかぶり物をした、女の子のままだ。
「……子どもたちが楽しんでる祭りを狙いに来るなんて言語道断!」
 威力は侮りがたいが、幸い深手を負った者はいない。仁志が自身と、後列の仲間へ向けて、生きることの罪を肯定するメッセージを孕んだ、癒しの曲を向ける。弱肉強食の自然の掟、その掟から逃れられない生の宿命を、前向きに謳う声が戦いに荒廃する雑木林に響き渡る。
 一方、マグロガールは傷ついたままで、バッドステータスの効果も健在だ。
 癒やしと曲に込められたメッセージを受け取った宗樹は確りと焦げた地面を踏み締める。
「本当に強いやつは弱いやつを守れるやつだ。おまえみたいなのが強者なわけがない」
「ふん、正義の味方気取りかよ」
 戦いの非情さを際立たせるようにマグロのかぶり物をした女を見据えて、オウガメタルを異形――『鋼の鬼』と変える。
「違う、俺が俺であるためだ」
 突き出された銀色の艶を持つ拳がマグロのかぶり物を打ち破って、マグロガールの身を打ち据える。直後、ボクスドラゴンのバジルが放ったブレスが追い打ちを掛ける。
 彼の女の目的は虐殺によるグラビティ・チェインの略奪。
 もし自分らが止めて居なければ、神社には今頃、虐殺された子どもたちや住民の死体が無数に散らばる地獄絵図が現出していたであろう。
 殺戮を楽しむような、女のデウスエクスのなれの果て。
 性別が女でも、多少胸が大きくても、かわいらしくても、優しく接しようなどとは思わない。
「虐殺魔のクソ女にゃ、ここで退場してもらうぜ!!」
 裂帛にも似た気合を乗せ、煉がブレイズクラッシュを放つ。地獄の炎を纏う拳に蒼き光が煌き、全力で突き出した拳は、マグロガールの身に深くめり込んだ。みるみると血の気の引いて行く顔色はまるで人形の様に白く、直後、激しい咳きと共に口から噴き出た鮮血が煉の上半身を濃緋色に濡らす。
「どうだ、俺の地獄の味は?」
 吐き出された血は、咲き誇る花の放つが如き濃厚な血臭を生み、雑木林を満たした。
「あなたの言っていること、自分勝手だし、ひどすぎるんだもん」
 発動したルーンの力を解き放って輝く呪力と共に斧刃を振り抜くプルトーネ。直後、着ぐるみごと肩から胸までをざっくり切り裂かれたマグロガールの身体から鮮血が吹き出る。
 戦局の不利を感じたのか、マグロガールの瞳には明らかに動揺の色が見て取れた。
 逃走しようにも周囲は森で足場も悪く、殺る気満々の8人のケルベロスに狙われている。しかも重ねられたバッドステータスの効果が桎梏となってじわじわと効いている。
 やるぞ! エドワードは自身にも喝を入れ、マグロガールの前に躍り出た。
「吹き飛んじゃえ!」
 地獄化した髪が逆立って、激しく燃え上がる。極限まで集中した精神でイメージと現実を重ね合わせる。瞬間集中された意識が現実に解き放たれて炸裂し、マグロガールの腹部が爆散する。だが、吹き飛ばされた着ぐるみの下に晒された半身は無事で致命傷とはならなかった。
 クリミネルが獣化した手足に重力を導き、繰り出した神速の一撃がマグロガールの露出した皮膚に一筋の傷を刻んだ。
「パワフルドラゴンさんはハイテンションでビリビリだよ!」
 丁の吐き出したブレスが側面からマグロガールを覆う。雷鳴竜の力を帯びたブレスは感電の如き痛覚で苛み、呼吸を封じられるような苦痛を与える。
「半端者の寄せ集めが! 舐めるな!!」
 積もったダメージを怒りに換えるように叫び、マグロガールは金色のオーラで身に纏う。一対一の戦闘力では圧倒的に優位のはず。ならば各個撃破で活路を見いだすのみと決意して、丁を目がけて足を踏み出した瞬間、進路を阻むように割り入って来たエドワードの炎の如き金色の髪が目に入る。
「邪魔だ! 消えろ!!」
 押しとどめようと突き出された両腕にマグロガールが激突すると骨の砕ける感覚と共に激痛が押し寄せる。
「ひゃはっははっ!! 調子に乗って飛び出してくるんじゃねーよ」
 二度目の衝撃にうち飛ばされたエドワードは悲鳴と共に物悲しげに瞳を伏せて、杉の巨木に背中を打ち据えると、そのまま落下して地面に倒れ伏し、湧き出るように広がる血が地を赤黒く潤した。
「逃がさん」
 柚季が光の翼を暴走させた時には、マグロガールは逃げ出そうとしていた。
 彼の女は、かつて自分らを洗脳して操った一族。憎むべき敵――いや、うち倒さなければならない敵だ。
 エドワードはもう戦えない。分かることは、このマグロガールは卑劣極まりない事実。
「突撃!」
 裂帛の叫びと共に、全身を光の粒子に変えた柚季は凄まじい速度で駆ける。次の瞬間、身の毛もよだつ様な気配に恐怖して後ろを振りむいたマグロガールに無数の光の粒子が激突する。
 暗い雑木林の中に強烈だが、どこか儚げな光が満ちる中、光の粒に囚われたマグロガールは無数の蟻に食われるが如きに身体を削られながら絶命する。
 柚季が元の姿に戻るころには、その姿は完全に消滅しており、ケルベロスたちは戦いに勝利を確信するのだった。

●戦い終わって
 傷の手当てを施されたエドワードがすこしきつそうに目を開くと、抱きかかえ続けていた仁志は安堵の吐息を零した。
「もうだいじょうぶ。よくがんばったね」
「いいえ――みんなに心配をかけてごめんなさい」
 一生懸命やったのは事実、単に相手の力が勝っていただけに過ぎない。
 キミが身体を張らなければ、代わりに私が倒れていただろうと丁が丁寧に告げると、安心したようにエドワードは少しだけ笑みを浮かべる。
 被害を確認して、傷ついた樹木、灯篭や社殿の部分にヒールを施すと戦いの痕跡は消え果て神社は元の姿を取り戻した。
「ケルベロスさんありがとうございます!」
「大したものはなかけど、精一杯おもてなしをさせてくんしゃい!」
 祭りにやって来ていたお客はほとんど帰ってしまっていたが、神社や出店、お祭りを取り仕切っていた関係者たちが、人々の命を守ってくれたことに出来る限りの謝意を示した。
「お礼とかいいから、せっかくのお祭り遊んでもいいかな?」
 プルトーネが遠慮がちに告げると、そんなことでよければ是非と関係者は快諾する。
「実は、俺、イカを食べたことなくてな」
「せっかく来たんだし、俺もイカ焼きが気になるぜ」
 名物のイカに興味を示す、煉と柚季らに目を細め返すと、イカ焼き名人を自称する店主が大量のイカ焼きを持ってきて、思う存分食べてほしいと告げた。
 やがて防災無線が危険を去ったことを告げ、続いて終了時間を伸ばしてお祭りの続行すると知らせる。
 空はすっかり暗くなり、満点の星が煌く。
「やっぱりお祭りの屋台はクドい程濃いソースさね」
「それ褒めてないっすよ。お姉さん」
 丁が見つけた屋台のやきそば店主は、ひどい言われようだと頭を掻いて笑う。
 一方で、柚季は射的に挑戦中。ライフルから放たれるコルク弾の弾道は意地悪で、経験を積んだケルベロスであっても当てることは難しい。
「猫のぬいぐるみは高かとよ。当てられるものなら、当ててみんしゃい」
 お店のおばちゃんは商売する気満々のようだ。
 やがて戻って来られた地元の子どもたちに加わる形で、プルトーネとエドワードも社殿に神輿を奉納する。
 奉納が終わると、拍手が沸き起こり、花火の打ち上げが開始される。
 打ち上げの音に気が付いて、ヒールのかけ漏れや修繕漏れはないかと祭り回っていた宗樹が夜空を見上げる。すると、ちょうど軽い破裂音と共に鮮やかな光が散るところだった。
 小さな町でできる精一杯のお祭り、星空に重ねるように花開く煌きは、特に暑かった今夏に別れを告げるにふさわしい美しさであった。

作者:ほむらもやし 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年9月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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