カフェ『二人羽織』

作者:荒雲ニンザ

 オフィス街の路地裏をずっと行った先、ガード下にある小さな店の扉には『閉店』の文字が貼られていた。
 その店の中では、羽織を着た男性がしぼんでいる。
「はあぁ……、とうとうつぶしてしまった」
 店長だったのだろう。ため息の大きさが、彼の後悔を語っているように思う。
「斬新なアイデアだと思ったんだけどな……二人羽織カフェ。お客様は両手を使わないでお食事ができる。これ以上のサービスはない! なんて思ってたのに……」
 すると、店の扉が開いた。
「え、あ、外の張り紙に気がつきませんでしたか? ウチもう、つぶれちゃったんで……」
 店長の言葉を最後まで聞かず、第十の魔女・ゲリュオンは、手に持った鍵で彼の心臓を一突き。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』を奪わせてもらいましょう」
 背後に倒れた店長はそのまま後ろにあった扉を押し開け、意識を失ってしまう。
 そして店長が立っていた場所に、頭から羽織をかぶったドリームイーターが現れた。

 言之葉・万寿(高齢ヘリオライダー・en0207)が会釈して始める。
「自分の店を持つというのは、その道の方達には夢でございましょう。ですが、せっかく夢を叶えたというに、店が潰れてしまうこともありましょう。その成り行きを後悔している御仁が、ドリームイーターに襲われ、その『後悔』を奪われてしまう事件が起こってしまったようです」
 『後悔』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようでだが、奪われた『後悔』を元にして現実化したドリームイーターが、事件を起こそうとしている。
「現れたドリームイーターによる被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して頂きたいというのが、今回の依頼でございます」
 このドリームイーターを倒す事ができれば、『後悔』を奪われてしまった被害者も、目を覚ましてくれるだろう。

 敵のドリームイーターは1体のみ。
 戦闘する場所は、ドリームイーターの力で営業再開中のカフェ『二人羽織』の店内。
 営業再開中であるが、他の客はいないので安心して戦えるだろう。
「店に乗り込んでいきなり戦闘を仕掛ける事もできますが、客として店に入り、サービスを受け、そのサービスを心から楽しんであげると、ドリームイーターは満足して戦闘力が減少するようです」
 ドリームイーターの元となった店長は、斬新なアイデアで店を経営することに熱意を燃やしていた。
 二人羽織でお客様のお手を煩わせずにお食事を提供する、といった趣旨であったようだが、当然前が見えなければ問題も多い。
「料理の腕は確かなようです。あとは、このサービスの良い面を見てやり、心から喜んであげることが大切です」
 もし相手が失敗したとしても、それを想定して良い方向に受け流してやることが大事だ。
「敵を満足させてから倒した場合、意識を取り戻した被害者にも良い効果が現れるようですぞ!」
 被害者は店のバックルームに倒れ込んで意識を失っている。
「被害者の方が目を覚ました時、晴れやかな気持ちで新しい一歩を踏み出せるよう、我々が助力して差し上げねばなりませんな」
 お願いしましたぞ、と万寿は頭を下げた。


参加者
アイラノレ・ビスッチカ(飛行船乗りの蒸気医師・e00770)
ユスティーナ・ローゼ(ノーブルダンサー・e01000)
シヲン・コナー(清月蓮・e02018)
沙更・瀬乃亜(炯苑・e05247)
鈴木・犬太郎(超人・e05685)
アラタ・ユージーン(一雫の愛・e11331)
スピノザ・リンハート(忠誠と復讐を弾丸に秘め・e21678)
アーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)

■リプレイ

●いらっしゃいませ
 オフィス街の路地裏、ガード下にある小さなカフェ『二人羽織』。
 今日から店長になっているのはドリームイーターだ。
 一人本気で残念がっているアーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)が口を開いた。
「二人羽織って、あの日本伝統のやつだよね? もうちょっと知るのが早かったら、常連さんになってたかも……!」
 スピノザ・リンハート(忠誠と復讐を弾丸に秘め・e21678)が本気かといった目で彼女を伺う。
「二人羽織での接客なんて、正直ツッコミどころしかねー」
「でも、こういうお店が潰れちゃうのは勿体無いかなー」
 鈴木・犬太郎(超人・e05685)が少し考え込んでいる。
「パッチワーク……魔女……目的は一体なんだ……?」
「まあ、今回は飲食じゃなく、アトラクションを楽しむつもりで臨むぜ」
 スピノザがそう言って扉を開けると、コロコロと素焼きの鈴の音が鳴り、店内が開けて見えた。
 オフィス街に似合わぬ癒やし空間に、『お』と思いはしたものの、奥から出て来た低姿勢の店長ドリームイーターがやたらど派手な羽織を着ているのを目に入れた瞬間、一気にストレスが膨らむ。
「イヒッらっしゃいませ!!」
 若干テンパり気味の敵が大喜びでケルベロスを迎え入れる。
「あっ、ごめん! 先に行っちゃってて!」
 そこで一旦アーシィがトイレに駆け込むフリをし、頃合いを見てキープアウトテープを入口に貼りに行く。
 沙更・瀬乃亜(炯苑・e05247)が口を開いた。
「素敵な内装ですね」
 席に座ると、敵が意気揚々とメニューを持って走り来る。
「ご注文は!」
 一通り注文を聞いた所で、アーシィが戻ってきた。
「ケーキセットとコーヒーで!」
 ユスティーナ・ローゼ(ノーブルダンサー・e01000)が不安になってぶつぶつ言い始める。
「二人羽織って、宴会芸の一種であり奇天烈な動きを楽しむものだって話よね。それで接客って……いえ、今それを言うのは野暮ね。褒める……褒める……何をされても褒める…私は菩薩……」
 そうこうしているうち、とてもドリームイーターとは思えない笑顔でニコニコとケーキを運んでくる敵。
「さて、背後失礼いたします」
 言うなり敵はサービスを開始する。そう、この店のウリ、二人羽織を!
「ひう!?」
 敵に背後をとられて密着されたのだ、アーシィは一瞬困惑して顔を歪めたが、ここはグッと笑顔に戻すのがケルベロスのお仕事。
 次の瞬間、敵の握ったフォークが机を刺したので、周囲が凍り付く。
 トン、トン、と2度ほど机をタップし、ケーキにたどり着くと、その尖端を切り、アーシィの引きつった笑顔の前に近づける。
 皆がごくりと唾を飲み込んで見守る中、フォークの先からケーキが落下しそうになり、彼女は思わず食いつこうとした。
「おじさん! ケーキ落っこちちゃう!」
 そして、鼻にクリームがペチャ!
「あ、ははは……」
 一瞬間があいたが、何だろう、アーシィはじわじわと楽しくなってきた。
「もー! ほーら。笑ってないで次の人次の人!」
 そこでアーシィが笑い始め、場の雰囲気も大分和んだので、敵も持ち直してくれた。

●盛り上がって参りました
 次にフルーツパフェが運ばれ、アイラノレ・ビスッチカ(飛行船乗りの蒸気医師・e00770)が手を上げる。
 スプーンの上に載せられた生クリームを見事に右目になすりつけられたが、ガマンができるというかするしかない。
「二人羽織なんてそうやる機会もないですし、こういうのはユニークで面白いですね」
 次に口に入れてもらったパフェは本当に美味く、素直に舌鼓。
「美味しい……!」
 今背後にいる店長はドリームイーターであるが、客をもてなそうという思いに嘘はないらしい。
 アイラノレは何となく少し前にあった事を思いだし、敵に話しかけた。
「私、スチームパンクが好きで。以前、スチームパンクカフェがつぶれてしまうというので、最後に行きたかったんですけど……、結局行けずじまいのままつぶれてしまって」
 ほぼ八つ当たり極まりない理由でいつかあの魔女殴ると思っている、とまでは口に出さなかったが、敵は共感して聞いてくれた。
「そうですか……。店長さん、一生懸命やってたんでしょうけどねえ、残念ですねえ」
 次はスピノザの注文したカレーだ。
 背後を敵にとられるより何より、ホカホカに湯気が立つカレーの熱が顔面に迫る方が恐ろしい。
「(こっちは何もしなくていい……といっても火傷はしたくねーから、スプーンの位置が多少ずれていたら頭を動かしてなるべく拾いに行く……!)」
 敵はルーと白米のバランスがうまくとれず、スプーンいっぱいにルーをしゃくるとスピノザの顎にそれを近づけてくる。
 それを追い掛けて口に運ぶと、風味があるのに少し辛目のカレーが舌に直撃した。
 端で見ている方は、あっちに顔を伸ばしたりこっちに顔を伸ばしたりしているスピノザがお腹痛い。
 しかし、その甲斐あって大分スムーズに食べられている!
 ギリギリ届かない位置でも、何とか口で受け止め、はみ出たカレーはクリーニングでサッと綺麗に。
 羽織から抜け出した店長ドリームイーターが目の前に見たスピノザは、どこにも汚れ一つなく、完璧な姿。
「ごちそうさん、美味かったぜ。美味い料理をゆっくり味わえるっていいもんだな。それに、こんな経験初めてだから結構楽しかったぜ……」
 パアッと笑顔がこぼれるドリームイーター店長。
 良い調子だ! どんどん行こう!
 アラタ・ユージーン(一雫の愛・e11331)の注文したのはナポリタン。
 スピノザと同じく汚れ系だ。だがカレーと違い、熱に注意することはない。比較的気が楽な定番メニューだろう。
 アラタは、二人羽織は一人では完成しない芸だと勉強して来たようだ。
 敵がくるくるとフォークにパスタを巻く時点、全然巻かれていないのを目にし、口を挟む。
 これはアレだ、スピノザが敵を追い掛けるのに対し、逆バージョンの敵を誘導するという方法だろう。
「……ちょっ、違う! もっと下、もっと右だ、頑張れ! お前の芸道を見せてみろ!」
 いつの間にか芸として受け止められてしまったようだが、敵はおもてなしをしようと必死にそれに応えている。
「良し、って行きすぎギャア! っぺ、左だええい上上下下左右左右BA! ……むぐむぐ」
 完全にゲーム中のキャラを動かしているかの如く熱狂ぶりに、彼女は全力で燃え尽きた。
「よく頑張ったな……中々見事な芸だったぞ……お疲れ」
 ぱたっ、と畳の上に伏したアラタであったが、これまた細かく制御しただけあり見事なものだ。
 客におもてなしされているという事に全く気がついていない敵は、2度立て続いた完璧な仕事っぷりにキラキラ輝いてきた。
「次のお客様は、おでんでございます!」
 ついにやってきた。
 二人羽織で最強の食べ物とされるおでんが。
 おでんを注文した勇者3名。ユスティーナ、犬太郎、シヲン・コナー(清月蓮・e02018)だ。
 3名分の鍋がドカッと机の上に置かれる。量的にも冷めそうな気配はない。
 敵は取り皿に分けた後、フッと口元に笑みをつけると、3名分の羽織を宙に投げる。そして目に見えぬほどの早さで入れ替わり立ち替わり食事を提供し始めた。
「えっ、ちょっと待ってもう少し上よそこは鼻よあついあつい!?」
 かと言って二人羽織できちんと食事をさせられるかといわれると、それは話が別のようだ。思い切りユスティーナの可愛い鼻に煮えたぎったはんぺんが押しつけられる。
 続いて犬太郎に汁も滴るいなり巾着が。
「あちゃちゃちゃ!!」
 暴れる度に汁が袋から飛び散り、胸回りが大変なことに!
 斬新なアイデアだがこれが成功するとおもったのか!? と内心で悲鳴を上げている。
 シヲンにはグラグラ煮えた豆腐が運ばれてきたが、震える箸がボロボロと豆腐の形を崩して膝に落としていく。
「(うう……服が汚れてしまった)」
 と、そこで彼のボクスドラゴン『ポラリス』が顔を出し、落ちた豆腐を舐め始めてしまった。
「あ、こらポラリス舐めるな!」
 マズイ!
 周囲に緊張感が走る。
 敵にサーヴァントが見つかれば、ここで中断され、戦闘開始になってしまう。
「お客様? いかがされました?」
 咄嗟にユスティーナが声を出す。
「平気よ、今度は落ち着いてお願いね。得難い経験を私は今できているの。このくらいは想定内。むしろ、オイシイってやつだから、とても、楽しいわ」
 シヲンと交互に褒める。
「味はとても良い。手が不自由な人やお年寄りにはこういったサービスは有かも。あとは外国人観光客も面白がってくれそうだ。……もう少し二人羽織テクニックを磨けばもっと客にこの魅力が通じるかもしれない。多分な」
「自分の事を自分以外にしてもらうのは贅沢よね。それに少し不自由を体験するのも面白いわ、いつもの自由がとても新鮮に思えてくる。何時もの自分を見直せるって、いいわよね」
 ポラリスの存在を隠そうと周囲がバタバタしはじめ、敵もおかしいと思い始めたようだ。
 その時だ。
 穏やかに見守っていた瀬乃亜が口を開いた。
「カレーライス、私にもいただけますか」」
 敵は羽織から顔を出し、周囲を見回す。
 それから瀬乃亜を目に入れ、静かにキッチンへと引っ込んだ。
 自分たちがケルベロスだとバレてしまったのだろうか? だとしたら、次にサービスを受ける瀬乃亜が危険だ。
 二人羽織は、背後を敵にとられるのだから。
 敵はカレーライスを机に置くと、何も言わずに瀬乃亜の羽織の背後に入り込む。
 瀬乃亜はあまり表情が変わらないらしい。やわらかい表情を保ちながらそれらを受け入れると、サービスの独自性を褒め称え始めた。
「……ここでしか受けることができない、サービスですね」
 敵がしゃくったカレーのスプーンを頬に押しつけられ、周囲がヒッと身構える。
 顔をさぐるように口に入れられたカレーを食べ、べたべたになった瀬乃亜の口元。
「料理の味も、とってもおいしいです」
 再びカレーが顔面に。
 二人羽織で淡々と食事する様は、端で見ているメンバーが思わず口を開けてしまうほどいたたまれない光景。
「料理とは楽しいものである……アトラクションの様ですね。そんな心意気が伝わってくる様です」
 店員のどんな仕打ちにも、あたたかく迎えようという姿勢。
 そして。
「今度、友人を連れてきたいと思います。お料理、とてもいいものだったわ」
 顔中をカレー色に染められながらも完食した瀬乃亜の最後の台詞に、敵の持っていたスプーンが落ちた。

●こちらこそ
 ドリームイーター店長は、頭から羽織を羽織ったままゆっくり立ち上がる。
 顔は隠れて見えない。だが様子がおかしいのは分かる。
 敵が満足したか、その途中でバレたのか、どちらの結果となったのか分からなかったが、これ以上狭い室内で様子を見ているのは危険だ。
 ユスティーナは諦めて戦闘態勢に入る。
「夢はいつか覚めるものよ。満足した分、今度はこちらの用事を果たさせてもらうッ」
 他のメンバーも手に武器を取った。
 アイラノレからしかけた。彼女の放ったマルチプルミサイルを追い掛けるようにユスティーナが気咬弾、スピノザがTable Limitで猛攻撃を食らわせる。
 シヲンはサークリットチェインで前衛の守りを上げ、ポラリスがボクスブレスで攻撃。
 続いてアーシィが雷刃突で服破りを付与。アラタは黄金の果実で後衛に耐性をつけ、瀬乃亜が破鎧衝。
 犬太郎が蒼天ノ太刀・逆鱗と鉄塊剣の二刀でデストロイブレイドを仕掛けた後だ。ドリームイーターが反撃をかけてきたが、それを受け止めてから『ン?』と首をひねる。
 仕掛けた時のダメージはかなり入った。受けた時のダメージはさほどでもない。だが敵は前衛にいる。
「あいつ、満足しやがった……」
 戦闘力の激減。
 成功したのだ。
 敵は弱体化しており、楽に戦えている。
 数ターンの後、瀬乃亜が旋刃脚をたたき込んで終わらせると、敵が頭から被った羽織の隙間から微笑んでいるような口元が見えた。
 そのまま最期を迎えたドリームイーターは夢のように消えてしまい、それが気のせいだったのかどうか、誰も確かめることはできなかったのだが。

 戦闘も無事終わり、店の修復もすまし、目を覚ました店長に事情を説明している所だ。
 スピノザが単刀直入に聞く。
「なんでこんなサービスを始めようと思ったんだ?」
「も、元はというと、忙しい人達に向けたサービスを提供しようと思って……。癒やし空間あたりから考えは始まったのですが、でも『忙しい』っていう所がどうしても払拭できなくてですね……。何とかそこをとれないかと考えているうち、私どもがご飯を食べさせてさしあげればどうか、となり、人目が気になるなら顔を隠せば良い、となって、まあ」
 シヲンとユスティーナが呆れてため息をついた。
「個人的には、食事は人の手を借りずに取るのが一番だとは思う」
「普通に一服したいわね……。何事も奇をてらいすぎないのが一番よ」
「あんた料理上手いんだから、普通の飲食店としてもきっと人気出たと思うんだけどな。
 スピノザの横で話を聞いていたアラタが言った。
「まぁでも、皆が笑って、それが自分らのせいでっていうのは嬉しくなるのも解らなくはないぞ! 喜んで貰うのは、アラタも好きだ♪」
 日ごろから、古いゆめの様な廃墟で、古いゆめに囲まれて生活している瀬乃亜が微笑む。
「このゆめは、ある意味では、本当に夢の様な事件でした」
「二人羽織は手と頭はちぐはぐだが、その瞬間だけ心は一つの一体感っていうのはあるよなぁ。冷たいコンクリートジャングルで闘う戦士達に、触れ合いと信頼の温かさを味わって欲しかったのかな……結果は外しに外したが、少し切ないな」
「うう、やっぱハズしました、よね……」
 アラタの台詞に嘆いたが、つぶれたのだから当然だろう。
「美味い料理はさ、自分のペースで味わいたいんだよ。いつか、ちゃんとした店であんたの料理を食いたいと思う。あんたの先行き、応援してるぜ」
 スピノザの台詞にアラタも頷く。
「すっきりした気持ちでまた頑張って欲しい! ナポリタン美味しかった、御馳走さま。次も、頑張れな」
「パフェ、とっても美味しかったです……!」
 そう言ったアイラノレの服が生クリームでべとべとしていたので、アラタがクリーニングしながら言った。
「けど食べ物を粗末にするのだけは駄目だ!」
 それを見ていた店長がハッとひらめいた。
「そ、そうか! クリーニング込みの飲食店! ご家族向け! お食事中に汚れた服が清潔に! イケル!」
 これからの再出発にあたり、店長には反省という言葉を深く心に刻んでほしかったが、斬新な発想を追い求める彼にはムリなようである。
 まあ、元気になってもらえたので、ここはヨシとして幕を閉じましょう。

作者:荒雲ニンザ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年9月9日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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