ナマコ踏んじゃった

作者:雷紋寺音弥

●ナマナマしい感触
 沖縄県の、とある海水浴場にて。
「うぅ……気持ち悪い。よりにもよって、なんであんなもの踏んじゃうのよ……」
 脱衣場に隣接したシャワールームにて、水着姿の女性が懸命に自分の足を洗っていた。
「だいたい、南の海っていったら、綺麗なお魚さんでしょ! どうしてあんなところに、ナマコなんているのよ!」
 先刻、自分が踏み付けてしまった生き物の名を叫びながら、彼女がシャワーの勢いを強くした時だった。
「あはは、私のモザイクは晴れないけど、あなたの『嫌悪』する気持ちもわからなくはないな」
 突然、彼女の心臓を背中から巨大な鍵が貫いた。だが、身体を貫かれたにも関わらず、その場には一滴の血も流れ落ちることはない。
 完全に意識を失い、崩れ落ちる女性。シャワーの音だけが響く部屋の中、いつしか女性の傍らには、巨大なナマコの怪物が姿を現していた。

●襲来、巨大ナマコ!
「ナマコ……ですか。一応、食べられるんですよね、あれも……」
 もっとも、人によっては積極的に食べようと思わない者もいるだろうし、ましてや、それを踏み付けたとなれば、気持ち悪く思えるのも頷ける。そう言って、セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は集まったケルベロス達に、自らの見た予知について語り始めた。
「沖縄県の海水浴場に、人間の『嫌悪』を奪って事件を起こすドリームイーターが現れました。感情を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているようですが……奪われた『嫌悪』を元にして現実化した怪物型のドリームイーターが、新たに事件を起こそうとしているようです」
 このドリームイーターを倒す事ができれば、『嫌悪』を奪われてしまった被害者も目を覚ます。至急、現場に向かった上で、怪物型のドリームイーターを退治して欲しいとセリカは告げた。
「敵は全身をモザイク化した、巨大なナマコのような姿をしています。その……敵の攻撃方法なんですが……口から白くて粘性の高い内臓を吐き掛けて相手の身体を固めてしまったり、そのまま触手だらけの口で相手を丸飲みにして来たりするようで……」
 正直、あまり想像したくない攻撃手段である。また、本物のナマコ同様、この敵もまた再生力が極めて高い。耐久力にも優れ、油断していると内臓と粘液にやられて酷い目に遭うことは間違いない。
「人によって、好き嫌いがあるのは仕方ないと思いますが……その感情を奪って、気持ちの悪いドリームイーターを生み出すのを、許すわけにはいきません」
 事件の起きる当日は、周囲に海水浴客の姿もある。願わくは、彼らの心に要らぬトラウマを植え付けないよう、しっかり討伐して欲しい。
 最後に、そう締め括って、セリカは改めてケルベロス達に依頼した。


参加者
シェナ・ユークリッド(ダンボール箱の中・e01867)
シヲン・コナー(清月蓮・e02018)
ミセリア・アンゲルス(オラトリオの自宅警備員・e02700)
エルモア・イェルネフェルト(金赤の狙撃手・e03004)
呂・花琳(鉄鍋のファリン・e04546)
京・和紗(白毛金狐・e18769)
火鳴木・地外(酷い理由で定命化した奴の一人・e20297)
レテイシャ・マグナカルタ(自称遺跡探索者・e22709)

■リプレイ

●巨大ナマコ、現る!
 太陽の光が降り注ぐ沖縄のビーチ。白い砂浜、サンゴ礁。常夏の風が肌を撫で、海水浴場は千客万来。
 だが、そんな人々の平穏を打ち破るかのようにして、それは唐突に現れた。
「ヌォォォォン!」
 なにやら重たく低い鳴き声と共に、全身をモザイク化した巨大ナマコが現れたのだ。
「ナマコか。あのぐんにょりした感触は、なんとも言えないものかもしれないな」
「確かに……。オレも、ヌルヌルしたのはそこまで得意じゃないから、気持ちわかるな」
 あまりに不気味な敵の姿に、少々引きながら言葉を交わすシヲン・コナー(清月蓮・e02018)とレテイシャ・マグナカルタ(自称遺跡探索者・e22709)の二人。
「でも、むぎゅっと踏まれちゃったナマコさんも災難ですよね……」
 その一方で、シェナ・ユークリッド(ダンボール箱の中・e01867)は、被害者ならぬ被害生物の気持ちを案じて言った。
 こういう場合、人もナマコも、どちらも被害者になるのが悲しいところ。だが、ドリームイーターは完全なる加害者なので、容赦をしなくて良いのが幸いだ。
「それにしてもナマコなぁ……。もし、あれが喰えればフカヒレ並みの高級食材なのにのぅ……」
「特に黒ナマコが高級食材になるとか。このナマコはどうだか知りませんが……」
 目の前で蠢く化け物を凝視しつつ、呂・花琳(鉄鍋のファリン・e04546)とエルモア・イェルネフェルト(金赤の狙撃手・e03004)は、自身の記憶にある高級中華料理を思い出していた。
 もっとも、中華料理で使われるナマコとは違い、敵の姿はスポンジのようなモザイクの塊だ。どちらかというと、卑猥な何かを連想させるイメージの方が強く、食欲は完全に喪失している。
「本物は食えるらしいが、こいつは骨が折れそうだな。巨大なのは盛りだけにしてほしいぜ……」
 そんな中、ドサクサに紛れて火鳴木・地外(酷い理由で定命化した奴の一人・e20297)が女性陣の胸元を品定めしていたが、それはそれ。
「おっきなナマコが襲って来るから、にげてにげて~!」
 逃げ遅れた一般人を退避させるべく、空中から声をかけるミセリア・アンゲルス(オラトリオの自宅警備員・e02700)。多数の看板を背負った姿に変身し、京・和紗(白毛金狐・e18769)もまた人々を戦場から避難させて行く。
 避難先を示す看板に、冷静になるよう告げる看板。中には『大丈夫君ならできる』とか、『夏真っ盛り』など、あまり関係のない代物も混ざっているが、気にしたら負けだ。
「ヌロロロォォォッ!!」
 獲物を見つけ、巨大なナマコが一際大きく吠えた。動きは鈍重だが、しかし手は早い。身体を大きく膨らませると、巨大ナマコは不気味に全身を痙攣させ、自らの内臓を武器として吐き出して来た。

●ナマナマしい攻撃
 巨大なナマコの放った内臓攻撃。粘糸のような物体を頭から被ってしまったのは、ナマコの正面に立っていた花琳だった。
「ぬわっ! な、なんじゃこれは……って臭っ!? ぬるぬるする!」
 全身に内臓が絡み付き、不快な感触が手足を襲う。空気に触れて硬化した内臓のせいで、思うように身体を動かせない。
「あまり、近づきたくない相手ですね」
「同感だ。準備が整い次第、早めに片付けるとしよう」
 グロテスク極まりない攻撃を前に、シェナとシヲンは少しばかり距離を取りつつ、カラフルな爆風や電気ショックで力を蓄えて行く。下手に無策で殴り掛かって、あんな相手と長期戦など御免被りたかったので。
「ぷきゅきゅ~♪」
 そんな中、ボクスドラゴンのポラリスが、果敢に巨大ナマコへタックルを仕掛けていた。何ら嫌悪感を抱かず突っ込んでいる辺り、食材と勘違いしているのだろうか。
「ヌルボォォォッ!?」
 身体に食い込む強烈な体当たりを受けて、巨大なナマコが身体を左右に振って悶絶している。これはキモい。恐ろしくキモい。モザイクの塊とはいえ、色々と拙い物体を想像しそうで危険極まりない。
「モザイクのナマコって、なんだか……いやらしい感じがしません? グロテスクというか卑猥というか……」
 早くもげんなりした様子で、エルモアが冷凍光線を叩き込んだ。やはりというか、この手の敵には接近戦を仕掛けたくない模様。
「高速電送の力を甘く見るんじゃねぇぞ!」
 その一方で、地外はウイングキャットのおむちーの羽ばたきに乗せて、腕に装着した小型ファクシミリから謎の紙を撒き散らして行く。
 敵はタフだが鈍重な相手。仲間達の命中精度を高めれば、少しでも急所に当てられる可能性も上がると信じて。
「うぅ……ま、まだベトベトするのじゃ……。気色悪い……」
 仲間達が巨大ナマコを牽制しつつ準備を整える中、花琳もまた自身の身体を地獄の炎で包みながら呟いた。
 とりあえず、これで先程のダメージからは立ち直ったはず。もっとも、纏わり付いた内臓は未だ身体に残っており、不愉快な感触はそのままだ。
 見兼ねた和紗が縛霊手から紙兵を散布したことで、ようやく花琳の身体から敵の吐いた内臓が剥がれ落ちた。その間に、ミセリアが巨大ナマコの周囲を跳ね回り、敵の意識を引きつけて。
「ナマコさんこちら、チェーンソーのなる方へ~?」
 敵の頭が自分の方を向いた瞬間、何の躊躇いもなくチェーンソー剣を振り下ろす。軟体性の身体を鋸状の刃が斬り刻み、巨大ナマコは思わず全身を痙攣させて悶絶し。
「ヌブリュオッ!?」
「……っ!? き~も~い~!」
 返り血ならぬ、返り粘液が周囲に飛び散り、ミセリアもまた思わず距離を取った。
 この敵はヤバい。下手に仕掛ければ、こちらが精神的なダメージを負う。だが、ここで怯んでしまっては、ビーチの平和は守れない。
「あんまり長引かせたくねぇな。一気にブッ飛ばしてやるぜ!」
 拳を構え、レテイシャが真正面から降魔の一撃を繰り出した。身体を貫通するかのような正拳突きを受けて、巨大ナマコは口から汁を撒き散らしながら悶え苦しむ。
「うげっ! 汚ねぇっ!!」
 頬に汁が飛散したことで、レテイシャは思わず顔を背けながら、突き刺さった拳を引き抜こうとした。が、勢い余って奥深くまでめり込んでしまったのか、予想に反してなかなか抜けず。
「ヌバァァァ……」
 お返しとばかりに、触手だらけの口を開けて巨大ナマコがレテイシャに迫る! 怠慢な動きとはいえ、この間合いでは避けられない。
「気色わりぃ! くそ、出せっ!」
 哀れ、頭から丸飲みにされてしまい、全身に触手が吸いついてきた。なんとか抜けだそうと暴れるが、両脚をバタつかせたところで、どうにもならない。
「そ、そこは、や、やめ、あ、んんっ!」
 気持ち悪さに悪態を吐いている間にも、次々に胸元へと迫る触手が、望まぬ快感を刻みつけて行く。それだけでなく、果ては水着の中にも侵入されて、中で好き放題、し放題!
「……ひゃっ! こ、こら、入って来るな! んぁっ! そ、そんなところまで……!?」
 ああ、いかん。このままでは、ナマコだけでなく、レテイシャの身体までモザイクで隠さねばならない事態に陥ってしまう。
「さすがに、これ以上は見ていられんな」
「そうですね。ちょっと乱暴ですが、早く助けないと……」
 見兼ねたシヲンがブラックスライムを伸ばして敵を貫き、シェナが大鎌を振り被って投げ付ける。予期せぬ方向から攻撃を食らったことで、驚いたナマコがレテイシャを吐き出すが……既に散々弄ばれてしまい、色々な意味で手遅れになっていた。
「うぅ……ち、畜生……」
 両目に涙を浮かべながら、レテイシャが脱げ掛けた水着を押さえている。随分と目のやり場に困る格好にさせられてしまったが、今はそんなことを言っている場合でもなさそうだった。

●秘儀、ナマコ隠れ!?
 常夏のビーチで繰り広げられる、巨大ナマコとの大乱闘。気が付けば、周囲は敵の吐き出した粘液により、随分と生臭い匂いが広がっていた。
「しぶといナマコですわね。往生際の悪い……」
 露骨に顔を顰めつつ、エルモアがぼやく。正直、ナマコの自己再生能力を甘く見ていた。突いても、斬っても、殴っても、その度に再生を続ける巨大ナマコが相手では、さすがに疲弊もして来るというもの。
「いい加減にしやがれってんだ! この糞ナマコがぁ!」
 先程、散々に辱められた腹いせか、レテイシャがエクスカリバールで巨大ナマコをボコボコに叩いていた。攻撃を食らう度に気色悪い汁が飛び散るが、内臓を掛けられたり丸飲みにされたりするよりはマシだ。
「ヌボゥッ! ヌバババァァァッ!?」
 全身をズタズタにされて、悶絶しながら転がる巨大ナマコ。しかし、それでも絶命することはなく、次なる獲物に狙いを定め。
「な、なんでこっちに来るのじゃ!?」
 転がりながらも花琳の方へと近づいて、そのまま大口を開けて襲い掛かる。
「んみゃああああ! こ、こら……ぬるぬるが体中に……ふぁっ!」
 レテイシャ同様、頭から丸飲みにされた挙句、内壁に潜む触手が彼女の全身に食らい付いて来た。おまけに、これは消化液の類だろうか。不快なぬめりを持った粘液が纏わりついて、体中がベトベトに。
「んぅっ……! ど、どこを触っておるのじゃ! この下賤なナマコ風情が……ひゃぁっ!?」
 胸元を這い回る無数の触手に、花琳の身体から力が抜けて行く。このままでは、遠からず消化されてしまうかもしれない。さすがに、それは酷過ぎると、シヲンがポラリスに救助を命じた。
「……ぶはぁっ! うぅ……よ、よくも、このような破廉恥な攻撃を……」
 ポラリスの属性を付与され、辛うじて脱出した花琳。しかし、体力を回復できたのはいいが、身体に残った変な感覚までは払えない。
 なんというか、このまま長引かせては、色々と精神的な被害が拡大しそうな気がする。貞操の危機を感じたのか、シェナは両手の隙間にプリズムの光弾を作り出して舞い上がった。
「どいてもらわないと空がみえません」
 不意に敵の近くへと舞い降りて、すかさず光弾だけを残し退避する。続けて、シヲンもまた手製の手榴弾を取り出すと、それを巨大ナマコに叩き付けた。
「大丈夫。食らうとほんの少し、痺れるだけだ」
 炸裂する二つの閃光。真昼の太陽よりも眩い輝きが戦場に広がり、巨大ナマコを包んで行く。盛大な爆発音と共にモザイクの巨体もまた吹っ飛んで、砂煙を上げながら浜へと落下する。
「しつこいと、ますます嫌われますわよ! 乾燥させて、中華街に売って差し上げますわ!」
 間髪入れず、エルモアが怒涛のガトリング連射! 正直、どれだけ弱っていても、こんな敵に近づきたくはない。
「こいつはオマケだ。爆ぜろやホイッ!」
 駄目押しとばかりに地外がアームドフォートの一斉射撃を叩き込み、おむちーも尻尾のリングを投げ付けた。巨大ナマコが爆発四散した場合、別の意味で被害が広がりそうな気もするが、もう細かいことは気にしたら負けである。
「ヌロォ……ヌロロォォ……」
 さすがの巨大ナマコも、度重なる銃弾と砲弾の雨を前に、再生不能なほどボロボロになっていた。無論、その程度で見逃してやるような甘さなど、ケルベロス達は持ち合わせておらず。
「これは先程の返礼じゃ! 其は紫電に断たれし虚空の檻よ。赫灼となりて沈むがいい、九泉の底まで!」
 相手の周囲を立方体の結界で覆い、花琳は結界内部に重力振動波を叩き込む。何かに覆われ食われる恐怖を、貴様も存分に味わうがいいと。
「ヌギョォォォッ!?」
 結界に捕獲されたまま身体を焼かれ、巨大ナマコが盛大に口から汁を吹く。なんとも酷い調理法だが、この際仕方があるまい。
(「なんというか。そこまで嫌いではないのですが……」)
 攻撃する度に気色悪い反応をする敵の姿に難色を示しつつ、和紗は無言のまま半透明の御業を解き放った。
 熾炎業炎砲。御業より放たれた炎弾が追い撃ちとなり、完全に丸焦げにされる巨大ナマコ。が、しかし、それでも微かに身体を痙攣させながら動いており、未だ倒れていなかった。
 いい加減に、くたばってくれ。そんな想いを抱きつつ、額に青筋を浮かべるケルベロス達。こうなれば、次は有無を言わさぬ一斉攻撃で沈めてやろうか。そう、誰ともなく考えたところで、唐突にミセリアが前に出た。
「逆に考えて~、ナマコに飲み込まれちゃってもいいやって、考えれば~」
 それは、誰もが想像し得なかった、正に逆転の発想である。外から叩いても駄目ならば、中から切り裂けばいいだろうと。
「ヌビュッ!? ヌボワァァァァッ!?」
 口内に突っ込まれるチェーンソー剣。恐れを知らぬミセリアの一撃は、彼女諸共に巨大ナマコの身体へと侵入して行く。それはまるで、ナマコの天敵であるナマコ隠れ魚が、中からナマコの内臓を食すが如く。
「華麗に脱出成功~?」
 最後は、その薄気味悪い身体を真っ二つにされて、巨大ナマコは周囲に不快な粘液を撒き散らしながら消滅した。

●母なる海で、洗って流そう!
 戦いの終わった浜辺には、再び海水浴を楽しむ人々の姿があった。
「せっかくの海水浴場ですからね。周囲の被害が少なくて助かりました」
 平和の戻った浜辺で、満足そうに呟くシェナ。もっとも、ナマコに丸飲みにされた面々にとっては、洒落にならない事態であったことは言うまでもなく。
「うぅ……ひ、酷い目に遭ったのじゃ……」
「まったくだぜ……。折角、海に来たんだ。さっさと飛び込んで、洗い流そうぜ……」
 全身をベタベタにされた花琳とレテイシャが、げっそりとした顔で溜息を吐いていた。
 こんな気分、早々に海で洗い流そう。見れば、他の仲間達も周囲のヒールを終えて、それぞれに海を楽しんでいる。
「お、いいぞ。そのまま遠泳してダイエットするか?」
「ぷきゅ!?」
 観光客に混ざり器用に泳ぐポラリスに、冗談交じりにシヲンが告げた。地外も改めて巨乳の女性を物色しているようだが、ナマコに襲われることに比べれば些細なことだ。
「それにしても……棘や毒で傷付けた訳でもないのに、踏まれた上に更に気味悪がられるなんて……。驚きたいのはナマコの方ではないかしら?」
「いっそのこと~、ふんだのがナマコじゃなくて、ウミウシなら大丈夫だったかも~?」
 そんな中、エルモアの問いにズレた答えを返し、ミセリアはウミウシを探しに行く。
 いや、ちょっと勘弁してくださいよ。あれだって踏んだら気持ちが悪い上に、毒があるのもいるんじゃありませんか?
 果たして、このまま放っておいて大丈夫なのだろうか。一抹の不安を残しながらも、事件の解決した夏の浜辺。そんな光景を見守るように、木陰で狐に変身して涼んでいる和紗の姿があった。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年8月28日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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