
墓地に浮かぶ光

虫の鳴き声も消え、静まり返った夜の墓地。誰も居ない無縁仏が並ぶ墓の一角には、放置されたゴミが置かれていた。その中にはお供え物の残骸や、壊れた懐中電灯などがあった。
そこへ墓の裏から音も無く小さな蜘蛛が現われる。それは割れたレンズ部分から懐中電灯へ入り込んだ。すると懐中電灯がボンッと破裂するように膨張し、その姿が何倍にも大きくなっていく。
やがて墓を薙ぎ倒しながら人よりも大きくなると、周囲にあった墓を下部に幾つも並べてくっつけた。それがムカデの足のように動いて巨体が動き出す。
『チカッチカッ』
可愛らしい声と共に強烈なライトを点滅させて照らし、墓を踏み潰しながら外へと向かう。その方角には町の明かりが灯っていた。
墓地を立ち去る懐中電灯。目の眩むような強烈な光の残像が、まるで火の玉がふらふらと宙を飛ぶように暗闇に映っていた。
「人気の無い墓地にデウスエクスが現われるかもしれないと思ったのですが……」
杞憂が現実になってしまったと、アリエータ・イルオート(戦藤・e00199)は顔を曇らせる。
「こちらで調査した結果、山形県にある廃寺の墓地でダモクレスが現われるという事が判明しました。ダモクレスはグラビティ・チェインを狙い人々を襲います。皆さんには被害が出る前にそれを撃破してもらいたいのです」
事件の説明をセリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が引き継いで、ケルベロス達に概要を話していく。
「あまり人の手入れがされいていない古い墓地で、廃棄されていた懐中電灯がダモクレスとなり、人々を襲い始めるようです」
ダモクレスが向かう町への道で待ち構えれば迎撃出来る。
「現われるダモクレスは懐中電灯を元にロボット化したもので、強烈な光で怯ませたり、ショック死させたりする事が可能なようです」
懐中電灯らしく光を使った攻撃をメインに使用してくる。
「このままでは町に居る人々が犠牲になってしまいます。皆さんの力でこの敵を倒し町の平穏を守ってください」
そう言ってセリカが説明を終えると、ケルベロス達は深く頷く。
「墓場に現われるのはお化けが定番ですが、人を直接害するダモクレスの方が被害は大きいです。一般人に接触する前に倒してしまいましょう」
アリエータはお化けと呼ばれるものにはデウスエクスを見間違ったものがあるのかもしれませんと続けて、くすりと笑う。ならお化け退治だなと軽口を叩き、ケルベロス達はヘリオンへと向かった。
参加者 | |
---|---|
![]() アリエータ・イルオート(戦藤・e00199) |
![]() 暁星・輝凛(輝きの若獅子・e00443) |
![]() グレゴリー・ブラックドック(死を告げる獣・e01388) |
![]() 燈家・陽葉(光響凍て・e02459) |
![]() レンカ・ブライトナー(黒き森のウェネーフィカ・e09465) |
![]() トライリゥト・リヴィンズ(炎武帝の末裔・e20989) |
![]() リビィ・アークウィンド(緑光の空翼騎士・e27563) |
![]() 瀬戸・九十九(付喪神・e29065) |
●夜の墓場
夜も遅く。明かりも無く暗闇に包まれた町外れの朽ちゆく廃寺。そこから町へと繋がる道で、ケルベロス達は静かに待ち構えていた。
「眠っている方々にはすみませんが、お陰で被害が出る前に倒せそうですね」
周囲に人影が無い事を確認したアリエータ・イルオート(戦藤・e00199)が、手入れのされていないぼろぼろの塀に囲まれた墓場の方を見る。
「祈る者が途絶えた墓地と言うのも悲しいが、そこで暴れる者がいるとは、では、墓守犬として、不埒者には灸を据えねばなるまいな」
黒い狼の顔をしたグレゴリー・ブラックドック(死を告げる獣・e01388)は、無法者の仕打ちに犬歯をむき出しにしながら怒りをあらわにした。
「墓に現れるのはお化けじゃなくデウスエクスか、やっぱ墓場は静かな場所じゃなきゃいけねぇよな」
町の平穏を守る為にもここで被害を食い止めようと、トライリゥト・リヴィンズ(炎武帝の末裔・e20989)は地面を踏みしめて足場を確かめる。
「墓地に懐中電灯は必須だよね、でもダモクレスである以上、壊すしかないね」
暗い墓地に懐中電灯はしっくりくる光景でも、巨大化したダモクレスならば話は別だと、燈家・陽葉(光響凍て・e02459)は敵の出現を待つ。
「夏の夜、人気のないお墓……どう考えても肝試しスポット感満載だけど。機械仕掛けのお化けならへーきだよ! じゃあお化け退治、張り切っていきますか!」
闇夜の中、墓場と緑以外には何もないような薄気味悪い場所を前に、暁星・輝凛(輝きの若獅子・e00443)は少し不安そうな顔を引き締めるように声を出して気合を入れた。
「そういえば、日本の夏は夜のお墓を二人っきりで回るという風習があるといいますが、本当なのでしょうか?」
墓の話題で思い出したようにリビィ・アークウィンド(緑光の空翼騎士・e27563)がそんな疑問を口にする。
「肝試しですね。確かにこの場所もいかにもなのですが……このお相手では明るすぎてしまうでしょうか」
そう返事を返してアリエータが目を向ける。そこには夜空を照らすような光が見えた。それは遠目ならば火の玉にも見えなくもない。だが近づくほどに怪談話とは無縁の存在が現われる。
『チッカチカー! 暗闇照らすよチカッとなー』
暢気な声がする方へケルベロス達は一斉に視線を向ける。すると4mにも達っする巨大な懐中電灯型ダモクレスが幾つもの墓石を大型トラックのタイヤのように回転させて迫っていた。
「Gespenst(お化け)にしては、見た目が存在感有り過ぎだぜ」
軽口を叩きながら見上げたレンカ・ブライトナー(黒き森のウェネーフィカ・e09465)は、サングラスをかけて人払いの為に周囲に殺気を放った。
「とんだ墓場の怪談だな」
懐中電灯に向けて瀬戸・九十九(付喪神・e29065)は巨大な剣を構えた。
●怪談、陽気な懐中電灯
「さぁ、町の平和は守るぜ!」
先手必勝と、勢いをつけた地面を強く蹴って跳躍したトライリゥトが、頭上から飛び蹴りを浴びせ、敵のバランスを崩して歩みを止めさせた。
「ここから先は通さん」
暇を与えずに、続けて九十九は大上段に構えた大剣を、大きく踏み込みながら振り下ろす。刃が装甲に食い込み傷を作る。
「静かに眠っていたものを無理やり起こすのは許せませんね」
リビィが剣を掲げると、地面に守護星座が光で描かれ、仲間達を守る加護を与えた。
「ここで大人しくして貰います」
アリエータが周囲に魔力を漂わせると、それに誘われるように霊が現われ敵に襲い掛かる。
「少々不謹慎かもしれませんが、こちらの方がここに合っているかもしれませんね」
霊が纏わりつくようにして敵を足止めした。
「黒妖犬、グレゴリー・ブラックドック。貴殿を処断する者の名だ」
グレゴリーが静かに、だが怒気の混じった声で告げると、疾風のように間合いを詰めて刀を抜き放つ。刃は非物質と化して装甲をすり抜け、その内に宿る霊体のみを斬り裂いた。
『チカチカドンドンッ明るくなーれー』
前方のガラスに覆われた電球がケルベロス達に向けられると、真っ白な光が照射された。目の眩むような光りに視界を奪われ、眩暈に襲われる。
「懐中電灯のダモクレスなら、最初はそう来ると思ってたよ!」
顔を背けていた輝凛が不慣れな様子で手にした重々しいハンマーを変形させ、よろめきながらも砲弾を撃ち出した。その弾は下部に付いていた墓石に命中し粉々に砕いた。
「サングラスを用意しておいて正解だったぜ」
目を庇い光の中突っ込んだレンカが敵の身体を駆け登り、上部に付いたスイッチを蹴りつけた。オフになったライトが消え隙を見せる。
「装甲は硬そうだけど、刃が通れば……雷よ!」
そこへ駆け寄った陽葉が蒼い柄の薙刀に雷を宿し突き出す。切っ先が装甲を穿ち内部を感電させる。
『チカチカッ暗い夜道も懐中電灯があれば安心!』
上部のスイッチをオンにして、懐中電灯のライトが点滅して光っては消える。明るさと暗さの交差に目に残像が残って視界を遮る。
「何だか楽しそうですね」
敵の様子に思わず釣られて微笑みそうになったリビィは、気を引き締めて仲間を守り癒す為に星座の陣を張り続ける。
「お墓の近くでは静かにするものですよ」
アリエータは手にした長剣に星座の力を宿し振り下ろす。重い一撃が装甲をへこませた。
『どこもかしこも照らしちゃう! 全部明るくピカッ』
タイヤのように足元の並んだ墓が回転して懐中電灯は町に向かって前進を始める。
「町へは行かせない、これで動きを止めるよ、凍てつけ!」
薙刀に凍気を纏わせ陽葉は横に一閃させる。冷気が吹き抜け、刃が懐中電灯を傷つけ凍らせていく。
「セイ、俺達でみんなを助ける、気張っていこうぜ!」
トライリゥトが縛霊手で殴りつけると、放たれる霊力の網が絡み付いて動きを封じた。そこへボクスドラゴンのセイがタックルを叩き込む。
「デカイだけで動きは鈍いな、隙だらけだぜ」
間を空けずにレンカが影の弾丸を生み出して発射する。弾は装甲に当たり黒く侵食していく。
『チカッチカッ』
「防げないほどの弾幕を張ってやる」
懐中電灯がケルベロス達を照らそうと回転を始める。そこに九十九から内臓された大量のミサイルが発射され、降り注ぐように地面ごと爆撃して敵の足を止めた。
「墓を足代わりにするなど、許せるものではない」
その隙に背後から接近したグレゴリーは、霊力を纏わせた刀で鋭く袈裟懸けに斬りつける。
「なんだか罰当たりな気もするけど……ごめんなさい!」
謝りながらも輝凛はスライディングするように蹴りを放ち墓石を吹き飛ばした。
『ピカーッ』
ぐらりと傾いた懐中電灯は白い光を強くして地面を眩く染めた。下から反射する光にケルベロス達は目をやられて足を止める。
「範囲攻撃ばかりなのは厄介ですね」
リビィがドローンの群れを飛ばし、仲間を守るように空中に静止させた。そのドローンが光を浴びて撃墜されていく。
『ピカッとデルデロリン!』
陽気な声が響き、同時に光が横薙ぎに照射される。
「こっちだよ!」
注意を引くように陽葉は薙刀で地面の小石を掬い上げ、薙刀をバットのように振るい、刃の側面で小石を打ち飛ばした。石はちょうど敵の正面のガラスカバーに当たった。
『チカッ!』
懐中電灯はライトを点滅させてそちらを狙おうとする。
「これでは怪談のように涼しくはなりませんね。では、こちらが涼しくしてさしあげます」
その側面に向けアリエータが腕を振るうと、吹雪が敵を包み込み凍らせていく。
「死者の眠りを妨げる者よ、その愚行、万死に値する」
駆けるグレゴリーは、すれ違いながら刀を振り抜き、側面に長い傷跡を刻む。傷口からは中の電池が覗いていた。
「そのデカイだけの体を蹴り飛ばしてやる!」
反対側から接近したレンカが胴体を蹴りつけた。
『明るくしなくっちゃ! 暗いと心まで暗くなっちゃう!』
点滅光がケルベロス達が近づくのを阻止するように辺りを照らす。
「この程度じゃあ俺達は倒せないぜ!」
前に出て庇ったトライリゥトが攻撃を受け止めながら、敵に視線を向ける。すると敵のガラスカバーに爆発が起こり、ひびが入った。
『ピカピカッピッカー!』
懐中電灯は何度も光を点滅させてケルベロス達を照らす。
「いくら暗いからって、限度ってものがあるよ!」
輝凛も照明部分に意識を集中すると、続けて爆発が起こりガラスカバーが砕け散った。衝撃に光が弱まる。
「ワンパターンだな、分かっていれば防ぎようはある」
九十九は大剣を盾にしながら近づき、ナイフを傷口に突き立てた。ジグザグの刃が照明を傷つけ光りを更に弱らせた。
●闇を照らす光
『暗くなったら困っちゃう、早く電池を交換してパワーをアップしなくちゃッ』
懐中電灯は後方の蓋を開けて内部の巨大な電池を吐き出すと、どこから取り出したのか、新たな電池を挿入する。
「パワーアップなんてさせないよ!」
それを阻止せんと陽葉が振り回して遠心力をつけた薙刀を叩きつけて蓋を吹き飛ばした。
『チカッとな!』
ふざけたような声と共に、今までで一番強い光が照らされた。その直撃を受けた陽葉がくらりと意識を失いそうになる。だがすぐに影に覆われ視界を取り戻すと周囲を見渡す。
「電池を交換して強化されたようですね。ならこちらは守りを固めます」
リビィが光の盾を宙に作り出し、光線を遮って威力を減退させていた。セイも属性をインストールして陽葉のダメージを回復する。
「それでは、こちらも行きますよ」
駆け抜けるようにアリエータが長剣を振り抜く。
「おまけです」
そして離れ際に背後から剣を蓋の開いた内部に突き入れた。
『ピカッとビーム!』
足代わりの墓を高速回転させて反転した懐中電灯は、薙ぐようにアリエータに向けて光を照らす。
「動くな、それ以上何もさせん」
素早く飛び込んだグレゴリーが貫手で装甲を貫く。そして内部に流れる気を乱れさせ、敵の動きを止めた。
「……あれ、もしかして……そうかっ!」
大きなハンマーに振り回されていた輝凛が思いついたように、槌のヘッド部分を蹴り上げて方向転換をした。そして見事に砲弾を敵の足元に撃ち込んで、残っていた墓を粉々に砕いた。
『レレレ? 壊れちゃったかな? 大変だーピカッと町を照らせないよ?』
足を封じられた懐中電灯は困ったようにそのまま前方を照らす。
「夜だってのに暑苦しい奴だな。これで冷ましてやるぜ」
ライフルを構えたレンカが光線を放つ。その光は敵の体を凍りつかせてしまった。
『困ったな、困ったな、ピカッを運ぶ為に新しい足を手に入れなくちゃ』
懐中電灯は横にごろりと転がり、墓場に向かって移動を開始した。
「どこにも行かせねぇ! ここがお前の墓場だぜ!」
そこに回り込んだトライリゥトが蹴り飛ばして反対方向へ転がす。
「俺の炎を喰らえ」
九十九の手が燃え上がり、圧縮した地獄の炎を撃ち出す。
『火事だ、火事だよ、燃えちゃうよ』
懐中電灯はごろごろと転がって火を消し、そのまま光を照らして転がっていく。
「これ以上暴れさせない、大人しくさせるよ!」
跳躍した陽葉が頭上から落雷のように薙刀を突き入れる。雷が伝わり感電した敵の動きが止まった。それでも懐中電灯は光を地面に当て、乱反射させてケルベロス達を遠ざけようとする。
「光なら大人しく……そうだな、オレの輝かしー未来でも照らしとけよ!」
突っ込んだレンカが魔力から聖槍を生み出し、正面から光を貫いて電球に突き刺した。
「輝くのが……お前だけだと思うなよっ!」
輝凛の全身から金色の光の粒子が放出し、髪と目も金色へと変わる。大きく跳躍すると、渾身の力を込めてハンマーを叩き込んだ。衝撃に胴体が歪み、懐中電灯がくの字になった。
「そのまま粗大ゴミに出してやる」
更に九十九が大剣を叩き付け、開いた蓋から電池が飛び出した。
『チ、チカッ……ピカピカッ!!』
光を弱らせながらも、懐中電灯は懸命に光を発し続け、残った力を出し尽くすようにその場でスピンしながら光量を上げた。
「俺が防ぐ! アリエータ、リビィ、きっちり片付けてやってくれ!」
自らを奮い立たせたトライリゥトが前に出て、その身を盾にして焼けるような光線を遮った。背後からセイも属性を分け与えてそれを支える。
「あなたの行き先は、この霊たちが案内してくれます」
アリエータの周囲から現われた霊が誘うように敵に絡みついた。懐中電灯の動きが鈍る。
「そろそろ決着と行きましょう」
そこへリビィが光の翼を羽ばたかせて空に舞う。空中を自在に動き回り、腰アーマーから砲身を伸ばして撃ち込む。そして一気に接近すると手にした剣を突き立てた。
「去れ。貴殿は祈りの場を踏み荒らした。償わねばならない」
グレゴリーが間合いに入った瞬間、腕が見えぬ速度で動く。そしてそのまま敵に背を向けた。懐中電灯がその背に光を当てようとすると、その体に幾筋もの傷が走り、あっという間にバラバラに分断された。
『チ、チ……カッ、チ……』
弱々しい光が点灯し、やがて消え去り懐中電灯は動かなくなった。
「よっしゃ! 大・勝・利だぜ!」
それを確認し、トライリゥトは歯を見せてにっこりと笑うと、皆も緊張を解いて勝利の掛け声を上げた。
●怪談の正体
戦い終わったケルベロス達は荒らされた墓地にヒールを掛けて修復していた。
「これで修理完了だな。ふっ、オレの優しさに故人らも感動してる事だろーぜ」
茶化しながらもレンカはしっかりと周辺を片付けていた。
「少しだが掃除もしておいた、これで元よりも綺麗になったんじゃないか」
九十九は集めたゴミを墓場の外へと移動させていた。
「ご迷惑をおかけしました」
「すまねぇな、なるべく荒らさないよう戦いたかったがよ」
アリエータは墓に向かって一礼し、隣でトライリゥトも手を合わせる。その肩に降り立ったセイも神妙そうに目を閉じた。
「安らかに眠れ」
グレゴリーが目を閉じて死者達の冥福を祈る。
「……墓、か……。オレもたまにはお師に顔でも見せに行ってやっかなー」
亡くなった師の事を思い出し、レンカはしんみりしそうになるのを避けるように明るく言った。
「静かになると雰囲気が……もう帰ろうよ、ダモクレスの方が恐くなかったよ」
しんと静まり返った墓地に、輝凛はホラー的なものを感じて早く帰ろうと急かす。
「もう夜も遅いし、帰ろっか」
正反対に陽葉は周囲の雰囲気を気にする事もなくあっけらかんと頷いた。
「日本の夏にはこのようなモンスターが現われるのですね。肝試しとは恐ろしいものです」
そんなボケた感想をリビィが本気で言うと、そんな訳ないと仲間達がツッコミを入れた。
「ええっとですね。肝試しというのは……」
アリエータがなんと説明したものかと首を傾げ、ケルベロス達は怪談話をしながら夜道を帰っていった。
作者:天木一 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
![]() 公開:2016年8月25日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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