マーメイドライン

作者:絲上ゆいこ

●歌う人魚
 ――それは美しい歌だと言う。
 冴え冴えしく晴れ渡る空は青く、波のさざめく音ばかりが響く。
 丁度木陰になっている岩場に一人の男が腰掛けていた。
「この地域に残るお伽話――、人魚はこの海岸に現れたと言われている」
 手元の資料に視線を落としながら、芝居がかった口調で男が呟く。
「男の姿を見かけた人魚はそれは美しい歌を口ずさみ、聞き惚れた男は足を滑らせて海に落ち、溺れてしまった」
 視線を海に写した男は、慎重に水面を眺める。
 もう、資料の内容は頭に入っているのだろうか。そのまま彼は呟き続けた。
「溺れる男の横で人魚は言う。貴方を私の物にしたい、一緒に居て欲しいと。思わず頷いた男は――」
 男の言葉がぷつりと途切れた。
 しかし、それは彼の意思で途切れた訳では無かった。
 次の言葉を口にしようとした男の胸に、巨大な鍵が生えたのだ。
 心臓を穿つ鍵は彼に傷一つ与えず、その意識だけを奪う。
「私のモザイクは晴れそうに無いけれど、――あなたの『興味』にとても興味があります」
 彼の背後でパッチワークの魔女が一人。
 ――第五の魔女・アウゲイアスは可笑しそうにクスクスと笑った。
 
●誘う人魚
 アトリ・セトリ(緑迅疾走・e21602)がヘリオライダーより託された資料を片手に、皆の前に立つ。
「自分が調査を頼んでいた、歌で人を魅了する人魚への『興味』が奪われる事件が起こってしまったようだよ」
 資料に描かれている敵は、足先が魚の尾と化している美しい少女の姿だ。
「事件を起こしたドリームイーター、……アウゲイアスはもう立ち去っているようだけど。――奪われた『興味』から生まれたドリームイーターが、好みの男の人を歌で魅了して、自分の物にしようとしているようだね」
 自分の物にする。
 ――海の中で人は生きられはしない。
 海の美しい歌声に魅了された男たちは、海へと引きずり込まれそのまま溺れて死んでしまい、人魚の物とされてしまうのだと言う。
「人魚は『一緒に居てくれるか』と尋ねてくる様だが――、了承しまうとそのまま海に連れて行かれてしまうらしい。断るとそれ以上は何もしないで海へと消えてしまうらしいけれどね」
 歌声に魅了された男たちは彼女と一緒に居たいと願い、次々に姿を消してしまった。
 ――と言う地域に残るお伽話を模して、ドリームイーターは行動するようだ。
「ドリームイーターを誘き出すには、彼女好みの男の人の格好をして海岸を歩くと良いようだよ」
 しかし、どのようなタイプが好みかまでは解らない。
 様々な男性を演出して誘き寄せてから、敢えて問いに了承する事で海へ引きずり込もうと近づいた人魚を撃破すると良いだろう。
「戦闘に入ってしまえば、了承した人を連れて帰るまで逃げる事は無いみたいだよ、……戦闘方法は、バッドステータス付与を得意とするようだね」
 資料を読み終えたアトリは一呼吸。
 ケルベロスたちを見渡した。
「噂を糧に命を刈り取ろうなんて気分の悪くなる話だね。ドリームイーターの思い通りにさせてあげる義理も無いよ、被害者が出る前に倒してしまおう」
 羽根を広げたウィングキャットのキヌサヤがアトリの肩へと飛び乗り。同意するかのように、にぁと鳴いた。


参加者
朔望・月(欠けた月・e03199)
ガロンド・エクシャメル(愚者の黄金・e09925)
紗神・炯介(白き獣・e09948)
翡翠・風音(森と水を謳う者・e15525)
ルル・キルシュブリューテ(ブルーメヘクセ・e16642)
アトリ・セトリ(緑迅疾走・e21602)
風神・百太郎(風に吹かれて・e23379)

■リプレイ

●メロディ・ライン
 静かに響く潮騒に、眩しい日差し。
 今回の相手は被害者から奪われた『興味』から生まれた、
 人魚の歌声で好みの男性を歌で惑わし、その生命ごと自分のものにしようというドリームイーターだ。
 ケルベロスたちは3チームに別れて、それぞれタイプの違う男性を装いながら海岸沿いを歩いていた。
「人の興味は尽きないものと言うけれど……」
 ――『興味』を奪う被害は止めなくては、ですね。
 ヘアゴムで一つに纏めた碧色の髪に、落ち着いた色のカーディガン。
 草食系男子をイメージした着こなしの翡翠・風音(森と水を謳う者・e15525)の足元には、ボクスドラゴンのシャティレが寄り添う。
「興味を持つという事は素晴らしい事ですけれどね」
 肩を竦めると、束ねた黒髪が潮風に揺れる。
 柔らかい笑みを浮かべた女性――いや、男性だろうか。
 中性的な印象を受ける装いのレティシア・アークライト(月燈・e22396)は、しっかりとした作りの革靴で岩場を歩み。
 その後ろをウィングキャットのルーチェがゆっくりと追う。
「でも、たしかに美しい歌声ならば聴いてみたいね。……海に引き込まれるのはごめんだけど」
 普段よりも少し低めの声音。風音が肩を竦めて、少しだけ笑った。
 風音のこなれた男装と、レティシアの中性的な印象を受けるメイク。
 2人の変身っぷりにアトリ・セトリ(緑迅疾走・e21602)は、横を歩きながら内心感嘆していた。
 普段からお洒落に気を使った事が無いアトリとしては、皆の変貌ぶりは驚くべき事だ。
「しかし、今日はいい天気だね」
 彼女が身につけている衣装も、勿論男性物のジャケットにデニムズボンだ。
 2人ほどうまく変身できていないかもしれないけれど。この日の為に練習した爽やかな笑顔を浮かべる。
 その時。
 ウィングキャットのキヌサヤが肩にその身体を収めてから、耳をぴんと立てた。
 ――心の奥が揺さぶられるかのような、美しい歌声が聞こえた気がした。
「……歌、かな」
 風音が水面に視線を走らせ、ピンと耳を立てた翼猫たちが一点をじいと見つめる。
「あ、あそこ」
 アトリが指差す先には、海より身体を覗かせる何者かの姿があった。
 遊泳禁止の海だ。マナー違反の一般人で無い限りは――。
「!」
 彼ら、否――彼女たちと視線が合った瞬間。
 その影は魚の尾を翻して海の底へと沈んだ。
「……どうやら、お好みじゃなかったようですね」
「うーん……、他の班に期待だね」
 レティシアが肩を竦めながら携帯電話を取り出すと、仲間へとコールを鳴らす。
 人魚が消えた海を、アトリは暫く眺めていた。
「――了解」
 インカムマイクに告げた紗神・炯介(白き獣・e09948)はルル・キルシュブリューテ(ブルーメヘクセ・e16642)と視線を交わす。
「B班は歌を聴いたが、人魚は海に潜ってしまったそうだ」
「そっかー……。じゃあ、こっちにも来るかもしれないね」
 カッチリと着こなされた紺色の着物が、大人の魅力を感じさせる炯介。
 対照的に、デニムとシャツと清潔感のある可愛らしい印象の男装をしたルル。
 2人で並んでいると、保護者とその子供と言った印象だろうか。
 草鞋で地を確りと踏みしめ。
 憂いを帯びた眼差しを炯介は水面へと向ける。
 ――人魚と聞くと、否応無く思い出してしまう。未だ姿をくらましたままのホワイトメロウ。
 自ずと険しくなる視線。
 その時、さざなみに甘い旋律が混ざった。
 ヤドカリを追いかけていたテレビウムのイコがぴょんと跳ねて、ぐるーりと周りを見渡す。
「イコちゃん! 炯介くん、……聞こえる?」
 遠くより響く歌声。
 そしてルルの声と共に、同時に響いた携帯電話のコール音。
 インカムに指を当てた炯介は肩を竦めて、瞳を細めた。
「残念、僕たちは振られてしまったようだね」

●ローレライ
 ――黄金竜も、人魚も本質的には似ているのかもしれない。
 黄金竜は、その宝と金の鱗で。
 マーメイドは、その美貌と歌で。
 人を惑わし、誘い、陥れる。
「ま、惑わされるのもある種幸せなのかもしれん」
 夢うつつのまま死ねるのだから……、――僕にはその気はないけれども。
 今日の為に、男性誌を頭に叩き込んだかいもあり。竜派を全面に押し出したワイルドなファッションはガロンド・エクシャメル(愚者の黄金・e09925)によく似合っている。
 人魚と自らの一族を重ね、嘆息したガロンドは瞳を伏せた。
「こういうのも何だか新鮮で、楽しいですね」
 ガロンドの気持ちを知ってか知らずか。紐の付いたスケートボードを引き、ストリートファッションに身を包んだ朔望・月(欠けた月・e03199)は人懐っこく笑う。
「……!」
 スケートボードの上に乗ったミミックのアドウィクスにもたれ掛かるようにしていた、主人と同じく男装に身を包んだビハインドの櫻が突然立ち上がった。
 甘い、甘い歌声が聞こえる。
 歌声の先には、海より上半身を覗かせる女性が居た。
「おねーさんこんにちは! いい海日和ですねー!」
 すいすいと泳いで岩場に腰を掛けた人魚に、月が大きく手を振って挨拶をする。
 顔を上げた人魚は、風神・百太郎(風に吹かれて・e23379)と目線が合った瞬間。
 照れたようにはにかんで更に旋律を奏でだした。
「……どうやら、俺をご指名みたいだな」
 これが魅了の歌だろうか。
 くらくらと甘く靄がかかったような頭。
 誘われるような、浮足立った足取り。
 百太郎が横に来た途端。尾を水面に浸した体勢で岩場に腰掛けたまま、人魚は彼の首筋へと腕を回した。
「ねえ、あたし、アナタのこと気に入っちゃったわ、……あたしとずっと、一緒に居てくれる?」
 引き寄せられた耳元に囁く、とろけるような甘い声。
 彼女の腰を引き寄せると百太郎は笑った。
「……君が一緒に居てくれるなら、俺も君と共にいよう」
 その瞬間。
 百太郎の首筋に回された腕に、その細腕からは想像できない程の力が篭もった。
「ただし、海の中ではなく――」
 ギャリと岩と靴底が噛み。アドウィクスが主人のジャケットへと飛びつくが、ゆっくりと海へと引き摺られゆく身体。
「君が陸にあがるんだ、マーメイド」
 1人で足りないのならば、もう1匹。
 それでも足りないなら、もう1人。
 言葉を接ぎ、2人の身体を引き上げたのは黄金竜の腕だ。
「さて、被害が出る前に阻止させて貰おうかな、――……裁いてみせろ!」
 百太郎に抱きついたままの人魚に、ガロンドが至近距離から放った砲弾は死霊そのものだ。
 強い恨みを持った死霊に取り憑かれ、人魚は歯を剥きだしてガロンドを睨めつける。
「や、色男くん。随分と愛されているみたいだね」
 駆ける銀光と、炯介の声音。
 月光の一撃が人魚だけを正確に掬い上げ、百太郎と人魚を無理やり引き剥がす。
 軽口を叩きながら注意深く日本刀を構え直した炯介は、人魚を鋭く見据えて肩を竦めた。
 続いて真昼の地上に奔ったのは、星座の光。
「間に合ったー、かなっ! 百太郎くん大丈夫っ? さあ、イコちゃんいくよ!」
 イコの応援動画と共に、ルルが翳したゾディアックソードより溢れた星光が前衛に加護を与える。
「大丈夫です、タイミングもばっちりでしたよ」
 月の縛霊手が展開され、祭壇から大漁の紙兵が吐き出される。
 踊るように跳ねた櫻は、紙兵の間を縫い。その姿が一瞬で掻き消え、次に現れたのは人魚の背後だ。
「!」
 しかし、人魚もやすやすとやられてはくれない。
 背後の気配に身を捩り、勢い良く尾を跳ねさせる。
「にゃっ!」
 鎌じみた動きで尾が振り下ろされる前に、落下に近い勢いで飛んできた翼猫のルーチェがその身を割り入らせて櫻を庇う。
 その間合いを斬り裂くように。
 切り立った崖を蹴り上げて、降ってきた白い影は人魚の退路を断った。
「申し訳ございません、お待たせ致しました」
 落下の重力もそのまま、全ての力を叩き込む。
 レティシアは流れるような美しい動きで、重力と星の加護を纏った蹴りを放ち。重ねる形で櫻のビハインドアタックが叩きつけられた。
 両手に構えた妖精弓を束ね放たれる巨大な矢は、神々をも貫くと言われる漆黒の矢だ。
「あなたの歌声に興味はありますが、――被害を出そうというのなら別です」
 人魚を貫いた風音が瞳を細め、シャティレがぴょこりと飛び跳ねて属性インストールを行う。
 その背後に加護を纏った爆風が弾けた。
「ここで倒させてもらうよ、マーメイド」
 錆びついたリボルバー銃を片手に構え。アトリは人魚を見下ろした。

●ヨナイタマ、ヨナイタマ
 雲は流れ、潮風に鉄の臭いが混じる。
「……く」
 片手でこめかみを押さえて膝を折ってしまったアトリに、すかさずドララが癒しを与える。
「……っ、は、……ありがとう、――裂けろ幻影」
 顕現した赤黒い影は、舞うように空を跳ねる。
 その影に隠れるように地を蹴るアトリの動きに合わせて、挟み打つ形でに岩を蹴り跳ねたレティシアのアームドフォートが軋み、主砲の角度を合わせる。
「痛いですよ、少しだけ」
「塵も残さず朽ちて逝け!」
 一斉に放たれた主砲は、人魚が尾で叩きおとす速度よりも早く。逆方向から放たれた影の刃を纏ったアトリの蹴りと共に身を引き裂く。
 ――8人のケルベロスとと7体のサーヴァントたちは、着実に人魚を追い詰めてだしていた。
「……この矢は、貴方を害さない!」
 ルルの周りに連翹の花びらが散り、顕現したのは巨大な矢。
 花守の放つ矢は、仲間たちに集中力を高める加護を与え。
 そして希望を与える力となるだろう。
「そしてー! いっちゃえ、イコちゃーん!」
 一つに纏めた桜色の髪を跳ねさせたルルの声に合わせて、その手に持った凶器をイコは矢のような速度で振るう。
 人魚は尾で凶器を受け止め、ウロコと凶器が軋む音が響く。
「っふ!」
 なんとか競り勝ちイコを弾き飛ばした人魚は、じりじりと後退しながら身を低く構える。
 多勢に無勢、落ちた体力は一人で癒しきれるものでも無い。
 ガードなんてお構い無しに踏み込んできたガロンドに一気に詰められる間合い。
 両手に携えたゾディアックソードに、星の光が満ちた。
「……はああッ!」
「合わせます!」
 ガロンドの噛み締め押しつぶした気合の吐息に、月の声が重なる。
 天地を揺るがさんばかりの超重力が十字に走り。
 ガードの上から無理やり貫く一撃に、氷結の螺旋が弾けた。
 シャティレがブレスを吐き、眉を寄せて歌い出した人魚の歌に重ねるように風音は歌う。
「大地の鼓動を、あなたに伝えましょう。……もう、眠りなさい。安らかに」
 大地を荒らす者への怒りと悲しみ。荘厳で激しい大地の鼓動。
 人魚の歌声と、風音の歌声が輪唱のように重なり。
 どこか哀愁を漂わせる旋律に、人魚は歌をとめた。
「……ぅ、う、……どうして……どうして邪魔をするの」
 歌を止めた彼女は、百太郎へ救いを求めるように視線を泳がせ。ぼろりと大粒の涙を零した。
 くしゃりと歪む表情。
 癒しの涙を溢れさせる人魚は、ケルベロスたちを見上げる。
「あなたは一緒に居てくれるって言ったのに……、ただ、一緒に居たいだけなのに」
 幾ら傷つこうが、彼女の元になった『興味』に沿って彼女は行動する。
 彼を海に連れて帰るまで彼女は帰る事が出来ないのだ。
「――俺は誰でもない俺のもんだ。俺は全てを愛している。……だからこそ一人だけは愛せないし、愛す気もない」
 それは、紛れも無く決別の言葉だ。
「でも、……お前の事も愛している。聞かせてやるぜ! 俺の想いの結晶を!」
 その身を叫びに貫かれ、青い空と海が映り込むほど瞳を見開いた人魚は胸に手を当てる。
「……赦してくれとは言わないよ」
 呟いた炯介の瞳は、酷く鈍く揺らめく。
 ――この力は、大切なもののために。
 走る銀光は、急所を的確に貫いた。
「どう、して……」
 溢れる一筋の涙が、モザイクと化した。
 抑えた胸よりモザイク状に崩れゆく身体を止める術は、もう彼女には無かった。

●シーバード・メロディ
 海鳥が鳴いている。
 人魚だったモザイクは、乾いた砂の山のように風に溶け消え。
 いつの間にか太陽は傾き、空は赤く染まりだしていた。
「ん……、窮屈ですね……」
 纏めていた髪を解いたレティシアは、猫のように靭やかな伸びを一つ。
 ルーチェが伸びが終わった瞬間に肩に飛び乗り、レティシアの首筋に襟巻きのように身体を這わす。
「人魚伝説って、意外と物騒なものが多いんだよ」
 曰く、不吉の象徴。
 曰く、不老不死の薬。
 曰く、人を惑わし攫ってしまう。
 または、泡となって消えてしまう姫だろうか。
 言いながら細く息を吐くと、炯介は乱れた裾を正して眉根を寄せる。
 脳裏に過ぎるのは、桜色の尾の人魚の姿だ。
「美しい歌声でしたものね、……綺麗すぎるものには物騒なものも引き寄せられてしまうのかも、しれませんね」
「惑わすつもりが無くとも、陥れてしまう事もあるかもね」
 シャティレを抱き寄せた風音が頷き、ガロンドが考えこんだように呟いた。
 イコを頭の上に載せたルルが一度跳ねて周りを見渡すと、敢えて元気に言った。
「みんな、もう怪我は平気? みんな無事でよかったよー!」
「そういえば、皆さんとても似合っていましたよね。ドリームイーターだけではなくて、本当に女の人もナンパできちゃうかもしれませんね」
 ルルの調子に合わせるように言った月が肩を竦めて笑うと。
 キヌサヤとドララを載せたスケートボードを引いてぐるぐる回っていた櫻が、解っているのか解っていないのか何度もコクコクと頷いた。
「男装も存外悪くないね。この件が済んだら色々試してみようかな」
 アトリが頷き、普段からもっとお洒落をしてみるのも良いなと付け足す。
 海へと沈みだした太陽。遊泳禁止の海には、ケルベロスとサーヴァントたちの大所帯の影が伸びていた。

作者:絲上ゆいこ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年8月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 1/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 1
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