怪奇、海パンジジイ現る!?

作者:雷紋寺音弥

●廃校の珍不思議?
 深夜、既に廃校となった無人の校舎を、懐中電灯片手に歩く影が。
「見てなさいよ……。今度こそ、噂の妖怪をこのカメラに収めてやるんだから……」
 ライトとカメラを手にした眼鏡の少女が、何やら呟きながら廃坑の階段を上って行く。割れた窓ガラスから月明かりが微かに入り込んで、その足元を静かに照らしている。
「妖怪、海パンジジイ……。確かに、下らない噂かもしれないけど、その目で確かめずに嘘と決めつけるのは、新聞部員として失格だわ」
 そう言って、階段を上り終えた少女が廊下に顔を出したところで、その胸元を唐突に巨大な鍵が貫いた。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
 夜の色に溶け込む漆黒のローブ。色の抜け落ちたような肌と髪。モノトーンの世界から飛び出したようなドリームイーターが呟くと、少女はその場に力無く崩れ落ちる。そして……倒れた少女の傍らには、何故か筋骨隆々の、海パン一丁な姿をした爺さんが出現していた。

●好奇心の代償
「召集に応じてくれ、感謝する。実は、ドリームイーター達に、新たな動きがあったようだ」
 そう言ってクロート・エステス(ドワーフのヘリオライダー・en0211)が集まったケルベロス達に告げたのは、不思議な物事に強い『興味』を持った人間が、ドリームイーターに襲われるとの報。
「被害者の『興味』を奪ったドリームイーターは既に姿を消しているが、奪われた『興味』を元に現実化した怪物型のドリームイーターが、新たに事件を起こそうとしているようだ」
 この怪物型ドリームイーターを倒し、被害者の目を覚まさせるのが今回の目的であるとクロートは告げた。そして、同時に問題なのは、その怪物型ドリームイーターの姿と攻撃方法であるのだとも。
「事件の起こる現場は、既に廃校となった小学校だ。襲われたのは、その小学校に伝わる噂を確かめに向かった新聞部員の女子高生。なんでも……廃墟と化した学校の廊下を、夜な夜な海パン姿の爺さんが空中遊泳しているという噂を聞いて、それを確かめに向かったらしい」
 えっと……なんですか、その噂? 思わず目が点になり硬直する者もいたが、しかしクロートの口から告げられたのは、それにも勝る衝撃の事実。
「敵のドリームイーターは、人間を見つけると『自分が何者であるか』を問いかけ、それに正しく対応できなければ殺してしまう。モザイクの海パンを穿いた爺さんの姿をしていて、濡れた海パンを絡み付けた拳で殴る、海パン型のモザイクを飛ばす、穿いている海パンを肥大化させて相手を飲み込むといった攻撃を仕掛けてくるみたいだな」
 なんというか、色々な意味で恐ろしい攻撃の数々だった。
 ちなみに、ドリームイーターは、自分の事を信じていたり噂していたりする人が居ると、その人の方に引き寄せられる性質がある。これを上手く利用すれば、戦闘に有利な場所に誘い出せるかもしれない。
「元は下らない与太話だったのかもしれないが、放置して死者が出るのも拙いからな。すまないが、早急に現場に向かい、ドリームイーターを撃破して欲しい」
 なんとも頭の痛くなる敵だが、宜しく頼む。そう言って、クロートは改めて、ケルベロス達に依頼した。


参加者
ヴァニラ・アイスル(彩備・e00788)
ミセリア・アンゲルス(オラトリオの自宅警備員・e02700)
分福・楽雲(笑うポンポコリン・e08036)
善田・万造(命のもとから鉄拳治療・e11405)
ラティエル・シュルツ(星詠みの蒼きリコリス・e15745)
カティア・エイルノート(ヴァルキュリアのミュージックファイター・e25831)
鴻野・紗更(よもすがら・e28270)
ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)

■リプレイ

●噂の海パンジジイ
 深夜、誰もいないはずの廃校にて、何やら物を動かすような音がする。
 教室の片隅にバリケードの如く積み上げられた椅子と机。埃で薄汚れた黒板を背に、分福・楽雲(笑うポンポコリン・e08036)どこか興奮した様子で盛り上がっていた。
「夜の校舎ってさぁ、こうワクワクしちゃうよな。しかも怪談話や都市伝説の調査とか、オイラ超大好物なんですけど!」
 ランプの灯りが、ぼんやりと教室を照らしている。だが、彼はまだ知らないのだ。この廃校に出現する都市伝説をベースとしたドリームイーター。通称、海パンジジイが持つ、別の意味での恐ろしさを。
「そう言えば、暑い夏の空中を泳ぐがごとく、浮遊する老爺の姿が見かけられるとか……」
「知ってる~! それで問題なのが、そのパンツがトランクス型かブリーフ型かだけど~……でも、もしかしたらフンドシなのかも~?」
 鴻野・紗更(よもすがら・e28270)の呟きに、ミセリア・アンゲルス(オラトリオの自宅警備員・e02700)が、敢えて尾ひれを付けながら頷いていた。
「海パンジジイ……。よくわからないけど面白そう。見てみたい……」
 日本の妖怪は興味深い存在が多く楽しみだと、どこか期待に胸を膨らませるカティア・エイルノート(ヴァルキュリアのミュージックファイター・e25831)。そんな彼女達の噂話と、妄想に惹かれたのだろうか。
「ホ~ホッホ~ゥ! ア~イム、ストロ~ング!」
 突然、教室の扉をブチ破り、海パン姿のマッチョなジジイがバタフライのフォームで飛び込んで来た。
「へ、変態だ……るぶわっ!?」
 お約束の台詞を叫ぶ暇もなく、楽雲が吹っ飛んで来た扉の下敷きになって潰された。しかし、自らの肉体を魅せ付けるようにして空中遊泳を続けるジジイは、そんなことなどお構いなしだ。
「普通の爺さんだった……。あまり面白くない。残念……」
 ドヤ顔で周囲を泳ぎ回るジジイの姿に、カティアが早くも幻滅した視線を送っている。
 率直に言って、これはない。日本の妖怪といえば、もっと神秘的かつ風流な何かを感じさせる存在のはず。それら、妖怪の魅力とも呼べるような要素が、目の前のジジイには欠片もない。
「変なおじいさんが出たんだねぇ……。都市伝説みたいなものなのかな?」
 少なくとも、由緒正しい妖怪変化の類と呼ぶには相応しくないと、ラティエル・シュルツ(星詠みの蒼きリコリス・e15745)が溜息一つ。
 ちなみに、いつの間にかジジイの遊泳スタイルがバタフライから平泳ぎに変わっていたが、それはそれ。
「お主等に問おう。我は何者じゃ?」
 ドン引きするケルベロス達の気持ちなどお構いなしに、ジジイは無駄に筋肉を強調するようなポーズを取りながら尋ねて来た。
「貴方さまは、海パンを穿いた年かさの男性にしか見えませんが」
「……学校で海パンをはいてる、へんなお兄さんなの」
 まずは、紗更とヴァニラ・アイスル(彩備・e00788)が、見たままの感想を率直に述べた。
「フンガァァァッ!」
 しかし、それなりの配慮をして言ったはずにも関わらず、ジジイは顔を真っ赤にして激昂し始めた。どうやら、望んだ回答ではなかったようである。
「ん~、じゃあ、スイマーで~」
 怒り狂うジジイに向かってミセリアも自分の答えを述べるが、ジジイは聞いちゃいなかった。ならば、もう少し詳細に答えを述べてやろうと、続けてペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)がにやりと笑った。
「クク、そうだな……。深夜に海パン一丁で宙を漂う、頭のねじが外れた老いぼれだな。実際に前にすると愉快だぞ……? ああ、これはいい、我は興味が尽きんよ」
 もっとも、細部まで詳しく感想を述べたところで、本当の名前を当てられたわけではない。案の定、ますます激昂した海パンジジイが襲い掛かって来たが、そこに現れたのは善田・万造(命のもとから鉄拳治療・e11405)。
「ゼンダマンZo参上! 待たせたの♪」
 そう言って、登場と同時に大見得を切ると、軽く肩を鳴らしてみる。が、今日に限っては海パンジジイの毒気に当てられたのか、肝心の肩が上手く鳴らなかった。
「むぅ……。嫌な感じじゃのぅ……」
 それは、己の身体に対しての感想か、それとも目の前のジジイに対しての感想か。
 深夜の教室に展開される、異様な空気とカオスな光景。忘れられた廃校の一室で、誰に知られるともない、海パンジジイとの戦いが始まった。

●海パン、イリュージョン!
「我々ケルベロスも数多の武器を使うが、海パン持ちは流石に居ないからな。お手並み拝見だ……」
 迫り来る海パンジジイを前に、ペルが敵を品定めするような視線を向ける。だが、見た目はアレでも、相手は列記としたドリームイーター。武器や技がフザけていることを除けば、その戦闘力は決して低くはない。
「ハーッハッハァッ! イッツ、イリュ~ジョ~ン!!」
 妖しく腰を振りながら、海パンジジイがモザイクの海パンを飛ばして来た。空中を飛翔する、もぎたての水着! それは運悪く、攻撃の射線上にいたラティエルを直撃した。
「うぅ……。なんか、じっとりしてるんだけど……」
 慌てて避けようとするラティエルだったが、時既に遅し。哀れ、モザイクの海パンが顔面に付着して、のっけから酷い光景に。おまけに、海パン越しにジジイの体温っぽい何かが伝わってきて、思わず精神が崩壊しそうになっていた。
「その世界は、既に終わりが確定した世界だった……」
 ウイングキャットのホワイトハートに牽制をさせつつ、カティアはノリノリで腰を振るジジイを横目に、何やら意味深な言葉を呟いた。彼女の口から語られるのは、世界の終わりを前にした道化師の詩。その不思議な力によって味方の力は強化されて行くが、しかしラティエルの顔に貼り付いた海パンは外れていない。
「この変態ジジイめ! ふよふよしやがって、コンニャロウ!」
 あまりに酷い攻撃手段に、早くもブチ切れた楽雲が氷結の螺旋を炸裂させた。先程、扉の下敷きにされた恨み。その全てを攻撃に込めて、ジジイの身体目掛けて叩き付け。
「海パンだと、なんとなく燃やしたくなっちゃうの……」
 続けて、ヴァニラがドラゴンの幻影を呼び出すと、ジジイの海パンに容赦なく炎を炸裂させる。
「ふむ……。氷と炎、果たしてどちらが有効打に成り得るのでしょうかね?」
 冷静に戦況を分析しつつ、紗更もまた追い撃ちの蹴撃を見舞った。
 紅蓮の軌跡が美しい三日月を描き、夜の校舎を煌々と照らし出す。もっとも、その灯りの向かう先が海パン姿の筋肉ジジイでは、どう考えても幻想的な光景とは程遠かったが。
「んうっ! だ、誰か……これ、取って……」
 そんな中、海パン攻撃を食らったラティエルは、未だに顔面に付着した海パンを引き剥がそうともがいていた。
「……っ! はぁ……と、取れた……」
 見るに見かねて、ボクスドラゴンのシャティエルが自らの属性をインストールしてくれたことで、ようやくラティエルの顔から海パンが剥がれ落ちた。が、海パンの生暖かく不愉快な感触は、未だにラティエルの脳裏にこびりついて離れなかった。
「よくも、よくもあんな攻撃を、この破廉恥!」
 もう、冷静な指揮官ポジション云々などと言っている場合ではなかった。このジジイ、絶対に生かして帰すものか。最初から最大火力全開で、欠片も残さず消滅させねば。
「血の色をした禍を呼ぶ星よ、今ここに幻出せよ、不浄の子が汝の力を求めるだろう。全てを無に還すために、降り注げ!」
 ラティエルの言葉に呼応して、辺り一面に宇宙空間のような幻影が広がって行く。禍々しい血の色をした彗星が降り注ぎ、逃げ惑うジジイの身体を射抜いて行く。
「ところで~、校内は遊泳禁止ですので、すみやかに消えてください~」
 駄目押しに、ミセリアが海パンジジイへ、物質の時間を凍結する弾丸をお見舞いした。さすがに、これは効いたのか、ジジイも手足をバタバタさせながら教室の床に転げ落ちた。
「おお、中々奇怪だ。ならば、海パンを石にしてやろう」
 床の上でゴキブリのようにバタつくジジイへ向けて、ペルが対象を石化する魔法の光を解き放つ。しかし、迂闊に海パンを狙って攻撃したため、股間を無駄に強調した格好で敵の腰が固まってしまい、却って気色悪いことになっていた。
「お主が何者であれ、爺の地位を貶める下品な存在であることは間違いないのぅ……」
 もう、見ているだけでも頭が痛いと、万造が溜息交じりにウイルス入りのカプセルを投射する。もっとも、自己回復能力のない海パンジジイにとっては、単なる攻撃の一つでしかなかったようだが。
「フンゴォォォッ! ここで溺れてなるものかぁぁぁっ!」
 今度は古式泳法のような動きをしながら、海パンジジイが再び空中へと舞い上がる。そのままモザイクの海パンを手に握り占めると、今度は海パンを握った方の手で、強烈なパンチを繰り出して来た。

●海パン、デッドゾーン!
 深夜の校舎で繰り広げられる、海パンジジイとのカオスな戦い。次々と繰り出される変態ナイトフィーバーな攻撃に、ケルベロス達の精神は戦えば戦うほど削られていた。
「ヒィィィハァァァッ! イッツ、ディナ~タ~イム!!」
 モザイクの海パンを穿いた尻を突き出して、ジジイが楽雲に向かい突進して来た。思わず、後退る楽雲だったが、背中に教室の黒板がぶつかったことで、彼の身体を薄ら寒いものが駆け抜けた。
「ちょ、ちょっと待て! 近付くなら、せめてビキニでムチムチのネーチャンに……うわぁぁぁっ!!」
 夜の校舎に響き渡る悲鳴。ジジイの海パンが巨大な口に変化して、楽雲の頭を飲み込んだのだ。
 どこからどう見ても、ジジイの尻から楽雲の身体が生えているようにしか見えない光景。それでなくとも、海パンの中身に顔面が密着していると考えただけで、これはなんというか色々と酷過ぎる。
「動きが気持ち悪い……。ボク、近づきたくない……」
 調子に乗って、ケツをぶりんぶりんと振りまくっている海パンジジイの姿に、カティアは嫌悪感を剥き出しにして呟いていた。だが、尻に捕獲されている楽雲を放置しておくわけにもいかず、とりあえずホワイトハートと共に、彼に向かって回復を飛ばした。
「……ぶはぁっ!? ……はぁ……し、死ぬかと思ったぜ……」
 尻から解放された楽雲が、腐った魚のような目をして言った。どうやら、ジジイの尻と海パンの狭間で、なにやら見てはならない地獄を見たらしい。
「このクソジジイ……。じゃれつきたいんだってさ、応えてやってくれよ!」
 こうなったら、もう一か八かだ。半ばヤケクソになりつつも、楽雲は自身の妖気より燃え盛る狸の炎獣を生み出し、海パンジジイを襲わせる。紅蓮の身体を持った狸は猛々しく吠えると、そのまま敵に飛び掛かり、容赦なく尻に噛み付いた。
「ポォォォゥッ!」
 意味不明な奇声を発し、ジジイが教室の天井まで飛び上がる。そこを逃さず、落下して来るジジイの尻目掛け、ヴァニラと紗更が同時に仕掛けた。
「この敵はなんだか面白いけど、ちょっと御下品すぎなの!」
「微力ながら、わたくしもお手伝いさせていただきましょう」
 信じる心が転じた魔法が、螺旋を込めた掌の一撃が、それぞれジジイの尻を穿つ。再び床に転げ落ちる海パンジジイ。そこへラティエルが飛び掛かり、手にしたナイフでジジイの背中を滅多刺し!
「許さない……絶対に許さないんだから!」
 最初に海パンを顔面に付着させられたことが、余程腹に据え兼ねたらしい。ナイフが突き刺さる度にジジイの叫び声が校舎に響くが、そんなことなど今の彼女には関係ない。
「ぐふぉっ……こ、これは強烈……」
 ボロボロになった海パンジジイが辛うじてラティエルから距離を取ったが、今度はシャティエルの放ったブレス攻撃にやられ、更に傷口が開いてしまったようだ。
「そもそも空中は飛ぶものであって~、泳ぐ所じゃありません~」
 翼を広げて軽く舞い上がり、ミセリアが擦れ違い様に敵を斬る。既に敵は満身創痍。ならば、決める機会は今を除いて他になく。
「中々やるな、老いぼれよ。だが、そろそろ墓の下に行く時間だ」
 バスターライフルより中和光線を発射し、ジジイの火力を低下させるペル。海パンジジイも逃げようと抗うが、それを見逃す程ケルベロス達は甘くない。
「同じ爺として、何となくお主は許せんのじゃ! 覚悟せい!!」
 最後は、オウガメタルを全身に纏った万造の拳が、真正面から敵の身体を貫いた。吹き飛ばされた敵の身体は教室の片隅に固めてあった机に激突し、そのまま霧のように消滅した。

●噂を求めて
 戦いは終わった。海パンを武器にするドリームイーターを撃破し、ケルベロス達は改めて、廊下に倒れている少女を介抱していた。
「夜中にこんなとこで寝てると、海パンジジイに、海パンの国に連れて行かれちゃうかも~」
 何気に恐ろしいことをサラッと口にしつつ、ミセリアが少女を揺すって起こした。意識が戻ったばかりの少女は状況が掴めていないようだったが、そこはヴァニラがフォローしていたので問題ない。
「お嬢ちゃん、真のジャーナリストを目指すなら、一人のLAWヒーローを追い続けるのも良いぞ! わしを取材するなら、いつでも言って下され♪」
「ヒーローですか? それなら、私も皆さんの戦っているところを、このカメラに収めてみたかったです……」
 万造の言葉に、どこか名残惜しそうな口調で呟く少女。しかし、今宵の敵の攻撃手段を考えると、正直なところ笑えない。あんな敵の攻撃を食らっているところを写真にでも残されたら、それこそ永遠の黒歴史だ。
「と、とりあえず、夜道は危ないから送って帰るよ。今、事件が相次いでるから、好奇心猫を殺すにならないようにね」
 主に顔面をウェットティッシュで拭きながら、ラティエルが話を強引に終了させた。
「まあ、確かに帰り道で変質者に襲われたら堪んねぇしなあ……」
 賛同する楽雲。それこそ、あの海パンジジイのような存在が、今度は現実の人間として現れる可能性も皆無ではないと。
 願わくは、あんな変態が二度と再び出現しませんように。そんなことを思いつつ、ケルベロス達は古びた校舎を後にした。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年7月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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