月見ノ兎

作者:公塚杏

●月光の兎
 美しい月が輝く夜。
 ススキの揺れる野原は、日暮れ時には美しい黄金色に輝くのだろう。けれど今は月明かりを浴びて、夜闇の中幽玄な美しさを作り出している。
 ざわりと風が吹けば一斉に揺れる穂。そんな、美しい情景の中に佇む少女が1人いた。
「大きな兎、今日はいないのかなあ?」
 少し肌寒さの感じる風が肌を撫でるのを、どれほどの時間感じていただろか。時間の感覚が失われていく中、目に映る景色が変わることは無い。
 月から生まれた兎が、ススキ野原に現れる。
 興味を惹かれて訪れてみたけれど、ただの噂だからと諦める事は何故か嫌だと思う。だからあともう少しだけ――そう小さな声で呟いた時。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『興味』にとても興味があります」
 フードを被った人――第五の魔女・アウゲイアスが、突如現れると同時に鍵を用い少女の心臓を一突き。すると彼女が夢見ていた、大きな白い兎が現れる。
 その兎は倒れる少女の傍らで。ひくひくと鼻を動かしつつもどこか寂しそうに、輝く秋の月を見上げていた。

●焦がれる月に
 不思議な物事に強い『興味』を持ち、自分で調査しようとした人がその想いを奪われてしまう事件。数多く起きている事件だが、今回もその話だと笹島・ねむ(ウェアライダーのヘリオライダー・en0003)は語る。
「今回現れるのは、ぴょんぴょん! な兎さんです!」
 お月見が近いからだろうか。広いススキ野原に現れるのは、巨大な真っ白兎。お団子のようにもちもちのボディに、ごまのような真っ黒のつぶらな瞳を持っているらしい。
 もちもちボディはなかなか頑丈で、少し攻撃が通りづらいが魅惑的。ほんのり温かく、ほどよい弾力は全身で抱きつけば癒されるだろう。
 最終的に対象を倒すことが出来れば、戦い方は各々の自由。攻撃力はさほど高く無いので、その感触を体験してみるのも良いかもしれない。
 自身の噂をしていたり、信じている人へ引き寄せられる性質があるので、その辺りを考えれば誘き出すことは難しいことではない。
 月の綺麗な夜。広いススキ野原に佇む兎――彼が何を考えているかは分からないが、その辺りを想像し、物語を紡いでも良いだろう。
「兎さん、さびしいんでしょうか? でもでも、人を怪我させたらダメなのです!」
 だから、お願いします! ねむは小さな手を握り締めて、期待の言葉を掛けた。
 ――せっかく綺麗な月夜だから。お月見をしても良いかもしれないと付け足しながら。

 月に焦がれる、ひとりぼっちの月兎。
 彼はいつだってぬくもりを求めて。ひとり寂しく泣いている。
 そんなお話も、あるらしい。


参加者
ゼレフ・スティガル(雲・e00179)
修月・雫(秋空から落ちる蒼き涙・e01754)
リィンハルト・アデナウアー(燦雨の一雫・e04723)
シャルロッテ・ルーマン(深淵の咎・e17871)
緋・玉兎(天才たまちゃん・e22809)
アーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)
エイル・サダルスウド(星愛ディーヴァ・e28302)
シャルトリュー・ハバリ(見習いメイド・e31380)

■リプレイ

●噂の月兎
 月夜に揺れる、ススキの穂。
 風が吹けば重なる穂が音色を奏で、零れる月明かりに照らされ青白く輝く。
(「日本の美――って感じだなあ」)
 美しいその光景を眺め、ゼレフ・スティガル(雲・e00179)は思わず息を呑みそんな事を考えた。神秘的に輝く穂が、まるで光り輝いているかのような錯覚を覚える。
 ――辺りには、何も異変は無い。
 ケルベロス達は、ススキの奏でる音色に耳を傾けながら。敢えて危険を呼び寄せるように、口を開き語りだした。月光の中現れる、真白の兎の話を。
「ね、ね! ロッテは聞いたのよ」
 輝く月に兎が住んでいる――そんな話をゼレフが月を見上げつつ思い出していれば、最初に口を開いたのはシャルロッテ・ルーマン(深淵の咎・e17871)だった。楽しそうに子猫のような青い瞳を輝かせ、想いを跳ねるような声色に乗せて兎の噂を零しだす。
「夜、ススキ野原で一人ぼっちのうさぎに声かけたら、寂しがりのうさぎは月に帰っちゃうんですって」
 それはまるで、古来より伝わる月のお姫様のように――切ないお話を甘い声で語る。
 月と兎を切り離せないのは、寂しそうな眼差しのせいか。緋・玉兎(天才たまちゃん・e22809)が語るのも、関係性のあるお話。けれどシャルロッテと違うのは。
「こやつは月にどうしても会いたい者がおるようじゃ」
 それが家族なのか、恋人なのかは分からない。けれど逢いたくても逢えない。そんな辛さを胸に、涙を滲ませ兎は月を眺めていると云う噂話。その辛さが分かると、語る彼女の瞳にも涙が滲んでいる。――どこか似た名前を持つせいだろうか。
「仲間のいる月に戻りたいあまり、焦がれすぎて真ん丸になっちゃったんすかねえ」
 玉兎の語りを聞きながら、ゼレフは思わず言葉を零す。肌を撫でる秋の冷えた風が、独りの寂しさをより一層強くする。そんな気がして、つい自身の腕を撫でていた。
「んーっと、私が聞いたのは~……」
 ぽつりと零された彼の言葉に耳を傾けた後。アーシィ・クリアベル(久遠より響く音色・e24827)は口元に指を当て思考を巡らす。彼女の耳にした噂は、月の王子様に恋した兎。
 恋をしたけれど、王子様に恋することは許されなかった。兎は、罰として遠い地球へと送られたけれど、気持ちは変わらない。どうか私に振り向いて――その想いを胸にお団子を供えるけれど、彼は気付かないまま月にその姿を映す。
 そんな、遠く悲しい物語。
 最後の締めくくりがどうだったか、思い出せないと首を傾げるアーシィ。けれど彼女は夢見るように、兎を思い浮かべる。
「私はこのくらいの大きさの兎さんだったらいいな~!」
 大きなぬいぐるみでもあるかのように、両手を使い表現する。その仕草に、くすりと笑みをシャルトリュー・ハバリ(見習いメイド・e31380)は浮かべた。大きな兎が、楽しみなのは彼女も一緒。だから同じ想いの仲間がいることが嬉しい。
 そんな彼女の聞いた噂話は――。
「お月様からやってきた、大きな兎さん。しかし、どうした事でしょう。憧れの蒼い星にやってきたのはいいものの、彼の友達は誰も居ませんでした」
 蒼い星に住む兎さんは、彼よりもずっとずっと小さかったのです。だから彼は、真ん丸な夜空に浮かぶお月様――故郷を見る為に、見晴らしの良いススキ野原にいるのです。
 物語を読み聞かせるように語るシャルトリュー。最後に、冗談めいて笑ってみれば、仲間へとその笑みが移っていく。
 今まで、仲間の噂話を興味深げに聞いていた修月・雫(秋空から落ちる蒼き涙・e01754)も、最後にと口を開く。彼の聞いた噂話は空に浮かぶ月の化身。
 人に触れ合いたい、友達が欲しいと強く思ったお月様は、自身の分身でもある兎を作って地上に送っている。でもそれは、今日のような月が綺麗な夜にしか行えない。
「月の魔力が高まる時にだけ行える奇跡なんです」
 輝く月を見上げて、雫は語る。お友達になりたいと願うかのように。

 ――何が本当かは分からない。
 噂話は、広まればそれだけ形を変えていくものだから。
 けれど目の前に現れた兎は、確かにどこか寂しげに。黒い瞳を潤ませていた。

●真白の魅惑
「うわあ……、こんなに大きいんですか」
 目の前に現れた巨大な兎。じっと見上げながら、雫は思わず言葉を漏らしていた。彼の呟きが聞こえているのかいないのか。月兎は大きな耳をぴくぴくと動かすが、どっしりとその場に構えるかのように微動だにしない。
「これならうさぎを見たいと思っている人がいてもおかしくないですね」
 納得したように頷く雫。彼が言うように、楽しみにしていた人物は仲間にもいるようで。
「わ、わあ……!」
 きらきらと大きな瞳を輝かせるリィンハルト・アデナウアー(燦雨の一雫・e04723)。彼は以前、大きな兎と戦った事があるけれど。あの時は戦いに必死で戯れる事が出来なかった事を思い出す。――だから今回は目一杯抱きつきたい。けれど本当に良いのだろうか。そう悩むように、瞳を泳がせれば。
「っきゃーーーー!!!! かわいい!! とってもかわいいわ!!」
 大きな声を上げ、真っ先に駆け出したのはシャルロッテだった。ぎゅっと身体全体を使って抱きつけば、更に声を上げている。
 シャルロッテにぎゅっとされても、月兎は動じていない。ごまのような瞳を少し潤ませ、口元を動かしながら月を見上げた。――そんな彼に、エイル・サダルスウド(星愛ディーヴァ・e28302)は遠慮がちに近付く。
 きらきらと、月の光を浴びて輝く瞳。恐らく美しい月が映っているのだろうが、大きすぎてその様子を見ることは出来ない。
「うさぎさんはもしかして月の都の住人さん?」
 知人に読んで貰った物語を思い出し、彼女は囁くように尋ねた。ぴくりと動かす耳は反応を返しているようにも見えるけれど、真実はどうなのだろうか――。
「……ちょっとだけ。ギュってしてみてもいい?」
 相変わらず尋ねても返事は返ってこないけれど、その身体一杯に抱きつけばふんわり温かく、ほどよい弾力が身体全体に伝わってくる。その心地よさに、エイルは思わず星の瞬きを宿す瞳を細め、更に更にと強く望んでしまう。
 そんな彼女を見て、少し羨ましくリィンハルトは思う。今回は我慢なんてしなくていい。思いっきり月兎の温もりを感じて良いと、確認するように頷くと仲間に倣い駆け出した。
「一緒にあそぼっ」
 夜闇に浮かび上がる白い髪を風に躍らせながら、彼はタックルするように勢いよく抱きついた。ふにっと、返る感触は普通とは違う弾力感。そのもちもちっぷりに、思わずリィンハルトの頬が緩んでしまう。
 彼の勢いに、月兎も気付いたのだろうか――ちらりと視線を移すと、ぴょんっとその場から勢いよくジャンプをした。まるで戯れるようにも見えるけれど、圧倒的な体格差によりそれは脅威でもある。
「あぶなーい!」
 不意をつかれたリィンハルトを庇うように、アーシィが飛び出す。攻撃を受けるというよりも、受け止めるように両手を広げて歓迎ムード。月兎もまるで飛び込むように勢いよくダイブをし、アーシィの身体を踏み潰すが――そのもちもち感に満たされて、彼女はどこか幸せそうだった。重量は相応にあるけれど。
 踏み潰されて身動きが取れない彼女を助けるように、エイルは追いでと手拍子をして合図を送る。ちらりと視線を動かした月兎は、じゃれるようにぴょんっと跳ねた。
「……もちもちダイブ、避けたくないですよね!」
 シャルトリューがアーシィを助け起こしながら、同意の言葉を掛ければお互いに笑い合う。初めての感触はまだまだ足りない。だから兎に向かってまっすぐに駆け出す。
 そんな彼女の身を案じるように、ゼレフは小さく笑んだかと思うと、すぐに唇を結んだ。
「お静かに」
 呪文を唱えれば、彼の指先を炎に宿した古霊が舞う。その熱がアーシィの身を包めば――それは祝福をもたらした。
 跳ね寄った月兎を抱きしめるエイルはとても幸せそうで――優しく、愛を伝えるようにその頬を撫でれば、月兎は心地良さそうに瞳を細めている。
 可愛い……そう想って微笑めば、彼女の身体に頭を摺り寄せ、ボクスドラゴンのサダルメリクが何かをアピールしていた。
「……うにゅ? メリクったら。ヤキモチ?」
 小首を傾げ尋ねれば。彼女の周囲をくるくると回り、小さく鳴くサダルメリク。そんな彼の様子が何よりも愛らしくて、優しく頭を撫でる。
 エイルがパートナーとの絆を確かめ合う中、シャルロッテはまだまだはしゃいでいた。
「かわいい……すごくかわいい……」
 ぎゅっと全身で抱き付きながら、そのもちもちの身体を撫で撫で。するりとした触り心地と弾力があまりに魅惑的で、触れた手がなかなか離せないでいる。
「う、うちに来る……?」
 思わずそんな言葉が飛び出してしまうほどだけれど、ダメだと分かっているからすぐに首を振る。でも、じっと見つめれば寂しそうに潤んだ瞳の月兎が――やっぱり連れて帰りたいと、そんな葛藤を繰り返す横で。
「実は人参も持ってきてみたのですが……食べません、かね?」
 シャルトリューが持参した、1本の人参を取り出してみる。顔付近で人参の存在を知らせる為、動かしてアピールしてみると、興奮したようにその鼻をひくひくさせる月兎。そっとその口元に運んでみると、ぽりぽりと音を立てて食べだした。
 その様子もまた愛らしい。和むように、ふわりと少女達は微笑んだ。
「今度はこっちにおいで!」
 食べ終わった頃合を見計らって、アピールするようにどん! とタックルをリィンハルトがすれば。月兎の気が移ったようで彼に向かって飛び跳ねる。広いススキ野原を、追いかけっこをするようにくるくると回るリィンハルト。ひらひら舞う白い彼らを眺めながら、ゼレフは勇気を出して進み出た。
「僕は何故か小動物と相性悪いんだけど……ちょっと触っても構わない?」
 ゼレフの言葉に、大丈夫だと思うと頷くリィンハルト。少し緊張しながらゼレフが手を差し伸ばせば――興奮したようにその場で、だん! と大きな足音を月兎が立てた。
 慌てて手を引くゼレフ。何故だろうと首を傾げるけれど――彼の手に握られた武器が、月夜に輝く様を見て仲間からそれのせいだと教えて貰えば納得したように頷く。
「ごめん、悪気はなかったんだけど――怒ってる?」
 申し訳なさそうに、彼は言葉を零した。ぴくりと動く月兎の耳は彼の言葉に耳を傾けているようで、許してくれたのだろうかと不安が過ぎる。
 怖々と手を伸ばしてみれば、その手に温もりが伝わってきた。めったに味わうことの出来ない感触に、つい笑みが零れてしまう。
「よし、今の忘れないでおこう」
 確かめるように手を握り締め、喜びを零すゼレフ。――先ほどまであった照れが嘘のように、自然な笑みを浮かべている。 
 ――はしゃぐ仲間達を少し離れた位置から、玉兎は眺めていた。
 名前の響きから、なんとなく親近感を覚えていた。けれど、仲間達と一緒に戯れている様子をじっと眺めた結果。
「い、いや、やっぱり似てないかもしれぬ……」
 そんな独り言を零した。

●一雫の涙
 ――月兎が現れて、しばしの時間が経過していた。
 じゃれているつもりでも、月兎の巨体から繰り出されるのは確かに攻撃。蓄積する傷を癒しながら遊んでいた彼らだけれど、そろそろ頃合かと彼らは名残惜しそうに月兎を見る。
 今までは防御の体勢だったのを切り替える仲間達。その隙の攻撃を、エイルのボクスドラゴンが変わりに受け止めていた。
「だいじょうぶ? いまのうちにいそいで」
 相棒を癒しながら、仲間達へと声を掛ける。配置変えの必要の無いアーシィも、溜めたオーラで仲間を癒し援護をした。
 戦う準備を行う仲間達を横目に、既に戦う準備が出来ている玉兎は命中率を重視し、地上にて月兎に狙いを済ます。
「ファミリアシュート、できたのじゃー♪」
 彼女の言葉により作り出されたのは、多数のコウモリ。月夜の中、コウモリが舞ったかと思えば月兎目掛けて攻撃を仕掛けていった。
「これもお仕事のうち、お仕事のうちだから……!」
 傷を負う月兎を悲しそうに見つめながら、シャルロッテは言い聞かせるように言葉を紡ぎながらメロディを奏で、仲間の援護を行う。
「今度はこっちの番だよ!」
 遊んでくれてありがとう――そんな感謝の気持ちを込めて、リィンハルトは全力でぶつかっていく。彼の作り出す緩やかな雨雫が、どこまでもどこまでも敵を追い詰める中。
「せめてあまり苦しまないように送るからね」
 地獄の炎を武器に纏わせながら、少年と同じ気持ちでゼレフも攻撃を繰り出す。
「こんな素敵なものが人を傷つけさせるのは嫌なんです」
 それはケルベロス達が現れなかったら、近い未来に起きたであろう事件。――それを防ぐためにも、雫は頭上から雷を落とし敵の動きを阻害する。
 彼の悲しそうな瞳に映るのは、傷を受けていく月兎の姿。
「兎さんゴメン! キミの事は絶っ対に忘れないよ!」
「願わくば、そうですね。迷子の兎が、仲間の所に帰れますように」
 アーシィの凍て付く刃の軌跡が、細氷により生み出される中。シャルトリューの放つ氷の弾丸が月兎の身体を包み込んだ。
 その巨体が凍て付くと――涙が零れる前に姿が消え果てる。
 最後に、彼は夜空に浮かぶ月を見たような気がした。

●月に溶ける
 ――来た時と変わらない、ススキ野原の光景が広がる。
 まるで夢を見ていたような気がするけれど、所々倒れたススキが嘘ではないと語っているかのよう。輝くススキ野原の中、跳ねる白兎の姿は彼らの心に刻み込まれている。
「さて無事に帰れたかな」
 手をひさしのようにかざしながら、月を覗きゼレフは言葉を零す。幸せな結末を迎えたと、信じるかのように。
「いたいおもいさせてごめんね。おやすみなさい……」
 祈るように手を組むエイル。もうさみしくないかと疑問を零せば、リィンハルトがきっと大丈夫と頷きを返す。
「寂しくなったら、また遊ぼう?」
 変わらぬ笑顔で月を眺めるリィンハルト。そんな彼とは対象的に、まだ寂しさを拭えないシャルロッテは名残推しく感じてしまう。――同じように、玉兎も寂しさを隠し切れずに少し涙を潤ませていた。独りきりの寂しさが分かるから、月兎がもう大丈夫だと信じたい。
「せっかくだし、みんなでお月見しようよ!」
 輝く月を見上げる仲間に、アーシィが明るく提案をすれば。シャルトリューがお団子とお茶を用意してきたと嬉しい言葉を零してくれる。
 月夜の戯れをあと少し味わおう。ひと時の出会いに感謝をしながら。
 夜空に溶けた月兎――彼の元に想いが届きますように。

作者:公塚杏 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年9月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 7/キャラが大事にされていた 1
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