
男ならブーメランパンツをはけ!

夏となると海辺は人で賑わう。そうなると多種多様の水着を目にすることになるわけだ。最近はもう色々種類が多すぎるし全部名前がついてたりで正直わけわからん人も多いだろう。
それについてお冠なのかは不明だが、とある地方の海辺に例の絶対許せない人出現。
「サーフパンツとかはいてんじゃねえーー! 男ならきわどいブーメラン一択、異論は認めない!!」
「そう! 俺たちのように!」
「恥ずかしがるんじゃない!」
ビルシャナを筆頭として、ほぼ全裸級のムッキムキの男たちが出現。身にまとうのは、ブーメラン一着。布面積が少なすぎて、その場にいる女性たちは赤面して目を逸らしたり、赤面してチラ見したり、真顔で凝視したりしている。
「おいお前! 何故ブーメランじゃないんだ!?」
浜で1人の男性をとっ捕まえ、ビルシャナさんの事情聴取。
「いや……普通にない、っつーか……」
「普通にってなんだこの野郎ーーーー!!」
困惑しつつ返答した男性に対し、ビルシャナが手を上げるよりも早くムキムキ軍団が愛の鉄拳。倒れこんだかわいそうな男性は、身の危険を感じて一目散に逃走した。
それに続いて、周囲の人々も「こいつらやべえ」と感じ取ってわーきゃーと叫びながら避難。
「女子供は放っておけい! 問題なのはブーメランはいてない野郎どもだけだぞぉぉーー!!」
「イエッサー!!」
ビルシャナたちは逃げていく人々の中からめざとく『ブーメランはいてない野郎』を見つけては、愛の拳をお見舞いしていくのだった。
「人々が楽しんでた海辺に、ブーメランパンツ以外認めないって言い張るビルシャナが現れたっす!」
黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)のなかなかしょうもない報告が、ケルベロスたちに耳に入ってきた。毎度ながらビルシャナの言い分っていうのは本当にどうでもいいものだ。
「ビルシャナはその主張に賛同するマッチョな男性信者4人を引き連れて、ブーメランをはいてない男性を一人ひとりぶっ叩いて回っているそうっす」
そのままではビルシャナと戦う時にも向こうの配下として参加してくることだろう。ビルシャナを倒せば正気に戻るので救出自体は可能だが、敵が多いということはそれだけ不利になるということだ。
「けど、ブーメラン以外認めないってビルシャナの主張をひっくり返すような主張ができれば、戦わずに信者たちを無力化することができるかもしれないっすよ」
ビルシャナと戦う前に、まずその主張を戦わせろということか。
「ビルシャナは破壊の光を放ったり、鐘の音で精神攻撃したり、他にも凍らせたブーメランパンツを投げつけたりしてくるそうっす」
凍らせてるってどういうことなんだ。一体どんな用途でそんな物を持っているというのか。実に不思議である。
「男性信者4人っすけどもちろんブーメラン着用っす。完全にイケてるって認識みたいっすね。確かに彼らみたいに体格がよければ似合うのかもしれないっすけど、そういうのは人それぞれっすからねー」
ブーメランは人を選ぶことを説いたり、もしくはもういっそのことボロックソに信者たちのブーメラン姿を貶しまくるのもひとつの方法かもしれない。かわいそうだけど。
「信者たちはビルシャナの影響を受けているのでちょっとやそっとじゃ心が動かないっす。どう説得するにせよ、とにかくインパクトが大事になるっすよ。色々演出を加えてみるのもグッドっす」
夏の海辺で、ブーメランパンツの男たちとの対話。考えただけでも鬱陶しい依頼である。
参加者 | |
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![]() フィオリナ・ブレイブハート(インフェルノガーディアン・e00077) |
![]() 内牧・ルチル(浅儀・e03643) |
![]() 皇・絶華(影月・e04491) |
![]() 風音・和奈(固定制圧砲台・e13744) |
![]() セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228) |
![]() 浅葱・ミク(クルーズナビゲーター・e16834) |
![]() 鏡・胡蝶(夢幻泡影・e17699) |
![]() 盛山・ぴえり(超電波系アイドルぴえりん・e20641) |
●オトコ
「ビルシャナってどうしてこういう悟りばかりなんだ。私からすれば唯の狂気にしか見えんのだが……」
涼しげな白のサマードレスの装いである皇・絶華(影月・e04491)はふるふると体を震わせ、おぞましきブーメランズについてぽつり。とある経験から彼はこういう連中は実に恐ろしき存在であることを知っているのだ。
そんな絶華の震える肩にフィオリナ・ブレイブハート(インフェルノガーディアン・e00077)が手を置いてやる。恐怖におののく者は騎士として放ってはおけない。
「しかし、男共はどうしてこうバカなのだろうか?」
純粋に気になったことをフィオリナが仲間たちに問うと、皆はかぶりを振って首をかしげた。
「……にしてもですよ。ビルシャナは鳥だから見れないこともないですけど……旦那様以外は見たくないですね?」
ブーメランズを見て尻尾がしょんもりしてしまっている内牧・ルチル(浅儀・e03643)は、新婚1年目の愛する旦那様を思い出して何とか気力キープ。
「アタシ、あまりムキムキの人は好きじゃないんだよね。しかも全裸に近い姿なんてもう、見るのも耐えないよ」
風音・和奈(固定制圧砲台・e13744)は視線を大海に向け、裸の男が視界に入らないよう努める。ちなみに格好は海の家のアルバイト服で、夏らしく健康的な雰囲気。
「見たくないものを見せられるのは不快ですね。周りの女の子を困らす所業は許しがたいものがあります!」
大好きな女の子は私が守る、と力強い決意の表情を浮かべるのは浅葱・ミク(クルーズナビゲーター・e16834)である。
「私は悪くはないと思うのよね、ブーメランパンツ自体は。ただ……穿いていない者を殴るような悪い子にはお仕置きしなきゃ……ねぇ?」
活力みなぎるブーメランズに食欲をそそられ、鏡・胡蝶(夢幻泡影・e17699)の目には妖しいきらめきが宿っている。隠し立てできないブーメランパンツに、黒のホルターネックビキニのセクシー女医サキュバス、風紀の乱れ不可避。
「尻尾があるんでブーメランきついっす!」
セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)は種族の事情なんかを男たちにぶつけてやるつもりだ。
「……ふふふ、かつてパンツ一丁ビルシャナ信者を褌派に改宗(?)させたぴえりんの実績を示す時がきたお!」
盛山・ぴえり(超電波系アイドルぴえりん・e20641)は男のマストアイテムの褌を布教できる時が来た、と胸を高鳴らせている。
「さぁ、男はブーメランを穿け!」
ズレた感性を持つ方々をボロックソにけなして心をぶち折る作業、はっじまっるよー!
●モテない奴ら
堂々と胸を張る、というかもう反ってるレベルに自信満々なブーメランズに最初に言葉をかけたのはルチルだった。もちろんかけたくはなかったがお仕事なので。
「ブーメランパンツなんて旦那様のでも見たことないんですが……女子モテを考えたことはあるんでしょうか。自分の美学があるのはわかります、でも、モテました?」
いきなり核心を突く一言に、ブーメランズが一斉に下を向く。何か嗚咽混じりの声も聞こえてきて悲しい。さりげなくルチルが旦那様LOVEをアピールしているのもモテない人には地味に効く。
「実際皆さん、今まで恋人いたことあるんですか? あなた方の信じる、その『イケテル感性』は、あなた方に恋人をつれてきてくれましたか?」
「そ、それは……」
首をかしげてブーメランの成果を問うルチルに対して、彼らは答えられなかった。答えてしまっては、ブーメランを否定するような気分になってしまう。もう答えを言うに等しい行為だが、それでも言葉にしないのはブーメランの矜持だった。
いきなり湿っぽくなった海辺だったが、ふとどこからか変なBGMが流れてきた。自分には無関係であると主張する謎の連呼……皆がきょろきょろと辺りに音源を探る。
たどりついたのはフィオリナのスマホだった。意図してその音楽を流したフィオリナはキッとブーメランズを見据え、無情なる主張を始める。
「ブーメランパンツと言えば、お笑い芸人的な人が穿くものだろう。そして既にブームも過ぎ去っているし……」
「な、何を言う! 誰が穿いたっていいじゃない!」
「まぁ穿くのは確かに自由だが? 正直ブーメランなんてダサい。キモイ。オワコンだぞ」
ド直球なフィオリナのディスりに、ブーメランズに電撃走る。口をパクパクさせて何か言いたげだが、やっぱり返す言葉が浮かばないようです。フィオリナは更に彼らに憐れみの目を向けて。
「彼氏に穿いてほしくない下着の第一位だそうだ。だいたいそんな貧相なものを強調されてもな」
「ちょ! どこ見てるんだマナー違反だぞ!?」
フィオリナに鼻で笑われ、そそくさと股間を手で覆う男たち。当初のドヤ感はどこへやら。
うろたえる4人の男たちに、今度はセットが男目線での主張をぶつける。彼は穿いてきた『尻尾穴付きサーフパンツ』を強調して見せた。
「穿け穿けと言うっすけど……穿けない時もあるっすよ! 尻尾のある種族、特に太い尻尾のドラゴニアンにはブーメランは穿けないっす!」
矢継ぎ早な説得をしかけながら、セットはサーフパンツに手をかけてぎりぎりのところまでずり下げる。
「無理に穿こうとすると物凄くずり下げないといけなくて、きわどいを通り越して警察のご厄介になるような事態になるっすけどそれでもブーメランを穿けというっすか!」
訴えを受けて男たちはニヤニヤと笑い出した。彼らにはそういう種族向けの秘策があったのだ。
だが、それこそセットが待ち望む進行だった。
「ふふっ……俺らはドラゴニアン用のブーメランも用意しているんだぜ!」
ばぁーん、と彼らが示したのは後部に尻尾用の穴が開いたブーメランパンツだった。それはセットに向けて投げられたが、当のセットは待ってましたと言わんばかりに「フゥ……」と肩をすくめるアメリカンな反応。
ここでトラップ発動です。
「本来は全体の伸縮性を利用してフィットさせる水着なのにそこに穴を開ければプツッと弾けかねないっす。水着の特性を無視した布教など果たして愛ゆえに悟りを開いたと言えるっすかね……!」
「何ぃー!? こ、こいつ、俺たちの更に上を……!」
セットの繰り出した主張は大きく男たちの信念を揺さぶった。自分たちがブーメランについて諭されるなど彼らは考えもしなかったことだろう。
●男ならでは
弱った今が攻める好機。絶華は体の震えを押し隠し、高圧的な空気で武装してブーメランズに素晴らしき言葉責めを浴びせる。
「自分の穿く水着の性質も理解していないとは、貴様ら……何とも見苦しいな! だいたい何だその無様で粗末な姿は! 服と一体になる時に人は獣に匹敵する美しさを手に入れるのだろうが!」
つらつらと口から出ていく罵詈雑言。内心はかなり怖いと思っているのだが、だからこそそれを塗り潰すように絶華は苛烈に責め続ける。相手が相手ならご褒美なくらいに。
「それが何と見苦しい! 汚らしくも弱点たる部分を隠すから人として成り立つのだぞ。貴様らは獣以下だ! 獣にも劣る畜生共が! さぁ叫べ! 自分達は獣以下の畜生共と! 解ったか? 解ったのならとっととその見苦しい物を仕舞って此処から失せろ!!」
「ぐぅ……言わせておけば!」
(ありがとうございます!)
絶華が冷ややかな、それでいて劫火の如く激しい視線を向けると、とうとう我慢ならんと男たちは反撃の姿勢をうかがわせた。(ただし1人は男になじられて悶え喜ぶという特殊っぷりを露見させていた)
「お前ら、俺らのこの肉体を見ても――」
「暑苦しい筋肉ダルマは黙ってなよ! 誰もがムキムキの身体が好みってわけじゃないんだからね!」
男たちが何事か反論しかけた瞬間、一帯に轟くような大きな声で和奈が強引に割りこんだ。遮られることのないその声は、見事にブーメランズの主張を元栓から止めてしまった。
「肉体? あなたたちはそもそも、そのブーメランを見せたいの? それともムキムキの身体を見せたいの? それを、一人でする勇気あるの?」
「もちろん肉体を、いやブーメランか……?」
肉体の剛健っぷりに反してメンタル弱めな男たちは、和奈の指摘に混乱を始めていた。自分たちはそもそも何のためにブーメランを穿いてるのか、今更ながらそんなことに頭を悩ませている。
和奈は手振りでミクに合図を送り、返答に窮する彼らに畳みかけるようアシスト。パスを受けたミクはぶっちゃけどうでもいいと思っている男たちに彼女なりの考えを伝えることにする。
「ブーメランパンツで男らしさをアピールしたいのだと思いますが、デリケートゾーンのケアも出来ていない人たちは単純に『見苦しい』と思います。なんというか『汚い』感じがしますよね」
「き、ききききき汚いだってーー!?」
ミクが特に悪意なくぶちこんだ『汚い』というワードに男たちはこれまでにないほどに動揺していた。無理もない。女子に『汚い』と言われて平静でいられる男などいるだろうか。
「嘘だろオイ……」
「今まで何言われた? ダサいモテない見苦しい汚い……死のう」
期せずして心どころか命までポッキリ折れそうなダメージ。ミクは慌てて次なるお方へのキラーパスを出す。
「えーとあの……それに百歩譲っても、漢らしさなら『褌』一択じゃないですか?」
落ちこむ男たちはミクに誘導され、波が寄せる浜に目を向けた。
そこには、垂れ下がる褌の布を風にたなびかせる、自称『この夏一番のベストフンドシスト』のぴえりんさんの背中があったのです。
「何だかんだ言ってるけどさー、ブーメランパンツって、結局お尻の部分は隠れてるんだよね? そんなの別に男らしくも何ともないしー。それよりも褌! 日本男子の益荒男魂を見せるなら、褌をおいて他に無し! キュッと引き締まったお尻の筋肉もバッチリアピールできて正に一石二鳥!!」
通販番組の如く流暢なべしゃりを披露するぴえりんのお尻はまさにビューティホー。見さらせと言わんばかりに主張するスーパーヒップにブーメランズは目を奪われた。超絶女装をしておきながら益荒男魂とか主張するぴえりんの矛盾には気づかれてないやったぜ。無駄に自信満々なのが幸いしたぜ。
「ふ、褌……褌かぁ」
「いやしかしなぁ」
「ガタガタ言うなー! 男なら丹田に力込めてケツ引き締めろー!」
「!!?」
いつの間にか男たちの背後に回ったぴえりんが彼らのブーメランパンツに手をかけ、えげつないほど全力で一気に引き上げた。谷間(?)に食いこむ生地。
超ダメージに襲われた彼らは股間を押さえて倒れこんだのを見て、ぴえりんは満足気に一息ついた。してやったぜ感で一杯である。
ボコボコにメンタルをやられてもう男たちは戦う気力も尽きたような状態だったが、それではあまりにも忍びない。ブーメランに特に抵抗感のない胡蝶は男たちにそっと寄り添い、耳元で甘く囁く。
「ねぇ……その水着似合ってるわね、アナタ……でも、アナタだから似合っているし、素敵だと思うの。他の、此処にいるステキなカラダした男の人は似合うと思うけど……普通の人や、細身の人、体格の良い人、子供、老人には……似合わない方が多いでしょ?」
「はい! そ、そうだと思いまふ!」
耳をくすぐる吐息に、うつぶせに倒れたままの男たちは賛同の声。彼らはブーメランを穿いているので立てないのだ。理由は言わずもがな!
「だから、穿いてない人を襲うのはやめて……もっと、例えば私と……イイコト、しない? ね、アナタたち?」
「喜んでー!!!」
鼻息荒く降伏宣言。もとい幸福宣言。モテたことのない彼らには胡蝶の誘いを断るなどできるはずもなかった。教義など性欲の前では無力……ケルベロスたちは男の悲しい性を見たような気がした。
「何とふぬけな……女を取ってブーメランを捨て――ってぐわぁ!?」
ビルシャナが男たちの体たらくに文句を言っていたが、そこへ和奈が電流まとう麻酔弾をファイヤー。
ぼこすこに撃ちこんだところに絶華が四門「窮奇」で襲いかかり、セットやルチルも追撃をしかけていきなり戦闘突入。ビルシャナの「タンマ!」コールなど聞こえない。
「汚い、色々汚いぞお前ら!」
激昂したビルシャナはとっておきの冷凍ブーメランパンツを股間のブーメランパンツから取り出した。これもうわかんねえな。
「いや汚いのはそっちだろう」
投擲された冷凍パンツをフィオリナはとにかく全力で回避。汚いから。汚いから!
冷気にお返しとばかりにフィオリナが剣を振りかざして灼熱のエネルギーを叩きつけ、重ねてミクが敵の購買欲を誘う歌声。ざっくりビルシャナの体力を奪っていく。
「負けぬ……私は! ブーメランを背負う者として!」
孤独な教祖はなおも己を鼓舞し、ケルベロスたちへと烈火の如き攻撃を繰り出していく。
だがミクのブラッドスターに、セットのドローンの高速演算による支援、それで足りなければルチルの針閃の舞が仲間を癒す。ビルシャナ1体でその厚みを突き崩すのは容易ではない。
前のめりになったビルシャナの懐に胡蝶はするっと潜りこみ、またも耳元で囁き。しかし今度は単純な誘惑でなく、淫蕩の饗宴。重いダメージと倦怠感がビルシャナにもたらされる。
ぴえりんの魅惑の生脚は華麗にスルーされてしまったが、その怒りをバネに「軟弱なパンツなど破り去ってくれるお!」と挑んだズタズタラッシュはざっくりとパンツを裂き、ポロリに反応した和奈がガトリングガンの銃身で股間にホームランというとってもしょうもない連携に繋げてみせた。
「ブーメランの時代は……来ないのか……!」
ケルベロスたちの攻めに耐えきれるはずもなく、独りになったビルシャナはあっさりとこの世から消え去っていった。
「……疲れた……」
総出で現場のヒールを終わらせた後、絶華は気だるさに飲まれてその場に座りこんだ。ひと泳ぎするために服の下にトランクスタイプの水着を穿いているが、少し体力回復してからのほうが良さそうだ。
「なんだかんだで、こんな暑い中、暑苦しいものを見ちゃったし、みんなで涼まない?」
そう言って和奈が指し示したのは、浜辺の一角にある海の家。夏の陽気に加えて見たくもないものを見せられたケルベロスたちは諸手をあげて賛成。皆で和奈のおごりのカキ氷をいただいて、ひと時の清涼感を楽しんだ。
胡蝶は皆がカキ氷を食べている間にちゃっかりブーメランズを回収して帰路につこうとしていた……いや家というかどこかイイ所に向かうつもりだろうか。
彼らの手にはミクが手渡した『高級メンズエステ』のパンフレットがある。数週間後には、ツルッツルの美しい下半身をブーメランで覆った彼らの姿が見られるのかもしれない。
もしくは、恐ろしくも褌に目覚めた彼らの姿だろうか……。
作者:星垣えん |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
![]() 公開:2016年7月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 4
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