心を捨てた無心の先に

作者:幾夜緋琉

●心を捨てた無心の先に
 仄暗い闇の中、響く声。
「ドン・ピッグ。来た様だな……」
 ドラグナーの一人、ギルポーク・ジューシィ。
 彼は、目の前にやって来た金髪モヒカンオーク、ドン・ピッグを見下ろしながら、何処か楽しそうに告げる。
 対して、ドン・ピッグは、葉巻をふかし、ぷはぁぁ、と煙を噴き上げながら、不遜な態度で。
「まったく、何だよ? この俺を呼んでおいて、つまらねえ事だったら承知しねえからな?」
 と。それにふふふ、と含み笑いしながら。
「つまらない訳がない。ドン・ピッグよ。慈愛龍の名において命じよう。お前とお前の軍団をもって、人間共に憎悪と拒絶とを与えてくるのだ!」
 と、その指示に、ドン・ピッグは更に葉巻を吹かしながら。
「ったく、そんな事か? いいか、俺っちの隠れ家さえ用意してくれりゃ、あとはウチの若い奴が次々と女を連れ込んできて、憎悪だろうが拒絶だろうが稼ぎ放題にしてやらあ」
「そうか。やはり、お前は自分では戦わぬか。だが、その用心深さが、お前の取り柄だろう。良かろう。魔空回廊で、お前を安全な隠れ家に導こうではないか」
「条件成立、だな。宜しく頼むぜ? 旦那」
 ニヤリと不敵に笑い共に……彼らは魔空回廊で、移動し始めた。
 そして、東京都葛飾区にある、とあるお寺。
 夜ともなれば、お寺の周りは静けさに包まれ、都心近郊なのか、と思ってしまう部分もある。
 そんな、余り栄えていないお寺の裏手……女子高生と思しき少女の姿。
『……うう……』
 呻きながら、身じろぐ少女。
 服は少しほつれてきていて……そして彼女自身も、余り身なりが綺麗とは言えない状態。
 持ち金は少しだけ……両親に反発し、家出してみてほぼ一週間。
 既に心も身体も疲れ果て……神社の傍らで、身を震わせているしかない。
 ……そんな彼女の下に。
『……ヘヘヘ、ミツケタ、ミツケタ……』
 と、獲物発見とばかりに、不敵な笑みを浮かべるオーク達。
 そして彼らは……彼女が完全に眠りに落ちると共に、彼女を攫おうと、近づいていくのであった。
 
「皆さん、集まって頂きありがとうございます。早速ですが、説明をさせて頂きますね」
 と、セリカ・リュミエールは、集まったケルベロスに一礼すると共に、早速説明する。
「最近活動を活発化あっせている、竜十字島のドラゴン勢力。その一つ、オークを操るドラグナーの一人、ギルポーク・ジューシィの配下のオークの群れが、事件を起こしている様なのです」
「このオークの群れを率いるは、ドン・ピッグというオーク。非常に用心深く、配下を使い女性を攫わせている様なのです。皆さんにはこの汚らわしいオークが、悪事を働く前に撃破してきて頂きたいと思います」
「この女性が狙われるのは、東京都葛飾区のとある神社の裏手です。人気が無いのを良い事に、そして家出した少女を狙って犯行を行おうとしています。襲われようとしている彼女は、オーク達に暴行された後、秘密のアジトに連れ込まれてしまうようです」
「ただ、オークが女性に接触する前に彼女に接触してしまうと、オークは他の対象を狙うことでしょう。つまり、オークが女性と接触した直後、現場に突入して頂きたいと思います」
 そしてセリカは、改めて詳しい状況の説明を。
「オークの数は8匹で、彼らは人気の無い、真夜中の時間に黒色の外套を来た上で姿を現わします。なので、暗闇の中では姿を確認するのが少々難しいです」
「先ほども言った通り、女性と接触した後ならば、灯などをつけても逃げる事はしません。襲いかかった瞬間に、灯を吐けて、灯の下で戦うのが良いと思います」
「とは言え最初の内には、オークを彼女から引き離す、という作業が必要になるかと思います。彼女を避難させてからが、本当の戦いになると思ってください」
「オーク達は、ドン・ピッグの配下ではありますが、特に特殊な能力を持っているという事はありません。触手で拘束し、集団で殴り殺す……その二つを行動目的として行動します。特に拘束しようとするのは、若い女性の方が多い様なので、該当者の方はご注意下さいね……」
 そして、セリカは最後に。
「このままでは、彼女はオークの嬲り者になってしまいます……どうか、皆さんの力で、彼女を救出して上げて下さい。宜しくお願いします」
 と、もう一度、深く頭を下げた。


参加者
ペテス・アイティオ(また笑顔を取り戻すといいな・e01194)
清水・光(地球人のブレイズキャリバー・e01264)
久瀬・彰人(地球人のガンスリンガー・e04430)
エーゼット・セルティエ(勇気の歌を紡ぐもの・e05244)
レイ・ジョーカー(魔弾魔狼・e05510)
天野・司(不灯走馬燈・e11511)
白森・陽(元野生児のエルフ侍・e14913)
佐藤・終紅(地球人のツッパリヤンキー・e28819)

■リプレイ

●不幸な静寂
 東京都葛飾区にある、とあるお寺。
 都心近郊、余り栄えては居ない、そんなお寺は夜ともなると、不気味な雰囲気が漂う空間。
 ……そんな所に、急ぐ向かうケルベロス達。
 目的は、オークの蹂躙から、少女を守る為……セリカから受けた依頼には、家出少女の話。
「またオークさんが女性を襲うですか……! 集団で襲うとか許せないです!」
「ああ。一人の女の子を複数で遅うなんて……絶対に許せない!!」
「身も心も弱った女の子に手ぇ出すなんて、野郎の風上にも置けやしねぇ。紳士って言葉を知らないのかブタさん達は」
「全くですよ。このブタさんの悪行、絶対に阻止するですよ!!」
 と、ペテス・アイティオ(また笑顔を取り戻すといいな・e01194)、エーゼット・セルティエ(勇気の歌を紡ぐもの・e05244)、天野・司(不灯走馬燈・e11511)ら三人の会話。
 と、それを聞きながら。
「全く、オーク達は何時も通りだな。情勢を知らないのか、はたまたそんな事は関係無いのか」
「ああ……ある意味ドンピックの息が掛かった奴らだから、我が道を行っているのかもしれないな」
 と、久瀬・彰人(地球人のガンスリンガー・e04430)にレイ・ジョーカー(魔弾魔狼・e05510)が肩を竦める。
 今回のオークは、ドン・ピッグというオークの息が掛かった者達と言う。
 とは言え何か特殊な能力を持っているという訳ではない……ただ、単に用心深いという事。
 その結果、この様な薄気味悪く、人が近づかない所に居る女性を狙っているのだから……。
「しかしドンピッグが暗躍する依頼にも、よくよく縁がある……といった所やろうか。豚の尻尾を、いい加減捕まえたいところやな」
 と、清水・光(地球人のブレイズキャリバー・e01264)が言うと、それに彰人、白森・陽(元野生児のエルフ侍・e14913)が。
「そうだな。どっちにしてもやる事は変らない。さっさとオークを潰さないとな」
「そうでござる! 今回は女性を狙うオークとの戦いでござる! 負ける訳にはいかないでござるよ!」
 と、気合いを入れた陽にうっし、と頬を叩き、リーゼントも決めた佐藤・終紅(地球人のツッパリヤンキー・e28819)が。
「っしゃ。んじゃー行こうぜ」
 と頷き、光も。
「地道に、というのは苦手やあらへんし、今回もしっかりやらせてもらうんよ。この道を修羅道と知り推して参る」
 拳を突き合わせた光……そしてケルベロス達は、彼女が来る前に、そのお寺の裏手へと向かうのであった。

●失意の末
 そしてケルベロス達は、お寺の裏手の木陰の間に息を潜める。
 ……暫しして、みるみる内に周囲が暗闇に包まれて行く。
 更に、不気味な雰囲気になり、人気も消える。
 ……そんな消えた人気の中、ケルベロス達も息を潜め続けていると……ガサ、ゴソ……と音をさせながら、姿を現わす少女。
 服装は、何処か着崩れてしまっているし、顔も疲れに疲労困憊。
 ……更に、もたれ掛かるように、お寺に身を預けると……数分の内に、彼女は眠りへと落ちてしまう。
 すぅ、すぅ……と寝息を立てている彼女。静寂が、暫しの間、其の場を支配。
 ……そして、寝息を立て始めて、一時間程。
 完全に眠りに落ちた彼女が、無防備に地面に身を横たえた所で……更にもう一つ、ガサゴソという音。
 その音の方に視線を向ければ……下品な笑みを浮かべたオークが、彼女の元へと近づきつつある。
 ……ただ、すぐにケルベロス達は現れない。彼女を襲うまでは……いつ逃げるかも解らないから。
 そしてオーク達が。
『ヒ、ヒヒヒ……』
 と笑い……その体に手を掛けようとした、その瞬間。
「さぁそこまでだ変態豚ども!!」
 と大きな声を上げて、司が茂みの中から姿を現わす。
 突然の叫びに、驚くオーク達。
 更にいつの間にか、翼飛行で空を飛んでいたペテスが、月を背にして。
「闇夜に紛れ、一人ぼっちの女性を狙う不埒なオークさんたち! たとえ月影に隠れようとも、このペテスがあなたたちの悪行、見逃しませんですっ!!」
 ずびしっ、と指を突き立て、ポーズを決めるペテス。
 ……でも、次の瞬間……何故か吹く突風。
 風に揉まれ、バランスを崩し、頭から地面へ落下してしまうペテス。
『……』
 オークが、きょとんとしている。
 ……と、その騒ぎに、寝ていた彼女が……ううん、と身じろぎ、ぼんやりと目を開ける。
 目の前にいたのは、醜悪なオーク。
 そして自分の服に手を掛けていて……。
『……き、きゃああああ!!!』
 叫び声を上げて、オークの腕を振り払う彼女。
 でも、すぐに次のオークが、更に彼女を捕まえようとするが……そんなオークの注意を引き付けるよう、光と陽が……たぶん、セクシーポーズを取って、オークの注意を引き付ける。
(「……あかん、一人ボケ突っ込みしたくなってくるわ……」)
 と、自問自答する光、対し陽はセクシーポーズというが、なんだかオモシロイポーズである。
 で……そんな二人のスタイルに、オークは。
『ヒ……ヒヒ……』
 ……どうやら一部のターゲットは、光に向いたようで、触手をしゅしゅしゅ、と伸ばしてくる。
「っ……あないな事でつられるんかい!!」
 と、渾身の拳骨突っ込みを喰らわせる。
 また、彼女に既に手を掛けていたオークには、レイとエーゼットが。
「その子に触るんじゃねえよ……豚共……っ!」
「そうだ、さっさと手を離せ!!」
 と怒気を孕みながら、クイックドロウとグラインドファイアで、捕まえていたオークを狙い撃ち。
 そして、手が僅かに離れた瞬間、奪取し、彼女の下へ走り込む司、終紅。
「よし、行くぜ、終紅!」
「ああ!」
 と頷き合い、彼女を抱き上げて、オーク達の包囲網から脱走。
 勿論、追いかけようとするオークもいる。でも、光と陽、そしてどうにか顔を上げたペテスが。
「あんたらの相手はうちらがするんよ」
「そうでござる! 彼女に向かう前に、拙者達を倒して行くでござるよ!!」
「そ、そうです。その、わたしじゃお相手になりませんか……? オークさんたちのたくましい触手で、わたしどんなふうにされちゃうか、すごくどきどきなんですから!」
 ……ペテスの最後の一言が、トリガーを引いてしまった様で。
『ゲヘヘ……ワカラセテ、ヤル……!!』
『オウ、イクゼ!!』
 一層気合いを入れて、オーク達は光から、ペテスにターゲットを変えて、早速攻撃を開始。
 触手を左から、右から次々と飛ばしてきて、どうにか動きを拘束しようと動き回る。
 そんなオーク達の攻撃を、エーゼットのボクスドラゴン、シンシア、レイのライドキャリバー、ファントム、更に陽が代わる代わるカバーリングし、拘束攻撃を回避。
 オーク8体の攻撃が一巡した後に。
「それじゃあ、こっちも最初っから全開で行くよ!」
「ああ。彼女に恐怖を与えた罪を、その身を持って味わって貰うぜ!」
 と、スナイパーのエーゼット、レイが真っ先にストラグルヴァイン、気咬弾を撃ち抜いていくと、更にペテス、光、彰人のクラッシャーが。
「アクセス:エクリプスセレネ!」
「ほら、罪深い豚共に天誅を与えたるよ!」
「俺の一撃、交わせるもんなら交わしてみな!」
 と、アクセス:真輪太陰、インフェルノファクター、旋刃脚を立て続けに嗾けていく。
 そして、ディフェンダーのシンシア、ファントムは属性インストールに、ガトリング掃射、そして花剣舞にて、オークを傷付けていく。
 ……そんな仲間達の攻撃の一方、彼女を避難させた司と終紅は、少し離れた所まで到着。
 彼女を降ろすと共に、まずは終紅が隣人力で。
「大丈夫だ、安心しろ。俺達はあんたを助けに来たんだ」
 と落ち着かせるように話しかける。又、司も。
「そうそう。あんたはきっちり守る。だからヒーローショーを見てる気分でいな! テストの事は残念だが、反省点は目に見えてるんだ。まだやりようはあるさ!!」
 と声を掛けつつ、彼女を励ます。
 ……最初は混乱していた彼女だが、段々と落ち着き始めてくると、素直にその話を聞くようになる。
 遠くでは、暗闇の中、ケルベロス達がオークと戦っているが……必ず、守るという二人の言葉に何とか安心できた様で。
『わ、解りました……』
 と頷き、それに。
「よし……んじゃ、ちょっとここで待っててくれ」
 と軽く頭を撫でた上で、司、終紅もオーク達の戦線に復帰するべく、また駆け始める。
 ……そして、二人が戻ってきた頃には、オークは1匹倒した位。
「待たせたな! それじゃ後は、残る敵をさっさと倒して行くぜ!」
 と司の言葉に頷きつつ、終紅も降魔真拳で攻撃開始。
 オークは、自分達が不利である、という事を認識為つつも、反撃をどうにか開始しようとしている。
 でも、そんなオーク達に司が。
「弱っている人がいるのに暴行! かぁーこいつは救えねぇ! そんなんだからおまえらは残念なんだよ!!」
 と言い放ちながら、サークリットチェインで前衛に盾アップを付与していく。
 毎ターン、毎ターン、強化をして貰いながらオークを一匹ずつ、確実に倒して行く。
 そして、十数分経過。
 残るオークは、後1匹になっていて……包囲していた筈が、いつの間にか包囲されている。
『……グゥウ……』
 と、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべるオーク。
 そんなオークに、光が。
「さて……んじゃ、そろそろ終わりにしてやろか」
 と言い渡される。
 オークはこなくそ、とばかりに、再度触手を伸ばすが……その触手は、ばさっと、とレイの弾丸に撃ち抜かれてしまう。
 そして……。
「我が魂に眠る力よ、数刻の間ここへ……届け!」
 と、エーゼットが放った時空隔離弾が、その脳天を貫くと共に、光、彰人が。
「散り乱れ、緋色の花を咲かせ!」
「こいつが俺のとっておきだ!インフィニティブラスター!」
 と、緋色芙蓉と、インフィニティブラスター。
 その二撃の集中砲火に……オークは爆撃の中、崩れ墜ちて行くのであった。

●見捨てる事無く
 そして……オーク共を倒したケルベロス達。
 息を整え、武器を仕舞うと共に……避難させた、彼女の下へ。
「……無事、終わったぜ。どうだい、怪我とかないか?」
 とレイが、少女に視線を合わせるようにしながら、怪我が無いかを確認。
 ……幸い、怪我は無い。精神的に疲弊しているのは間違い無いけれど。でも、そんな彼女に。
「危なかったけど……でも、もう大丈夫だ。よく頑張ったな」
 と、頭を撫でてあげるレイ。そして彼女にエーゼットが。
「ひとりでこんなところにいたら危ないよ? きっとご家族も心配してる」
 と言うと、顔を曇らせる。
 ……そんな彼女に陽が。
「やはり……家出してきたでござるな? どうして家出してきたか……良ければ教えて貰えるでござるか?」
 と、微笑みながら問いかけると、少女はぽつり、ぽつりと……理由を零す。
 とは言っても、単にテストの点数が悪かっただけ……という事。
 どこにでもありそうな理由だし……テストの点が悪い事なんて、時々、普通にある事。
「そうでござるか……まぁ点数が悪かったのは残念でござるが、でも少しずつ頭が良くなれば良いでござる。拙者も勉強、手伝うでござるよ!」
 と、とってもドヤ顔で頷く陽。
 ……凄くそれに不安を感じ得ないのだが……それはさておきとして。
「と、ちょっと待ってな……1、2、3……! ほら、これで一段と可愛くなったかね?」
 と、クリーニングで彼女の身なりを整える。
 そして、ペテスと光、終紅が。
「えっと……でも、もう少し、頑張ってみませんか?」
「そや。ちょっとした非日常を目の当たりにして、ちょっと驚いてるかもしれへんが……もう帰るとええんよ」
「そうだ。化け物とは俺らケルベロスが戦う。でも、親とけんかするほど主張したいモノがあんなら、もう逃げるようなマネすんじゃねえぞ?」
 そんな仲間達の言葉に、レイが。
「そうだな……今、どうだい? 家に戻りたいと思ってるんなら、一度家に戻って、親と本気で話をしてみなよ。それでも、家が我慢出来ない、という事なら……俺が力を貸すからさ?」
 と、そっとケルベロスカードを差し出し。
「俺のケルベロスカード。何かあったら連絡をくれれば、力になるぜ?」
 と言い、微笑む。
 その微笑みに、彼女は……こくり、と頷く。
「よし。んじゃ送ってくよ」
 とレイがライドキャリバーに彼女を乗せて、彼女の家まで送り届ける。
 そして……それを見送りながら、光が。
「ん。少しでもこれで、次に繋がればええんやけどな」
 と言うと、彰人も。
「そうだな。まぁ彼女にとって良い選択がどっちかは解らないが……ま、応援してやろうぜ」
 と笑い……そしてケルベロス達は、帰路につくのであった。

作者:幾夜緋琉 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年6月28日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 0
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