宿縁邂逅~春の愚者は舞い踊る

作者:白鳥美鳥

●春の愚者は舞い踊る
 片眼鏡にシルクハットを被った紳士が春の愚者の元に訪れた。
「はじめまして。それがし、螺旋忍軍アダムス男爵と申す者です」
 しかし、相手のドリームイーター……春の愚者は、一瞥をくれただけだった。
「これはこれは失礼いたしました。しかし、お耳に入れて頂く価値があるお話かと思います」
 アダムス男爵の言葉に、少しだけ彼女の目が動いた。それを確認して、アダムス男爵は話を続ける。
「我々デウスエクスは、それぞれ、味方同士というわけではありません。しかし、共通の敵は存在致します。そう、その邪魔者とはケルベロスです」
 それを強調して話し始めるアダムス男爵。
「地球侵攻の邪魔者であるケルベロスを殺害或いは捕縛する事ができれば、地球での戦いを有利に運ぶ事が出来るでしょう。ケルベロスの力は脅威です。しかし、1体1体の戦力は決して高くない。つまり、敵が1体である時に襲撃すれば、勝利は容易となるでしょう」
 その言葉に春の愚者も同意を示す。
「そうね。でも、そんな事を言う為に来たの?」
 彼女の言葉にアダムス男爵は、薄く笑った。
「タクティ・ハーロット(疾走晶撃・e06699)の事は覚えていらっしゃいますか?」
「……タクティ……そういえば、そんな名前のドラゴニアンと戦った事がある。逃げられちゃったけど」
 彼女の脳裏に仕留め損ねたドラゴニアンの青年が浮かび上がる。確か、緑の髪をしていた筈だ。
「手筈は既に整えさせていただきました。是非、春の愚者様の御助力をお願いいたします」
 うやうやしく言うアダムス男爵に春の愚者は頷いた。
「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな?」
 その顔は無邪気な少女のようだった。

●邂逅
 タクティは戦友のミミックと一緒に、街外れにある森に訪れていた。
 何故か興味を惹かれたのだ。そして森というものは思わぬものがあったりする。
 そう思うと、知識欲も相まって、そのまま森の中へと入り……今に至る。
 人が余り入っていないのだろうか? 道らしき道は余りない。しかし、未開の場所なのかとも思うと、好奇心が先に立つ。
 ……しばらく行った所で、タクティは一人の少女と出会った。ピンク色のセミロングの髪に黄色の帽子。服も髪と帽子の色に合わせていて、ベルトの様なものに可愛らしい花を沢山あしらっている。
 可愛い女の子。しかし、こんな森に居るのは明らかに可笑しい。
「こんにちは、タクティ。お久しぶり」
「?」
 お久しぶりと言われても彼女に見覚えはない。
「私の事、覚えていないの? 一度戦った事のある間柄なのに」
「戦ったって……?」
 タクティの記憶は欠けている。欠けた所に目の前の少女が関与しているのだろうか?
 少女はくすりと笑う。
「じゃあ、思い出させてあげる」
 沢山の花が出現する。その花が一つ一つの弾丸のようになり、タクティに降り注いでいき、防ぐ間もなくそれはタクティを撃ちつけていったのだった。

●ヘリオライダーより
「大変だ、みんな、すぐに手を貸して欲しい!」
 大慌てをしているのはデュアル・サーペント(ウェアライダーのヘリオライダー・en0190)。
「タクティ・ハーロット(疾走晶撃・e06699)が、宿敵であるドリームイーター『春の愚者』の襲撃を受ける事が予知されたんだ。だから、すぐに連絡を取ろうとしたんだけど、連絡がつけられないんだよ! 一刻の猶予もない、タクティが無事なうちに何とか救援に行って欲しい!」
 デュアルは皆に分かりやすいように説明を始める。
「タクティの宿敵は『春の愚者』という名のドリームイーター。見た目は花をあしらった少女だ。使用するグラビティは花を用いたものを使ってくる。眠りに誘う『花の嵐』、力を奪う『花の舞』、自らを癒す『春の風』、この3種類の攻撃をしてくる。場所は森の奥の方で人がいない場所だ。だから、みんなは『春の愚者』を倒すことに専念して大丈夫だ。安心して戦ってほしい」
 デュアルは力強くケルベロスに激励する。
「タクティを無事に救出して来てくれ! そして、こうやってケルベロスを襲撃をしても無駄なんだと言う事を示して欲しい! 救出、そして撃破が成功する事を心から願っている。だから、みんなも頑張って欲しい! 宜しく頼んだよ!」


参加者
加賀・マキナ(覗く深淵・e00837)
ソロ・ドレンテ(胡蝶の夢・e01399)
罪咎・憂女(捧げる者・e03355)
夜陣・碧人(御伽創祀・e05022)
上野・零(零の魔・e05125)
大成・朝希(朝露の一滴・e06698)
タクティ・ハーロット(疾走晶撃・e06699)
ルイ・コルディエ(菫青石・e08642)

■リプレイ

●宿縁邂逅~春の愚者は舞い踊る
「ふふっ、綺麗な花でしょう? これでも思い出さないの?」
「……うう、そんな事言われても誰だか分からないんだぜ」
 春の愚者からの花の弾丸攻撃をまともに受けたタクティ・ハーロット(疾走晶撃・e06699)、這い上がりながら彼女を見つめる。やはり、見覚えがない。誰だろうか。
 だが、傍にいるミミックの様子が可笑しい。まるでミミックは彼女の事を知っている様な……。
「よく知らないけど、しつこい女は嫌われるんだぜ」
 タクティはふらふらとしているが軽口を叩いてみる。
「失礼ね。それに軽口叩いても、ふらふらなのはお見通しなんだから」
 ふっと春の愚者は微笑むと、彼女の周囲に花が舞い始める。攻撃の合図だ。先程は不意打ちを喰らったが、今度はそうそうやられる訳にはいかない。重い身体を何とか動かして近くの木々の間を縫いながら攻撃に備える。ミミックは思う所があるらしく、きっちりとタクティを護る様に動く。先程護り切れなかった事を謝罪するようにさえも見えた。
「くすっ。逃がしはしないよ?」
 彼女が踊る様に動くと綺麗な花が舞いあがる。それは疾風となって、木々をなぎ倒しタクティを狙う。それを必死でミミックが庇った。

 一方、タクティの援護に向かっている加賀・マキナ(覗く深淵・e00837)、ソロ・ドレンテ(胡蝶の夢・e01399)、罪咎・憂女(捧げる者・e03355)、夜陣・碧人(御伽創祀・e05022)、上野・零(零の魔・e05125)、大成・朝希(朝露の一滴・e06698)、ルイ・コルディエ(菫青石・e08642)の7人のケルベロス。
「戦闘音はかなりしている筈だ」
「……! あちらから激しい音、それに森全体が騒いでいます……! 皆さん、こちらです!」
 音などを頼りに探しているソロ達に、かなり強力な音が響き渡る。その音を頼りに碧人を先頭に恐らく戦場になっている場所に向かって急いで足を進めた。朝希とルイは直ぐに回復が可能な様に碧人の後ろに続く。

「無理するんじゃないんだぜ、ミミック!」
 タクティの傍では春の愚者からの攻撃を必死で庇うミミック。降魔真拳を使う事で体力が少しずつ戻っているタクティだが、それもミミックが春の愚者の攻撃を庇ってくれているお陰で出来るのだから。
「貴方の相棒は大変みたいね?」
 春の愚者はくすりと微笑む。このままだとミミックが倒れてしまうのは明白だ。
「しっかりするんだぜ!」
 回復を施してやるが、タクティの回復力ではミミックへの回復は微々たるものだ。
「ふふっ、まずは相棒さんね?」
「可愛い顔して言う事は酷いんだぜ」
「そんな事を言っている余裕あるの?」
 ふわり。可愛い笑顔で春の愚者は花の風を舞い起こす。マーガレットが高く上がると花とは思えない重い弾丸となってタクティとミミックに降り注ぐ。それでもミミックはタクティを必死で庇った。

●タクティ救出作戦
「そこまでです!」
 無事、合流した救出隊。朝希はそう宣言するとすぐさまタクティへと緊急手術を施す。続いてルイがオーラを放ち受けていた異常なども回復させた。
『無事……とは言えないようだが間に合ったようだな。あなたは私が護る。まずは傷を癒せ』
「助かったんだぜ。……でも」
 タクティの隣には、彼を護り切る為に倒れたミミックがいた。こうして応援が来てくれるまでもったのは一重にミミックのお陰だ。……それがとても辛い。
『……あなただけは護る。約束する』
 憂女はタクティの気持ちを汲みながら、ミミックの意思を継ぐ事を決心した。
「? 一対一のつもりだったのに、応援来ちゃったのか。でもね、私、強いんだよ?」
 ケルベロス達の応援を見ても春の愚者はさして気にしていないようだ。確かに、彼女は一撃でタクティを半死に追いやった実力がある。
「まだタクティを倒し切って無いんだ。みんなの相手はちょっと待っててね?」
 ふわりと春の愚者は舞う。可愛い笑顔に可愛い花が舞いあがった。春を彩る様々な花。花は可憐に舞っている様に見えるが、それは弾丸の様にタクティに向かって降り注ぐ。それを憂女が必死で防いだ。
『くっ。……やはり重いな』
 強力な一撃が当たる。おまけに判断力までが狂って来た。
「フレア! 憂女さんの回復を頼みます!」
 回復メンバーがタクティにかかりきりの為、碧人の相棒のボクスドラゴンであるフレアに回復を頼む。そして自らは妖精王の語りを使ってマキナ達の命中率を上げていく。
「……ほら、こっちを見ろよ、デウスエクス?」
 零は豪焔 紅蓮 熔岩嵐を放ち、溶岩のような物質に依る竜巻を作り上げて春の愚者へと放った。続けてマキナは召喚:刺し貫く深紅の魔槍を用いて槍を噴出させて攻撃を加える。
 ソロは命中率を考慮しながら大鎌を振るうと、待っている花々が切れていった。
「んー、あくまで邪魔するんだね。何だか攻撃特化が多いみたいだけど……私もそれには備えているんだから♪」
 花が舞いあがる。可愛い春の花は美しく舞い、もっとも攻撃力の高いソロへと渦巻かせる。
「くっ……!」
 強力なダメージと共に彼女の力が明らかに下がる。くすくすと微笑む彼女はあくまで無邪気で……それが却って不気味だった。
「朝希! 悪いんだけど、タクティの回復任せるわ! みんなをフォローしなきゃ……間に合う? ううん、間に合わせるのよ!」
 タクティの回復だけでなく、前衛のメンバーまでいきなり厳しくなってきた。流石、彼の宿敵だけはある。
 ルイのゾディアックソードが輝き、ソロ達の異常を直しつつ、耐性も付与していく。
「タクティさん、今すぐ傷を治します!」
「ありがたいんだぜ。俺もシャウトでしっかり回復して、みんなへの恩義とミミックの想いを果たすんだぜ!」
 とにかくタクティの傷の回復だ。タクティの回復と仲間のフォロー。求められている事は多すぎる。
「フレア!」
 碧人もフレアと一緒にタクティへの回復を手伝う。いつ彼が狙われて集中攻撃を受けるか分からない。そして、その盾になっているのは憂女だけなのだ。
「ん~、どうしようかな? 痛い思いをするのも嫌だけど、タクティを放置したら私、何しに来たか分からないし」
 春の愚者はちょっと考える仕草をすると、再び可愛い花を舞いあがらせる。花々は再び重たき弾丸へと変化しタクティへと向かって降り注ぐ。
『……護るっ!』
 憂女がタクティを庇う。しかし、彼女はこれで攻撃を受けるのは二度目。回復も余り受けている訳ではない。守備力が高くても厳しくなっている。それでもシャウトで持ち直した。
「思い通りにはいかせない!」
 ソロはナイフを構えると切り開くように斬りつける。続いてマキナが春の愚者を捕縛した。
「よし、捕まえたよ。任せるね!」
「……ああ。……ほら、こっちを見ろよ、デウスエクス?」
 零は陰に潜ませたブラックスライムを刀に変形させ攻撃する。……だが、一瞬交わされそうになった。
(「……当たり難い? ……これは切り替えが必要だな」)
 今回の零は静かに見えているが、心は怒りに満ちている。難しいなら確実な物に切り替えていくだけだ。
「あははっ、まだまだ私は大丈夫だよ。んー、次の攻撃はどっちに当たるのかなー?」
 春の愚者の花が舞い踊る。可愛らしい笑顔と可愛らしい花が絶望を齎すという、皮肉。
 舞い上がる花がタクティをまた狙う。
『させない……!』
 傷ついて、回復もまともに通っていない憂女はそれでもタクティを護る。彼を助ける為に彼女はここに来たのだから。……だから。彼女の体はぐらりと傾いた。そのまま動かなくなる。
「……!!」
 タクティは憂女に駆け寄る。……意識を失っているだけのようだ。……だが、彼の目の前で倒れたのはミミックに続いて二人目で……。
「フレア、タクティさんを……!」
 最後の護りの要のフレアがタクティを庇うように動く。……しかし。
「もう、俺の前で好き勝手させないんだぜ!」
 飛びだしていたのはタクティだった。この際、当たろうが当たらまいが使うグラビティは一つしかない。相手の魂を喰らう降魔の一撃。その攻撃を受けつつ、春の愚者は微笑む。
「そう、そうやって昔戦ったの。覚えてる?」
 まるで余裕の彼女。
「タクティさん、無理をしないで下さい!」
「そうそう、思惑どおりになっちゃうんだから!」
 そんなタクティに、朝希とルイの回復支援が入る。
 一人仲間を失ってしまった。徹底的な攻撃が必要な相手なのだ。持てる力は全て注ぎ込む。
「これが今の私の全て……砕けろ、サンダークラッシュ!」
 ソロがダモクレスだった頃の戦闘術。それはまだ未完成のものではあるが、強力な破壊力を伴う。それが春の愚者に叩きつけられた。
「この槍の投擲からは逃れられない」
 続いて狙うはマキナ。赤く禍々しい槍が刺し貫く。続いて零が構えた。
「――この身を焦すは豪の焔――彼の身を貫くは紅蓮の刃――地球の核から溢れて轟け―― 逃げ場なき焔の地獄――燃やし尽くせ――ッ!」
 零の魔力を極限まで高め、溶岩とほぼ同じ物質を呼び出して攻撃を与えた。
 流石の春の愚者も連続攻撃には堪えたらしい。疲れた顔をしている。
「痛いなあ……。でも、こっちにだって手段があるもの」
 春の愚者の周りに花が沢山舞い上がる。そして、それに彼女は包まれていく。優しい光が溢れて……そこから笑顔の彼女が現れた。
「くすくす。どうしようかな。タクティと遊んでも良いし、他の人でも良いなあ。同士討ちとかも楽しそうだよね?」
 どうしようかなあ? そんな顔で彼女は微笑んだ。
 ケルベロス達は必死で彼女に応戦する。基本的に彼女の狙いはタクティなので、その回復に追われて、朝希、ルイ、碧人、場合によってはタクティも動けなくなる。
 その間にマキナ、ソロ、零が攻撃をしかけるのだが、回復されてしまったり、気まぐれな攻撃を受けてしまったりしてしまうのだ。
 春の愚者の攻撃は一撃一撃が重たい。一度受けてしまうと、どうしても回復に追われる形となり、戦いはどんどんと後退していく。春の愚者もそうだろうが、ケルベロス達も確実に追い込まれていった。
 タクティはこの春の愚者の記憶は無い。しかし、ミミックには心当たりがあるようだった。そして、彼の為にミミックも憂女も倒れ……今、全体が押されている。
 ……勝たなければいけない。負ける訳にはいかない。
「絶対に勝つ!!」
 タクティの様子が変化した。タクティのグラビティ・チェインが結晶化していく。そして結晶で構成された龍の姿となった。
「タクティさん!?」
 知り合いである彼の変貌に碧人は息をのむ。……これが暴走。
「オレの仲間達を傷つけるな! 今すぐ倒してやる!」
「!?」
 タクティの変貌に春の愚者も驚いたようだ。驚く傍からタクティに吹き飛ばされる。
「どんな姿になっても……私は負けないんだから!」
 春の愚者の花が舞うが……その花は一気に引き裂かれる。飛びかかったタクティのその力は春の愚者を遥かに上回るものだった。
「タクティ……!」
「……タクティさん!」
 誰もがその姿を心配し不安に襲われる。暴走は最後の手段。しかし、禁じ手でもあるからだ。
 春の愚者からは何度も何度も花が舞う。しかし、その花は全てタクティに切り裂かれていく。
「誰だか知らないが、絶対許さない!! 許さないからな!!」
「……あ……あ……あ……」
 初めて春の愚者の顔が蒼白になる。今まで感じた事が無かったのだろう、死の来訪。しかし、それは確実に迫っていて……。
「……これでトドメだ……!!」
 タクティの拳が春の愚者に思いっきりめり込む。
「きゃあああああああああああ!!」
 絶叫を上げた彼女は……綺麗な花となって散っていった。その骸さえ残さずにこの世から消滅したのだ。
 ……他ならぬタクティの手で。
 だが。
 本当に大変なのはここからなのだ。タクティはケルベロス達を一瞥する。そこには理性の欠片もない目をしていた。そして、彼はあっという間に姿を消してしまったのだった。

「……タクティさんが暴走してしまったのですか!?」
 朝希とルイの手当てを受けて意識を取り戻した憂女は、自分が倒れてからの事の顛末を聞く。時間が経つほど危機的状況に陥っていた事、皆を護る為にタクティが暴走して春の愚者を倒した事等を伝えた。
「今度は違う意味で彼を助けなくてはいけないね」
「ああ。助けて貰った身だ。今度こそタクティを助けなくてはいけない」
 マキナとソロが力強く言う。それに意思の強い目で零が頷いた。
「とにかくタクティを見つけないと! 次に助けてこそ救出なんだから!」
「はい。必ず助けましょう」
 ルイ、朝希も決意の意思を新たに頷く。
「……?」
「どうしましたか、碧人さん」
「……いえ、何かがあるような気が……いえ、気のせいでしょうか」
 そんな気がふと、した。
 
 誰もが誓う。
 暴走をしてしまったタクティを必ず救う。そう心に刻んで。

作者:白鳥美鳥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:タクティ・ハーロット(重喰尽晶龍・e06699) 
種類:
公開:2016年6月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 5
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