変態オークを逃がすな!

作者:雪見進


 何処だか分からない不気味な空間。そこで、ドラグナー・ギルポーク・ジューシィが虹色のモヒカンのオークに命令を出している。
「グスタフよ、慈愛龍の名において命じる。お前とお前の軍団をもって、人間どもに憎悪と拒絶とを与えるのだ」
「ひゃっはー。敵がいれば逃げるが、敵がいなければ、俺達は無敵で絶倫だぜー」
「……やはり、期待は薄いか。だが、無闇にケルベロスと戦おうとしないだけ、マシかもしれん」
「ひゃっはー。その通り、色気に迷わなければ、俺達は滅多に戦わないぜー」
「……」
 微妙な反応のギルポーク。ともかくグスタフは魔空回廊へ向かうのだった。


「俺たちゃ絶倫!」
「うっ!」
「うっ!」
「逃げ足速いぜ!」
「おう!!」
「おう!!」
「だから無敵だぜー!」
「そうだ!」
「そうだ!」
 怪しすぎるオークが大阪市内に現れました。
「ひっ!」
 そんなオークたちの目の前に偶然居合わせた女性、悲鳴を上げるも周囲には他に誰も居ない。
「いい感じな女がいるじゃねぇか!」
「捕らえろ!」
「襲え!」
 直情的に襲い掛かるオークたち。触手を乱れ動かし、不幸な女性に襲い掛かるのだった。


「竜十字島のドラゴン勢力が、新たな活動を始めたようです」
 説明をするのはチヒロ。なんだか表情が変なのは、オークについて色々調べたからだろうか。
 今回事件を起こすのは、ドラグナー・ギルポーク・ジューシィの配下のオークの群れ。そのオークの群れを率いるのは、グスタフというオークで、その配下は臆病だが非常に女好きという特徴を持っている。
「……オークでさらに『非常の女好き』って凄いですよね」
 『非常に』つ付くのだから、それは物凄い女好きって事だ。しかし、そんなオークはやっかいな性格でもある。
 非常に臆病である為、戦闘開始前に、ケルベロスを見つけると、そのまま逃げ去ってしまう可能性が非常に高い。
「なので、女性が襲われるまでは、周囲に隠れておびき寄せる必要があります」
 少し表情を曇らせるチヒロ。もし、代わりをやるという勇気ある女性がいるのならば、事前に女性に避難してもらって、同じ時間に一人で歩いてもらってオークを誘い出すという方法もある。それにしてもオークが襲い掛かるまで他のケルベロスたちは隠れて待つしかない。さらに戦闘開始後も、隙あらば逃げ出そうとするので、何とかして逃がさないようにしなければならない。
「そしてグスタフの配下のオークですが……」
 そして倒すべきオークの説明に移るチヒロ。
「数は5体、いずれも頭にモヒカンがありそれが虹色になっています」
 微妙にカラフルである。そして触手から粘液を放って攻撃してきたり、乱れ動かし攻撃してくる。ただ、総合戦闘力としては八人のケルベロスならば負ける可能性が非常に低い相手であり、懸念事項は逃げ出す事だけだとチヒロは説明する。
「ともかく、今回はオークを逃がさないことが重要となります。皆さんなんとかしてオークをやっつけて下さい」
 そう言って、後を託すのだった。


参加者
星喰・九尾(星海の放浪者・e00158)
天音・風花(空色雪月花・e00243)
村雨・ベル(エルフの錬金術師・e00811)
橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)
レイリス・スカーレット(外法派支援魔術師・e03163)
鷹司・灯乃(ウェアライダーのブレイズキャリバー・e13737)
磯野・小東子(球に願いを・e16878)

■リプレイ


「なんと言いますか……オークって女性の敵ですよね」
「そうだね、そんなオークの中でも女好きって、どれだけのモノなんだい?」
 村雨・ベル(エルフの錬金術師・e00811)と磯野・小東子(球に願いを・e16878) は今回現れるオークについて話をしていた。オークというと自分の命よりも女性を襲う事が重要……って雰囲気がある相手。しかし、過去にはドラグナーの指揮下で統率されていた例もある。それが普通だと考えるならば、このオークならば、そんな場合でも命令無視して女性に襲いかかるくらいなのだろうか。
「まあ、あたしにゃ、さほど関係ないんだろうけど……」
 そんな事を呟く小東子なのだが、その表情がすごく微妙。
(「……別にオークに迫られたいとか0.1ピコグラムも思わないけどさ! でも、女として魅力ナシとか言われたら、それはそれでなんか……あぁ!」)
 言葉に出せない想いを胸に一人、悶々とする小東子。その様子はどう見ても乙女。
 同族や種族の違いを気にしない人であれば、普通にトキメキそうな小東子の様子なのだった。

「オークってみんな変態さんなのかな?」
 そんな聞きながら天音・風花(空色雪月花・e00243)は単純な疑問を口にする。
「……まあ、わしが知っているオークは皆変態かのぅ?」
 そんな言葉に答える星喰・九尾(星海の放浪者・e00158)。その優美な仕草からの言葉は非常に説得力がある。
「うにゅ……」
 そんな九尾の答えに可愛らしい返事。そんな風花の服装は袖無しブラウスとミニスカート。
「こういうのもオークを釣るのに役に立つのかしらね」
 その隣の橘・芍薬(アイアンメイデン・e01125)はメイド服。実際、メイド服に誘惑されそうなオークは多いだろうが、本人は非常に嫌な雰囲気。しかし、それでも一般市民を守るため、備えるの芍薬だった。そんな芍薬の側で応援動画を画面に表情して励ますテレビウムの九十九。

「それにしても、逃げ足があって自分たちのことをよく理解しているオークみたいね」
 メドラウテ・マッカーサー(雷閃・e13102)は静かに呟く。『己を知り、敵を知れば、百戦危うからず』という言葉もある。自分の力量を理解している相手は厄介なものだ。そんなメドラウテの服装はコートを着ている。少し暑そうな服装でもあるが、この春先にコートというと何か想像を駆り立てられるオークが居そうだという判断だろうか。
「そうであっても、豚は出荷だ。例外など無い」
「殲滅してあげないといけないわね」
 レイリス・スカーレット(外法派支援魔術師・e03163)はメドラウテの意見に同意しながらもオークであれば倒すべきだと単純な意見。もちろん同意するメドラウテ。
「どこの下っ端やとしても、女の子に暴行するんは見逃せんわ」
 今回のオークはグスタフというオークの配下。そのグスタフがドラグナーの配下なのだから、鷹司・灯乃(ウェアライダーのブレイズキャリバー・e13737)の言う通り下っ端。
 だからこそ、女の子への暴行など許す訳にはいかない。

 そんな話をしている中で、テレビウムたちが何かお話でもしているかのように、画面を変化させている。さらに、くるっと凶器を振り回したり、画面を楽しげに変えたりと遊んでいる様子。それが何故か綺麗なダンスに。
「おお〜」
 思わずテレビウムたちに拍手をすると、綺麗にタイミングを合わせてお辞儀をするテレビウムたち。そんなテレビウムたちに励まされる小東子たちなのでした。
 ともかく、被害者の女性と交代して風花が囮役となって、作戦を開始するのだった。


「ヒャッハー!」
「うにゅ……帰りたいんだけど、そこ通って良いかな?」
 周囲を囲むオークに風花は怯えながらも、可愛らしい言葉。
「ふひひひ、ダメだぜぇ。だけど、お楽しみが終わったらなぁ……」
「い、いゃ……」
 怯えかすれた声がオークの加虐心をくすぐる。そんな風花の見事な時間稼ぎ。五体のオークの注目を完全に集めた結果、完全に周囲を囲むように仲間たちが陣形を組む。
「ぐへへへへー」
 しかし、囲まれた事にすら気付かないオーク。恐怖を煽るように触手を動かし、その先端から粘液を滴らせ、そしてゆっくりと風花のミニスカートへ。そしてゆっくりとスカートの裾を持ち上げようとした瞬間……。

 一斉にケルベロスたちが攻撃を仕掛けた!


「とっとと、ぶっ飛ばしましょう」
「逃がしませんわ」
 無慈悲にいい放つ芍薬とメドラウテ。多数のミサイルを連続して発射し、オークの群れに雨のごとく降り注ぐ。
「ぶちのめしたるわ」
 オークが風花に注目している間に放った紙兵に仲間を援護させながら、縛霊手を開く灯乃。その縛霊手から放つのは巨大光弾。その光弾がオークの群れで炸裂しオークの身体を痺れさせる。
「こんな所に居られるか、俺は逃げるぞ!」
 ケルベロスの出現に早速逃げようとするオークが現れる。そんなオークにベルが注意を引くように大きな声を上げる。
「へ、変態ー!?」
 内股でオドオドしながらのベル。その姿はオークの加虐性を刺激し、オークの中で陰湿な欲望を高め、触手の先端から怪しい粘液を滴り落とす。
「ひっ!」
 へっぴり腰のまま、何故か片手で裾を引き下ろしている。だから、かえって胸が強調され、よりオークの注目を集めている。その様子はオークの興味を引く必要性があるとはいえ、ちょっとやり過ぎな感じで、何かを隠している様子でもある。
 そんなベルに粘液を滴らせながら接近するオーク。最早逃げようとしていた事など忘れている様子だった……。

 ケルベロスが一斉攻撃を仕掛けても無視して風花を狙うオークもいた。
「ぐへへへ」
 オークの触手に捕らわれてしまった風花。その全身をぬるぬるの触手が身体を這い回り風花の身体を拘束する。
「くっ、殺せ」
 微妙に棒読みな風花の言葉。それもその筈。この言葉の意味をよく分かっていないのだ。
「ブヒヒヒィィ!」
 意味は分かっていなくても、効果覿面。オークは大喜びしながら触手を乱れ動かし粘液を溢れ滴らせる。
(「良く分からないけど、諦めるのは良くないよね」)
 その通り。同時に降り注ぐ薬液の雨で拘束が緩んだ隙に反撃する風花。
 オークの懐に入り込み、竹刀袋に入っていたマスケット銃をオークの腹部に当てる。
「ぶひ?」
 風花の流れるような動きに、一瞬反応が遅れるオーク。
「ブヒヒヒィィ!」
 次の瞬間、腹部にあてられたマスケット銃から銃撃でなく、鈍器の衝撃が発生しオークを貫いた。

 激しい戦いを繰り広げる中で、オークの一体が小東子に狙いを定めた。触手を大砲にように構えて先端から粘液を発射する。
「狙われたって、何一つ嬉しくないんだけど!」
 粘液を間一髪のタイミングでテレビウムのいくらが庇う。
「ちっ!」
 小東子に命中しなかった事に苛立つオーク。その真意は不明だが少なくとも全く攻撃の矛先が向かない男性の灯乃とは違う。
(「女扱いされているのかな……」)
 なのでオークから見ても小東子が女の子扱いなのは間違い無い。それに、一瞬安心してしまう。
(「い、いや、落ち着くんだよ、あたし!」)
 心の中で複雑すぎる葛藤を抱えるのだったが、それが乙女だという事だろう。まあ、オークからしたら、その『乙女』を粘液で『汚し』たいという変態極まりない事なのだが……。
 そんな複雑な想いの中、反撃を繰り出す小東子。ドラゴニアンの強靭な爪を超硬化して超高速で貫く。

「ひぃ!」
 ケルベロスの連続攻撃に、度々逃げる事を思い出すオーク。しかし、逃がさないと連携しながら興味を引く行動を行う。
「なんじゃ、もう少し頑張れば触れたかもしれんぞ?」
 九尾の強調された胸の谷間。それは男性ならば無意識に視線を吸い込むほど。それがオークなら尚更だし、このグスタフ配下のオークはそれ以上の女好き。
「ヒャッハー!」
 頭のモヒカンが伸びたような気がするほどのヒャッハー感で九尾へ襲いかかる。しかし、触手を乱れ動かす前に九尾の攻撃が早い。
 降魔の力を拳に込めて踏み込む。
「ひゃ?」
 しかし、踏み込みと同時にオークの視界から消滅、同時に背後に回り込み魂を削る拳を叩き込む。さらにそこへ攻撃を重ねるレイリス。
「異相次元限定解除、通常空間との限定接続を実行……タイプガントレット、全機スクランブル。空を制するのは、私だ」
 異相次元に格納している次元空母から多数の小型戦闘機型使い魔を召喚し全包囲攻撃を行う。
「うぎゃぁぁ!」
「ぐへへへ」
 激しい攻撃を受けても誘惑に負けるオーク。方向性だけ考えれば兵士としては優秀なのかもしれない……そんな気がしてくるのだった。


「俺は逃げるぞ!」
 逃亡を開始したオーク。その瞬間、とても可愛らしい声が棒読みで響く。
「きゃー、転んじゃったわー」
 それは芍薬がオークの興味を引くための演技。しかし、メイド服の効果もあって効果抜群。
「ヒャッハー!」
 転んでめくれたスカートへ顔でも突っ込むかのような低空突撃。
「かかったな、アホが!」
 しかし、転んだ演技なのですぐに立ち上がる。そこへカウンター気味に九十九がテレビフラッシュ。
「グハァ!」
 攻撃をモロに受け、そのまま転倒……して芍薬にぶつかる。
「貧乳キタァ!」
 そこで悲劇のお約束。オークの手が芍薬の胸に。そして最悪の歓声を上げるオーク。
「胸が小さいって言ったな!!」
 その言葉に怒りの声を上げる芍薬。
「冥土に送ってやるから覚悟しろ!」
 その言葉と同時に熱エネルギーを右手に集中させる。
「エネルギー充填率……100%」
 芍薬の手が赤く輝き、同時にオークの顔が恐怖に歪む。
「いくわよ、インシネレイト!」
 気合いの言葉と同時に赤く輝く掌から敵の内部へ熱を送り込む。
「逝ってらっしゃいませ、ご主人様」
 即座に距離を取る芍薬。直後、内部へ送り込まれた熱が爆発を引き起こしオークは爆散する。
「そして、二度とそのツラ見せんな!」
 芍薬の見送りと同時に汚い花火が上がるのだった。

「さて、邪魔なモノは切ってしまうかのう」
 静かに恐ろしい笑顔を浮かべながらオークに近寄り一枚の絵巻物を取り出す。
「血の盟約に従い、我が声に応えよ」
 詠唱と同時に、絵巻に描かれた百鬼夜行が如く無数にひしめく描かれた物、事象から必要なモノを召喚する。
「百鬼夜行絵巻物……大鋏『地獄片』」
 今回召喚したのは身の丈程の巨大で無骨な鋏。
「去勢も兼ねて……な」
 狐の笑みを浮かべ静かに大鋏を構える。
「ひぃぃぃ!」
 その鋏の意味を理解した瞬間、股間を押さえ硬直するオーク。しかし、その程度でどうにかなる筈は無い。
 次の瞬間には、オークは形容できぬ状態となり消滅した。

 一体が逃げ出そうとすると、他のオークも連鎖的に逃げ出そうとする。
「私のコートの中は気にならないのですか?」
 そんなオークに興味を引くように軽く太ももを見せ誘うメドラウテ。
「ブヒヒヒィィ!」
 そんな綺麗な太ももを見せられたオークは一瞬で頭に血が上りふらふらと近寄ってくる。
「あら、ご褒美をあげないといけないですね」
 そう言いながら、コートを少しはだける。
「ブヒヒヒィィ!!!」
 興奮でどうにかなりそうなオーク。そしてはだけたコートの間から出てくるのは巨大な斧、ルーンアックス。
「ぶひぃぃぃ!」
 しかし、それにすら気付いた様子はない。全ての意識はメドラウテのコートの中が見たいという事だけ。そのまま凝視するオークに嬉々としてルーンアックスを振り下ろすメドラウテだった。ちなみにメドラウテのコートの中はフィルムスーツで裸ではないのだった……が、そのフィルムスーツ姿だけでも冥土の土産には十分だっただろう。

 仲間がやられても、それに意識が行かないオークもいる。
「ぶひぃぃぃ!」
 レイリスを捉えたオークは不気味な笑みを浮かべながら触手を動かす。その身体にオークの触手がまとわりつき、露出したヘソや太ももに触手が這い回る。
「くっ!」
 身体を拘束され動きが取れないレイリス。さらに、縛られた腕から力が抜け、杖が落ちる。
「くっ……殺せ!」
 これ以上、酷い目に合うくらいならと叫ぶが、そんなレイリスの言葉に下劣な笑みを浮かべ涎を垂らす。しかし、その一瞬の興奮は次の瞬間には絶望へと変わる。
「ぶひぃぃぃ??」
 一瞬でオークの身体にケルベロスチェインが繋がれ拘束する。
「騙して悪いとも思わんが、これも仕事だ。潔く死ぬがよい
 そう、全てがレイリスの作戦だったのだ。捕まったのも加虐心を煽るような言葉を発したもの……まあ、ちょっとした生態調査も混じっていたようだが。
「ブブブヒヒヒヒィィィ!」
 次の瞬間、オークの身体はケルベロスチェインに締め付けられ動きを完全に停止させた。

「どこ見とんの? こっち見ぃ……お前の敵は俺や」
 逃げようとした最後の一体にいくつもの光の玉で注意を引く灯乃。さらに暗示をかけるような言葉を囁く。
「え……」
 状況を理解出来ないオークが暗示によって発生した怒りによって触手を乱れ動かす。
「突貫! 気合! 根性ー!!!」
 そこへ突撃を仕掛ける小東子。全力の体当たりでオークを大きく弾き飛ばす。
 そこへ待ち構えていた風花。マスケット銃を構えて振り被る。
「ブペラァァ!」
 そして達人の妙技で飛ばされてきたオークを殴打し、戦闘不能にするのだった……。

「最後に言い残す事ありますか?」
 最後に倒れたオークを抱き起こし聞くベル。それはあわよくば情報でも手に入れたかったのだろうか?
 しかし、オークの口からこぼれた言葉は大半の人には意味不明だった。
「もしかして……ハ、ハイテナ……」
 意味不明な言葉は最後まで続かなかった。しかし、ベルの耳だけは真っ赤になっているのだった。
 ともかく、ケルベロスの勝利だ。


 無事勝利したのに何故か落ち込んでいる小東子、それを必死に応援動画で励まそうとしているいくら。
「やれやれ……自ら禁句を口にする事になるとはな。妹には絶対に言うなよ」
 禁句というのは『くっ……殺せ!』という言葉。まあ、挑発の一環なのだから問題無いのだろう。
 だけど、なんだか勝利したのに変な雰囲気。
「帰りにお風呂に行きませんか?」
 そんあ雰囲気を吹き飛ばすように、お風呂行きを提案するベル。オークの攻撃を受けて汚れてしまった者も多い。しかし、そんな提案をしながらも何故かまだ裾を下に引っ張っているベル。ベルが温泉好きなのもあるが、その問題もお風呂に行けば解決する様子なのだ。
「そうだね、温泉だー♪」
 ちょうど近くに地下深くから湧き出した温泉に入れる24時間営業のスーパー銭湯がある。一仕事終えたケルベロスたちは汚れと汗を流すため、銭湯に向かうのだった。

作者:雪見進 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年4月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
 あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。