月に華、闇夜と童女

作者:真鴨子規

●夕霧さやか
「さて、次は……貴方に依頼しましょうか」
 喪服のような黒い衣に身を包んだ女が、闇の中から音もなく現れた1人の童女に対し、淀みなくそう告げた。
「貴方が狙うのは、ケルベロスに協力的な立場を取る資産家の金庫です。そこから私たちの活動資金を盗み出してください。そして、邪魔をしに現れるケルベロスとの戦闘。多様なケルベロスたちの戦闘能力を解析することも貴方の仕事です」
 嘲笑を浮かべる女の手から、はらり、と1枚の紙が落とされた。童女はそれを一瞥すると、現れたときと同じように無音で、闇の中へ溶けていった。
「さあ、ケルベロスはどう出てくるのかしら。私はどちらでも構わないけれど、ね」

●月華衆
 静寂が一帯を包み込む暗室に、童女は現れた。まるで最初からその場所にいたかのような自然さで、瞬時に姿を見せたのだった。
 現代の最先端の警備システム――国内外の優秀なエンジニアたちの作り上げた技術の結晶も、螺旋忍軍の前には錠前の外れた扉でしかない。10種類に及ぶセンサーも、新型の監視カメラも、一切の異常を検知することができない。
 童女は淡々と、袋の中に金品を放り込んでいく。
 何一つ障害なく、月華衆の仕事は完遂されたのだった。

●物真似忍者
「螺旋忍軍の一派が、強盗事件を起こそうとしているようだね」
 手にした資料に目を落としながら、宵闇・きぃ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0067)は語り始めた。
「敵の目的は、さる資産家の金庫に眠る金品だ。君たちは、金庫からまんまと抜け出してきた螺旋忍軍を迎え撃つことになる。それ以外の接触方法は、どうやら無謀のようだね」
 強盗そのものを防止することは不可能ということか。金庫内に潜むなども下策だろう。
「君たちの使命は、この螺旋忍軍を退け、盗品を取り戻すことだ。しかし、ふむ」
 少し考えるような仕草をしてから、きぃは資料に記載された内容を読み上げる。
「『自分が行動をする直前に使用されたケルベロスのグラビティの一つをコピーして使用する』と、『その戦闘で自分がまだ使用していないグラビティの使用を優先する』か。なるほど、例に漏れず、この螺旋忍軍――月華衆は特異な忍術を駆使するようだ」
 どう思う? ときぃはケルベロスたちに問い掛ける。その忍術を相手にどう戦うか、ということだろう。その答えを出すには、十二分な検討が必要になってくる。
「それから、この月華衆は、いざ敗色濃厚となった場合は逃走を優先するようだ。月華衆の隠密能力は特筆に値する。夜闇は敵の独壇場、取り囲んだりライトで照らしたり程度の工夫では、逃げに徹した月華衆を止めることはできないだろう。そうなった場合は、止めるのではなく追いつくことを考えるんだ。諸君ならば、妙案の1つや2つ浮かぶだろう?」
 そう言って、きぃは愉快げに微笑んだ。
「今件に限らず、月華衆の行動には謎が多い。その裏に何が隠れているのか、探ってみるのも一興じゃないかな。
 さて、それでは発とうか。この事件の命運は、君たちに握られた!」


参加者
シヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)
ロウガ・ジェラフィード(戦天使・e04854)
草間・影士(焔拳・e05971)
ランドルフ・シュマイザー(白銀のスマイルキーパー・e14490)
饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・e15276)
東雲・菜々乃(のんびり猫さん・e18447)
フェリシティ・エンデ(シュフティ・e20342)
弓曳・天鵞絨(イミテイションオートマタ・e20370)

■リプレイ

●夜の戦い
 幾たび星が巡ろうと、夜は平等にやってくる。
 空が漆黒に染まる中、螺旋忍軍――月華衆の童女は姿を現した。
 それは、その身自体が闇そのものであるかのように黒く、暗く、世界に沈みきった姿だった。意識して、そこにいると認識して探さなければ見逃してしまうほど、希薄な存在だった。
「ようお嬢ちゃん。今お帰りかい?」
 突然掛けられた声――ランドルフ・シュマイザー(白銀のスマイルキーパー・e14490)の強い一声に、童女は静かに身を屈めた。
「はいはーいコソ泥さん。大捕り物の時間だよー。牢屋は飛ばすけどもね!」
「太陽の騎士シヴィル・カジャス、ここに見参! いざ尋常に、勝負!」
 饗庭・樹斉(沈黙の黄雪晃・e15276)とシヴィル・カジャス(太陽の騎士・e00374)の言葉を、咀嚼し、理解し、童女は緩やかに、ケルベロスに囲まれた事態を悟ったのだった。
「盗品は、背負っている袋の中か。何に使うつもりだ? いや、ろくな使い道でないことだけは分かる。逃がすわけにはいかないな」
 草間・影士(焔拳・e05971)の問い掛けに、童女は答えない。ただゆっくりと腰に手を回し、長さにして1尺程度の忍者刀を引き抜いた。
「暗闇に紛れて忍びこむ……怪盗なんちゃらっぽくてちょっと格好いいのね。でもほら、これであなたも袋のネズミさんよ。観念しなさい」
 負けじと、フェリシティ・エンデ(シュフティ・e20342)が縛霊手を構える。既に両者とも臨戦態勢、いつ戦いが始まってもおかしくない。そんな状況下で、誰がその口火を切るかの睨み合いが続いていた。
「えい」
 何の脈絡もなく、弓曳・天鵞絨(イミテイションオートマタ・e20370)はカラーボールをぶん投げた。
 足元に着弾し、飛び散った染料のしぶきを、童女は最小の動作で難なく回避して見せた。
「いやがらせにもなりませんか。やはり、グラビティ以外の攻撃は有効ではないのでございますね。それで逃すぐらいならば、最初から出し惜しみなしで行くでございますよ」
 天鵞絨は手にしていたカラーボールを手放す。ガラガラと、ボールが転がっていく音だけが幾重にも響く。
「センサーにも感知されない敵、か。なるほど、ドワーフの『夜目』ならまだしも、暗視ゴーグルの出番はないか」
 ロウガ・ジェラフィード(戦天使・e04854)は言いながら、身に着けていたゴーグルを外した。デウスエクスとの戦いにおいては、下手なセンサーよりはまだ、ケルベロスの肉眼の方が頼りになるだろう。
「プリン、回復しっかり頑張ってくださいね。一緒にあの敵を倒しましょう」
 ふにゃあ、とウイングキャット『プリン』が鳴く。東雲・菜々乃(のんびり猫さん・e18447)も態勢盤石。場の緊張感は飽和状態にまで達し、局面は次の段階へ――
「さあ、行きますよ!」
 菜々乃の掛け声と共に、全員が一斉に行動を開始した。
 夜の帳が下りきった静寂の最中、月華衆の童女とケルベロスの戦いが、始まったのだった。

●コピー忍者
(「さて、月華衆のコピー忍術とやら、看破できるものかどうか」)
 目まぐるしく移行する戦局を見据え、影士は童女の動向に注目した。童女は刀を構えた体勢のまま、微動だにしない。
「さあ、真似できるものならやってみなよ!」
 これ見よがしに、樹斉が気力溜めの回復を披露する。菜々乃、天鵞絨、ランドルフ、ロウガもこれに続き、気力溜めをやってみせる。
「燃え上がれ、太陽の騎士団! 嵐のときも、日が沈む! 大地を埋め尽くす弱き命の盾となり。騎士たちよ! 向日葵の道を突き進め!」
 シヴィルのグラビティ『進め! 向日葵騎士団(サンフラワーナイツ)!』が発動する。高らかに歌い上げられる応援歌が、後列の仲間の士気を一段飛ばしに引き上げていく。
「きゅー!」
 フェリシティの相棒、ボクスドラゴン『そば粉』が、羽ばたきながら属性インストールを主人へと施す。菜々乃のプリンと、樹斉のボクスドラゴン『エン』も、それぞれの手段でバッドステータスの耐性を自軍へと与える。
「ありがとうそば粉っ。フェリスも行くよ!」
 フェリシティが攻性植物を駆り、月華衆の童女を一瞬にして捕縛し、締め上げる。
 全員が注目する中、コピー忍者月華衆の選択した技は――
「燃え上がれ、太陽の騎士団! 嵐のときも、日が沈む! 大地を埋め尽くす弱き命の盾となり。騎士たちよ! 向日葵の道を突き進め!」
 シヴィルの唄った歌を、蓄音機のようにそっくり再生し、それだけでなく効力もそのままに写し取り、自らの力へと変えたのだった。
「これは……予測は厳しいか」
 影士は小さく舌打ちを零した。
 半数以上のメンバーの意識にあったのは、童女に気力溜めをコピーさせること。そうすれば、『その戦闘で自分がまだ使用していないグラビティの使用を優先する』月華衆の忍術において、先に回復手段を一つ潰しておける利点はあった。
 しかし、ルールが厳密に定められているだけに、その攻略にもまた精微な連携が必要だった。ともすればその行動を完璧に御しきることさえできる敵の特性はしかし、そう簡単に破ることはできなかった。2ターン目、確実に気力溜めをコピーさせたかったならば、『全員が』気力溜めを見せる必要があったのだ。
「事前の取り決めが足りなかった、ということでございましょうか」
 個人的な思惑もあり、月華衆の童女を注視していた天鵞絨は、悔しげに口元を歪めた。だがすぐに気を引き締める。敵の忍術を利用できないとしても、戦いがそれで敗北に終わるわけではない。まだ戦闘は始まったばかりなのだ。
 全員がその意識を共有し、戦場に一筋の閃きが走る。
 戦いはこれからだ。敵を倒し、盗まれた物を取り戻すため、ケルベロスたちは戦いを再開させたのだった。

●辛酸
「過去を抉り斬り裂く闇の剣技――!」
 ロウガの絶空斬が敵を切り裂く。短刀で防がれた一撃はそれでもダメージを通し、小さな童女の肉体へ衝撃を伝える。
「危ない芽は早めに潰さないと、ね!」
 樹斉の二振りのゾディアックソードが奔り、月華衆の背後を襲う。これも短刀で防がれるも、余波が童女の身体を吹き飛ばす。
 勢い余って2メートルほど後退した童女は反転し、先程ロウガが使用した絶空斬を奪い、勢いそのままに影士を襲撃した。
「おっと、やらせないよ!」
 フェリシティが防御に入る。攻撃を受け止め、弾き返してから、攻撃の隙を狙った気咬弾で追撃する。
 だがそれすらも、堅実な童女のガードによって威力を半減されてしまう。
「この手で……私の未来を切り開くのです!」
 菜々乃の『七つ星』――猫の肉球のような弾が撃ち出される。さらにそれを隠れ蓑にして近づいたプリンの猫ひっかきが童女の胴を掻き毟る。
「アレを使う前に――片をつけてやるんだ!」
 ランドルフがスターゲイザーで一気に接近すると、月華衆へと突撃する。
 童女は激しい衝撃を全身で受け流し、両手両足を地面に噛ませて体勢を整える。
「決めきれない……?」
 日本刀『向日葵』を降りしきったシヴィルが、それをも防いだ童女を前にして思わず呟いた。
 猛攻と言って差し支えないケルベロスたちの連続攻撃にも関わらず、決定打が出ない――
「追撃でございます! どうぞお受けくださいな!」
 さりとて怯んでいる暇はない。天鵞絨のホーミングアローが童女の――盗品を入れた袋を身体に括り付けた箇所を狙い撃って放たれる。しかしこれは敵の予測の範囲内だったのか、くるりと宙返りをして回避される。
「気を研ぎ澄ませ。さもなくばその魂、刈り取ってやる」
 影士の音速を超える拳が、着地した童女の懐に入った――かに見えた。しかし実際は、童女の腕に装備された籠手によって阻まれ、威力を減衰させられている。
 その童女の拳が、細腕でありながら影士のそれと遜色ないハウリングフィストとして繰り出され、影士の顎を強かに打った。衝撃音が響き、影士が弾き飛ばされる。
「影士殿、大丈夫か!」
 シヴィルが気力溜めで影士を回復する。更に、エンの属性インストールも加わり、影士はなんとか意識を繋げた。
「思ったよりもしぶといな、螺旋忍軍」
 ランドルフが溜息交じりに言った。攻めきれない敵を前に、全員が同じ気持ちだった。
 戦いは思わぬ苦戦を強いられていた。敵が守りを固めるディフェンダーであるから……というだけではない。これは本当に、幾つかある原因の1つに過ぎなかったが――味方全体の、攻撃の意識が弱いのだ。童女の逃走を警戒するあまり、攻め手に力が入りきらないのだ。
 確かにヘリオライダーは、童女の逃走には注意するようにという旨の言葉を残してはいたが、それは童女が『敗色濃厚となった場合は』とも言っていたはずだ。
 まず先に、敵を敗北寸前まで追い詰める必要があった。その上で、逃げる敵を追い掛ける作戦が必要だった。
 敵は、見た目は童女と言えど螺旋忍軍――デウスエクス・スパイラスだ。8人全員が全力を賭して戦わずして、楽に勝てる相手などではないのだ。その意識が、全員に行き届いていなかったことは否定できない。
「でも、確実に追い詰めてはいるはず――そば粉!」
「きゅー!」
 フェリシティが意気を上げる。そば粉と共に駆け抜け、螺旋忍軍に肉薄する。
「いっけー!」
 そば粉のブレスを目くらましにして、攻性植物が絡み付く。
 フェリシティの突進の勢いを上乗せして、石壁へと叩き付ける。
 地響きが鳴り、視界が揺れる。
「言ったでございましょう――出し惜しみはしないと!」
 天鵞絨の矢が、防御の取れない螺旋忍軍の上体に命中する。
 螺旋忍軍は小さく呻きながら、植物の束縛から脱した。
「まだまだ! 咎は何処に在りしや? ケルベロスの炎が引き摺り出してあげるよ!」
 螺旋忍軍の背中から、痛苦の声とともに炎の翼が吹き上がる。樹斉の『浄罪の炎(ブラインドフレア)』による攻撃だった。
「月下美人の月華衆と、向日葵をシンボルとする太陽の騎士団――その数奇な因縁を、この一撃で清算しよう!」
 シヴィルの居合が一閃を残して煌めく。辛うじて防いだ忍者刀が両断され、砕かれた破片が飛び散った。
「これで、器用な防御もできないな! 後は――」
「最高の一撃を、たたきこむのです!」
 影士の『一閃空刀』、菜々乃のスターゲイザーが敵を挟撃した。
 螺旋忍軍はそれを回避しきることができず、衝撃によって吹き飛ばされ、端の民家に強く打ち付けられ、小さなクレーターを作った。
「どうだ! これがケルベロスの本領だ!」
 ランドルフが吠える。その言葉を飾るように、ケルベロスたちは螺旋忍軍を包囲した。
 螺旋忍軍は――ふらつきながらも両の脚で大地に立った。
「――えっ!?」
 驚きの声は、誰のものであったか。
 螺旋忍軍の小柄な肢体が薄まったように見えた。いや、現実に、螺旋忍軍の身体が闇に溶け始めていたのだ。その変化には前触れもなければ音もなく、その姿が完全に消えてなくなるまで、本当に一瞬の出来事だった。
「逃がさない……どころの話じゃないな。止めるより追いつけと言われるわけだ」
 影士が頭に手をやりながら言った。可能ならば逃がすまいと、敵の挙動に細心の注意を払っていたが、これではどんな手段を用いたとしても止められはしなかっただろう。
「だが――ランドルフ殿!」
 シヴィルの掛け声と共に、全員の視線がランドルフへと注がれる。
「とうの昔に手配済みさ。さてと、追いかけっこを始めるとするか!」

●月華衆
 童女は駆ける。闇の中を1人、孤独の中を独り、走る。
 表情は窺えない。仮面によって――否、あり得ない話だが例え仮面が剥がれようとも、童女の顔に表情と呼べるものはなかっただろう。
 活動資金を得るために盗みを働け。戦闘データを得るために戦って死ね。童女の仲間たちは幾人もがそうやって送り出されたし、童女自身もそうだった。
 そんな月華衆の一員である彼女が、戦いから逃げたのは何故か。
 命が惜しかったから――という理由では、決してない。
 金品を送り届けろという命令だから、だが――それだけでもない。
 生き延びれば、また戦えるから。
 また戦うことができれば、死んで終わるよりも更なる戦闘データを得られるから。
 それだけ。それだけのこと。
 死ぬことすら任務である彼女にとっては、任務を果たすことこそが命よりも重かった。
 それは彼女だけ特別なのではなく、月華衆である全ての者がそうだった。
 そうした宿命を帯びて生まれ、育ったことに、後悔も満足もない。
 そうして生きて死ぬことに、疑問を挟む余地などひと欠片もない。
 それが生まれた意味だから。

 それが彼女たちにとって『生きると言うことだから』。

 ――童女は1人、走る。独り、走る。
 ただ、月下美人の咲く壊れた刀の柄だけを、大事そうに抱えて。
 都合幾つめかの曲がり角を経て、高い屋根を飛び越して、燦然と輝く月の下、月華衆の童女は空を跳び――

 ランドルフが、銃口を向ける。
「これが俺の、俺だけの『牙』だッ! 真似できるモンならやってみやがれッ!」
 皮肉にも、螺旋を描く2発の弾丸が童女を狙い撃った。
「生命無くして刻は無く」
 童女は籠手で防御を計った。
「刻を無くして生命無く」
 粉々に散る両腕の籠手。
「近くば寄って眼にも見よ!」
 零れ落ちる壊れた刀。
「猛き生命の一撃を!」
 童女は手を伸ばして、その柄を掴み取ろうと――
「受けてみよ! 神をも滅する生命の刃!」
 交差するように跳躍したロウガの放つ『闘魂命凰剣』が、童女の身体を貫いた。
「不用意に何かを盗む者はもっと大事な物を無くす。――それは、命だ」
 すれ違い様に囁いたロウガの言葉を受けて、童女は何を思っただろうか。
 それは誰にも……いや、きっと――
「同情はしない、だがこれだけは言ってやる。……あばよ」
 消えゆく螺旋の面を背に、ランドルフの声だけが、静かな月夜を渡ったのだった。

作者:真鴨子規 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年4月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 7/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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