死の灯に惹かれるは戦乙女

作者:屍衰

●現世に灯る死の焔
「この辺りかな? うんうん、此処だ此所」
 にんまりと人の悪い笑顔を浮かべた死神が意を得たりと頷く。蛾のような羽と共に、両手をバッと広げる。
「さぁさぁ、我ら『マサクゥルサーカス団』の新入りを迎えようではないか」
 くるりと振り返り、後ろに控えていた怪魚たちに指示するとそのまま立ち去っていく。
 残された怪魚型の死神たちがくるくると回遊する。ポッポッと青白い光が灯り、魔方陣のような軌跡を描く。何時しか収束し、その場には幽鬼の如く佇むヴァルキュリア。
『ア、ァア、アァアアアアア!!』
 そして、悲鳴のような金切りの産声を上げた。
 
●知りて炎を消せ
 ヴァルトルーデ・シュタール(ヴァルキュリアのヘリオライダー・en0172)はヘリオンの操縦席で手を伸ばした。風防越しで映る月に手が届きそうで、でも届かない。
 ふと、複数の足音が近づいていることに気付くと、ふわりとヘリオンから飛び降りる。
「集まってくれたか。感謝する、勇者たちよ」
 集まったケルベロスたちに感謝の言葉を述べると、手元のバインダーへ目をやり、今回の依頼についての説明を始めた。
 蛾のような姿をした死神が動きを見せており、第二次侵略期以前に死亡したデウスエクスのサルベージ作戦を指揮しているらしい。配下の深海魚型死神を放ってサルベージさせ、変異強化したデウスエクスを自勢力に取り込む腹積もりである。
 当然、これを見逃すなどということは有り得ない。故に、出現地点へと向かい敵を撃破する。
「周囲はグラウンドのような場所だな。これと言って周囲に気を配る必要はないだろう」
 戦闘前に一般人の介入を危惧することもなく、戦闘時に周囲への被害を省みる必要もない。少し程度は荒らしてしまっても、ケルベロスたちにはヒールがあるのだから問題ない。
 すでに蛾のような羽を持った死神はその場におらず、他の敵が相手となる。そして詳細に移ろうとした段階になって、ヴァルトルーデは少し言い淀んだが、臆せずに続ける。
「敵は深海魚型の下級死神が三体、それとサルベージされて知性を失った――ヴァルキュリアだ」
 武器は槍、ゲシュタルトグレイブ。失った知性を補って余りある敏捷性と命中能力を備えた敵。
 かつての同胞。そんな彼女を完全に殺して、偽りの生から解放する。
「どうか頼む。彼女を葬ってやってくれ。二度と目覚めることのないように」
 もしかしたら、あの戦乙女は違う未来の自分だったのかもしれない、と。そんな想像をしたヴァルトルーデは、ケルベロスたちに理性なき彼女への安寧を求めた。


参加者
四之宮・柚木(無知故の幸福・e00389)
如月・シノブ(蒼の稲妻・e02809)
ラームス・アトリウム(ドルイドの薬剤師・e06249)
アイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)
月神・鎌夜(悦楽と享楽に殉ずる者・e11464)
櫛風・巡(冥河の渡し守・e25001)
ゲリン・ユルドゥス(橙色星の天人・e25246)

■リプレイ

●陰る月
 月が、遠い。如月・シノブ(蒼の稲妻・e02809)はヘリオンから落ちながら月に向かって手を伸ばす。
 ヘリオライダーとなった彼女に会った日もこんな夜だったろうか。初の邂逅は互いに切り結ぶこともなく、最良とも言える形だったと思っている。敵対関係であったところからスタートだったことを鑑みると、相当に良かっただろう。だから手を伸ばした。
 そうして伸ばした手は掴めたけど。それでも掬えずにこぼれ落ちた欠片があったから。懺悔したくとも、ともすればすべてが言い訳になりそうで、結局何も口にできなかった。
 地に降りたケルベロスたちを迎えるのは、死神と死した戦乙女。青白い肌に、ドロリと濁った瞳をケルベロスたちへ向ける。
 その瞳の色に四之宮・柚木(無知故の幸福・e00389)は顔を顰めた。死者の魂を導くヴァルキュリアだったが、彼女を導いてくれる者はいなかったのだろう。
(「いや、いたのか。死神だったが」)
 その続く道の先が救いではないとしても、彼女は死神に導かれた。迷える魂を拾い上げられて、現世に舞い戻ってきた。それが本意でないとは思いたい。だから、自分たちが導いてあげるのだ。在るべき死の形へと。
(「無理矢理、起こすなんてのは感心しないな……」)
 ラームス・アトリウム(ドルイドの薬剤師・e06249)はそう思う。死神に叩き起こされて不機嫌であるかのように、ヴァルキュリアは苦悶の表情を浮かべて揺れている。
 永遠の眠りから醒めて起き続けるのはきっと苦しいことだから。ゲリン・ユルドゥス(橙色星の天人・e25246)は悲しい瞳で黄泉返ったヴァルキュリアを見つめる。見れば見るほどに、胸が痛くなる。宝玉となり眠っていた時から以前の記憶はない。それでも何かが訴えかけてくる。それはヴァルキュリアとしての本能なのか、それとも別の何かなのか。それは分からないけれども、彼女を眠らせてあげなければと思う。同胞だった誼として。
 そう、嘗ての同胞と言えども、屠らねばならない。その事実に対して、櫛風・巡(冥河の渡し守・e25001)は痛痒も感じないが、不快感は憶える。死神たちは誰彼構わずに蘇らせているようにも見える。そこに美学もなければ誇りも矜持もない。ただ力を欲しての行動としか見えない。その姿勢にわずかな嫌悪を感じるのだ。
 そんな死神たちの悪意。否、死を弄ぶとしか思えない行為に、月神・鎌夜(悦楽と享楽に殉ずる者・e11464)は怒気を発する。死とは万物に平等なのだ。何人たりともそれを覆すなどあってはならない。そんなものの存在を認めることは自分自身を殺すことに等しい。
 故にその対象を殲滅して来いと言われたとあったら、嬉々としてそうする。
「死体になってるとは言え、元同族に対して躊躇いなく殺してこいってか? ハッ、アイツも大概――いじらしいな?」
 口の端を歪める。
 彼女は言った。殺して解放してくれと。
 ならば殺す。一片の憐憫も見せずに殺し尽くす。
 例え、今はその同胞が仲間になったとしても。視線の先にいるヴァルキュリアを捉えて、ローザマリア・クライツァール(双裁劍姫・e02948)の口元に暗い笑みが浮かぶ。
 過ぎ去りし日から続く妄執。幸福を奪った存在への怨恨。恨み辛みを発散する仇敵。
「ヴァルキュリアとまた敵対関係になるなんて、ね」
 だが、言葉を発した時には、すでにその表情は消えていた。誰にも見られることなく。いつものように、一線を超える前に思考を切り替える。
 冷静に敵を滅ぼすだけだ。
「そうね、貴女も大人しく倒されて貰うわよ」
 アイオーニオン・クリュスタッロス(凍傷ソーダライト・e10107)が冷めた瞳で戦乙女を捉える。
 月の光が雲で陰った瞬間、命の奪い合いは始まった。

●一気呵成
 死した戦乙女が槍を掲げて飛び込んでくる。黒く染まった羽から粒子を撒き散らし、柚木に目掛けて一直線で迫る。風を切って迫る穂先を何とか回避しつつ弓の距離まで離れようとするが早い。無理な動きに伴って少し態勢を崩した隙に、雷光と見紛わんばかりの速度でグラビティを乗せた槍が突き込まれる。
 ギャリン、と金属のぶつかる音と共に、アイオーニオンの手によって狙いが反れた。だが、完全に避けられた訳でもなく、槍は右肩を貫いている。奔る灼熱にわずかながら顔を歪ませて、それでも左腕だけで鎌を振るう。素早くヴァルキュリアは槍を引き戻し飛び退ると、鎌の圏内から逃れた。
 その間にラームスが薬瓶から薬草を取り出してアイオーニオンの刺傷へ貼り付け、その魔力を起点に魔の施術で治癒する。同時に、柚木とゲリンは味方の強化を図る。印を刻むように柚木が舞うと、前衛陣に力が漲ってくる。さらにゲリンの放った魔力で雷の壁が構築される。それらの加護を以て、シノブと鎌夜は死神目掛けて吶喊する。
 狙いは同じ敵だ。火線を集中させて一気に落としに行く。
「オラァ、死に曝せぇ!」
 鎌夜の拳が死神を叩く。併せてシノブの斧が同じ死神の横っ腹に鋭く突き立てられた。
 吹き飛ばされて地面に叩きつけられて少しだけビチビチと跳ねるが、すぐに死神は態勢を立て直すべく空を回遊する。その隙を逃すまいとローザマリアが石化の魔術光線を放ち、巡が凍てつく手刀を振るう。だが、その軌跡にそれぞれ他の死神が割って入る。庇った直後に、それらの個体もすぐに回遊して傷を癒す。
「生意気よ。焼き魚になりなさい」
 アイオーニオンの掌から竜の幻影が飛び出す。鎌夜とシノブが攻撃した個体目掛けて放つが、別の死神が庇う。なかなかに厄介な相手だ。
 炎に包まれても回遊してただただ耐えている。本来なら死神側がジリ貧になるだけだろう。だが、敵には凄まじい速度で迫りくる戦乙女がいる。
 少しだけ距離を取ったヴァルキュリアは、槍を振りかぶると虚空に目掛けて投擲する。槍が前衛目掛けて雨霰と降り注ぐ。避けようとするも狙いはかなり正確で、致命傷を避ける程度がやっとだ。散開して槍霰の領域から脱すると、混乱しそうな気持を振り払うようにゲリンはすぐさま治癒の雨を降らせる。シノブが思わず振るっていた武器でアイオーニオンを傷つけそうになっていたが、平静を取り戻して死神へと向き直る。再び、死神へと火線を集中させようとするが、そこへヴァルキュリアが突っ込んでくる。
「来てるわよ!」
 まったくの無警戒だったヴァルキュリアへと、ローザマリアが相対する。死神へと狙いを付け止まっていた巡を見て遮二無二突っ込んできたためだろうか、その槍は牽制代わりのようであって重い一撃ではない。放たれる連続の突きをローザマリアが手にした刀で弾く。これ以上は無理かと判断し、斧を振りかぶるシノブへ迫ろうと神速で飛び上がるヴァルキュリアだったが、急に距離を取って槍を振り回す。
「知性を失ってなおこの動き……本能か? 恐ろしいな」
 柚木が隙を見て放った幾本もの矢がヴァルキュリアの動きを阻止した。
 もし二人がヴァルキュリアに注意を払っていなかったら不味かっただろう。狙いを死神に絞り過ぎていたため、敵のヴァルキュリアがあまりにもフリーになり過ぎていた。縦横無尽に駆け回って自由気儘に槍を振るわれていればそれがケルベロスたちにとっての隙となり、いずれ致命的な何かを呼んでいたかもしれないが、ローザマリアと柚木が阻止した。もちろん動きに気づいた以上みすみすと見逃すケルベロスたちではない。適度に注意を払いながらも、死神たちを駆逐していく。
 シノブの両斧が袈裟懸けに一体の死神を両断する。アイオーニオンの放った攻性植物で身動きを取れなくなったそこへ柚木が光の刀で切り捨てた。わずかに動いていたが、すぐに巡の放った竜炎で焼き払われる。
 最後の一体も鎌夜の振るう大鎌に命を吸われ、結局のところヴァルキュリアをサルベージしただけに終わり、死神たちは絶命した。

●塵は塵へ
 残るはヴァルキュリアだけ。しかし、ケルベロスたちに油断は微塵もない。先程の死神たち――所詮は下級に過ぎない相手に比べれば、数段上の次元にいる敵だ。
「ま、でも、勝機が無いほど絶望ではないわ」
 アイオーニオンが観察するようにヴァルキュリアを眺める。大してこちらにダメージを与える間もなく死神たちは殲滅された。普通なら逃げることも考えられようが、敵は関係ないとばかりに突進してきた。
 確かにその動きは凄まじく速い。だけど、それは悲しいことだと、狙われた鎌夜の間に立ったゲリンは思う。本来の姿より強化されているとしか思えないほどの動きだが、だからこそ敵はサルベージされてしまった存在だということを如実に表している。貫く槍の痛みに耐えて自身を癒すと、ラームスもすぐにゲリンへと手術を施す。完治にはまだ幾許かを要するが、致命からは遠退いた。
 果敢に攻めるが一進一退。敵の回避能力は高い。力任せに動き回って捉えさせない。シノブと鎌夜の重い一撃を的確に回避して、ローザマリアと巡の鋭い一撃は冷静に最小限度の被害に留める。雨霰と降り注ぐグラビティの中にあって健在だった。逆撃で振るわれる槍は重い。庇うアイオーニオンとゲリンが少しずつ消耗していき、ひたすらラームスが回復に努める。
 それでも、柚木は冷静に弓を引く。そして込められた念がついにヴァルキュリアを捉え、その動きを鈍らせた。
 目に見えて遅くなったヴァルキュリアの動きに、ここが攻め所とばかりにケルベロスたちは猛攻を仕掛ける。
 シノブの斧が振るわれ、槍で弾いた隙を狙ってアイオーニオンの放った竜影が焼き尽くさんと迫るも避ける。
「灰も残すかよォ!」
 さすがに出来た致命的な隙に、鎌夜が獄炎で燃え盛る鉄塊を叩きつけた。避けきれず地面が陥没するほどの衝撃を受けてヴァルキュリアの体が沈み込む。だがまだ果てる様子はなく、躊躇なく巡は魔力を打ち込む。
 揺れる体が沈もうとするが、まだだった。地を蹴り槍で周囲を薙ぎ払うと迫りくるグラビティの中を突き進む。ただただ敵を排除しようとする獣と化して。
 狙いはシノブだった。アイオーニオンが割って入ろうとするが、シノブは敵の攻撃を甘んじて受け入れる。
 腹部を槍が思いっきり貫いた。激痛に視界が明滅する。血が喉元を逆流して地を染める。辛うじて意識は残っているが、もう戦うことはできないだろうほどの傷。
 思ってた以上に槍が深く刺さってしまったからだろうか、ヴァルキュリアはどこか慌てたように引き抜く。
 それは当然、身の危険を感じていたからだ。
「――疾ッ」
 納めていたローザマリアの刀が牙を剥いてヴァルキュリアへと迫る。危険だと本能で判断したか飛び退るが、まだそこは間合いだった。刀は届かなかったはずにも関わらず、バッサリと腹部に刀傷が奔る。後ろへ飛んだ勢いと斬撃の勢いに揉まれてヴァルキュリアは吹き飛び、空中で羽を広げて態勢を立て直そうとするが、半分ほど上下で両断されかかった体ではもう立てそうになかった。
 足掻きとばかりに槍を投擲するが、その間にアイオーニオンが立ち塞がって害意を防ぐ。
「もう、終わりよ。諦めて眠りなさい」
 弾かれた槍はクルクルと空を舞い、地面に突き刺さる。アイオーニオンは悟る。それが最後の力だろうと。
 投げた手は力なく落ちるが、槍を拾おうとヴァルキュリアは這ってでも進もうとする。その、生にしがみ付こうとする執念にアイオーニオンの口からため息が漏れた。
 そして、ローザマリアもまたため息を一つ。
「違う――アタシの探していたヴァルキュリアじゃない」
 しっかりと顔を見たローザマリアが落胆にも似た声色でこぼす。生前とは似ても似つかないだろうが、愛する人を奪った怨敵を見間違えるはずもない。もし仇だったのならば、少しは死神に感謝できたかもしれない。だが、人違いだった。
 高揚も落胆も。そのどちらにあっても振り切れることなく一息ついた瞬間には割り切った。仇でなくとも殺すだけだ。
 ツカツカと歩み寄り、問答無用でその胸に刀を突き立てた。

●魂の行方
 倒れ込んだ姿勢からシノブは月に向かって手を伸ばす。この傷が果たせなかった約束の報いだったというのならば甘んじて受けようとも思うが、そんな想いなど所詮は自己満足に過ぎないかと自嘲の笑みが零れる。
「おい、シノブ。アレは何のつもりだ? それと――何をそんな腑抜けた面してる?」
 覗き込んでくる鎌夜にそんなにかと問い掛けるが、問いに問いで返された本人はガシガシと頭を掻くだけだった。
「ったく、どいつもこいつもよ?」
 悩み過ぎだと思う。周りを見ていると、色々あってもそれらを瑣事として切って捨てている自分が異常に思えてくるから困り物だ。
「何があったかは、よく知らないが……その、何だ。傷は治しておこう」
 ラームスが先ほどまで使っていた瓶を開けて、中から薬草を取り出す。シノブの傷に当てて治癒の魔術を掛けると深い傷も塞がっていく。
 ついでに周囲もヒールしておかなければと見回せば、やはり修復しないとグラウンドとしての機能は果たせない程度にはボロボロになっていた。ふと地面に突き立った槍と傍らに倒れている戦乙女の姿が目に入る。そっと瞑目し、祈りを捧げる。二度と目を醒ますことなく、あわよくば魂だけでもかつての仲間たちと共にあることを願って。
 柚木がヴァルキュリアの遺骸へと近づく。少しずつ光の粒子と化していき数分もしない内に消えそうだった。今の内なら同胞にも弔って貰えるだろうか。そんなことを思って巡とゲリンを見ると、彼らも想うところがあったのだろうか、柚木の横に近寄ってきた。
 柚木の視線に頷いて、ゲリンの歌声が響く。安らかに眠れるようにと、慈愛の子守歌が響く。きっと忘れないから、と。手を合わせて祈るように歌う。
 もう、名も知らぬヴァルキュリアの体は半分も残っていない。その姿を巡はジッと眺める。彼女は死の先を見てきたはずだ。どんな世界が見えたのか、それが識りたい。聞いてみたかったとは思うが――。
(「嗚呼、いつかは見れるはずさ」)
 定命に至った以上は、いずれ死に至る。それが戦いの最中なのか寿命の果てなのか。分からないけれども死は必ず訪れる。蘇った彼女にも訪れたのだから。

 ――雲に隠れていた月が再び覗いたとき、戦乙女は完全に光の彼方へ消え去っていた。
 
 

作者:屍衰 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年3月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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